現役時代は個性派として、現在ではアニメキャラクターとしても大人気のゴールドシップ。
このページでは、ゴールドシップ産駒の特徴や傾向についてまとめています。
【参考】ゴールドシップ産駒のこれまでの成績
(2019.6.9~2024.1.1)
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
6.7% | 14.3% | 22.5% | 62% | 72% |
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
33.5% | 56.3% | 70.1% | 84% | 89% |
ゴールドシップ自身は圧倒的な1番人気を集めながらも宝塚記念で大出遅れや、圧倒的な支持を集めた天皇賞(春)で凡走とムラがありました。
しかし、産駒については、人気を集めた際は堅実に走る傾向にあります。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
5.7% | 10% | 15% | 40% | 38% |
全体との比較で数字も落ちますし、回収率的にも期待値は相当落ちることが分かります。
ダートのゴールドシップ産駒は、割引でいいでしょう。
芝→ダート替わりの際でも成績は奮っていません。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
12.4% | 18.7% | 27.6% | 111% | 74% |
ゴールドシップ産駒はここ数年で福島競馬場における成績が大きく向上。
特に2600m戦においては
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
13.1% | 21.3% | 41% | 153% | 127% |
福島開催は1800m戦でも新馬、未勝利戦で注目です。
2500m以上の舞台の成績は
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
10.1% | 18.6% | 28.7% | 76% | 88% |
これだけでは大きなプラスは見込めないので、もう1つ「稍重」「重」の際の成績に焦点を当てると
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
11.5% | 26.2% | 39.3% | 135% | 128% |
成績は大きく向上します。
また、まだ不良の状態でのデータはありませんが、ゴールドシップ産駒は性別に関係なく、体力に優れているので、こなしてくると考察しています。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
31.1% | 48.9% | 68.9% | 122% | 119% |
オークス馬ユーバーレーベンをはじめとし、近年ではウインキートスやウインマイティー、ウインピクシス、ゴールデンハインドなどフィリーサイアーとしての活躍が目立ちます。
ゴールドシップ産駒は牝馬でもスタミナに秀でた産駒が多いので、芝2200m以上の上位人気馬ではかなり安定した数値を残しており、ねらい目でしょう。
先ほどの『福島競馬場が得意』でも取り上げたことと類似していますが、小倉競馬場の2600m戦でも好成績。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
17.6% | 26.5% | 38.2% | 112% | 124% |
これも馬場が水を含んだとしても好走する傾向にあります。
ただし、福島競馬場と異なるのは、小倉では2600mのみ好走率が高いという点です。
通算28戦13勝。
主な勝ち鞍として皐月賞、菊花賞、有馬記念、宝塚記念(2連覇)、天皇賞(春)、阪神大賞典(3連覇)が挙げられます。
スタートから一歩目が遅いという弱点があるものの、それを補って余りあるほどの馬力とスタミナで数多くのタイトルを手にしてきました。
中でも皐月賞では、後方から脚をタメつつも、4角では各馬が馬場の良い外を選択する中、内を突いて進出。
悪化した馬場を全くに苦にせず、突き抜けていった姿というのは、競馬ファンに強い印象を残しました。
3歳時は日本ダービーで5着も、以降は翌年の阪神大賞典まで有馬記念も含め4連勝。
以降は気性的にムラっぽいところがありながらも、それでもビッグタイトルを獲得し、その個性的な走りから多くのファンが付きました。
引退となった6歳シーズンでは、その気難しさがさらに加速し、念願の天皇賞(春)制覇のあとは奮わず、その年の有馬記念で引退となった。
オルフェーヴルやドリームジャーニーの兄弟と同じくして、
父ステイゴールド×母父メジロマックイーン
という「黄金配合」と言われた構成の一頭。
ゴールドシップの場合は、現役時代500kgを超える雄大な馬体をしていた馬で、跳びも大きく、長距離向きの走りをする馬でした。
母ポイントフラッグはチューリップ賞2着の実績。
体力の源については、メジロマックイーンも効いていると思いますが、全体を見ても非常に体力面に優れた構成に映ります。
現代競馬には数少ないスタミナお化け血統と表現することができ、本馬だけでなく、血統的にも非常に個性的ですので、この血が次世代に繋がっていくことを願っています。
全兄には札幌2歳Sを制したブラックホール。
4代母にはスカーレットインクを持つ名牝系の一頭。
兄にも劣らないスケール感があり、これから先の活躍に期待がかかりますが、2400m戦のゆりかもめ賞では、勝負所で全く反応できずに失速。
これから経験を積んでの挽回を考えたいと思います。
ラフィアンが凝っているユーバーレーベンも出た母父ロージズインメイ構成の一頭。
未勝利戦では、これまで決まらなかったスタートを決めて、先行。
最後までしぶとい逃げ粘りで初勝利。
追われてからもう一段反応があって、今後もこの形であれば好レースが叶いそうに移りました。
小柄な馬体で、スッとしている体型なので、体力もありそうですし、距離はさらに伸びても良さそうです。
湿った馬場がこなせるというのも、アドバンテージでしょう。
気難しいところがありそうですが、ハマれば強いタイプなのかなという一頭。
勝ち上がった未勝利戦では、出遅れて後方。
キックバックも嫌がる中でも外に持ち出されると、徐々に進出。
直線も馬場のいいところを通って完勝。
続くデイジー賞でもスタート一息で、後方からの競馬。
外に進路を求めるも、なかなか伸びきれず。
最後には伸びてきているので、あとは気持ちの乗りと開催の進んだ芝でこそ。