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アメリカンペイトリオット産駒は芝1200mで買う|特徴・距離適性・晩成型の狙い方



結論:アメリカンペイトリオット産駒は「芝の短距離」を「古馬になってから」買う
芝1200m以下(勝率10.9%・複勝回収率111%)に特化した種牡馬です。さらに5歳(単勝回収率322%)芝で前走と同じ距離(同225%)が効きます。
小倉芝は勝率13.0%と別格。逆に新馬戦は勝率1.7%、3歳と東京ダートは手が出ません。

アメリカンペイトリオット産駒の成績と全体像|意外にもダートより芝

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/JRA平地
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
60-58-65-963/1146 5.2% 10.3% 16.0% 81% 71%

全体では勝率5.2%・単勝回収率81%と平凡です。ただしこの種牡馬は、芝とダートで全く別の顔を持ちます

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝ダ別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
35-23-31-419/508 6.9% 17.5% 116% 79%
ダート 25-35-34-544/638 3.9% 14.7% 54% 65%

芝は単勝回収率116%でプラス、ダートは54%。勝率も芝が6.9%に対しダートは3.9%と、1.8倍近い差があります。

これは意外に思われるかもしれません。アメリカ産で、父ウォーフロントはアメリカのダンチヒ系。名前も「アメリカンペイトリオット」ですから、ダート向きの血統だと受け取られがちです。日本に輸入された当初もそうした期待がありました。

ところが数字は正反対で、ダートより芝でこそ走ります。そもそも父アメリカンペイトリオット自身がアメリカので走った馬で、GⅠメーカーズ46マイルステークスもGⅢケントステークスも芝のレース。産駒が芝で結果を出すのは、実は血統どおりなのです。

この思い込みとのズレが、そのまま馬券の妙味になります。まずは「ダートに出てきたら評価を下げる」ところから始めるのが、この産駒の付き合い方です。

アメリカンペイトリオット産駒の距離適性|芝1200m以下に一極集中

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1200m以下 20-13-17-133/183 10.9% 27.3% 141% 111%
芝1400〜1600m 6-3-4-140/153 3.9% 8.5% 54% 42%
芝1600〜1800m 6-4-5-133/148 4.1% 10.1% 46% 58%
芝1800〜2000m 6-4-6-112/128 4.7% 12.5% 35% 70%
芝2000〜2200m 3-2-3-65/73 4.1% 11.0% 18% 42%
芝2200m以上 3-3-4-34/44 6.8% 22.7% 462% 103%

これほどはっきり分かれる産駒も珍しいところです。芝1200m以下だけが勝率10.9%・複勝率27.3%で、単勝・複勝とも回収率100%超。ところが1400mを超えた途端に勝率3〜4%台まで落ち込みます。

父アメリカンペイトリオット自身はマイルのGⅠ馬でしたが、産駒はそれより明確に短い距離に適性が寄っています。1200mか、それ以外か。この一点で判断してほぼ間違いありません。

※芝2200m以上の単勝回収率462%は、最高配当を除くと37%まで落ちます。1頭の大穴が押し上げただけの数字なので、長距離が買えるという意味ではありません。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/ダート・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダ1200m以下 6-5-8-150/169 3.6% 11.2% 29% 36%
ダ1300〜1400m 5-6-7-102/120 4.2% 15.0% 12% 59%
ダ1700〜1800m 11-22-15-217/265 4.2% 18.1% 80% 84%

ダートは中距離のほうがまだ形になります。芝とは逆に、短いほど数字が落ちるという構造。ただし1700〜1800mでも勝率4.2%止まりで、積極的に買う条件ではありません。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝からダートへの替わり
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝→ダ替わり 6-1-3-63/73 8.2% 13.7% 280% 118%

例外がひとつあります。前走が芝で今回ダートという馬は、勝率8.2%・単勝回収率280%。最高配当を除いても113%を保ちます。芝で人気を落とした産駒がダートに矛先を変えたときは、単勝で拾う価値があります。

アメリカンペイトリオット産駒は重馬場で走る?|芝の重以上は3年間0勝

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝良 31-15-24-330/400 7.8% 17.5% 139% 80%
芝稍重 4-6-6-61/77 5.2% 20.8% 44% 92%
芝重 0-2-1-26/29 0.0% 10.3% 0% 36%
芝不良 0-0-0-2/2 0.0% 0.0% 0% 0%
ダ良 16-27-28-354/425 3.8% 16.7% 70% 77%
ダ稍重 6-6-3-105/120 5.0% 12.5% 16% 38%
ダ重 3-1-1-61/66 4.5% 7.6% 40% 20%
ダ不良 0-1-2-24/27 0.0% 11.1% 0% 110%

この産駒は乾いた良馬場でこそです。芝良で勝率7.8%・単勝回収率139%。ここから馬場が悪くなるにつれてきれいに落ちていきます。

とくに厳しいのが重以上で、芝の重は29走、不良は2走して、いずれも1勝もできていません。芝重の複勝率も10.3%どまりです。ダートも重で勝率4.5%・複勝率7.6%と落ち、芝ダを問わず渋った馬場では立ち行きません。

短距離で軽い馬場を走り切るスピードが持ち味なので、時計がかかる展開は向きません。重以上の発表を見たら、条件がよくても消すくらいの割り切りで構わないところです。

※芝の重は29走、不良は2走とサンプルは多くありません。ただし勝率0%は稍重(5.2%)・良(7.8%)からの落差がはっきりしており、方向としては信頼できます。

アメリカンペイトリオット産駒の脚質|芝は先行、後方からは届かない

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・前走4角の位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
先行(2〜4番手) 14-6-8-77/105 13.3% 26.7% 121% 106%
中団(5〜9番手) 9-5-9-127/150 6.0% 15.3% 187% 83%
後方(10番手以下) 5-7-6-118/136 3.7% 13.2% 96% 66%

芝では前走で2〜4番手にいた先行馬が勝率13.3%と抜けています。単勝・複勝とも回収率100%超で、この産駒でいちばん信頼できる脚質です。

中団の単勝回収率187%は魅力的ですが、複勝率は15.3%と低め。当てにいくなら先行、配当なら中団という住み分けになります。後方待機は勝率3.7%で、短距離主体だけに後ろからでは届きません。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/ダート・前走4角の位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ(1番手) 2-2-2-25/31 6.5% 19.4% 16% 35%
先行(2〜4番手) 4-18-7-97/126 3.2% 23.0% 25% 60%
中団(5〜9番手) 13-11-16-154/194 6.7% 20.6% 57% 80%
後方(10番手以下) 3-2-4-172/181 1.7% 5.0% 104% 53%

ダートは芝と正反対で、前に行っても勝ち切れません。先行(2〜4番手)は複勝率23.0%と3着内には来るのに勝率3.2%・単勝回収率25%。むしろ中団のほうが勝率6.7%と上回ります。

いずれにせよダートはどの脚質でも回収率が出ないので、ダートは連系の相手にとどめるのが無難です。

アメリカンペイトリオット産駒は距離を動かさないほうがいい

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/前走からの距離変更別
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×短縮 9-2-7-75/93 9.7% 19.4% 90% 60%
芝×同距離 19-13-15-157/204 9.3% 23.0% 225% 118%
芝×延長 4-5-5-110/124 3.2% 11.3% 26% 50%
ダ×短縮 6-7-4-127/144 4.2% 11.8% 58% 29%
ダ×同距離 9-22-19-182/232 3.9% 21.6% 47% 79%
ダ×延長 7-4-6-141/158 4.4% 10.8% 91% 70%

芝で前走と同じ距離なら勝率9.3%・単勝回収率225%。最高配当を除いても133%を保ち、19勝を16頭が分け合うという理想的な分散です。距離を詰める短縮も勝率9.7%と悪くありません。

ところが芝で距離を延ばすと勝率3.2%・単勝回収率26%。短距離適性が明確なだけに、延長は素直に嫌っていい条件です。

アメリカンペイトリオット産駒の買い方【狙い目5選】

ここまでを踏まえ、出馬表の段階で判定できる買い条件を5つにまとめます。

買い① 芝1200m以下

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1200m以下 20-13-17-133/183 10.9% 27.3% 141% 111%

本命条件です。勝率10.9%は産駒全体の5.2%の2倍で、単勝・複勝とも回収率100%超。20勝を10頭が挙げています。

他の距離がことごとく勝率3〜4%台であることを考えると、この産駒は「芝1200mの馬」だと割り切って構いません。

買い② 5歳

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
5歳 11-7-9-102/129 8.5% 20.9% 322% 118%

典型的な晩成型です。5歳の単勝回収率322%は最高配当を除いても179%を保ち、しかも11勝を11頭が1勝ずつ分け合うという完璧な分散。1頭の活躍で作られた数字ではありません。

2歳(単勝回収率50%)や3歳(同28%)ではまるで走らないぶん、古馬になっても人気になりません。そこが最大の妙味です。

買い③ 芝で前走と同じ距離

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×同距離 19-13-15-157/204 9.3% 23.0% 225% 118%

単勝回収率225%・複勝回収率118%で、最高配当を除いても133%。19勝を16頭が挙げており、分散も申し分ありません。

買い①と重なる「芝1200mを使い続けている馬」が、この産駒でいちばん狙いやすい形になります。

買い④ 芝で前走4角2〜4番手

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×前走4角2〜4番手 14-6-8-77/105 13.3% 26.7% 121% 106%

勝率13.3%はこの記事で最も高い数字です。単複とも回収率100%超で、14勝を13頭が分け合うという分散のよさもあります。

逃げ切りではなく、番手から抜け出す形が最も合います。前走の通過順を確認して2〜4番手なら、素直に評価を上げてよさそうです。

買い⑤ 小倉芝

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
小倉芝 9-4-5-51/69 13.0% 26.1% 111% 110%

コースでは小倉芝が勝率13.0%と別格です。単勝・複勝とも回収率100%超。小回りで平坦、先行馬がそのまま押し切りやすい形が、この産駒の脚質と噛み合っています。

小倉の芝1200mで、前走も1200mを先行していた産駒。買い①③④⑤が全部重なるこの形が、最も強気に出ていい場面です。

アメリカンペイトリオット産駒のコース別成績

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/主な競馬場(60走以上)
コース 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
小倉芝 9-4-5-51/69 13.0% 26.1% 111% 110%
新潟芝 5-4-5-62/76 6.6% 18.4% 71% 51%
中山芝 5-4-6-67/82 6.1% 18.3% 46% 55%
中京ダート 3-5-5-50/63 4.8% 20.6% 128% 61%
京都ダート 3-10-5-81/99 3.0% 18.2% 8% 54%
中山ダート 4-7-5-141/157 2.5% 10.2% 18% 67%
東京ダート 2-2-3-95/102 2.0% 6.9% 6% 18%

小倉芝が突出し、ローカルの芝でおおむね形になります。反対に東京ダートは勝率2.0%・単勝回収率6%と壊滅的。広くて力の要る東京のダートは、この産駒がいちばん苦手にする舞台です。

アメリカンペイトリオット産駒の母父別成績|血統相性は?

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/主な母父(50走以上)
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
母父ディープインパクト 8-4-10-69/91 8.8% 24.2% 92% 70%

頭数がまとまっている母父はディープインパクトのみです。勝率8.8%・複勝率24.2%と産駒全体を上回り、ダンチヒ系のパワーに日本的なスピードを足す配合はうまく機能しています。

ただし単勝回収率は92%とプラスに届きません。母父で買うより、距離とコースで判断したほうが精度は上がります。

アメリカンペイトリオット産駒は何歳が買い?|4〜5歳がピーク

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/馬齢別
馬齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 11-8-6-190/215 5.1% 11.6% 50% 40%
3歳 22-24-29-470/545 4.0% 13.8% 28% 63%
芝重 0-2-1-26/29 0.0% 10.3% 0% 36%
4歳 14-18-20-152/204 6.9% 25.5% 112% 92%
5歳 11-7-9-102/129 8.5% 20.9% 322% 118%
6歳以上 2-1-1-49/53 3.8% 7.5% 61% 95%

買い②で挙げたとおり、この産駒は4〜5歳がピークです。3歳までは勝率4〜5%台・単勝回収率50%以下で、まるで買えません。それが4歳で112%、5歳で322%に跳ね上がります。

6歳以上になると勝率3.8%まで落ちるので、狙いは4歳と5歳の2年間に絞られます。若いうちに見限られた産駒が古馬になって花開く、という形を探したいところです。

アメリカンペイトリオット産駒と相性のいい騎手

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/騎乗数上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
岩田望来 6-5-3-16/30 20.0% 46.7% 87% 73%
菊沢一樹 5-3-4-30/42 11.9% 28.6% 85% 111%
石橋脩 2-1-1-20/24 8.3% 16.7% 65% 42%
国分恭介 1-3-0-17/21 4.8% 19.0% 71% 124%
原優介 1-0-1-20/22 4.5% 9.1% 11% 24%

岩田望来騎手が勝率20.0%・複勝率46.7%と数字の上では最も相性がよく、菊沢一樹騎手も複勝回収率111%と安定しています。

※この産駒は特定の主戦騎手が定まっておらず、最多でも42鞍という薄いサンプルです。騎手単体を買い条件にはせず、参考にとどめてください。

アメリカンペイトリオット産駒の人気別の信頼度

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/当日人気別
当日人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 17-7-5-20/49 34.7% 59.2% 82% 80%
2〜3番人気 16-14-21-61/112 14.3% 45.5% 70% 77%
4〜6番人気 17-18-20-162/217 7.8% 25.3% 85% 75%
7番人気以下 10-19-19-720/768 1.3% 6.2% 82% 69%

当日の人気は買い条件にはできませんが、性格はよく表れています。1番人気は勝率34.7%・複勝率59.2%とまずまず信頼できます。

一方で7番人気以下は勝率1.3%・複勝率6.2%。人気薄からの一発はほとんど期待できません。無理な穴狙いはせず、買い①〜⑤に該当する馬が中位人気にいるときを拾うのが現実的です。

アメリカンペイトリオット産駒の消し条件

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
新馬戦 2-1-3-112/118 1.7% 5.1% 5% 14%
東京ダート 2-2-3-95/102 2.0% 6.9% 6% 18%
芝×延長 4-5-5-110/124 3.2% 11.3% 26% 50%
3歳 22-24-29-470/545 4.0% 13.8% 28% 63%

最も強い消しが新馬戦で、勝率1.7%・単勝回収率5%。とくに芝の新馬戦は3年間で1勝もできていません。使われながら力をつけるタイプで、デビュー戦で完成しているケースはまずないと考えていいところです。

次いで東京ダート(勝率2.0%)、芝の距離延長(同3.2%)、3歳(同4.0%)。そして芝の重は29走して0勝。この5つに当てはまる産駒は、人気でも思い切って評価を下げられます。

アメリカンペイトリオットのプロフィール

アメリカンペイトリオットは2013年生まれの鹿毛、アメリカ産。父:War Front、母父:Tiznow。現役では14戦5勝を挙げました。

3歳時、芝9ハロンのケントステークス(GⅢ)をコースレコードで快勝。GⅠセクレタリアトステークスは3着でしたが、4歳時にメーカーズ46マイルステークスを制してGⅠウイナーとなりました。

引退後は2017年に日本へ輸入され種牡馬入り。「ダンチヒ晩年の傑作」と称されるウォーフロントの直仔ということで人気を集め、初年度は154頭に種付けしています。供用地は日高・ダーレー・ジャパンSコンプレックスです。

アメリカンペイトリオットの血統構成

父:War Front はダンチヒ系。日本には本馬のほか、デクラレーションオブウォーやザファクターといった直仔が種牡馬として導入されています。

母父:Tiznow はブリーダーズカップクラシックを連覇した米国年度代表馬。母系からもアメリカ的なパワーとスピードが供給されています。

結果として産駒は短い距離を先行して押し切るスピード型に寄りました。切れ味で差すタイプではないので、芝1200mで前に付けられるかどうかが評価の分かれ目になります。

代表産駒① ビーアストニッシド

母父:ネオユニヴァース。2022年のスプリングステークス(GⅡ)を制し、アメリカンペイトリオットを重賞サイアーに押し上げた初年度産駒の代表格です。この勝利があったからこそ、種牡馬としての評価が立ちました。

正直に書けば、近年は苦戦が続いています。通算31戦で2勝、2026年もここまで3戦していずれも掲示板を外しました。それでも現役を続けており、オープンクラスに在籍し続けていること自体がこの血統の底力でもあります。

この馬が示すのはこの産駒の勝ち切りにくさです。記事本文で見たとおり、アメリカンペイトリオット産駒は条件が合ったときに集中して走るタイプ。芝1200mでも小倉でもない条件で長く走り続けると、こういう戦績になりやすいということでもあります。

代表産駒② エコロレジーナ

母父:オルフェーヴル。芝のスプリント一本で走ってきた牝馬で、新潟芝1000mを主戦場にしています。1勝クラス、3勝クラスの稲妻ステークスと勝ち上がり、2026年5月には6歳でオープン特別の韋駄天ステークスを制しました

このときの通過順は4角先頭。芝の短距離を、前に行って押し切るという、この産駒の勝ちパターンそのものです。古馬になってからオープンまで上り詰めたキャリアも、晩成型という特徴をよく表しています。

代表産駒③ デイトナモード

母父:スズカマンボ。こちらは小倉芝1200mを得意にする牡馬で、未勝利・1勝クラスをいずれも小倉の芝1200mで勝ち上がりました。

注目したいのは人気薄での激走で、2024年12月の中京芝1200m(尾張特別)を12番人気で、2026年1月の小倉芝1200m・巌流島ステークス(3勝クラス)を14番人気で勝利しています。

買い①「芝1200m以下」と買い⑤「小倉芝」が重なると、これだけの配当が転がり込むことがあるという実例です。人気を落としているからといって切ってしまわないよう注意したいところです。

まとめ:アメリカンペイトリオット産駒の買い方

  • 芝は単勝回収率116%、ダートは54%。まず芝を選ぶ
  • 本命は芝1200m以下(勝率10.9%・複勝回収率111%)。1400m以上は勝率3〜4%台に急落
  • 晩成型で5歳が単勝回収率322%(11勝を11頭が分け合う)。4歳も112%
  • 芝の同距離(同225%)、芝で前走4角2〜4番手(勝率13.3%)、小倉芝(同13.0%)も買い
  • 新馬戦(勝率1.7%)・東京ダート・芝の距離延長・3歳は消し芝の重以上は3年間0勝

この種牡馬の使い方はシンプルです。小倉か新潟の芝1200mで、4〜5歳、前走も同じ距離を先行していた馬。この形を探し、それ以外の場面では手を出さない。それだけで回収率は大きく変わります。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV

Tokuma

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