このページでは、新潟芝1000mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
新潟芝1000m戦コースの特徴
日本国内では唯一の直線だけでレースが完結するコース。
最初の1Fのみ1mの上り坂ではあるものの、以降は坂を少し下っての平坦。
道中は10秒台のラップが刻まれて、基本的には外枠が圧倒的に有利。
近年では、内枠を引いた馬がそのまま内ラチ沿いを頼らせて疾走させて着を取るという競馬もあったものの、あくまでもトリッキーな競馬で、今後あれがトレンドになるとは言えないと思います。
前々で競馬をした馬が基本的に有利に働くものの、差しが決まらないということもなく。
決め手を有する馬には十分なチャンスがあり、よほどの追い込み馬でなければむやみに敬遠する必要もないと思います。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 2-3-4-132/141 | 1.4% | 3.5% | 6.4% | 78% | 106% |
2枠 | 7-4-5-129/145 | 4.8% | 7.6% | 11.0% | 60% | 41% |
3枠 | 5-5-6-128/144 | 3.5% | 6.9% | 11.1% | 68% | 71% |
4枠 | 3-4-3-135/145 | 2.1% | 4.8% | 6.9% | 17% | 23% |
5枠 | 4-5-4-135/148 | 2.7% | 6.1% | 8.8% | 43% | 33% |
6枠 | 15-10-13-109/147 | 10.2% | 17.0% | 25.9% | 89% | 96% |
7枠 | 18-18-17-129/182 | 9.9% | 19.8% | 29.1% | 92% | 91% |
8枠 | 20-25-22-119/186 | 10.8% | 24.2% | 36.0% | 63% | 99% |
新潟芝1000m戦の成績上位種牡馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ダイワメジャー | 5-6-8-38/57 | 8.8% | 19.3% | 33.3% | 45% | 95% |
ロードカナロア | 5-5-11-59/80 | 6.3% | 12.5% | 26.3% | 153% | 110% |
ファインニードル | 4-1-0-10/15 | 26.7% | 33.3% | 33.3% | 141% | 55% |
マクフィ | 4-0-2-9/15 | 26.7% | 26.7% | 40.0% | 349% | 178% |
アジアエクスプレス | 4-0-0-11/15 | 26.7% | 26.7% | 26.7% | 515% | 124% |
ロードカナロアやファインニードルなど、分かりやすく短距離への適性が高い馬が好成績を残しています。
他は国内ではダート短距離で結果を出している、マクフィ、さらには本質的にはダート血統馬であるアジアエクスプレス産駒も成績優秀。
このように、このコースはダート短距離の適性が高い馬も良く走るシーンが見られます。
ダート適性の高い米国質の血統馬は序盤の加速力に優れているため、このコースとの相性が良いのではという考察ができます。
新潟芝1000m戦の成績上位母父馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 5-4-4-26/39 | 12.8% | 23.1% | 33.3% | 60% | 149% |
アドマイヤムーン | 5-1-1-14/21 | 23.8% | 28.6% | 33.3% | 150% | 73% |
ダイワメジャー | 3-2-1-24/30 | 10.0% | 16.7% | 20.0% | 358% | 111% |
フジキセキ | 3-1-4-25/33 | 9.1% | 12.1% | 24.2% | 167% | 105% |
ディープインパクト | 3-1-3-29/36 | 8.3% | 11.1% | 19.4% | 166% | 83% |
母父成績は混戦も、一つ言えるのはアドマイヤムーンは父に入っても、母父でも優秀という点。
アドマイヤムーンは現役時代の活躍ぶりに反し、産駒はフォーティナイナーの影響が強いのか短距離戦で活躍する馬が多く見られます。
新潟芝1000m戦の成績上位騎手
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
丹内祐次 | 5-5-2-28/40 | 12.5% | 25.0% | 30.0% | 138% | 85% |
菊沢一樹 | 5-5-1-34/45 | 11.1% | 22.2% | 24.4% | 132% | 101% |
杉原誠人 | 5-3-3-32/43 | 11.6% | 18.6% | 25.6% | 94% | 71% |
菅原明良 | 5-3-2-22/32 | 15.6% | 25.0% | 31.3% | 93% | 136% |
津村明秀 | 4-5-3-22/34 | 11.8% | 26.5% | 35.3% | 244% | 147% |
母父成績同様に騎手成績も混戦模様。
正直、枠の差で決まりやすいコースでもあるので、騎手の巧拙のポイントがあるとすればスタートでしょう。
このスタートの巧拙を図るポイントになるのは、リーディングの順位。
基本的にスタートの上手い騎手は、全体を通しても成績優秀です。
新潟芝1000m戦の馬券のヒント
・分かりやすく外枠有利
・先行有利は確かだが、決め手ある差し馬にも注意
・スプリント適性orダート短距離適性の高い種牡馬成績が優秀
・アドマイヤムーンの血を引く馬は短距離適性高い
・騎手成績は混戦も迷ったときは成績上位騎手から
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