Categories: 函館競馬場

函館芝2000mは函館らしくない前不利のコース|傾向・血統・枠順データ




結論:函館芝2000mは函館らしくない前不利のコース

  • 前が止まりにくいはずの函館で、4角先頭の勝率12.8%・複勝率35.9%だけが6コース中最下位
  • それでも後方一気は決まらず、4角10番手以下は141走で未勝利・複勝率7.1%
  • 39勝のうち21勝は4角2〜4番手から、この帯だけ勝率15.1%・単勝回収率207%
  • 距離短縮組は70走2勝の勝率2.9%、同距離組は勝率9.9%
  • 5歳以上は74走2勝・複勝率13.5%で割引

函館芝2000mのコースの特徴|4コーナー奥のポケットから1コーナーまで約476m

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・JRA平地
項目 数値
1周(芝Aコース) 1,626.6m
直線 262.1m(JRAで最短)
コース全体の高低差 3.5m
ゴール前の坂 なし(緩い下り)
スタート 4コーナー奥のポケット/1コーナーまで約476m
平均頭数 13.7頭
平均勝ちタイム 2:00.7
勝ち馬の平均上り3F 35.6秒
4角先頭の勝率 12.8%

函館の芝は右回りで、1周1,626.6m、直線は262.1mです。

この262.1mはJRAで最も短い直線になります。

芝2000mのスタート地点は4コーナーの奥に伸びたポケットで、そこから馬場をちょうど1周します。

そこから1コーナーまでが約476mあり、函館の芝1800mの約276mと比べると200mほど長い助走が用意されている形です。

1コーナーを回ると2コーナーの出口まで緩い下りが続き、向正面から3〜4コーナーの半ばまでは上りに変わります。

3〜4コーナーの途中に坂の頂上があり、そこから直線の半ばまでは緩い下りに変わります。

残りはゴールまで平坦なので、直線で坂を上らされる場面はありません。

3〜4コーナーは外へ膨らみにくいスパイラルカーブなので、位置を下げずに直線を向ける形になっています。

ここまで並べると函館の他のコースと同じ「前が止まらない舞台」に見えますが、数字はまったく逆を向いています

なお同じ北海道でも、ほぼ平坦な札幌とは高低差3.5mというところで性格が違います。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 39-39-39-398/515 7.6% 15.1% 22.7% 93% 76%

全体では勝率7.6%・複勝率22.7%です。

施行は夏の函館開催だけで、3年分を集めても39レースしかありません。

本記事の数字は39レースぶんという前提で、傾向の強さとして受け取ってください。

函館芝2000mの枠順は3〜4枠が単勝回収率162%|内も外も伸びない

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・枠帯別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 6-11-6-82/105 5.7% 21.9% 103% 63%
3〜4枠 12-3-8-94/117 10.3% 19.7% 162% 75%
5〜6枠 12-15-12-100/139 8.6% 28.1% 70% 91%
7〜8枠 9-10-13-122/154 5.8% 20.8% 54% 71%

勝率でも回収率でも上に来るのは3〜4枠で、単勝回収率162%は最高配当の1走を除いても104%が残ります。

12勝が12頭に散っているので、特定の1頭が作った数字でもありません。

一方で1〜2枠の単勝回収率103%は同じ1走を除くと38%まで下がるので、内枠が妙味という読み方はできません。

大外の7〜8枠は勝率5.8%・単勝回収率54%と、はっきり数字を落としています。

枠でここまで差が付くなら位置取りにも差があるはずなので、枠帯ごとにどこまで前を取れているかを並べてみます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・枠帯別の位置取り
4角で先頭に立てた割合 4角4番手以内に付けられた割合
1〜2枠 5.7% 34.3%
3〜4枠 9.4% 33.3%
5〜6枠 8.6% 36.0%
7〜8枠 6.5% 34.4%

4角4番手以内に付けられた割合は、どの枠帯も33〜36%の範囲に収まります。

1コーナーまで476mあるので、外枠を引いても前を取ること自体は難しくないということかなと。

それでも外枠の成績が落ちるのは、位置は取れても道中でずっと外を回らされる距離損のほうが効いているからだと考えられます。

小回りの外枠は不利という見立てが人気に織り込まれる場面もありますが、7〜8枠の単勝回収率54%を見るかぎり織り込み不足のようです。

函館芝2000mの脚質|4角先頭の勝率12.8%は函館の6コースで最も低い

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・4コーナー通過順別
4角の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 5-7-2-25/39 12.8% 35.9% 145% 133%
4角2〜4番手 21-17-13-88/139 15.1% 36.7% 207% 117%
4角5〜9番手 13-13-16-154/196 6.6% 21.4% 69% 64%
4角10番手以下 0-2-8-131/141 0.0% 7.1% 0% 36%

39勝の内訳は、4角先頭が5勝・4角2〜4番手が21勝・4角5〜9番手が13勝・4角10番手以下が0勝です。

先頭に立った馬の勝率12.8%に対し、2〜4番手の勝率は15.1%と上回ります。

逃げた馬の単勝回収率145%は最高配当の1走を除くと99%まで下がるので、押し切れる形として当てにするのは難しいところです。

この4角2〜4番手は単勝回収率207%で、最高配当の1走を除いても158%が残り、21勝が21頭に散っています。

配当面でも中身の面でも、このコースの勝ち筋は先頭ではなく番手だと言えそうです。

この12.8%がどのくらいの水準なのか、まず函館の他のコースと並べて確かめます。

集計期間:2023.10〜2026.7/函館競馬場の各コース・4角先頭の成績
コース 4角先頭の勝率 4角先頭の複勝率 レース数
函館ダート1000m 48.3% 70.0% 60
函館芝2600m 42.1% 57.9% 19
函館ダート1700m 35.2% 68.5% 108
函館芝1200m 30.8% 60.0% 130
函館芝1800m 21.9% 54.7% 64
函館芝2000m 12.8% 35.9% 39

函館は前に行った馬が止まりにくい競馬場という評価が定着していますが、芝2000mだけは別の顔をしています。

4角先頭の勝率も複勝率も6コースで最下位で、複勝率は5番手の芝1800m54.7%からも離れています。

ただし芝2600mは19レース、芝2000mは39レースぶんの数字ですから、順位そのものは開催が進めば動く余地があります。

次にJRAの他場の芝2000mと並べてみます。

集計期間:2023.10〜2026.7/ローカル場の芝2000m・4角先頭の勝率(比較対象は50レース以上のコース)
コース 4角先頭の勝率
小倉芝2000m 26.9%
札幌芝2000m 25.4%
福島芝2000m 21.8%
中京芝2000m 18.3%
函館芝2000m 12.8%

ローカル場の芝2000mでは函館が最も低く、JRAで芝2000m戦が組まれている全コースの中でも下位に位置します。

ここでも39レースぶんの数字ですから断定はしませんが、少なくとも函館の他コースと同じ感覚で逃げ馬を買う舞台ではなさそうです。

理由として考えられるのは、1コーナーまでの約476mです。

先手を主張しやすい距離が取ってあるぶん、前に行きたい馬が無理なく前に行けてしまい、隊列が決まるまでに脚を使う馬が出てきます。

そのうえで向正面から3〜4コーナー半ばまで上りが待っているので、先頭で坂を上りきった馬にはゴールまでの下りで余力が残りにくいのかなと。

ただし差しが決まる舞台という話ではありません。

4角10番手以下は141走して未勝利・複勝率7.1%で、直線262.1mでは後方から届く区間が残っていないのは他の函館コースと同じです。

前が残らないのに後ろも届かない、その真ん中だけが空いているというのがこのコースの姿になります。

函館芝2000mの上がりは前で運んでこそ|4角4番手以内から上位の脚を使えれば39走19勝

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・メンバー内の上がり3F順位別
上がり順位 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上がり1位 14-8-11-12/45 31.1% 73.3% 208% 272%
上がり2〜3位 17-18-17-57/109 15.6% 47.7% 258% 146%
上がり4〜5位 8-9-8-84/109 7.3% 22.9% 96% 68%
上がり6位以下 0-4-3-245/252 0.0% 2.8% 0% 14%

勝ち馬の平均上り3Fは35.6秒です。

上がり6位以下は252走して未勝利・複勝率2.8%で、脚が上がった馬に出番がないのは徹底しています。

とはいえ末脚だけでも足りないので、上がり順位と4コーナーの位置を掛け合わせてみます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・上がり順位×4コーナー通過順
条件 着別度数 勝率 複勝率
上がり1〜3位×4角4番手以内 19-12-7-1/39 48.7% 97.4%
上がり1〜3位×4角5番手以下 12-14-21-68/115 10.4% 40.9%
上がり4位以下×4角4番手以内 7-12-8-112/139 5.0% 19.4%
上がり4位以下×4角5番手以下 1-1-3-217/222 0.5% 2.3%

4角4番手以内から上位3位の上がりを使えた馬は、39走して19勝・複勝率97.4%です。

同じ4角4番手以内でも、上がりが4位以下なら勝率5.0%まで落ちます。

逆にメンバー上位の上がりを使えても、4角5番手以下からだと勝率10.4%です。

つまりこのコースは前にいるだけでも、切れるだけでも足りないという構造になっています。

もっとも4コーナーの位置も上がり順位もレースが終わってから分かる数字なので、ここは買い条件ではなくコースの性質として押さえておきたいところです。

函館芝2000mで買える種牡馬|キズナとレイデオロが4勝で並ぶ

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・勝ち鞍上位5頭
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
キズナ 4-2-3-13/22 18.2% 40.9% 124% 125%
レイデオロ 4-2-2-12/20 20.0% 40.0% 146% 100%
ハーツクライ 3-3-2-7/15 20.0% 53.3% 97% 116%
マインドユアビスケッツ 3-0-0-3/6 50.0% 50.0% 368% 135%
キタサンブラック 3-5-0-15/23 13.0% 34.8% 37% 76%

勝ち星のトップはキズナレイデオロの4勝です。

キズナは単複とも回収率100%超で、22走のうち9走が馬券圏内という安定感があります。

洋芝の力の要る馬場で持続的な脚を使えるところが、この舞台の求めるものと噛み合っているのかなと。

レイデオロの単勝回収率146%は最高配当の1走を除くと56%まで下がるので、額面どおりには受け取れません。

ハーツクライは15走で複勝率53.3%と、勝ち切るより崩れない形で数字を残しています。

マインドユアビスケッツの6走3勝は母数が小さすぎるので、傾向とまでは言えません。

キタサンブラックは3勝2着5回と堅実な一方で、単勝回収率は37%です。

芝の中長距離で名前が売れている父は人気を集めやすいので、妙味という面では割り引いて見たほうがよさそうです。

いずれも母数が25走以下ですから、走数が積み上がり次第この章は更新したいと思います。

函館芝2000mの母父|ディープインパクトが5勝でトップ

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・母父の勝ち鞍上位5頭
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ディープインパクト 5-5-7-36/53 9.4% 32.1% 338% 143%
マンハッタンカフェ 3-0-1-7/11 27.3% 36.4% 121% 53%
Sharp Humor 2-1-1-0/4 50.0% 100.0% 248% 190%
キングカメハメハ 2-2-4-18/26 7.7% 30.8% 53% 66%
シンボリクリスエス 2-1-0-7/10 20.0% 30.0% 53% 61%

母父ディープインパクトが53走5勝で最多、複勝率32.1%も全体の22.7%を上回ります。

単勝回収率338%は68倍の1走を含んだ数字ですが、その1走を除いても214%が残ります。

父側で持続力を担保し、母父で瞬発力を足す組み合わせが、番手から上がり上位を使う形につながっているのかなと。

母数が53走ですから、この解釈も現時点のものとして押さえておきたいところです。

Sharp Humorは4走ぶんの数字がそのまま載っているだけなので、参考にしないでください。

上位5頭に入らない母父では、ハービンジャーが7走2勝と勝ち星を挙げていますが、7走ぶんなので傾向としては扱えません。

函館芝2000mの前走の舞台|距離短縮組は70走2勝

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・前走4コーナー通過順別
前走の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4角1番手 3-5-3-18/29 10.3% 37.9% 63% 93%
前走4角2〜4番手 14-9-17-97/137 10.2% 29.2% 72% 80%
前走4角5〜9番手 16-19-12-140/187 8.6% 25.1% 114% 83%
前走4角10番手以下 5-6-7-139/157 3.2% 11.5% 89% 61%

4コーナーの位置はレースが終わるまで分かりませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。

前走4角4番手以内だった組は勝率10%台で、全体の7.6%を上回ります。

ただし前走4角5〜9番手も勝率8.6%・単勝回収率114%と悪くなく、前走で先頭を取っていた馬が特別に強いわけではありません。

その理由は、前走の位置ごとにここでどこまで前を取れたかを並べると見えてきます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・前走の位置別で取れた位置
前走の位置 4角で先頭に立てた割合 4角4番手以内に付けられた割合
前走4角1番手 13.8% 58.6%
前走4角2〜4番手 14.6% 43.8%
前走4角5〜9番手 5.3% 36.9%
前走4角10番手以下 3.2% 19.1%

前走4角4番手以内だった馬は、44〜59%がここでも4角4番手以内に付けています。

前走10番手以下だった組は19.1%しか前に取り付けず、そのまま勝率3.2%につながっている形です。

脚質は前走から持ち越されるので、前走の4コーナー通過順は出馬表で真っ先に見ておきたい欄になります。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・前走の競馬場別(30走以上)
前走の場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
函館 15-15-13-163/206 7.3% 20.9% 97% 64%
東京 4-5-3-55/67 6.0% 17.9% 53% 62%
京都 2-7-6-50/65 3.1% 23.1% 193% 102%
阪神 7-4-4-32/47 14.9% 31.9% 88% 81%
新潟 4-3-6-28/41 9.8% 31.7% 81% 148%
中山 2-2-2-23/29 6.9% 20.7% 40% 36%

出走の4割は前走も函館だった滞在組で、勝率7.3%と全体並みの数字に収まります。

目を引くのは前走阪神で、47走7勝の勝率14.9%は前走の場でいちばん高い数字です。

前走京都の単勝回収率193%は65走ぶんですし、最高配当の1走を除くと89%まで下がるので、買い材料としては弱いところです。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・前走の芝ダート別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走芝 38-39-38-348/463 8.2% 24.8% 93% 82%
前走ダート 1-0-1-48/50 2.0% 4.0% 94% 21%

前走ダートからの芝替わりは50走1勝・複勝率4.0%で奮いません。

洋芝は力の要る馬場だからダート実績が活きるという見立てもありますが、この舞台では数字が出ていません。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・距離変化別
距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 2-8-5-55/70 2.9% 21.4% 28% 68%
同距離 24-18-24-177/243 9.9% 27.2% 86% 81%
距離延長 13-13-10-164/200 6.5% 18.0% 126% 73%

距離短縮組は70走2勝の勝率2.9%・単勝回収率28%で、はっきり割引です。

2200m以上を使ってきた馬にとっては、476mの助走で流れが速くなるぶん忙しい競馬になるのかなと。

逆に延長組は勝率6.5%と低いのに単勝回収率126%で、人気薄の台頭が混ざる形になります。

軸に据えたいのは39勝のうち24勝を占める同距離組で、そこに前走の位置を重ねると輪郭がはっきりします。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・同距離×前走4コーナー通過順
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
同距離×前走4角4番手以内 13-7-15-54/89 14.6% 39.3% 82% 107%
同距離×前走4角5番手以下 10-11-9-121/151 6.6% 19.9% 84% 66%

前走も2000m前後を前で運んでいた馬は、89走で勝率14.6%・複勝率39.3%です。

複勝回収率107%も出ているので、複勝やワイド、3連系の軸として素直に使える形になります。

同じ同距離組でも前走5番手以下だと勝率6.6%まで落ちるので、距離と位置はセットで見たいところです。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・レース間隔別
間隔 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
連闘〜中2週 14-17-12-171/214 6.5% 20.1% 91% 61%
中3〜5週 9-7-10-81/107 8.4% 24.3% 111% 79%
中6週〜3か月 12-11-13-92/128 9.4% 28.1% 108% 118%
3か月超 4-4-4-52/64 6.2% 18.8% 41% 38%

連闘〜中2週が4割を占めるのは、滞在で使える北海道開催らしいところです。

もっとも成績は中6週〜3か月組が勝率9.4%・複勝率28.1%と上で、単複とも回収率100%超を残しています。

使い詰めよりひと息入れた馬のほうが、上りの3〜4コーナーで押し上げる余力を持てるという読み方ができそうです。

函館芝2000mの性別|牡馬と牝馬の差は小さい

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 24-23-28-227/302 7.9% 24.8% 70% 76%
牝馬 15-16-11-171/213 7.0% 19.7% 126% 76%

勝率は牡馬7.9%・牝馬7.0%で、大きな差はありません。

牝馬の単勝回収率126%は最高配当の1走を除くと94%になるので、牝馬が妙味という結論までは出せないところです。

洋芝の力の要る馬場で牝馬が苦戦するイメージもありますが、少なくとも複勝率でも複勝回収率でも極端な差は出ていません。

函館芝2000mの年齢別成績|5歳以上は74走2勝

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳 29-28-30-267/354 8.2% 24.6% 108% 74%
4歳 8-6-6-67/87 9.2% 23.0% 97% 90%
5歳 2-4-2-38/46 4.3% 17.4% 29% 73%
6歳 0-1-1-13/15 0.0% 13.3% 0% 121%
7歳以上 0-0-0-13/13 0.0% 0.0% 0% 0%

39勝のうち29勝を3歳が挙げています。

39レース中20レースが未勝利戦という番組なので、3歳が中心になるのは構造どおりです。

それを踏まえても、5歳以上はまとめて74走2勝・複勝率13.5%しかありません。

降級のない今のクラス体系では、5歳以上で下級条件に残っている馬は勢いを欠いた組が中心になります。

3歳の単勝回収率108%は最高配当の1走を除くと89%なので、3歳がまとめて妙味という話ではありません。

函館芝2000mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・クラス別の平均勝ちタイム
クラス 平均勝ちタイム レース数
未勝利 2:01.3 20
1勝クラス 2:00.6 13
2勝クラス 2:00.1 3
オープン 1:58.2 3
集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・馬場状態別
馬場 平均勝ちタイム 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2:00.2 27-27-27-296/377 7.2% 21.5% 92% 73%
稍重 2:01.5 8-8-8-66/90 8.9% 26.7% 52% 75%
2:02.5 4-4-4-36/48 8.3% 25.0% 181% 96%

未勝利の2:01.3からオープンの1:58.2まで、クラス差は3.1秒です。

オープンは函館記念だけの3レースぶんなので、条件戦との比較は目安として見てください。

馬場が渋るとタイムはかかり、良の2:00.2に対して重は2:02.5です。

芝の道悪は時計がかかって力が要る方向に振れるので、渋った日は持ち時計より粘り強さを見たいところです。

重馬場の単勝回収率181%は48走ぶんで、最高配当の1走を除くと64%まで下がります。

函館芝2000mの騎手成績|横山武史騎手が6勝でトップ

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・勝ち鞍上位5名
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
横山武史 6-4-3-13/26 23.1% 50.0% 81% 98%
武豊 5-6-2-11/24 20.8% 54.2% 100% 98%
北村友一 3-3-2-10/18 16.7% 44.4% 324% 198%
岩田康誠 3-1-0-6/10 30.0% 40.0% 152% 83%
藤岡佑介 3-2-1-11/17 17.6% 35.3% 374% 152%

勝ち星のトップは横山武史騎手の6勝です。

26鞍で勝率23.1%・複勝率50.0%と、鞍数と成績のバランスが取れています。

武豊騎手は24鞍で複勝率54.2%と上位5名で最も崩れず、単勝回収率もちょうど100%です。

北村友一騎手の324%と藤岡佑介騎手の374%は、それぞれ最高配当の1走を除くと65%と41%まで下がります。

どの騎手も鞍数は30鞍以下なので、この章は傾向として眺める程度にとどめてください。

函館芝2000mの人気別信頼度|1番人気の勝率25.6%

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 10-4-7-18/39 25.6% 53.8% 55% 69%
2〜3番人気 11-13-7-47/78 14.1% 39.7% 80% 73%
4〜6番人気 10-15-10-82/117 8.5% 29.9% 76% 86%
7〜9番人気 5-7-9-95/116 4.3% 18.1% 192% 98%
10番人気以下 3-0-6-156/165 1.8% 5.5% 51% 56%

1番人気の勝率25.6%は、JRAの芝2000mの中では低いほうに入ります。

単勝回収率55%と合わせると、人気の中心を軸に据えるだけでは決まりにくいコースです。

代わりに目を引くのが7〜9番人気で、勝率4.3%と低いのに単勝回収率192%が出ています。

この192%は最高配当の1走を除いても134%が残るので、人気薄の台頭がそれなりの頻度で起きているということかなと。

そこで7番人気以下を4コーナーの位置で割ってみます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝2000m・7番人気以下×4コーナー通過順
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
7番人気以下×4角4番手以内 6-5-6-49/66 9.1% 25.8% 331% 177%
7番人気以下×4角5番手以下 2-2-9-202/215 0.9% 6.0% 41% 42%

人気薄でも4角4番手以内に付けられれば勝率9.1%・複勝率25.8%と、全体の平均を上回ります。

5番手以下に置かれた人気薄は215走2勝・複勝率6.0%です。

穴が出るとすれば前で運べた人気薄で、後方から突っ込んでくる形はほとんど起きていません。

当日の人気は締切まで動くため、この表は人気馬をどこまで信頼するかの目安として使ってください。

函館芝2000mの消し条件

函館芝2000mで評価を下げたい条件

  • 4角10番手以下は141走で未勝利・複勝率7.1%
  • 上がり6位以下は252走で未勝利・複勝率2.8%
  • 距離短縮は70走2勝・勝率2.9%・単勝回収率28%
  • 5歳以上は74走2勝・複勝率13.5%
  • 前走ダートは50走1勝・複勝率4.0%

出馬表の段階で判定できるのは、下の3つになります。

加えて前走4角10番手以下だった組も勝率3.2%・複勝率11.5%と奮いません。

後方からの馬をまとめて割り引ける一方で、前に行くだけの馬も残らないのがこのコースの難しさです。

まとめ:函館芝2000mは番手で運べる馬を探すコース

函館芝2000mのポイント

  • 4角先頭の勝率12.8%・複勝率35.9%はどちらも函館の6コースで最下位
  • 39勝のうち21勝は4角2〜4番手から、単勝回収率207%
  • 4角10番手以下は141走で未勝利なので、差し追い込み一辺倒も届かない
  • 同距離×前走4角4番手以内は勝率14.6%・複勝回収率107%
  • 距離短縮・5歳以上・前走ダートは割引

函館芝2000mは、1コーナーまでの約476mと3〜4コーナーの上りが数字の土台になっています。

前に行きたい馬が無理なく前に行けるぶん、先頭に立った馬が最後まで押し切る形にはなりにくいコースです。

かといって直線262.1mでは後ろからも届かないので、狙いは番手から上がり上位を使える馬に絞られます。

予想では出馬表の前走4コーナー通過順と距離変化を先に見て、前走も同じくらいの距離を前で運んでいた馬から入りたいところです。

そのうえで距離短縮組と5歳以上を割り引くと、検討する馬はかなり絞れます。

39レースぶんの数字ですから、今後の開催で傾向が動けば本記事も更新していきたいと思います。

同じ函館の芝1800m芝2600mとは、前が残るかどうかで求められるものが変わります。

短距離の芝1200mや、同じ洋芝の札幌芝2000mと見比べるのも面白いところです。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2024.6.8〜2026.7.19、函館芝2000m・JRA平地)

Tokuma

競馬とは物心ついた頃からの縁があり、 今は血統と展開読みに魅せられた人 有益な情報を鋭意発信していきます!