結論:函館芝2600mは「前で運べる馬」に寄っているのか
- 19勝のうち16勝が4角4番手以内から、うち8勝は4角先頭
- 4角先頭の勝率42.1%はローカル4場の芝2600mで最も高い数字(札幌は24.1%)
- 4角10番手以下は53走で1勝・複勝率5.7%
- 7〜8枠は複勝率13.4%で、1〜4枠の3割台と開きがある
- ただし集計できたのは19レースぶんなので、断定はできず傾向として扱いたい
- 函館芝2600mのコースの特徴|向正面の中ほどから1周半・コーナーは6回
- 函館芝2600mの枠順|7〜8枠の複勝率13.4%が目を引く
- 函館芝2600mの脚質と上がり|19勝のうち16勝が4角4番手以内
- 函館芝2600mで買える種牡馬|キズナが15走5勝でトップ
- 函館芝2600mの母父|キングカメハメハが3勝でトップ
- 函館芝2600mの前走の舞台|前走4角2〜4番手が勝率15.6%
- 函館芝2600mの性別|牝馬は51走で3勝
- 函館芝2600mの年齢別成績|5歳以上は36走で1勝
- 函館芝2600mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
- 函館芝2600mの騎手成績|佐々木大輔騎手が4勝でトップ
- 函館芝2600mの人気別信頼度|1番人気の勝率31.6%
- 函館芝2600mの消し条件
- まとめ:函館芝2600mは前の位置から考えたいコース
函館芝2600mのコースの特徴|向正面の中ほどから1周半・コーナーは6回
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1周(芝・Aコース) | 1,626.6m |
| 直線 | 262.1m(JRAで最も短い) |
| コース全体の高低差 | 3.5m(ローカル場では最大) |
| ゴール前の坂 | なし(直線半ばまで緩い下り) |
| スタート | 向正面の中ほど/最初の3コーナーまで約262.5m・コーナーは計6回 |
| 平均頭数 | 12.5頭 |
| 平均勝ちタイム | 2:41.1 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 35.8秒 |
| 4角先頭の勝率 | 42.1% |
函館芝2600mは、向正面の中ほどからスタートしてコースを1周半まわる右回りの長丁場です。
ゲートを出てから最初の3コーナーまでは約262.5mで、そこから数えてコーナーは計6回あります。
函館の芝は1周1,626.6m、直線262.1mで、この直線はJRAのすべてのコースの中で最も短い区間になります。
そして高低差3.5mはローカル場では最大で、3コーナーに向けての上りがはっきりした起伏として存在します。
1周半まわるということは、この3コーナーへの上りを道中で2度越えるという意味でもあります。
坂を上りきったあとは直線の半ばにかけて緩く下り、ゴール前は平坦です。
止まりそうで止まらない造りなのに、差し返す区間は262.1mしかない、というのがこのコースの骨格かなと。
なお同じ北海道の洋芝でも、ほぼ平坦な札幌とは高低差というところで性格が違います。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 19-19-19-166/223 | 8.5% | 17.0% | 25.6% | 53% | 87% |
全体では勝率8.5%・複勝率25.6%です。
ここで先にお断りしておきたいのが、母数の薄さです。
この条件は夏の函館開催に年6〜7レースしか組まれず、集計期間を通しても19レースしかありません。
1レース増減するだけで率が1ポイント単位で動く規模なので、以下の数字はすべて「今のところこう出ている」という読み方でお願いします。
ローカル4場の芝2600mの中では、前が最も残っている
| コース | 4角先頭の勝率 | 4角10番手以下の複勝率 | 1番人気の勝率 |
|---|---|---|---|
| 函館芝2600m | 42.1% | 5.7% | 31.6% |
| 小倉芝2600m | 32.3% | 3.6% | 41.9% |
| 福島芝2600m | 31.6% | 3.0% | 26.3% |
| 札幌芝2600m | 24.1% | 0.0% | 27.6% |
芝2600mが組まれているのはローカルの4場だけで、その4コースを並べたのがこの表です。
4角先頭の勝率42.1%は、この4コースの中では最も高い数字になります。
ただし函館だけレース数が19と際立って少ないので、順位そのものを固定的なものとして受け取らないほうが安全です。
それでも小回りの2600mというくくりの中で、函館が前寄りの側にいることは押さえておきたいところです。
1番人気の勝率31.6%は4コースの真ん中あたりで、前有利だから人気馬が飛ぶ、という関係にもなっていません。
函館芝2600mの枠順|7〜8枠の複勝率13.4%が目を引く
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 5-7-3-31/46 | 10.9% | 32.6% | 49% | 84% |
| 3〜4枠 | 5-6-6-33/50 | 10.0% | 34.0% | 39% | 144% |
| 5〜6枠 | 4-5-7-44/60 | 6.7% | 26.7% | 78% | 87% |
| 7〜8枠 | 5-1-3-58/67 | 7.5% | 13.4% | 45% | 46% |
勝率だけを見ると1〜2枠の10.9%から5〜6枠の6.7%まで、4ポイントほどの幅に収まります。
差がはっきり出ているのは複勝率のほうで、7〜8枠の13.4%は1〜4枠の3割台と開きがあります。
3〜4枠の複勝回収率144%は高配当の1走を除くと116%まで下がりますが、それでも100%は残る形です。
この開きがどこから来ているのかは、枠ごとにどこまで位置を取れているかを並べると見えてきます。
| 枠 | 4角で先頭に立てた割合 | 4角4番手以内に付けられた割合 |
|---|---|---|
| 1〜2枠 | 10.9% | 50.0% |
| 3〜4枠 | 12.0% | 38.0% |
| 5〜6枠 | 6.7% | 38.3% |
| 7〜8枠 | 6.0% | 37.3% |
1〜2枠は半数が4角4番手以内に付けられているのに対し、7〜8枠は37.3%です。
スタートから最初のコーナーまでが約262mと短いので、外から出していっても押し上げきる前にコーナーへ入ってしまうのだと思います。
そのうえ6回のコーナーを外々で回ることになるため、位置と距離のロスが二重にのしかかる形です。
長距離戦は道中が長いぶん枠は関係ないというイメージを持たれやすく、外枠だからという理由でオッズが甘くなる場面もそう多くありません。
そこに複勝回収率46%という数字が出ているので、7〜8枠は素直に割り引いて考えたいところです。
もっとも、7〜8枠でも5勝は挙がっているので、消してしまうのではなく評価を一段下げる程度の扱いが妥当かなと。
函館芝2600mの脚質と上がり|19勝のうち16勝が4角4番手以内
| 4角の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 8-3-0-8/19 | 42.1% | 57.9% | 268% | 146% |
| 4角2〜4番手 | 8-9-10-44/71 | 11.3% | 38.0% | 78% | 119% |
| 4角5〜9番手 | 2-6-8-64/80 | 2.5% | 20.0% | 10% | 78% |
| 4角10番手以下 | 1-1-1-50/53 | 1.9% | 5.7% | 9% | 36% |
19レースの勝ち馬の内訳は、4角先頭が8頭・2〜4番手が8頭・5番手以下が3頭でした。
つまり19勝のうち16勝が4角4番手以内から出ているという形です。
4角先頭の8勝は8頭に散っており、特定の1頭が積み上げた数字ではありません。
ただしここも母数は19走しかないので、来年の開催で数字が動く余地は大きく残ります。
単勝回収率268%は24.6倍の1走を含んだ数字で、その1走を除くと147%まで下がります。
それでも100%は残るので、前に行った馬が人気以上に残っている舞台とは言えそうです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角4番手以内 | 16-12-10-52/90 | 17.8% | 42.2% | 118% | 125% |
| 4角5番手以下 | 3-7-9-114/133 | 2.3% | 14.3% | 10% | 61% |
4番手以内でひとまとめにすると勝率17.8%・複勝率42.2%で、単複とも回収率が100%を超えます。
反対に5番手以下は勝率2.3%・複勝率14.3%まで落ち込みます。
坂を上ってから下りに入るリズムなので、後ろの馬が息を入れて差を詰める区間がなかなか作れないのかなと。
加えて直線262.1mでは、コーナーで届く距離まで詰めていないと物理的に間に合いません。
では前に行った馬がどれくらいの人気だったのかも見ておきます。
4角先頭で勝った8頭の人気は1番人気が4頭で、残りは3〜6番人気でした。
人気の中央値は2番人気なので、前で運べる馬は市場からも一定の評価を受けているという関係です。
妙味が乗るのは、その4頭の人気馬に割って入る中位人気の先行馬のほうという整理になります。
| 上がり順位 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上がり1位 | 9-5-4-2/20 | 45.0% | 90.0% | 186% | 274% |
| 上がり2〜3位 | 7-7-9-24/47 | 14.9% | 48.9% | 108% | 179% |
| 上がり4〜5位 | 2-5-3-43/53 | 3.8% | 18.9% | 12% | 65% |
| 上がり6位以下 | 1-2-3-97/103 | 1.0% | 5.8% | 24% | 20% |
勝ち馬の平均上り3Fは35.8秒で、洋芝の長丁場らしく速い決着ではありません。
メンバー最速の上がりを使った馬は複勝率90.0%と、ほぼ馬券圏内に収まっています。
上がり順位はレースが終わるまで分からない情報なので、これは買い材料ではなくコースの性質を表す数字です。
速い脚が要らないコースではなく、前で脚を溜めたうえで最速の上がりが使える馬が理想形という読み方になります。
函館芝2600mで買える種牡馬|キズナが15走5勝でトップ
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| キズナ | 5-2-1-7/15 | 33.3% | 53.3% | 208% | 104% |
| ダノンバラード | 2-1-0-2/5 | 40.0% | 60.0% | 588% | 222% |
| サトノダイヤモンド | 2-1-0-7/10 | 20.0% | 30.0% | 65% | 48% |
| レイデオロ | 2-1-0-7/10 | 20.0% | 30.0% | 79% | 54% |
| ノヴェリスト | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 660% | 530% |
勝ち星のトップはキズナの5勝です。
15走で5勝という中身で、単勝回収率208%は最高配当の1走を除いても138%が残ります。
ただし5勝は4頭が挙げたもので、うち1頭は2勝しています。
自身が日本ダービーを勝ち、産駒にも長くいい脚を使うタイプが多い血ですが、15走ぶんで断定できる話ではありません。
ダノンバラードの単勝回収率588%とノヴェリストの660%は、それぞれ5走・1走ぶんの数字がそのまま出ているだけです。
これらは参考にせず、走数が積み上がるのを待ちたいところです。
サトノダイヤモンドとレイデオロはどちらも10走2勝で、勝ち切る場面はあるものの複勝回収率は50%前後です。
スタミナ色の強い父は長丁場で人気を集めやすいので、妙味の面では割り引いて見たほうがよさそうです。
この章はどの父も母数が15走以下なので、開催を重ねてデータが集まり次第、更新の際に触れていきたいと思います。
函館芝2600mの母父|キングカメハメハが3勝でトップ
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| キングカメハメハ | 3-2-0-8/13 | 23.1% | 38.5% | 100% | 124% |
| ジャングルポケット | 2-0-0-2/4 | 50.0% | 50.0% | 235% | 75% |
| Tizway | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 160% | 150% |
| Mastercraftsman | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 450% | 200% |
| Acatenango | 1-0-0-0/1 | 100.0% | 100.0% | 1190% | 200% |
母父で唯一3勝に届いているのがキングカメハメハです。
13走で複勝率38.5%・複勝回収率124%と、崩れにくさのほうに数字が出ています。
2位以下は4走・1走といった規模なので、率そのものにはほとんど意味がありません。
とくに下3頭は1走1勝の数字が並んでいるだけなので、傾向としては読まないでください。
母父の欄は勝ち鞍がここまで割れている段階なので、現時点では絞り込みの材料にしづらいところです。
函館芝2600mの前走の舞台|前走4角2〜4番手が勝率15.6%
| 前走の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4角1番手 | 1-2-3-12/18 | 5.6% | 33.3% | 10% | 135% |
| 前走4角2〜4番手 | 10-7-8-39/64 | 15.6% | 39.1% | 86% | 118% |
| 前走4角5〜9番手 | 6-9-3-72/90 | 6.7% | 20.0% | 63% | 72% |
| 前走4角10番手以下 | 2-1-5-43/51 | 3.9% | 15.7% | 12% | 57% |
4角の位置はレースが終わるまで確定しませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。
前走で4角2〜4番手だった馬が勝率15.6%・複勝率39.1%と、全体の8.5%・25.6%をはっきり上回ります。
前走4角1番手の複勝回収率135%は高配当の1走に寄った数字で、その1走を除くと54%まで下がるため額面どおりには受け取れません。
前走の位置がここでの位置取りにどう反映されるかも並べておきます。
| 前走の位置 | 4角で先頭に立てた割合 | 4角4番手以内に付けられた割合 |
|---|---|---|
| 前走4角1番手 | 11.1% | 72.2% |
| 前走4角2〜4番手 | 10.9% | 59.4% |
| 前走4角5〜9番手 | 7.8% | 30.0% |
| 前走4角10番手以下 | 5.9% | 23.5% |
前走4角4番手以内だった馬は、ここでも6〜7割が4角4番手以内に付けています。
前走10番手以下だった馬になると、その割合は23.5%まで落ちます。
脚質は前走からそのまま持ち越されやすいので、前走の4コーナー通過順が取捨の入口になるという見方ができそうです。
| 前走の場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 函館 | 6-5-6-66/83 | 7.2% | 20.5% | 66% | 73% |
| 東京 | 2-3-1-24/30 | 6.7% | 20.0% | 11% | 28% |
30走以上を集めたのは前走函館と前走東京の2つだけでした。
前走函館の勝率7.2%・複勝率20.5%は全体を下回っており、滞在組が特別に強いという形にはなっていません。
前走東京は勝率6.7%とほぼ変わらないものの、単勝回収率11%・複勝回収率28%と配当面が奮いません。
直線525.9mの東京で長く脚を使う形を作ってきた馬は、262.1mのここでは持ち味が出にくいのかなと。
ただしどちらも30走前後なので、この差を強い根拠として使うのは避けたいところです。
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走芝 | 19-18-19-149/205 | 9.3% | 27.3% | 58% | 93% |
| 前走ダート | 0-1-0-17/18 | 0.0% | 5.6% | 0% | 13% |
19勝はすべて前走芝の馬が挙げており、前走ダート組は18走で2着が1回あるだけです。
洋芝の長丁場で求められる走りが砂とは別物、という理解でよさそうです。
ここも18走ぶんの話なので、消し材料としては強めに扱いすぎないよう気をつけたいところです。
| 前走の距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走2000m以下 | 6-4-2-64/76 | 7.9% | 15.8% | 41% | 49% |
| 前走2100〜2400m | 8-11-5-47/71 | 11.3% | 33.8% | 58% | 77% |
| 前走2600m | 5-3-11-54/73 | 6.8% | 26.0% | 64% | 128% |
前走2000m以下から一気に距離を延ばしてきた組は、複勝率15.8%と最も低い数字です。
前走2100〜2400mを使われていた組が複勝率33.8%で、勝ち切る力も安定感も上に来ています。
600m以上の延長になると、6回のコーナーを我慢して運ぶ形にそのまま対応するのは簡単ではないのだと思います。
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 同距離 | 5-3-11-54/73 | 6.8% | 26.0% | 64% | 128% |
| 距離延長 | 14-16-8-112/150 | 9.3% | 25.3% | 48% | 67% |
この条件に距離短縮で臨む馬はほとんどおらず、実質は同距離組と延長組の比較になります。
勝率は延長組の9.3%が上ですが、複勝回収率は同距離組の128%が上回ります。
2600mの経験がある馬は3着内に堅く残り、勝ち切るのは新しく距離を延ばしてきた勢いのある馬、という色分けかなと。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連闘〜中2週 | 6-5-8-66/85 | 7.1% | 22.4% | 47% | 73% |
| 中3〜5週 | 4-7-1-38/50 | 8.0% | 24.0% | 76% | 69% |
| 中6週〜3か月 | 4-5-6-44/59 | 6.8% | 25.4% | 42% | 101% |
| 3か月超 | 5-2-4-18/29 | 17.2% | 37.9% | 58% | 129% |
3か月超の休み明けが勝率17.2%・複勝率37.9%で最上位に来ています。
ただし29走ぶんの数字で、単勝回収率は58%にとどまります。
夏の函館を目標に仕上げてくる馬が一定数いる、という程度の受け止めにしておきたいところです。
函館芝2600mの性別|牝馬は51走で3勝
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 16-15-18-123/172 | 9.3% | 28.5% | 58% | 103% |
| 牝馬 | 3-4-1-43/51 | 5.9% | 15.7% | 37% | 34% |
集計期間内にこの条件で牝馬限定戦は組まれておらず、すべて混合戦での比較になります。
牝馬は51走で3勝、複勝率15.7%・複勝回収率34%と奮いません。
洋芝の2600mで斤量差以上に問われるのは、上りの区間を含めて2周ぶん我慢するパワーのほうということかなと。
とはいえ牝馬の出走そのものが51走しかないので、牝馬というだけで消す扱いはしないでおきます。
函館芝2600mの年齢別成績|5歳以上は36走で1勝
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 14-13-10-107/144 | 9.7% | 25.7% | 48% | 77% |
| 4歳 | 4-6-6-27/43 | 9.3% | 37.2% | 88% | 167% |
| 5歳 | 1-0-2-21/24 | 4.2% | 12.5% | 50% | 32% |
| 6歳 | 0-0-1-9/10 | 0.0% | 10.0% | 0% | 32% |
| 7歳以上 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
19勝のうち14勝を3歳が挙げています。
この条件の番組は未勝利から2勝クラスまでで、未勝利戦は3歳限定なので、若い馬に勝ち星が寄るのは構造どおりです。
目を引くのは4歳の複勝回収率167%で、高配当の1走を除いても136%が残ります。
一方で5歳以上はまとめて36走で1勝、複勝率も1割そこそこにとどまります。
降級のない今のクラス体系では、5歳以上で下級条件に残っている馬は勢いを欠いた組が中心になりがちです。
ここも該当は36走ぶんなので、割引材料の一つとして添える程度の使い方が安全かなと。
函館芝2600mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
| クラス | 平均勝ちタイム | レース数 |
|---|---|---|
| 未勝利 | 2:40.8 | 7 |
| 1勝クラス | 2:40.8 | 9 |
| 2勝クラス | 2:42.6 | 3 |
| クラス | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 未勝利 | 7-7-7-78/99 | 7.1% | 21.2% | 50% | 60% |
| 1勝クラス | 9-9-9-66/93 | 9.7% | 29.0% | 53% | 107% |
| 2勝クラス | 3-3-3-22/31 | 9.7% | 29.0% | 65% | 112% |
未勝利と1勝クラスの平均勝ちタイムはどちらも2分40秒8で、まったく同じ数字が出ています。
2勝クラスのほうが2秒近く遅いのですが、こちらは3レースぶんの平均です。
2勝クラスは施行数が少ないうえ、3レース中2レースが稍重の日なので、クラスが上がるほど速いという読み方はできません。
持ち時計でクラスの壁を測るのは、この条件では難しいところです。
| 馬場 | 平均勝ちタイム | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 2:40.4 | 14-14-14-118/160 | 8.8% | 26.2% | 56% | 83% |
| 稍重 | 2:42.6 | 4-4-4-35/47 | 8.5% | 25.5% | 53% | 87% |
| 重 | 2:44.2 | 1-1-1-13/16 | 6.2% | 18.8% | 31% | 121% |
良の2分40秒4に対し、稍重は2分42秒6、重は2分44秒2と順に時計を要しています。
芝は水を含むと時計がかかり、力の要る馬場に変わるためです。
重は1レースだけなので、この2分44秒2という数字は目安にもなりません。
不良の日は集計期間内に施行がありませんでした。
函館芝2600mの騎手成績|佐々木大輔騎手が4勝でトップ
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 佐々木大 | 4-1-3-8/16 | 25.0% | 50.0% | 108% | 177% |
| 横山武史 | 3-0-1-4/8 | 37.5% | 50.0% | 320% | 155% |
| 北村友一 | 2-2-0-3/7 | 28.6% | 57.1% | 77% | 130% |
| 横山和生 | 2-2-1-4/9 | 22.2% | 55.6% | 79% | 252% |
| 丹内祐次 | 2-2-3-11/18 | 11.1% | 38.9% | 192% | 131% |
勝ち星のトップは佐々木大輔騎手の4勝で、16鞍での複勝率50.0%も高い部類です。
横山武史騎手の単勝回収率320%は8鞍ぶんの数字で、母数としては小さすぎます。
丹内祐次騎手の単勝回収率192%も24.6倍の1走に寄っており、その1走を除くと59%まで下がります。
上位5名はいずれも鞍数が20鞍以下なので、相性というより騎乗機会の巡り合わせが色濃く出た表です。
夏の北海道は騎乗する顔ぶれが開催ごとに入れ替わるので、この章は参考程度に眺めてください。
函館芝2600mの人気別信頼度|1番人気の勝率31.6%
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 6-3-2-8/19 | 31.6% | 57.9% | 62% | 77% |
| 2〜3番人気 | 8-6-5-19/38 | 21.1% | 50.0% | 107% | 105% |
| 4〜6番人気 | 3-9-5-40/57 | 5.3% | 29.8% | 77% | 111% |
| 7〜9番人気 | 2-1-4-46/53 | 3.8% | 13.2% | 43% | 70% |
| 10番人気以下 | 0-0-3-53/56 | 0.0% | 5.4% | 0% | 69% |
1番人気は勝率31.6%・複勝率57.9%で、19頭ぶんの数字としては標準的な水準です。
勝ち星がいちばん多いのは2〜3番人気の8勝で、単複とも回収率が100%を超えています。
10番人気以下は56走して3着が3回あるだけで、勝ち馬は出ていません。
その1番人気も、位置を取れたかどうかで中身が割れます。
| 条件 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|
| 1番人気×4角4番手以内 | 42.9% | 64.3% |
| 1番人気×4角5番手以下 | 0.0% | 40.0% |
1番人気の73.7%は4角4番手以内に付けており、その組が6勝すべてを挙げています。
5番手以下に置かれた5走からは勝ち馬が出ていません。
それぞれ14走・5走という規模なので数字そのものは動きますが、人気馬でも位置を取れないと苦しいという向きは他の章とも揃います。
当日の人気は締切まで動くため、この表は人気馬をどこまで信頼するかの目安として使ってください。
函館芝2600mの消し条件
函館芝2600mで評価を下げたい条件
- 4角10番手以下は53走で1勝・複勝率5.7%
- 前走4角10番手以下は勝率3.9%・複勝率15.7%
- 7〜8枠は複勝率13.4%・複勝回収率46%
- 前走がダートは18走で未勝利・複勝率5.6%
- 5歳以上は36走で1勝・複勝率11.1%
並べてみると、消し条件は「後ろから運ぶ形」と「外を回らされる枠」に寄っています。
いずれも19レースぶんの集計から出た傾向なので、機械的に切る材料ではなく評価を一段下げる材料として使ってください。
まとめ:函館芝2600mは前の位置から考えたいコース
函館芝2600mのポイント
- 19勝のうち16勝が4角4番手以内から、うち8勝は4角先頭
- 4角先頭の単勝回収率268%は最高配当を除いても147%
- 前走4角2〜4番手は勝率15.6%・複勝率39.1%で全体を上回る
- 血統はキズナが15走5勝でトップだが、いずれの父も母数は15走以下
- 4角10番手以下・7〜8枠・前走ダート・5歳以上は割引
函館芝2600mは、3コーナーへの上りを2度越えて直線262.1mに戻ってくる、立ち回りの比重が大きい舞台です。
データを見るかぎり、前で運べた馬に結果が寄っているのは確かなところでした。
ただし「独壇場」と言い切るには19レースはあまりに少なく、後方から1勝が出ている事実も含めて、傾向の強さとして受け取るのが正しい距離感かなと。
予想では、前走の4コーナー通過順と枠の並びから、好位を取れそうな馬を先に描くところから入りたいところです。
そこに前走2100〜2400mを使われていたか、2600mの経験があるかを重ねると、検討する馬はかなり絞れます。
施行数が少ないコースなので、開催を重ねてデータが積み上がり次第、本記事も更新していきたいと思います。
同じ函館でも、芝1200mやダート1000m、ダート1700mとは求められる適性が変わります。
同じ芝2600mの札幌、福島、小倉と見比べるのも面白いところです。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2024.6.8〜2026.7.18、函館芝2600m・JRA平地)




コメント