このページでは種牡馬・ドレフォンの産駒成績や馬券で扱う上での考え方を記載しています。
【参考】ドレフォン産駒のこれまでの成績
(集計期間:2021.6.6~2024.3.1)
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
10.7% | 18.5% | 27.0% | 80% | 76% |
◆芝成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
6.8% | 14.2% | 22.4% | 68% | 77% |
◆ダート成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
12.5% | 20.4% | 29.1% | 85% | 76% |
ダート成績の方が、勝利数回収率ともに優秀。
ジオグリフのように軽い走りで芝をこなすタイプもいるものの、全体的にはダートを得意とするタイプが多く出ています。
◆2歳6月~9月成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
13.1% | 22.0% | 32.2% | 153% | 78% |
全体との比較では良い成績。
しかし、古馬になっても上半期は、急激に成績が下降するというわけでもなく。
◆4歳上半期
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
16.0% | 23.8% | 33.2% | 120% | 97% |
一方で下半期に入り、3歳混合になると少し苦しくなります。
◆4歳下半期
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
4.2% | 7.8% | 12.2% | 73% | 86% |
芝ダート揃って微妙です。
まずは芝の重・不良成績から
◆芝「重」「不良」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
4.9% | 7.3% | 14.6% | 17% | 31% |
次にダートを見ていきます。
◆ダート「重」「不良」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
9.8% | 17.2% | 25.8% | 55% | 72% |
一見悪くないように見えますが、良・やや重と比較すると少し落ちます。
◆ダート「良」「やや重」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
13.0% | 21.0% | 29.7% | 91% | 77% |
水を含んだダートもこなせないことはありませんが、乾いている方がベターということは覚えておきたいポイントです。
先にも取り上げましたが、ドレフォン産駒は少なからず早熟性のある産駒が多い傾向にあります。
特に早い時期のダート未勝利戦の成績は優秀です。
◆2歳6~9月×ダート未勝利戦
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
32.0% | 40.0% | 60.0% | 265% | 144% |
新馬戦では単勝・複勝ともに回収率は100%を超えませんが、複勝率は40%を超えているので、要チェックでしょう。
ドレフォン産駒の1番人気馬はダートでは複勝率70%を超えますが、芝では50%を切ります。
人気傾向では、芝ダともに4、5番人気が単勝回収率100%を上回る優秀っぷり。
◆4、5番人気成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
12.4% | 23.5% | 35.5% | 120% | 93% |
先行力のある馬が多く、断然1番人気などが飛ぶ際に台頭して、回収率を上げているパターンなどが考えられます。
逆に人気で切るパターンも一つ。
大敗後の10番人気以下が人気薄で突然逆転することはなかなか厳しく、ストームキャット系の特徴の一つが表れている印象を受けます。
◆前走6着以下×今回10番人気以下
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
0.6% | 1.7% | 3.9% | 33% | 69% |
◆馬体重500kg以上の成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
16.5% | 24.1% | 32.4% | 123% | 92% |
近代競馬は馬体の大きな馬が有利。
この法則にドレフォン産駒もしっかり当てはまる模様。
馬格のある馬は少し割り増し評価で検討すべきでしょう。
通算9戦6勝。
主な勝ち鞍として、
キングスビショップS(GⅠダ1400m)
ブリーダーズCスプリント(GⅠダ1200m)
フォアゴーS(GⅠダ1400m)
ダートスプリントを主戦場に駆け抜けたキャリアの中でも、勝ちパターン、負けパターンが明白な馬で、命運を分かつのは逃げられるか逃げられないか。
デビュー戦こそ落とすものの以降は、ハナを切る競馬で5連勝をマーク。
5連勝目となったBCスプリントは、好枠からコーナーを活かして先頭に立ち押し切り。
スプリントチャンピオンとなるものの、次走のビングクロスビーSでは逸走し落馬競走中止。
フォアゴーSでは立て直すものの、この年のBCスプリントでは流れに乗り切れず6着。
このレースを最後に引退となりました。
父はGio Ponti。
アーリントンミリオンやマンノウォーSを連覇など芝中距離GⅠ7勝。
現状ドレフォンは代表産駒と言っても差し支えないでしょう。
母Eltimaasは不出走も、半兄にはBCジュヴェナイルを制したAction This Day。
母の父GhostzapperはBCクラシック優勝馬であり、雄大なストライド、先行して最後まで簡単に減速しないという米国質な特性を持つ馬であり、産駒や母の父としてもその特徴を伝えています。
全体の構成としては、やはり日本競馬においてはダート質な種牡馬であると改めて血統表を見て感じます。
自身はスプリンターでしたが、ロングスパートが武器のGio Ponti、粘り強いGhostzapperの影響も強いのか、距離の幅も2000m近くまでこなす産駒がよく見られます。
3代母はダイナカールという名牝系の一頭。
新馬戦こそ芝で卸されたものの、結果が出ずに2戦目からダートへシフトし、未勝利、1勝クラスと連勝。
まだゲートに課題を残していたり、勝負所でふわっとする面を見せている印象ですが、将来性豊かな一頭です。
距離も2000mをしっかりこなせそうですし、アドマイヤルプス(父ヘニーヒューズ)というのもポイント高め。
ハーバーライトと同牝系から。
ただミッキーファイトはエアグルーヴからの系譜で、兄はチャンピオンズC優勝馬のジュンライトボルト(父キングカメハメハ)。
1勝クラスの勝ちっぷりが大変素晴らしく。
もう少し早く軌道に乗れていたら、3歳ダート3冠路線でもと思えるくらいの素質馬。
秋のジャパンダートクラシックは視野に入ってほしい存在です。
(2024/10/5更新)ジャパンダートクラシックでは2着という成績。
この世代のダート戦線はかなりハイレベルだと思うので、今後も楽しみにしたいと思います。
ダート1200m戦での勝ち上がり。
その1400mで伸びきれずの4着。
少し雑な考察かもしれませんが祖母がテンシノキセキであることや、同馬が牝馬であることから極めてスプリント適性の高い馬と考えます。
買うときは1200m以下で。