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ビーチパトロール産駒は芝で買う|特徴・距離適性・2つの「勝ち星ゼロ」



結論:ビーチパトロール産駒は「芝」で「前に行けた馬」だけ
勝率3.4%・単勝回収率48%と数字は厳しく、狙いはかなり限定されます。
それでも芝で前走4角5番手以内なら複勝回収率144%前走1〜3着なら複勝率32.3%
一方でダート1200m以下は60走して連対ゼロ、芝1400〜1600mは58走して勝ち星ゼロという、はっきりした穴があります。

ビーチパトロール産駒の成績と全体像|芝の種牡馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/JRA平地
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
24-32-40-608/704 3.4% 8.0% 13.6% 48% 73%

まず正直な話から。勝率3.4%・複勝率13.6%、単勝回収率48%と、種牡馬としては厳しい数字です。手広く買う対象ではありません。

ただし複勝回収率は73%と、単勝ほどは落ちていません。勝ち切れないが3着内には来るタイプで、狙うなら複勝やワイド、3連複の相手という向き合い方になります。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝ダ別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
15-20-23-331/389 3.9% 14.9% 67% 87%
ダート 9-12-17-277/315 2.9% 12.1% 25% 55%

芝のほうが明確に上です。単勝回収率で67%対25%、複勝回収率で87%対55%。父ビーチパトロールはアメリカのでGⅠを3勝した馬で、その適性はきちんと伝わっています。

ここに性別を掛け合わせると、さらにはっきりします。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/性別×芝ダ
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牝馬×芝 5-8-5-139/157 3.2% 11.5% 100% 142%
牡馬(セン馬含む)×芝 10-12-18-192/232 4.3% 17.2% 45% 50%
牡馬(セン馬含む)×ダート 8-12-15-196/231 3.5% 15.2% 30% 72%
牝馬×ダート 1-0-2-81/84 1.2% 3.6% 13% 10%

好走率がいちばん高いのは牡馬の芝(複勝率17.2%)ですが、回収率で見ると牝馬の芝が単勝100%・複勝142%と逆転します。牡馬のほうが人気を集めるぶん、牝馬に妙味が残るという構図です。

そして最も落ちるのが牝馬のダートで、勝率1.2%・複勝率3.6%。84走してほぼ何も起きていません。同じ牝馬でも、芝なら妙味・ダートなら消しと正反対になります。

ビーチパトロール産駒の距離適性|2つの「ゼロ」がある

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1200m以下 5-4-3-62/74 6.8% 16.2% 160% 209%
芝1400〜1600m 0-1-0-57/58 0.0% 1.7% 0% 9%
芝1600〜1800m 2-5-3-94/104 1.9% 9.6% 92% 86%
芝1800〜2000m 7-11-12-150/180 3.9% 16.7% 69% 83%
芝2000〜2200m 6-7-12-111/136 4.4% 18.4% 28% 52%
芝2200m以上 3-4-8-62/77 3.9% 19.5% 23% 40%

芝は1800m以上の中長距離で複勝率が16〜19%と安定します。父が芝2000m前後のGⅠを勝った馬なので、ここは血統どおりです。

一方で驚くのが芝1400〜1600mで、58走して勝ち星ゼロ・複勝率1.7%。マイル前後だけがすっぽり抜け落ちています。前後の距離帯では走るのに、ここだけ機能しません。

※芝1200m以下の単勝回収率160%・複勝回収率209%は、74走という限られたサンプルで、最高配当を除くと単勝88%まで落ちます。勝率6.8%はこの産駒で最高なので傾向としては本物ですが、数字ほどの妙味を期待しすぎないでください。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/ダート・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダ1200m以下 0-0-0-60/60 0.0% 0.0% 0% 0%
ダ1300〜1400m 2-5-3-54/64 3.1% 15.6% 43% 81%
ダ1700〜1800m 6-6-9-123/144 4.2% 14.6% 33% 42%

もうひとつの「ゼロ」がここです。ダート1200m以下は60走して1頭も3着以内に来ていません。勝ち星どころか連対もゼロ。これほどはっきりした消し条件も珍しいところです。

ダートで多少なりとも走るのは1700〜1800mですが、それでも勝率4.2%・単勝回収率33%。ダート自体を避けるのが基本方針になります。

ビーチパトロール産駒は重馬場で走る?|芝の重で上向く

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝良 11-15-18-278/322 3.4% 13.7% 73% 66%
芝稍重 2-3-4-34/43 4.7% 20.9% 15% 252%
芝重 2-2-1-15/20 10.0% 25.0% 99% 98%
芝不良 0-0-0-4/4 0.0% 0.0% 0% 0%
ダ良 5-10-14-186/215 2.3% 13.5% 22% 68%
ダ稍重 2-2-1-47/52 3.8% 9.6% 39% 21%
ダ重 1-0-2-30/33 3.0% 9.1% 30% 47%
ダ不良 1-0-0-14/15 6.7% 6.7% 17% 8%

芝は渋るほど上向きます。良で勝率3.4%、稍重で4.7%、重では10.0%・複勝率25.0%。時計がかかる馬場のほうが向いているようです。

ダートはどの馬場でも変わらず低調です。馬場を見るのは芝のときだけで構いません。

※芝の重は20走、不良は4走しかありません。芝重の勝率10.0%は2勝によるもので、断定できる水準ではないことは断っておきます。芝稍重の複勝回収率252%も1回の好走による数字です。

ビーチパトロール産駒の脚質|芝で前に付けていた馬だけ

芝の脚質|前走で前に行けたかがすべて

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・前走4角の位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ(1番手) 3-1-1-15/20 15.0% 25.0% 225% 504%
先行(2〜4番手) 5-6-6-74/91 5.5% 18.7% 50% 51%
中団(5〜9番手) 2-6-9-94/111 1.8% 15.3% 62% 87%
後方(10番手以下) 2-4-5-95/106 1.9% 10.4% 8% 52%

芝で最も高いのは前走で逃げていた馬の勝率15.0%です。前走2〜4番手だった先行馬も勝率5.5%・複勝率18.7%と続き、中団以降は勝率2%を切ります。

※前走逃げは20走しかなく、単勝回収率225%は最高配当を除くと34%、複勝回収率504%も同13%まで落ちます。勝率の高さは頭に入れつつ、回収率の数字は当てにしないでください。

ダートの脚質|どの位置でも回収率が出ない

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/ダート・前走4角の位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ(1番手) 0-0-0-8/8 0.0% 0.0% 0% 0%
先行(2〜4番手) 2-5-4-36/47 4.3% 23.4% 27% 46%
中団(5〜9番手) 5-6-7-72/90 5.6% 20.0% 57% 71%
後方(10番手以下) 2-1-5-123/131 1.5% 6.1% 12% 66%

ダートは芝と違い、前走逃げていた馬が8走して馬券圏内ゼロ。先行より中団のほうが勝率が高いという逆転も起きています。どの位置も単勝回収率60%以下で、脚質で狙いを絞れる状態にはありません。

まとめると脚質が判断材料になるのは芝だけ。ダートは脚質以前に、条件そのものを見送るのが正解です。

ビーチパトロール産駒の買い方【狙い目5選】

単勝回収率48%という種牡馬なので、頭で狙う条件はほぼありません。3着内率が上がる条件を集めました。

買い① 芝で前走4角5番手以内

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×前走4角5番手以内 9-9-10-108/136 6.6% 20.6% 106% 144%

この記事で最も使える条件です。単複とも回収率100%超で、勝率6.6%は産駒全体の3.4%の約2倍。

芝で前走10番手以下だった馬は複勝回収率52%ですから、前走の通過順を見るだけで倍以上の差がつきます。この産駒を買うなら、まずここを確認してください。

買い② 前走1〜3着だった馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1〜3着 11-8-11-63/93 11.8% 32.3% 77% 62%

勝率11.8%は産駒全体の3.4%の3倍以上、複勝率も32.3%。この産駒でいちばん数字が跳ねる条件です。

前走10着以下だと勝率0.9%まで落ちます。調子が上を向いているかどうかが極端に出るので、前走着順の確認は必須です。

買い③ 1勝クラス

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1勝クラス 10-7-8-116/141 7.1% 17.7% 76% 109%

クラス別では1勝クラスが最も安定し、勝率7.1%・複勝回収率109%。未勝利(勝率2.0%)や3勝クラス(同1.7%)とは別物です。

勝ち上がった直後がいちばん通用し、上のクラスでは苦しくなるという、力量の限界がはっきり出た形といえます。

買い④ 芝1200m以下

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1200m以下 5-4-3-62/74 6.8% 16.2% 160% 209%

勝率6.8%はこの産駒で最も高い距離帯です。父はアメリカの芝中距離馬でしたが、産駒はスプリントもこなします。

※74走と限られたサンプルで、単勝回収率160%は最高配当を除くと88%まで落ちます。勝率の高さは信頼できますが、回収率の数字をそのまま期待しないでください。

買い⑤ 前走4〜6番人気だった馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4〜6番人気 6-9-9-87/111 5.4% 21.6% 106% 82%

単勝回収率106%と、この産駒では貴重なプラス条件です。前走で上位人気だった馬より、中位人気だった馬のほうが妙味があります。

前走7番人気以下だと勝率1.4%・単勝回収率12%まで落ちるので、「前走はそこそこ人気があった」という線引きが効きます。

ビーチパトロール産駒は何歳が買い?|4歳がピーク

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/馬齢別
馬齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 5-5-5-141/156 3.2% 9.6% 111% 54%
3歳 9-13-21-270/313 2.9% 13.7% 20% 80%
4歳 8-10-12-132/162 4.9% 18.5% 55% 64%
5歳 2-2-2-47/53 3.8% 11.3% 27% 84%

ピークは4歳で、勝率4.9%・複勝率18.5%。2歳・3歳のうちは複勝率が10%前後にとどまり、古馬になってから形になるタイプです。

※2歳の単勝回収率111%は、最高配当を除くと65%まで落ちます。複勝率9.6%と好走率は低いので、2歳が買えるという意味ではありません。

ビーチパトロール産駒と相性のいい騎手

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/騎乗数上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
戸崎圭太 1-2-3-9/15 6.7% 40.0% 33% 67%
田口貫太 0-5-2-13/20 0.0% 35.0% 0% 82%
菊沢一樹 1-1-2-18/22 4.5% 18.2% 67% 92%
横山琉人 1-1-1-20/23 4.3% 13.0% 101% 180%
原優介 0-0-1-21/22 0.0% 4.5% 0% 50%

戸崎圭太騎手が複勝率40.0%、田口貫太騎手が同35.0%と3着内率は高い水準です。ただしどちらも騎乗数は15〜20鞍にとどまります。

※この産駒は主戦騎手が定まっておらず、最多でも23鞍です。しかも上位に0勝の騎手が並びます。騎手を理由に買うにはデータが不足しているので、参考程度にとどめてください。

ビーチパトロール産駒の人気別の信頼度

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/当日人気別
当日人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 6-2-0-8/16 37.5% 50.0% 114% 67%
2〜3番人気 7-7-13-36/63 11.1% 42.9% 49% 77%
4〜6番人気 7-10-18-83/118 5.9% 29.7% 87% 81%
7番人気以下 4-13-9-481/507 0.8% 5.1% 37% 71%

1番人気は勝率37.5%・複勝率50.0%、単勝回収率114%です。

ただし3年間で1番人気に支持されたのは16回だけ。それだけ人気にならない産駒だということでもあります。

そして7番人気以下は勝率0.8%・複勝率5.1%人気薄の一発はまず期待できません。中位人気までで組み立ててください。

ビーチパトロール産駒の消し条件

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダ1200m以下 0-0-0-60/60 0.0% 0.0% 0% 0%
芝1400〜1600m 0-1-0-57/58 0.0% 1.7% 0% 9%
前走10着以下 2-9-6-196/213 0.9% 8.0% 10% 110%
牝馬×ダート 1-0-2-81/84 1.2% 3.6% 13% 10%

この産駒は消しのほうがはっきりしています。とくに上の2つは3年間で結果がほぼゼロです。

ダート1200m以下は60走して連対なし芝1400〜1600mは58走して勝ち星なし。ここに該当したら、人気に関係なく評価を下げて構いません。

加えて前走10着以下(勝率0.9%)と牝馬のダート(同1.2%)。この4つを避けるだけで、無駄な出費をかなり減らせます。

ビーチパトロールのプロフィール

ビーチパトロールは2013年生まれの黒鹿毛、アメリカ産。父:Lemon Drop Kid、母父:Quiet American。現役ではアメリカの芝GⅠを3勝しました。

3歳時にセクレタリアトステークスを制すると、4歳時にはアーリントンミリオンとジョーハーシュ・ターフクラシックインビテーショナルを優勝。アメリカの芝中距離路線で頂点に立った馬です。

引退後の2018年に日本へ輸入され、種牡馬入りしました。

ビーチパトロールの血統構成

父:Lemon Drop Kid はベルモントステークスなどアメリカのGⅠを複数勝った名馬で、種牡馬としても成功しました。母父:Quiet American はアメリカのダート血統です。

本馬自身は芝でこそ結果を残した馬で、産駒にもその適性が伝わっています。芝の複勝回収率87%に対しダートは55%という差が、それを示しています。

ただし日本の高速馬場で求められる瞬発力はやや不足気味です。芝でも1400〜1600mが機能せず、時計のかかる重馬場で勝率が上がるのは、そのあたりの事情と考えると理解しやすいところです。

代表産駒 サンマルパトロール

この3年でJRAの重賞を勝った産駒はまだ出ていません。そのなかで最も勝ち星を挙げているのがサンマルパトロールです。

産駒全体で見ても、3年間で3勝を挙げた馬が最多という状況で、突出した一頭がまだ現れていないのが現状です。だからこそ大物の存在に引きずられず、条件だけで淡々と判断できるとも言えます。

今後、重賞戦線に乗る産駒が出てくれば評価も変わります。現時点では「芝で、前に行けて、前走好走」という形に絞るのが確実です。



▲ 当ブログの買い条件に該当した今週の出走馬を、毎週noteで公開しています

まとめ:ビーチパトロール産駒の買い方

  • 勝率3.4%・単勝回収率48%。手広く買う対象ではなく、複勝やワイド向き
  • ダート1200m以下は60走して連対ゼロ、芝1400〜1600mは58走して勝ち星ゼロ
  • 買えるのは芝で前走4角5番手以内(複勝回収率144%)と前走1〜3着(複勝率32.3%
  • 1勝クラス(複勝回収率109%)、芝1200m以下前走4〜6番人気(単勝回収率106%)も買い
  • 牝馬のダート(勝率1.2%)と前走10着以下(同0.9%)は消し

この産駒は買える条件より、消せる条件のほうがはっきりしているタイプです。ダートの短距離と芝のマイル前後という2つの穴を覚えておくだけでも、判断はかなり楽になります。

産駒数が限られるため、今後の出走で数字が動く可能性があります。データが増え次第、本記事も更新していきます。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV

Tokuma

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