| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 24-19-38-369/450 | 5.3% | 9.6% | 18.0% | 44% | 59% |
先に率直にいうと、勝率5.3%・複勝率18.0%は物足りない水準です。手広く買うと損なので、狙う条件をしっかり絞る前提で読んでください。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝 | 9-9-9-122/149 | 6.0% | 18.1% | 26% | 72% |
| ダート | 15-10-29-247/301 | 5.0% | 17.9% | 52% | 53% |
芝とダートで成績はほぼ互角ですが、出走・勝ち星ともダートが多く、狙いはダートが中心になります。日本では芝ダートともにこなしますが、勝負強さが出るのは中央のダートです。父自身がケンタッキーダービーとドバイワールドカップというダートの世界的ビッグレースを勝った馬です。
| 距離帯 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1200m以下 | 2-5-0-15/22 | 9.1% | 31.8% | 68% | 139% |
| 芝1300〜1600m | 0-0-1-32/33 | 0.0% | 3.0% | 0% | 6% |
| 芝1700〜1800m | 2-1-5-32/40 | 5.0% | 20.0% | 16% | 98% |
| 芝1900〜2000m | 2-2-2-41/47 | 4.3% | 12.8% | 14% | 46% |
まず芝から見ると、1200m以下(複勝率31.8%・複勝回収率139%)で3着内に食い込みます。ただし勝ち切りは難しく、芝は複勝・ワイド向き。1300〜1600mは33走して1度も連対なしで、明確な穴です。
| 距離帯 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダ1200m以下 | 2-0-3-57/62 | 3.2% | 8.1% | 30% | 33% |
| ダ1300〜1400m | 3-3-2-41/49 | 6.1% | 16.3% | 18% | 32% |
| ダ1500〜1600m | 0-1-3-26/30 | 0.0% | 13.3% | 0% | 36% |
| ダ1700〜1800m | 9-5-19-112/145 | 6.2% | 22.8% | 87% | 62% |
| ダ1900m以上 | 1-1-2-11/15 | 6.7% | 26.7% | 27% | 153% |
一方ダートは1700〜1800mの中距離が主戦場で、勝率6.2%・複勝率22.8%・単勝回収率87%と、この産駒でいちばんまとまります。中央のダート中距離が、持ち前の勝負強さの出る舞台です。
反対にダート1200m以下(勝率3.2%)や1500〜1600m(0勝)は苦戦。狙いはダートの1700m以上に絞るのが基本です。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝良 | 7-6-7-96/116 | 6.0% | 17.2% | 22% | 60% |
| 芝稍重 | 2-2-2-13/19 | 10.5% | 31.6% | 72% | 171% |
| 芝重 | 0-1-0-12/13 | 0.0% | 7.7% | 0% | 32% |
| 芝不良 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
| ダ良 | 10-7-19-173/209 | 4.8% | 17.2% | 59% | 53% |
| ダ稍重 | 3-1-5-45/54 | 5.6% | 16.7% | 24% | 35% |
| ダ重 | 1-1-5-24/31 | 3.2% | 22.6% | 26% | 72% |
| ダ不良 | 1-1-0-5/7 | 14.3% | 28.6% | 193% | 89% |
馬場状態による大きな上下はありません。ダートは良(勝率4.8%)から稍重(5.6%)まで横ばいで、道悪だから買い・消しという判断は不要です。芝の稍重(複勝率31.6%)で少し良績が出る程度です。
※ダ不良は7走のみで、勝率14.3%・単勝回収率193%は1〜2走の結果です。サンプルが少なく、傾向としては信頼できません。
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ(1番手) | 3-0-0-3/6 | 50.0% | 50.0% | 295% | 113% |
| 先行(2〜4番手) | 0-3-2-14/19 | 0.0% | 26.3% | 0% | 85% |
| 中団(5〜9番手) | 1-3-1-34/39 | 2.6% | 12.8% | 12% | 63% |
| 後方(10番手以下) | 4-3-6-45/58 | 6.9% | 22.4% | 25% | 100% |
芝は後方(10番手以下)からの差しが複勝率22.4%・複勝回収率100%。勝ち切りは難しいものの、外から伸びて3着に食い込みます。前で粘るより、脚をためて差す形が合うタイプです。
意外なのは、この後方差しが開催を選ばず起きる点です。前走後方だった馬に絞ると、中央4場で勝率8.3%・複勝回収率119%、ローカルでも複勝回収率87%。芝で追い込む形なら、ローカル・中央を問わず複勝・ワイドの軸に据えられます。人気を落としやすいぶん、妙味も残ります。
※芝の逃げ(6走)の勝率50%は少数の結果で、傾向とはいえません。
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ(1番手) | 0-1-2-5/8 | 0.0% | 37.5% | 0% | 50% |
| 先行(2〜4番手) | 3-3-8-41/55 | 5.5% | 25.5% | 22% | 49% |
| 中団(5〜9番手) | 9-5-8-83/105 | 8.6% | 21.0% | 79% | 52% |
| 後方(10番手以下) | 3-1-6-70/80 | 3.8% | 12.5% | 78% | 58% |
ダートでは前走中団(5〜9番手)だった馬が勝率8.6%・単勝回収率79%と最上位です。逃げ・先行より、中団から差し込む形が合うのがこの産駒の特徴です。父はダートの強豪でしたが、産駒はデータ上、好位差しがはまっています。
ダートの中距離を軸に、数字が上がる条件を5つにまとめます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4〜5歳 | 11-7-4-58/80 | 13.8% | 27.5% | 82% | 92% |
この産駒の最大の特徴が遅咲きです。4〜5歳になると勝率13.8%まで上がり、2歳(勝率1.0%)・3歳(4.4%)とは別馬のようになります。はっきりした遅咲きで、古馬になってから狙うのが鉄則です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダ1700〜1800m | 9-5-19-112/145 | 6.2% | 22.8% | 87% | 62% |
ダートの主戦場です。複勝率22.8%・単勝回収率87%と、産駒全体を上回ります。3着が19回と多く、連軸・3連系の相手として使いやすい条件です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4〜6着 | 8-4-16-62/90 | 8.9% | 31.1% | 108% | 81% |
勝率8.9%・複勝率31.1%・単勝回収率108%。前走で少し負けて人気を落とした馬が、次走で巻き返します。前走1〜3着(勝率13.3%)より人気にならないぶん、4〜6着で凡走した次に妙味が生まれます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2勝クラス | 4-3-2-12/21 | 19.0% | 42.9% | 83% | 93% |
勝率19.0%・複勝率42.9%。下級条件を突破した馬が、むしろ上のクラスで走ります。1勝クラスを勝って2勝クラスに上がった馬を、素直に評価してよいでしょう。
※21走とサンプルは限られます。頭を過信せず、連軸として使うのが安全です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×前走4角5〜9番手 | 9-5-8-83/105 | 8.6% | 21.0% | 79% | 52% |
勝率8.6%・単勝回収率79%。ダートで前走中団から運べていた馬が、好位差しで台頭します。逃げ・先行や極端な後方より、中団でレースを進められる馬がこの産駒には合っています。
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父ハーツクライ | 5-2-4-26/37 | 13.5% | 29.7% | 65% | 65% |
頭数がまとまっている母父はハーツクライのみです。勝率13.5%・複勝率29.7%と産駒全体を大きく上回り、スタミナを足すハーツクライとの配合が良い方向に出ています。血統表で母父ハーツクライを見つけたら、評価を上げてよいでしょう。
※そのほかの母父はいずれも頭数が少なく、傾向を語れる水準ではありません。
| 馬齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 1-2-5-92/100 | 1.0% | 8.0% | 3% | 40% |
| 3歳 | 12-10-29-219/270 | 4.4% | 18.9% | 47% | 56% |
| 4歳 | 7-5-4-47/63 | 11.1% | 25.4% | 57% | 95% |
| 5歳 | 4-2-0-11/17 | 23.5% | 35.3% | 174% | 85% |
はっきりした遅咲きです。2歳は勝率1.0%とまるで走らず、3歳で4.4%、4歳で11.1%、5歳で23.5%と、年を追うごとに上がっていきます。若い時期は評価を下げ、古馬になってから狙うのがこの産駒の鉄則です。
※5歳は17走と少なめで、単勝回収率174%は1〜2走の影響を含みます。ただし4歳から5歳への上昇という方向性は信頼できます。
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 横山和生 | 3-1-4-9/17 | 17.6% | 47.1% | 62% | 116% |
| 松山弘平 | 3-0-2-4/9 | 33.3% | 55.6% | 438% | 218% |
| 藤岡佑介 | 3-0-2-1/6 | 50.0% | 83.3% | 137% | 217% |
| 吉田豊 | 2-1-0-9/12 | 16.7% | 25.0% | 62% | 42% |
| 武豊 | 2-1-1-3/7 | 28.6% | 57.1% | 223% | 109% |
横山和生騎手が17鞍で3勝・複勝率47.1%と、騎乗数・勝ち星ともに最上位です。松山弘平・藤岡佑介の両騎手も高い好走率を残しています。
※横山和生騎手以外は騎乗数が6〜9鞍と少なく、数字は単発の好走に左右されます。騎手単独で判断せず、年齢・距離の条件と合わせて見てください。
| 当日人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 5-2-3-7/17 | 29.4% | 58.8% | 70% | 75% |
| 2〜3番人気 | 12-8-6-20/46 | 26.1% | 56.5% | 111% | 102% |
| 4〜6番人気 | 5-5-17-67/94 | 5.3% | 28.7% | 53% | 79% |
| 7番人気以下 | 2-4-12-275/293 | 0.7% | 6.1% | 28% | 45% |
2〜3番人気が1番人気以上に活躍します。2〜3番人気は勝率26.1%・単勝回収率111%・複勝回収率102%と、単複ともプラス。1番人気も勝率29.4%と堅実です。
反対に7番人気以下は勝率0.7%。人気薄の一発は期待しにくく、上位人気で組み立てるのが正解です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 1-2-5-92/100 | 1.0% | 8.0% | 3% | 40% |
| 前走10着以下 | 1-2-3-111/117 | 0.9% | 5.1% | 4% | 31% |
| 芝→ダートの乗り替わり | 0-2-0-32/34 | 0.0% | 5.9% | 0% | 11% |
| ダート→芝の乗り替わり | 0-1-1-26/28 | 0.0% | 7.1% | 0% | 65% |
最優先の消しが2歳戦(勝率1.0%)です。遅咲きの産駒なので、デビューから3歳前半までは狙えません。前走10着以下(勝率0.9%)の大敗明けも同様です。
加えて芝ダートの乗り替わりも、芝→ダート・ダート→芝ともにこの3年で勝ち星がありません。前走と同じ路線を使っている馬に絞るのが安全です。
アニマルキングダムは2008年生まれの栗毛、アメリカ産・2019年輸入。父Leroidesanimaux、母父Acatenango。現役では12戦5勝を挙げました。
3歳3月、オールウェザーのスパイラルSで重賞初制覇。ここが異色で、それまでオールウェザーと芝しか走っておらず、ダート未経験のままケンタッキーダービーに挑み、11番人気の低評価を覆して制覇しました。プリークネスS2着を経て、5歳時にはドバイワールドカップを2馬身半差で勝ち切っています。芝・オールウェザー・ダートを股にかけた実力馬です。2020年から日本での種牡馬生活を始め、供用地は青森県・JBBA七戸種馬場です。
父:Leroidesanimauxはブラジル生まれで、アットマイルSなど米芝GIを3勝した一流マイラー。本馬はその代表産駒です。母父:Acatenangoは独の名馬で種牡馬。南米・欧州・米国の血が交わる、日本では異色の背景を持ちます。
レッドゴッド系×ズルムー系という日本では珍しい欧州・米国型の血統で、瞬発力勝負より、時間をかけて力をつけていくタイプ。産駒が遅咲きで、古馬になってからダートの中距離で台頭するのは、この血統背景と一致します。
日本での代表産駒の一頭で、ダートを中心に条件戦で勝ち鞍を積み重ねています。まだ重賞タイトルには届いていませんが、この産駒の「ダート・中距離・古馬」という勝ちパターンを体現しています。
父アニマルキングダムが米国で供用されていた時期の産駒で、アメリカのGⅠメイトリアークステークスを2勝しました。ほかにも豪GⅠを勝ったエンジェルオブトゥルースなど、海外では大レースを勝つ産駒を出しています。
日本の産駒はまだ重賞勝ちに届いていませんが、素材としての底力は世界で証明済み。古馬になってからの成長に期待できる血統です。
数字は地味ですが、古馬になって、ダートの中距離を、中団から差すという形なら、しっかり狙えます。若い世代を嫌い、4歳・5歳の充実期に絞るのがこの産駒の付き合い方です。世代が上がるとともに評価も変わりうるので、変化があればそのつど更新していきます。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV