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ロゴタイプ産駒はダートの牡馬で買う|特徴・距離適性・牝馬との差



結論:ロゴタイプ産駒は「ダートの牡馬」と「前走好走馬」だけ
全体では単勝回収率48%・複勝回収率56%と、正直に言って厳しい種牡馬です。手広く買う対象ではありません。
それでもダートの牡馬は勝率8.9%前走1〜3着なら勝率15.5%・複勝率35.9%と一変します。逆に牝馬のダートは勝率1.4%と、性別で完全に別物です。

ロゴタイプ産駒の成績と全体像|数字は厳しい

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/JRA平地
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
36-33-37-596/702 5.1% 9.8% 15.1% 48% 56%

先に厳しい話をしておきます。勝率5.1%・複勝率15.1%、単勝回収率48%。種牡馬としては物足りない数字が並びます。

父ロゴタイプ自身は朝日杯フューチュリティステークス、皐月賞、安田記念とGⅠを3勝した名馬でしたが、その能力がそのまま産駒に伝わっているとは言いがたい状況です。

ただし、条件を絞れば拾える場面はあります。まず見るべきは芝かダートかです。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝ダ別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダート 20-19-19-293/351 5.7% 16.5% 59% 53%
16-14-18-303/351 4.6% 13.7% 37% 60%

わずかながらダートのほうが上です。単勝回収率で59%対37%。ただしどちらも100%には遠く、この段階ではまだ買える水準ではありません。

差がはっきりするのは、ここに性別を掛け合わせたときです。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/性別×芝ダ
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む)×ダート 18-17-10-158/203 8.9% 22.2% 91% 59%
牡馬(セン馬含む)×芝 7-3-9-129/148 4.7% 12.8% 51% 93%
牝馬×芝 9-11-9-174/203 4.4% 14.3% 26% 35%
牝馬×ダート 2-2-9-135/148 1.4% 8.8% 15% 45%

ここで一気に景色が変わります。ダートの牡馬だけが勝率8.9%・複勝率22.2%・単勝回収率91%と、産駒全体を大きく上回ります。

対してダートの牝馬は勝率1.4%・単勝回収率15%。同じダートでも性別で6倍以上の差がつきます。この産駒でいちばん大事なのが、この組み合わせの確認です。

後述する重賞勝ち産駒3頭も、すべてダートで勝っています。父は芝のGⅠ馬でしたが、産駒はダート寄りだと考えて差し支えありません。

ロゴタイプ産駒の距離適性|ダートは1600〜1800m

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/ダート・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダ1200m以下 4-4-6-86/100 4.0% 14.0% 77% 62%
ダ1300〜1400m 1-3-2-41/47 2.1% 12.8% 24% 63%
ダ1600m 3-1-4-32/40 7.5% 20.0% 55% 48%
ダ1700〜1800m 11-9-6-116/142 7.7% 18.3% 62% 46%

ダートは1600m以上のマイル戦以降が中心です。とくに1700〜1800mは勝ち星が最も多く、勝率7.7%。1300〜1400mだけが勝率2.1%と凹みます。

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・距離帯別
距離帯 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1200m以下 4-3-4-79/90 4.4% 12.2% 22% 31%
芝1400〜1600m 7-5-4-104/120 5.8% 13.3% 28% 41%
芝1600〜1800m 4-4-5-125/138 2.9% 9.4% 22% 66%
芝1800〜2000m 3-3-8-95/109 2.8% 12.8% 26% 110%
芝2000〜2200m 1-0-3-40/44 2.3% 9.1% 13% 88%

芝はどの距離帯も単勝回収率30%以下で、買える距離がありません。強いて言えば1400〜1600mが勝率5.8%とマシですが、それでも回収率28%です。

芝に出てきたら、ほぼ手を出さないくらいの割り切りでちょうどよさそうです。

ロゴタイプ産駒は重馬場で走る?|サンプルが乏しい

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝良 14-9-17-258/298 4.7% 13.4% 40% 62%
芝稍重 1-3-1-27/32 3.1% 15.6% 15% 50%
芝重 0-2-0-18/20 0.0% 10.0% 0% 38%
芝不良 1-0-0-0/1 100.0% 100.0% 490% 210%
ダ良 13-14-15-214/256 5.1% 16.4% 43% 50%
ダ稍重 5-3-1-44/53 9.4% 17.0% 168% 65%
ダ重 0-2-1-29/32 0.0% 9.4% 0% 45%
ダ不良 2-0-2-6/10 20.0% 40.0% 87% 104%

馬場状態は判断材料になりません。産駒数が少ないため、渋った馬場のサンプルがどれも数十走以下しかないからです。

※芝不良はわずか1走、ダート不良も10走です。芝不良の勝率100%・単勝回収率490%は「1回走って1回勝った」だけの数字で、意味を持ちません。ダ稍重の単勝回収率168%も最高配当を除くと42%まで落ちます。この節の数字はいずれも参考にとどめてください。

ロゴタイプ産駒の脚質|芝ダとも前走で前に付けていた馬

芝の脚質|先行なら複勝率29.9%

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/芝・前走4角の位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ(1番手) 1-3-1-21/26 3.8% 19.2% 7% 53%
先行(2〜4番手) 7-9-7-54/77 9.1% 29.9% 96% 91%
中団(5〜9番手) 4-1-6-90/101 4.0% 10.9% 17% 72%
後方(10番手以下) 1-1-2-90/94 1.1% 4.3% 10% 46%

芝が苦手なこの産駒でも、前走2〜4番手だった先行馬なら勝率9.1%・複勝率29.9%まで上がります。芝で買うとしたら、この形しかありません。

意外なのは前走で逃げていた馬が勝率3.8%・単勝回収率7%と振るわない点です。芝では「ハナを切っていた馬」より「番手で運べた馬」を評価してください。

反対に前走10番手以下だった馬は勝率1.1%。後ろからでは全く届きません。

ダートの脚質|こちらも前が中心

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/ダート・前走4角の位置別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
逃げ(1番手) 3-2-2-18/25 12.0% 28.0% 90% 83%
先行(2〜4番手) 9-9-3-83/104 8.7% 20.2% 81% 52%
中団(5〜9番手) 4-5-10-75/94 4.3% 20.2% 80% 85%
後方(10番手以下) 3-0-2-73/78 3.8% 6.4% 27% 24%

ダートは芝と逆で、前走逃げていた馬が勝率12.0%・複勝率28.0%と最上位。先行(2〜4番手)の8.7%が続きます。芝は番手、ダートはハナという違いを押さえておくと使い分けができます。

※前走逃げは芝26走・ダート25走と限られたサンプルです。産駒数が少ない種牡馬なので、細分化するほど数字が不安定になる点はご了承ください。

ロゴタイプ産駒の買い方【狙い目5選】

全体の単勝回収率が48%という種牡馬です。ここで挙げるのは「積極的にプラスが出る条件」ではなく、数字がはっきり上向く条件だと考えてください。

買い① 前走1〜3着だった馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1〜3着 16-14-7-66/103 15.5% 35.9% 97% 87%

最も明確な条件です。勝率15.5%は産駒全体の5.1%の3倍、複勝率も35.9%。単勝回収率97%とほぼ損益分岐点まで戻ります。

前走7着以下だと複勝率8.3%まで落ちるので、調子の良し悪しがそのまま出るタイプです。前走の着順を確認するだけで、判断の大半が済みます。

買い② 前走4〜6番人気だった馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4〜6番人気 13-6-7-90/116 11.2% 22.4% 81% 59%

勝率11.2%は全体の2倍以上。しかも最高配当を除いても単勝回収率71%を保ち、13勝が広く分散しています。この産駒のなかでは最も安定した条件です。

買い①と重なる馬も出てきますが、前走の着順と人気の両方を見ることで精度が上がります。前走7番人気以下だと勝率1.3%まで落ちます。

買い③ ダートの牡馬

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む)×ダート 18-17-10-158/203 8.9% 22.2% 91% 59%

この産駒の主戦場です。勝率8.9%・単勝回収率91%。牝馬のダート(勝率1.4%)とは比べものになりません。

重賞勝ち産駒3頭がすべてダートであることとも一致します。ダートに出てきた牡馬が、この種牡馬でいちばん信頼できる形です。

買い④ 2勝クラス

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2勝クラス 7-7-4-45/63 11.1% 28.6% 106% 90%

クラス別では2勝クラスだけが際立ちます。勝率11.1%・単勝回収率106%で、この記事で唯一100%を超える条件です。

未勝利(勝率2.3%)や新馬(同3.8%)は全く走りません。下級条件で苦戦し、勝ち上がった一部だけが通用するという構図で、条件が上がるほど数字が良くなります。

※63走と限られたサンプルで、最高配当を除くと単勝回収率58%まで落ちます。「2勝クラスなら買い」ではなく「下級条件は避ける」という方向で使ってください。

買い⑤ 芝で前走4角2〜4番手

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×前走4角2〜4番手 7-9-7-54/77 9.1% 29.9% 96% 91%

芝は全体として買えない産駒ですが、前走で先行していた馬に限れば複勝率29.9%まで上がります。単複とも回収率90%台と、損益分岐点近くまで戻ります。

芝でこの産駒を買うなら、この条件に該当するときだけにしてください。

ロゴタイプ産駒の得意コースと不得意コース

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/主な競馬場(60走以上)
コース 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
東京ダート 4-5-4-62/75 5.3% 17.3% 44% 55%
新潟芝 3-3-5-48/59 5.1% 18.6% 23% 47%
中山ダート 3-4-3-74/84 3.6% 11.9% 89% 64%

60走以上ある競馬場は3つだけで、どこも回収率100%には届きません。産駒の絶対数が少ないため、コースで狙いを絞れるほどのデータが集まっていない状態です。

強いて言えば東京ダートが複勝率17.3%とまとまります。コースより、性別と前走成績で判断するほうが確実です。

ロゴタイプ産駒の母父別成績|血統相性は?

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/主な母父(50走以上)
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
母父ハービンジャー 3-6-7-49/65 4.6% 24.6% 23% 149%

50走以上ある母父はハービンジャーのみです。複勝率24.6%・複勝回収率149%と、産駒全体(15.1%)を上回ります。

ただし単勝回収率は23%。3着内には来るが勝ち切れないという形で、ワイドや3連複向きの組み合わせです。母父の頭数が揃っていないため、血統で狙いを絞るのは難しい種牡馬といえます。

ロゴタイプ産駒は何歳が買い?|4歳以降

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/馬齢別
馬齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 5-0-4-118/127 3.9% 7.1% 24% 17%
3歳 13-11-11-239/274 4.7% 12.8% 21% 48%
4歳 11-13-13-130/167 6.6% 22.2% 63% 94%
5歳 5-9-8-78/100 5.0% 22.0% 63% 68%

はっきりした晩成型です。2歳は複勝率7.1%、3歳も12.8%と苦しいのに、4歳になると複勝率22.2%・複勝回収率94%まで上がります。5歳も同水準を保ちます。

デビューからしばらくは結果が出ないタイプなので、若い世代は評価を下げ、古馬になってから見直すのが正解です。

ロゴタイプ産駒と相性のいい騎手

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/騎乗数上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
松山弘平 5-2-1-6/14 35.7% 57.1% 145% 111%
石橋脩 4-1-1-17/23 17.4% 26.1% 151% 69%
木幡巧也 0-2-1-25/28 0.0% 10.7% 0% 36%
柴田大知 0-1-1-20/22 0.0% 9.1% 0% 15%
嶋田純次 0-0-2-17/19 0.0% 10.5% 0% 46%

松山弘平騎手と石橋脩騎手が単複とも回収率100%超ですが、騎乗数はそれぞれ14鞍・23鞍しかありません。

※この産駒は特定の主戦騎手が定まっておらず、最も多い騎手でも28鞍です。しかも上位3名は3年間で未勝利。騎手を理由に買うにはあまりに材料が足りないので、参考程度にとどめてください。

ロゴタイプ産駒の人気別の信頼度

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12/当日人気別
当日人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 6-8-2-14/30 20.0% 53.3% 37% 69%
2〜3番人気 16-11-8-43/78 20.5% 44.9% 100% 80%
4〜6番人気 9-8-11-97/125 7.2% 22.4% 69% 65%
7番人気以下 5-6-16-442/469 1.1% 5.8% 34% 49%

1番人気は勝率20.0%・複勝率53.3%、単勝回収率37%です。

目を引くのは2〜3番人気で、勝率20.5%と1番人気を上回り、単勝回収率もちょうど100%1番人気より2〜3番人気のほうが期待値が高いという、珍しい形をしています。

一方で7番人気以下は勝率1.1%・複勝率5.8%。人気薄の一発はまず期待できません。

ロゴタイプ産駒の消し条件

集計期間:2023.7.22〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×前走4角10番手以下 1-1-2-90/94 1.1% 4.3% 10% 46%
牝馬×ダート 2-2-9-135/148 1.4% 8.8% 15% 45%
前走10着以下 4-3-8-196/211 1.9% 7.1% 12% 35%
未勝利 7-6-10-276/299 2.3% 7.7% 23% 33%

消しははっきりしています。芝で前走10番手以下(勝率1.1%)、牝馬のダート(同1.4%)、前走10着以下(同1.9%)。いずれも単勝回収率15%以下です。

加えて未勝利戦も勝率2.3%。下級条件の若い産駒は、人気でも手を出さないのが安全です。

ロゴタイプのプロフィール

ロゴタイプは2010年生まれの黒鹿毛。父:ローエングリン、母父:サンデーサイレンス。現役では32戦6勝を挙げました。

2歳暮れの朝日杯フューチュリティステークスを制すると、3歳春には皐月賞を優勝。さらに5歳時の安田記念も勝ち、GⅠを3勝した名馬です。

とくに中山と東京の1600〜2000mで力を発揮し、スプリングステークスや中山記念でも好走。息の長い活躍を見せました。

ロゴタイプの血統構成

父:ローエングリンは中山記念を連覇したマイラーで、母父:サンデーサイレンスという組み合わせです。

父ロゴタイプ自身は芝のGⅠを3勝しましたが、産駒はむしろダート寄りに出ています。重賞勝ち産駒3頭がすべてダートというのが、その何よりの証拠です。

産駒数が限られるため配合の傾向を語れる段階にはありませんが、父の現役時代のイメージで芝を期待すると外すという点は、はっきり押さえておきたいところです。

代表産駒① ミトノオー

2024年5月の平安ステークス(GⅢ・京都ダート1900m)を5番人気で制覇した、産駒唯一の重賞勝ち馬です。

勝ち鞍がダート1900mというのも象徴的で、この産駒の主戦場であるダートの中距離を体現しています。人気を落として勝ち切ったあたりも、この血統らしいところです。

代表産駒② オメガギネス

東京ダート1600mのグリーンチャンネルカップ(リステッド)を2度制覇しています。同じ条件で繰り返し好走できるのは、コース適性がはっきりしている証拠です。

このほか、福島ダート1700mの福島民友カップ(リステッド)を勝ったポッドロゴもいます。上位の産駒はいずれもダートのマイル以上で結果を出しており、買い③の裏づけになっています。

まとめ:ロゴタイプ産駒の買い方

  • 全体は勝率5.1%・単勝回収率48%。手広く買う対象ではない
  • 最大の分岐点はダートの牡馬(勝率8.9%)と牝馬のダート(同1.4%)。6倍以上の差
  • 前走1〜3着なら勝率15.5%・複勝率35.9%前走4〜6番人気も勝率11.2%
  • 晩成型で4歳以降が本番。2勝クラス(単勝回収率106%)も買い
  • 芝で前走後方・牝馬のダート・前走10着以下・未勝利戦は消し

正直に言って、狙いどころの少ない種牡馬です。それでもダートに出てきた牡馬で、前走で好走していて、4歳以上という形なら数字は一変します。それ以外は静観する、という割り切りが最も損をしません。

産駒数が限られるため、今後の出走で数字が動く可能性があります。データが増え次第、本記事も更新していきます。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV

Tokuma

競馬とは物心ついた頃からの縁があり、 今は血統と展開読みに魅せられた人 有益な情報を鋭意発信していきます!