8頭立て以上なら3着以内に入る馬を当てることができれば払い戻しを受けられる複勝。
この記事では、「複勝が儲からない」と言われる理由や根拠について深堀していきます。
この記事はこんな方にお勧めです!
・より複勝馬券に詳しくなりたい方
・複勝は儲からないと言われつつもその可能性を探りたい方
・複勝で本気で勝つならどのような戦術を取るのか知りたい方
複勝が儲からないと言われる理由
複勝が儲からない最大の理由
複勝が儲からない主な理由は、単純に「収益性が低い」という点に集約されます。
まず、オッズの低さが大きな要因です。
特に1番人気や2番人気の馬に賭けた場合、複勝オッズは1倍台に収まることが多く、仮に的中しても投資額のわずかな増加しか期待できません。
さらに、複勝は長期的に見た場合、収益性の点で非常に不利です。
その理由は、損失回避バイアスにあります。
プレイヤーは大きなリスクを取るよりも、小さな利益を確保しようとする傾向がありますが、このバイアスが長期的には収益を圧迫する結果を招くのです。
競馬で安定した利益を上げるためには、単に当たりを狙うだけでなく、長期的な視野で収益を積み重ねることが重要です。
複勝で勝ち組になるための戦略
複勝で利益を上げる方法、これは他の券種であろうと公営競技であろうとすべてにおいて共通していることになります。
それは、冷静なデータ分析と戦略的な資金管理です。
データ分析といっても、人それぞれに重視するファクターが存在しますので、分析方法についての詳細は省きます。
大事なのは「冷静さ」。
競馬を見ているとどうしても、適当な考えで目の前のレースを買っては損をしてしまったり、いわゆる無駄打ちをしてしまいがちです。
無駄打ちも積み重ねていけば大きな損失につながります。
「そんなことは分かっているよ!じゃあどうすれば無駄打ちが減らせるんだ」
という方へ、個人的にお勧めする方法は、予めすべての出走表に目を通し、予想した中で当てられそうなレースを一日多くても3レースまでに絞ることです。
そして、早い時間帯に馬券を購入してしまいましょう。
「パドックや返し馬が見られないから嫌だ」という方も当然いらっしゃると思います。
ですが反感を買うこと覚悟で書きます。
残念ながらこの記事を読んでいるほとんどの方がパドックの見方、あるいは返し馬の見方については、素人の域を出ません。
あなたはの身の回りには、パドックと返し馬だけで蔵を建て、家を買い、高級車を乗り回していられるほど競馬勝っている人間がいますか?
もし、いらっしゃれば紹介して…ではなくて、その方に付いていけばよいと思います。
ですが、現実はどうしょうか?
胸に手を当てて考えていただければ答えは自ずとでているはずです。
勘違いされてほしくないのは、パドックや返し馬派の方を否定しているというわけではありません。
あくまでも、無駄打ちを減らす手段としてパドックや返し馬を運要素と捉え、運を天に任せてみるということです。
早い時間帯に検討を済ませ、その日の資金を全て投入してしまえばそれ以上損のしようがありません。
「無駄打ちは、人生最大の無駄な買い物」
と私は考えるようにしています。
さらに、資金管理も成功の鍵です。
資金管理については、別記事にも記載していますが月、週、日単位で使える軍資金を用意するようにして、その資金が尽き次第、その月は打ち止めにすることがベストな資金管理と考えています。
複勝で生活するためのシミュレーション
まず、複勝で生活するためには、月々どれくらいの収益が必要かを考えましょう。
例えば、月に20万円の生活費が必要だと仮定した場合、それを複勝で稼ぐためには、2パターンのアプローチが存在します。
①コツコツ当てていく
ここでは、あなたは複勝の名人で、月の的中率は複勝だけで70%、そして回収率は110%。
そして、仮に中央・地方と合わせて、月間で1600レース行われると仮定します。
一度の購入金額が1000円だとしたら、計算上は常に1.6倍~のオッズ帯を狙わなければなりません。
しかもこれは、1600レース全レース参加する前提になります。
いくら複勝でも、1600レース常に参加で、1.6倍以上のオッズを狙うとなると今度は的中率のキープが難しそうな話ですよね。
そもそも絶対に競馬予想が楽しくなくなりますよね。
あとこれを実現しようと考えると1600レース全参加ですから、軍資金は月160万円必要です。
ツッコミどころが満載だったかと思いますが、コツコツ当てて月の生活費を複勝で稼ぐとはそういうことになります。
②低倍率に巨額の資金を突っ込む
①では、かなり再現性の低いことを書いてしまいましたが、その比較ではまだこちらの方が再現性が高い複勝での生活費の稼ぎ方と言えると思います。
例えば、イクイノックスやディープインパクトのようなどう考えたって能力が抜けているだろう。
という馬でも中央競馬では、JRAプラス10というサービスのおかげで複勝が1.0倍になるケースはなかなか稀です。
この1.0倍級の1.1倍馬に200万円突っ込むという方法です。
しかし、このやり方にも問題があります。
1、当然ながら競馬は投機、いわゆるギャンブルなので、一度外ししたら200万円が0になる
2、その場合のメンタルへのダメージは計り知れない
3、それほどの信頼度のあるレースが月に1度すらない場合もある
などなど、結局生活費を安定的に稼ぎたいだけなのに、気が付いたら大幅なリスクを取ってしまっているということになります。
スタートして200万円を突っ込んだ馬が落馬なんてしたら…
考えただけで恐ろしいですよね。
複勝馬券で賢く勝つには
オッズを利用した買い方
オッズの動きというのは、オカルトチックな面もありますが、案外馬鹿にならないものです。
実際に9時30分に朝一のオッズを見てから検討に入るという方も少なくはありません。
この際に、オッズを見る人はどこを見ているかというと、「単勝と複勝のバランス」と言います。
バランスというのは、肌感覚である部分もありますが、
「単勝は16倍なのに、複勝は1.2~1.4って明らかにこれおかしくない…?」
極端な例にはなりましたが、そんなことも実際に起こりえる話で、私も何度も目撃したことがあります。
この後、パターンとしては2つに分けられて、
①発走が近づくにつれて、単勝オッズも売れていく
②発走が近づくにつれて、複勝オッズも単勝オッズ相応に変わっていく
この2つのパターンに分けられます。
①に関しては、それまでの成績なども含めて「そりゃ売れてくるよね」と考えるのが一般的かと思います。
しかし②に関してはどうでしょうか。
複勝の倍率がどんどん上がっていく。これってなんだか不自然だと思いませんか?
それこそパドックも返し馬も馬体重も発表されていないのにもかかわらず、誰かが大量の投票を行っているわけです。
お金をドブに捨てたいなんて人は、全世界を見渡してもほとんどいない中で何故このような挑戦的なこのが行われているのでしょうか…?
それは、何かインサイダー的な情報が出回っているのではないか?そう推理することは大筋からは外れていないはずです。
個人的には、一生懸命オッズの乖離を探すよりかは、それまでの臨戦課程やこれまでのレース内容、さらには血統に重きを置きつつ予想の時間を使いたいので実践していませんが、ご興味のある方はぜひ朝一オッズに注目してみてはいかがでしょうか。
穴馬複勝一点買いで突破する
複勝一点買いの最大の魅力は、その明快さです。
一頭に全てを賭けることで、勝った時のリターンが明確であり、かつそれを確実に得ることができます。
そして、人気薄の馬から複勝を購入すると思いのほかリターンは大きかったりします。
それは3連単を当てて、
「私はやっぱり天才だったんだ!」
と自己陶酔している人々をはるかに凌駕する天才にあなたがなる時があるほどです。
その指標となるのが【回収率】。
3連単で万馬券を的中させても、結局、週単位、月単位、年単位でプラス収支を計上できなければ真の勝ち組・天才と言うことはできません。
3連単は的中難易度の高さと配当もつきやすいゆえに、的中させたときのドーパミンは相当なもの。
ここで味わってしまった快感に人はなかなか離れることができません。
3連単の控除率は75%。やればやるほど大きく負けやすくなるという仕組みになっているのは間違えありません。
一方で複勝の控除率は80%。
一年間馬券を買い続けるとした場合、この5%で大きな差がつくとは思いませんか?
参考までに一年間の複勝払戻平均額は331円。
破壊力こそありませんが、平均払戻並みの複勝払戻を3回に一度得ることができれば、それだけで年間回収率は100%前後と対JRAといい勝負ができると思います。
しかし3連単を当てた時のようなドーパミン分泌を味わいたいという方にとってはどうでしょうか…。
少し物足りませんかもしれませんね。
ここではあくまでも複勝で収支をプラスにする天才になるならばどうするかについて、書いていきました。
競馬は趣味・娯楽であるという方はご自身で楽しめるやり方で臨んでいただくのが一番だと思います。
複勝一点買いで穴馬券を的中させるならば
穴要素を探す方法は様々ですが、まず逃げ馬を狙うに越したことはありません。
競馬は、差しの決まるシーンがあまりにも鮮やかなため、ファンはその画で脳みそを焼かれがちです。
ディープインパクト、ナリタブライアン、シンボリルドルフ、コントレイルといった最強と謡われるような馬たちもまた逃げ馬ではないことから、どうしても潜在的に差し馬に意識が向いてしまう傾向にあります。
しかし、実際のところ蓋を開けてみると競馬は逃げ・先行馬が圧倒的有利です。
人間に置き換えるのも野暮かもしれませんが、徒競走で前を走る人を抜かすのって容易なことではないという経験をしたことはありませんか?私はあります。
馬も人も前を行く存在を抜かすというについては、そう簡単ではないということは覚えておいて良い概念だと信じています。
そしてこの簡単ではない業を実に鮮烈にやってのけるからこそ、上で挙げた3冠馬たちは名馬と呼ばれるのでしょう(もちろん3冠馬に限らず偉い馬はたくさんいます)。
まとめ-複勝馬券とは
この記事では、複勝で儲からない理由と、それを克服するための戦略を詳しく解説しました。
・当然ながら的中させやすいので、収益性は低い
・複勝馬券で生計を立てるのは至難の業
・何より勝つなら長期戦を見越して「冷静さ」を忘れない
・無駄打ちしないために早い段階で馬券を買ってしまうの手
・ドーパミンの分泌量では3連単に劣るのは確か
・穴馬一点的中が一番効率が良い
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