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ブリックスアンドモルタル産駒の特徴や評判は?成績と買い方|芝の道悪・距離適性・母父相性をデータで解説

結論:ブリックスアンドモルタル産駒は「芝の稍重・重」で狙う
米芝GI5勝の名馬で、産駒も芝のマイル〜中距離が主戦場です。最大の武器は渋った芝で、稍重で単勝回収率157%・重で123%、中距離ならさらに跳ね上がります。
軸として堅いのは前走で先行できた芝馬母父ディープインパクト。逆にダートの牝馬と芝の距離延長は割り引きます。

ブリックスアンドモルタル産駒の成績と全体像

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/JRA平地
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
153-173-160-1547/2033 7.5% 16.0% 23.9% 68% 72%

初年度産駒が2023年にデビューしたばかりで、まだ2〜3世代のデータです。アンモシエラ(JBCレディスクラシック)を筆頭に重賞級が出はじめ、サイアーランキングも急上昇しています。

初年度から重賞級が続々と出たことで市場の評価が先行しやすく、全体では妙味が薄めです。だからこそ、走る条件を絞って狙うのが有効になります。

本記事の回収率の考え方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。そこで本記事では、その条件で最も高い配当を1走ぶん除いても、なお100%を超えた条件だけを「買い」としました。1本の大穴に支えられただけの条件は採用していません。

ブリックスアンドモルタル産駒の芝・ダート適性|芝のマイル〜中距離が主戦場

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝ダ別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
113-124-109-1031/1377 8.2% 25.1% 68% 75%
ダート 40-49-51-516/656 6.1% 21.3% 70% 64%

父ブリックスアンドモルタルは芝一筋で米年度代表馬になった馬で、産駒も芝向きです。ダートも一定はこなしますが、軸にするなら芝です。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1200m以下 10-9-7-97/123 8.1% 21.1% 51% 77%
芝1400-1600m 39-43-30-328/440 8.9% 25.5% 54% 68%
芝1600-1800m 50-66-46-432/594 8.4% 27.3% 57% 75%
芝1800-2000m 50-62-57-455/624 8.0% 27.1% 88% 83%
芝2000-2200m 30-31-41-299/401 7.5% 25.4% 105% 81%
芝2200m以上 14-10-15-151/190 7.4% 20.5% 45% 67%

距離は幅広くこなしますが、複勝率が高いのは芝1600〜2200mの中距離です。とくに芝2000m前後は単勝回収率も100%前後と、配当面でも報われます。切れ味を活かす舞台がマイル〜中距離で、2200mを超える長距離になると一枚落ちます。

ブリックスアンドモルタル産駒のコース適性|東京芝など広いコースで好走

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/主な芝コース
コース 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
新潟芝 14-11-8-99/132 10.6% 25.0% 46% 59%
東京芝 20-24-18-154/216 9.3% 28.7% 54% 71%
小倉芝 11-11-5-89/116 9.5% 23.3% 48% 82%
阪神芝 15-18-11-123/167 9.0% 26.3% 47% 71%
京都芝 14-18-18-166/216 6.5% 23.1% 38% 76%

コースは新潟・東京・小倉といった広い芝で好走率が高くなります。ただ、いずれも人気に見合うぶん単勝の妙味は薄く、コース単体を買い条件にするほどの旨味は出ていません。妙味は次章の馬場状態・脚質・血統で拾うのが得策です。

ブリックスアンドモルタル産駒の買い方【狙い目3選】

ここまでを踏まえ、出馬表の段階で判定できる買い条件を3つにまとめます。

買い① 芝の稍重・重

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝良 89-102-88-831/1110 8.0% 25.1% 50% 72%
芝稍重 17-15-15-134/181 9.4% 26.0% 157% 83%
芝重 6-7-5-56/74 8.1% 24.3% 123% 113%
芝不良 1-0-1-10/12 8.3% 16.7% 21% 28%

本記事いちばんの狙いどころです。単勝回収率は芝稍重157%・芝重123%と、良馬場の50%から一気に跳ね上がります。稍重と重を合わせても147%あり、最高配当を1本除いても103%を保ちます。

掛かるほどの気性と豊富なパワーが、時計のかかる馬場で活きるようです。とくに芝1600〜2000mなら稍重で単勝回収率226%、重で180%と破格の数字が出ています。

いっぽう不良は12走で単勝回収率21%と、同じ渋り方でも別物です。買いは稍重と重までにとどめ、不良まで悪化したら手を出さないのが安全といったところです。

※芝不良は12走しかなく、現時点では傾向として断定できる数ではありません。走数が増え次第、更新の際に触れていきたいと思います。

買い② 前走で先行していた芝馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・前走4角位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ(1番手) 15-8-10-59/92 16.3% 35.9% 96% 89%
先行(2-4番手) 42-41-36-212/331 12.7% 36.0% 90% 85%
中団(5-9番手) 27-41-30-286/384 7.0% 25.5% 26% 82%
後方(10番手以下) 21-14-24-283/342 6.1% 17.3% 118% 76%

折り合いが課題の血統で、前で運べるかどうかが明暗を分けます。前走4角で5番手以内だった芝馬は勝率12.8%・複勝率35.8%と安定し、複勝の軸として頼れます(最高配当を除いた複勝回収率でも85%と堅い)。

逆に前走で後方だった馬は勝率が半減します。後方勢の単勝回収率118%は大穴がまれに突っ込むだけの数字なので、軸には取らないのが無難です。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・前走5番手以内 × 前走からの距離変更別
距離変更 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走から短縮 21-16-10-82/129 16.3% 36.4% 89% 98%
前走から同距離 37-34-27-153/251 14.7% 39.0% 106% 103%
前走から延長 7-12-18-92/129 5.4% 28.7% 32% 64%

さらに距離変更まで見ると精度が上がります。前走先行×同距離替わりが最も安定し、勝率14.7%・複勝率39.0%・単勝回収率106%。前走の好位置をそのまま再現できる形が理想です。

一方で距離延長は前で行けていても勝率5.4%まで急落します。折り合いに気を使う血統で、距離を延ばして忙しくなるとリズムを崩すようです。前走で逃げた馬が距離を詰めてきたときは勝率30.0%(サンプルは少なめ)と一発があり、位置取りと距離短縮が重なるほど破壊力が増します。

買い③ 母父ディープインパクト

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/主な母父
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ディープインパクト 31-32-21-158/242 12.8% 34.7% 76% 106%
キングカメハメハ 23-26-15-179/243 9.5% 26.3% 55% 75%
ダイワメジャー 4-6-11-94/115 3.5% 18.3% 41% 65%

母父はディープインパクトが図抜けています。勝率12.8%・複勝率34.7%・複勝回収率106%と、質・妙味ともに他の母父を上回ります。芝に絞れば勝率13.5%・複勝率36.5%とさらに上がります。

父のパワーに母系ディープの瞬発力が乗る形が、切れ味の必要な日本の芝でかみ合うのだろうと考えられます。「母父がサンデー系だと中途半端」という見方もありますが、少なくともディープに関してはむしろ最良の相手です。母父ダイワメジャーが勝率3.5%と苦戦しているのとは対照的です。

ブリックスアンドモルタル産駒の牡牝差|ダートの牝馬は避ける

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/牡馬にはセン馬を含む
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 95-99-98-816/1108 8.6% 26.4% 78% 73%
牝馬 58-74-62-731/925 6.3% 21.0% 57% 71%
牝馬 × ダート 12-18-19-199/248 4.8% 19.8% 34% 65%

全体では牡馬が優勢です。ダートではアンモシエラのようなJpnⅠ馬(JBCレディスクラシック)も出ていますが、牝馬のダートは勝率4.8%・単勝回収率34%と、全体として数字は出ていません。牝馬はできれば芝で狙いたいタイプです。

ブリックスアンドモルタル産駒の消し条件

買い条件と同じく、出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。

【消し】手を出さなくてよい条件 ※各条件の詳細は下表と本文をご覧ください

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
新馬戦 7-23-12-171/213 3.3% 19.7% 16% 55%
芝の距離延長 19-29-27-319/394 4.8% 19.0% 91% 71%
牝馬 × ダート 12-18-19-199/248 4.8% 19.8% 34% 65%
前走10着以下 12-13-18-458/501 2.4% 8.6% 91% 62%

「勝ち切れない」タイプに注意

この血統は勝ち切るより2〜3着が多く、勝ちきれないタイプです。とくに新馬戦は勝率3.3%・単勝回収率16%。2着が23回と際立って多く、初戦は届きません。未勝利に回ってからは勝率7.5%と動くので、デビュー戦は疑い、2戦目以降で狙うのが正解です。

芝の距離延長は割引

前走から距離を延ばした芝は勝率4.8%と奮いません。切れ味で勝負するタイプだけに、距離を詰めてスムーズに運べたときが狙い目で、延長で忙しくなるとリズムを崩すようです。前走大敗からの巻き返しも期待薄です。

ブリックスアンドモルタル産駒と騎手

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/騎乗数上位・勝率順
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
坂井瑠星 10-10-5-26/51 19.6% 49.0% 78% 103%
西村淳也 8-9-6-23/46 17.4% 50.0% 72% 118%
丹内祐次 8-4-7-30/49 16.3% 38.8% 89% 79%
菅原明良 5-5-4-33/47 10.6% 29.8% 53% 115%
小沢大仁 3-3-7-27/40 7.5% 32.5% 55% 208%

騎乗数上位では坂井瑠星騎手・西村淳也騎手が複勝率50%前後と堅実で、複勝回収率も100%を超えています。まだ騎乗数が少なくサンプルは限られますが、この2人が乗ってきたら信頼度は高めです。小沢大仁騎手の複勝回収率208%は大穴が数本混じった数字なので、額面どおりには受け取らないほうがよさそうです。今後データが集まり次第、更新していきたいと思います。

ブリックスアンドモルタルのプロフィール

ブリックスアンドモルタルは2014年生まれの黒鹿毛、アメリカ産。父:ジャイアンツコーズウェイ、母父:オーシャンクレスト。現役成績は北米13戦11勝です。

3歳2月にデビューし芝路線で無傷の4連勝を飾りましたが、跛行で外科手術を受け1年の休養。復帰後にさらに力をつけ、5歳でペガサスワールドCターフ・マンハッタンS・アーリントンミリオン・BCターフと芝GIを立て続けに制し、7連勝でGI5勝目を挙げました。この活躍で2019年の米年度代表馬に選ばれています。

2020年に社台スタリオンステーションで種牡馬入り。初年度産駒から重賞級が続出し、サイアーランキングを急速に上げています。

ブリックスアンドモルタルの血統構成

父:ジャイアンツコーズウェイ(欧州年度代表馬、芝マイル〜中距離のストームキャット系)、母父:オーシャンクレスト。米国産ながら父系はストームバードに遡る欧州色を帯びており、日本の芝で切れ味を発揮します。

パワーと持続力が持ち味で、母系にディープインパクトのような瞬発力の血が入ると、日本の高速決着にかみ合います。折り合いが課題になりやすいぶん、前で運べる産駒ほど信頼できます。

代表産駒① アンモシエラ

JBCレディスクラシックを制したダートの女王。芝の名種牡馬の産駒ながらダートGIを勝ち、この血統の懐の深さを示しました。産駒の重賞戦線を最初に切り開いた1頭です。

代表産駒② ゴンバデカーブース

サウジアラビアロイヤルカップを制した初年度産駒。「サンデーの再来か」と評された素質馬で、2歳の芝マイルでの強さを見せました。

代表産駒③ ダイヤモンドノット

京王杯2歳ステークスを制し、朝日杯フューチュリティステークスでも2着に好走した2歳重賞の主役。芝短距離〜マイルでの完成度の高さを示しました。

代表産駒④ ゲルチュタール

日経新春杯を制した古馬中距離の実力馬。青葉賞3着など芝中距離で堅実に走り、道悪もこなすタイプ。母系のスタミナが活きた、この血統の中距離適性を体現する1頭です。

まとめ:ブリックスアンドモルタル産駒の買い方

  • 芝の稍重・重が最大の狙い(稍重157%/重123%、芝1600〜2000mの稍重なら226%)。不良は21%で買わない
  • 前走で先行していた芝馬は複勝率35.8%の堅実な軸
  • 母父ディープインパクトは勝率12.8%・複勝回収率106%で最良の配合
  • 距離は芝1600〜2200mの中距離が中心。2200m超の長距離は割引
  • 新馬戦・芝の距離延長・ダートの牝馬は消し

芝GIを5勝した名馬らしく、産駒も芝の中距離、とくに雨で時計のかかる馬場で前々から運べる馬が狙い目です。この形を押さえておけば、まだ評価の定まりきらないこの血統の妙味を先回りして拾えます。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.7.22〜2026.7.12、JRA平地)

Tokuma

競馬とは物心ついた頃からの縁があり、 今は血統と展開読みに魅せられた人 有益な情報を鋭意発信していきます!