結論:函館ダート1000mは「3コーナーまでの366m」で決まるコース
- 3コーナーを4番手以内で回った馬は94.7%がそのまま4角も4番手以内
- 4角で先頭に立った馬は勝率48.3%・単勝回収率305%で、JRAのダートでは2番目に高い部類
- 4角10番手以下は113走で未勝利・複勝率2.7%
- 枠の有利不利は小さく、7〜8枠でも勝率10.4%・複勝率27.5%
- 前走4角10番手以下は103走で未勝利、5歳以上は75走で1勝
- 函館ダート1000mのコースの特徴|向正面スタートから3コーナーまで366mの上り
- 函館ダート1000mの枠順は差が小さい|3コーナーまで366mあるので外枠でも置かれない
- 函館ダート1000mの脚質|3コーナーでついた序列が4コーナーまで残る
- 函館ダート1000mの上がりは前で使ってこそ|4角4番手以内から最速なら26走22勝
- 函館ダート1000mで買える種牡馬|モズアスコットが5勝でトップ
- 函館ダート1000mの母父|フレンチデピュティら4頭が4勝で並ぶ
- 函館ダート1000mの前走の舞台|前走4角2〜4番手が勝率15.2%
- 函館ダート1000mの性別|牡馬と牝馬に大きな差はない
- 函館ダート1000mの年齢別成績|5歳以上は75走で1勝
- 函館ダート1000mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
- 函館ダート1000mの騎手成績|舟山瑠泉騎手が7勝でトップ
- 函館ダート1000mの人気別信頼度|1番人気の勝率38.3%
- 函館ダート1000mの消し条件
- まとめ:函館ダート1000mは3コーナーまでの366mで決まる
函館ダート1000mのコースの特徴|向正面スタートから3コーナーまで366mの上り
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1周(ダート) | 1,475.8m |
| 直線 | 260.3m(JRAのダートで最短) |
| コース全体の高低差 | 3.5m |
| ゴール前の坂 | なし(緩い下り) |
| スタート | 向正面(コース最低地点)/3コーナーまで約366m・上り |
| 平均頭数 | 11.4頭 |
| 平均勝ちタイム | 58.8秒 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 35.6秒 |
| 4角先頭の勝率 | 48.3% |
函館のダートは右回りで、1周1,475.8m、直線は260.3mです。
この260.3mはJRAのダートで最も短い直線になります。
ダート1000mのスタート地点は向正面で、コース全体の中でいちばん低いところにあたります。
そこから最初の3コーナーまでが約366mあり、その区間はずっと上りです。
3コーナーを過ぎるとゴールに向かって緩く下るので、前に行った馬が止まる材料は最後まで出てきません。
3〜4コーナーは外へ膨らみにくいスパイラルカーブで、位置を下げずに直線へ向けられる形になっています。
つまりスタートしてからの366mでついた序列が、そのまま結果の骨格になるというのがこのコースの成り立ちです。
なお同じ北海道でも、ほぼ平坦な札幌とは高低差3.5mというところで性格が違います。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 60-60-60-484/664 | 9.0% | 18.1% | 27.1% | 58% | 69% |
全体では勝率9.0%・複勝率27.1%です。
平均頭数11.4頭と少頭数のぶん、率はやや高めに出ます。
施行は夏の函館開催だけで、3年分を集めても60レースです。
本記事の数字は60レースぶんという前提で、傾向の強さとして受け取ってください。
函館ダート1000mの枠順は差が小さい|3コーナーまで366mあるので外枠でも置かれない
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 11-12-14-81/118 | 9.3% | 31.4% | 45% | 104% |
| 3〜4枠 | 11-11-7-88/117 | 9.4% | 24.8% | 66% | 60% |
| 5〜6枠 | 15-18-20-154/207 | 7.2% | 25.6% | 45% | 65% |
| 7〜8枠 | 23-19-19-161/222 | 10.4% | 27.5% | 74% | 60% |
勝率は7〜8枠の10.4%が最上位で、最も低い5〜6枠の7.2%との差も3ポイント程度にとどまります。
複勝率では1〜2枠の31.4%が上に来るので、枠による一方向の傾きは見当たりません。
1〜2枠の複勝回収率104%は最高配当の1走を除くと87%まで下がるため、内枠が妙味という話でもなさそうです。
その理由は、枠ごとにどこまで位置を取れているかを並べると見えてきます。
| 枠 | 4角で先頭に立てた割合 | 4角4番手以内に付けられた割合 |
|---|---|---|
| 1〜2枠 | 10.2% | 43.2% |
| 3〜4枠 | 13.7% | 37.6% |
| 5〜6枠 | 6.8% | 39.1% |
| 7〜8枠 | 8.1% | 41.4% |
4角4番手以内に付けられた割合は、どの枠帯も37〜43%の範囲に収まります。
3コーナーまで366mあるので、外枠から出していっても先行争いに間に合うということかなと。
ダート短距離は外枠有利というイメージが持たれやすい舞台ですが、その見立てが人気に織り込まれるほどの差はここでは出ていません。
では枠ではなく位置取りで区切ると、どうなるかを確かめます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角4番手以内×1〜4枠 | 20-20-11-44/95 | 21.1% | 53.7% | 131% | 149% |
| 4角4番手以内×5〜8枠 | 36-30-27-80/173 | 20.8% | 53.8% | 139% | 112% |
同じ4角4番手以内なら、勝率は内枠21.1%・外枠20.8%でほとんど変わりません。
外枠側の単勝回収率139%は最高配当の1走を除いても113%が残り、配当面でも安定しています。
枠そのものより前を取れるかどうかがすべてという整理になります。
函館ダート1000mの脚質|3コーナーでついた序列が4コーナーまで残る
| 3角の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3角1番手 | 25-17-1-17/60 | 41.7% | 71.7% | 199% | 162% |
| 3角2〜4番手 | 30-33-35-107/205 | 14.6% | 47.8% | 97% | 109% |
| 3角5〜9番手 | 5-9-21-250/285 | 1.8% | 12.3% | 24% | 45% |
| 3角10番手以下 | 0-1-3-110/114 | 0.0% | 3.5% | 0% | 11% |
1000m戦の3コーナーは、最初で唯一のコーナーです。
スタートから366mを走り終えた時点の並びが、この表の区分になります。
3角4番手以内で回った馬のうち、94.7%はそのまま4角も4番手以内でした。
逆に3角5番手以降から4角4番手以内へ押し上げられたのは4.3%しかありません。
3角で先頭だった馬も、90.0%がそのまま4角先頭で直線を向いています。
最初のコーナーを回った時点で、隊列はほぼ動かなくなるというのが実態のようです。
| 4角の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 29-13-0-18/60 | 48.3% | 70.0% | 305% | 143% |
| 4角2〜4番手 | 27-37-38-106/208 | 13.0% | 49.0% | 88% | 120% |
| 4角5〜9番手 | 4-9-20-250/283 | 1.4% | 11.7% | 7% | 42% |
| 4角10番手以下 | 0-1-2-110/113 | 0.0% | 2.7% | 0% | 6% |
60レースのうち29レースを、4角で先頭に立った馬が勝っています。
勝率48.3%・単勝回収率305%で、この305%は最高配当の1走を除いても235%が残ります。
29勝は29頭が1勝ずつ挙げた形なので、特定の1頭が作った数字ではありません。
一方で4角5〜9番手は勝率1.4%、4角10番手以下は113走して未勝利・複勝率2.7%です。
この48.3%がどのくらいの水準なのか、他のダートコースと並べて確かめます。
| コース | 4角先頭の勝率 | 1番人気の勝率 |
|---|---|---|
| 小倉ダート1000m | 52.9% | 29.9% |
| 函館ダート1000m | 48.3% | 38.3% |
| 札幌ダート1000m | 41.2% | 35.3% |
| 札幌ダート1700m | 38.0% | 36.0% |
| 福島ダート1150m | 36.4% | 31.2% |
| 函館ダート1700m | 35.2% | 39.8% |
JRAでダート1000m戦が組まれているのは函館・札幌・小倉の3場だけで、この3コースが4角先頭の勝率の上位3つを占めます。
函館の48.3%はそのうち小倉に次ぐ2番目です。
目を引くのは右の列で、小倉は1番人気の勝率が29.9%まで落ちるのに、函館は38.3%を保っています。
下り坂で発走する小倉と違い、函館の366mは上りなのでテンのラップがそこまで速くなりません。
そのぶんダッシュ力に欠ける実力馬でも押していけば位置を取れるので、能力どおりの決着になりやすいのかなと。
実際、1番人気に支持された馬の73.3%が4角4番手以内に付けられています。
前が有利なのに人気馬も飛びにくいというのが、このコースの立ち位置です。
函館ダート1000mの上がりは前で使ってこそ|4角4番手以内から最速なら26走22勝
| 上がり順位 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上がり1位 | 25-7-10-27/69 | 36.2% | 60.9% | 244% | 143% |
| 上がり2〜3位 | 24-30-20-87/161 | 14.9% | 46.0% | 90% | 132% |
| 上がり4〜5位 | 7-16-26-127/176 | 4.0% | 27.8% | 26% | 57% |
| 上がり6位以下 | 4-7-4-243/258 | 1.6% | 5.8% | 11% | 19% |
勝ち馬の平均上り3Fは35.6秒です。
1000m戦の上がり3Fは道中の3分の2を占めるので、末脚の鋭さというより脚が上がらなかったかを表す数字になります。
大事なのは、その上がりをどの位置から使えたかのほうです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 上がり1位×4角4番手以内 | 22-4-0-0/26 | 84.6% | 100.0% |
| 上がり1位×4角5番手以下 | 3-3-10-27/43 | 7.0% | 37.2% |
メンバー最速の上がりを4角4番手以内から使えた馬は、26走して22勝・全走が馬券圏内です。
同じ最速の脚でも、4角5番手以下から使った場合は勝率7.0%まで落ちます。
260.3mの直線では、脚を余しても届かせる区間が残っていないということかなと。
末脚は前で使ってこそ、という整理でよさそうです。
函館ダート1000mで買える種牡馬|モズアスコットが5勝でトップ
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| モズアスコット | 5-4-0-11/20 | 25.0% | 45.0% | 112% | 66% |
| スワーヴリチャード | 4-0-0-2/6 | 66.7% | 66.7% | 1115% | 263% |
| デクラレーションオブウォー | 3-0-0-4/7 | 42.9% | 42.9% | 127% | 56% |
| ロードカナロア | 3-2-1-10/16 | 18.8% | 37.5% | 48% | 60% |
| ヘニーヒューズ | 3-3-0-12/18 | 16.7% | 33.3% | 55% | 59% |
勝ち星のトップはモズアスコットの5勝です。
勝率25.0%・複勝率45.0%で、20走のうち9走が連対という中身になります。
自身が芝のマイルGIとフェブラリーステークスの両方を勝った馬で、産駒にもテンから使えるスピードが出ている形です。
スワーヴリチャードの単勝回収率1115%は8番人気での勝利を含んだ数字で、母数も6走しかありません。
額面どおりには受け取らず、これから走数が積み上がるのを待ちたいところです。
デクラレーションオブウォーは7走3勝で、2歳ダートから動ける仕上がりの早さがこの舞台に向いています。
ロードカナロアとヘニーヒューズはどちらも3勝ですが、単勝回収率は48%と55%です。
短距離やダートで実績のある父は人気を集めやすいので、妙味という面では割り引いて見たほうがよさそうです。
いずれも母数が20走以下なので、サンプルが集まり次第この章は更新したいと思います。
函館ダート1000mの母父|フレンチデピュティら4頭が4勝で並ぶ
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| フレンチデピュティ | 4-3-2-8/17 | 23.5% | 52.9% | 45% | 181% |
| ディープインパクト | 4-3-2-13/22 | 18.2% | 40.9% | 57% | 123% |
| サウスヴィグラス | 4-4-2-24/34 | 11.8% | 29.4% | 219% | 125% |
| キンシャサノキセキ | 4-0-0-11/15 | 26.7% | 26.7% | 136% | 42% |
| Exchange Rate | 3-0-0-0/3 | 100.0% | 100.0% | 683% | 240% |
母父はフレンチデピュティ・ディープインパクト・サウスヴィグラス・キンシャサノキセキの4頭が4勝で並びます。
目を引くのは母父サウスヴィグラスで、ダート短距離のスピードで一時代を築いた血が母系からも効いている形です。
ただし単勝回収率219%は9番人気での勝利に寄った数字で、その1走を除くと92%まで下がります。
母父ディープインパクトが並んでいるのは、産駒の頭数の多さがそのまま出ているという面もありそうです。
Exchange Rateは3走3勝の数字がそのまま載っているだけなので、参考にしないでください。
母父もどれも母数が小さいので、傾向の入口として眺める程度にとどめたいところです。
函館ダート1000mの前走の舞台|前走4角2〜4番手が勝率15.2%
| 前走の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4角1番手 | 9-10-5-37/61 | 14.8% | 39.3% | 68% | 74% |
| 前走4角2〜4番手 | 35-25-25-145/230 | 15.2% | 37.0% | 78% | 71% |
| 前走4角5〜9番手 | 10-15-18-173/216 | 4.6% | 19.9% | 49% | 65% |
| 前走4角10番手以下 | 0-3-6-94/103 | 0.0% | 8.7% | 0% | 71% |
4角の位置はレースが終わるまで分かりませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。
前走4角4番手以内だった馬は勝率15%前後で、全体の9.0%をはっきり上回ります。
その差がどこから来るのかは、前走の位置ごとにここでの位置取りを並べると分かります。
| 前走の位置 | 4角で先頭に立てた割合 | 4角4番手以内に付けられた割合 |
|---|---|---|
| 前走4角1番手 | 34.4% | 72.1% |
| 前走4角2〜4番手 | 10.4% | 52.6% |
| 前走4角5〜9番手 | 3.7% | 26.4% |
| 前走4角10番手以下 | 1.0% | 19.4% |
前走で逃げていた馬は34.4%がここでも先頭に立ち、72.1%が4角4番手以内に付けています。
前走10番手以下だった馬は、先頭に立てた割合が1.0%しかありません。
脚質は前走からそのまま持ち越されるので、前走の4コーナー通過順が取捨にほぼ直結するという見方ができます。
| 前走の場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 函館 | 30-29-25-195/279 | 10.8% | 30.1% | 76% | 71% |
| 新潟 | 6-6-8-50/70 | 8.6% | 28.6% | 34% | 77% |
| 東京 | 0-3-2-49/54 | 0.0% | 9.3% | 0% | 63% |
| 中山 | 4-2-7-34/47 | 8.5% | 27.7% | 37% | 88% |
| 福島 | 0-4-4-38/46 | 0.0% | 17.4% | 0% | 53% |
| 京都 | 4-6-5-30/45 | 8.9% | 33.3% | 33% | 82% |
| 阪神 | 6-3-2-28/39 | 15.4% | 28.2% | 76% | 56% |
前走が函館だった馬が最も多く、複勝率30.1%と手堅い数字を残しています。
滞在で夏の北海道を使われる馬が主力という、番組どおりの姿になります。
目を引くのは前走東京で、54走して未勝利・複勝率9.3%と奮いません。
直線501.6mの東京ダートで差して届く形を作ってきた馬は、260.3mのこの舞台では持ち味が出ないということかなと。
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走芝 | 7-2-3-96/108 | 6.5% | 11.1% | 67% | 31% |
| 前走ダート | 47-52-51-355/505 | 9.3% | 29.7% | 50% | 77% |
前走芝からの砂替わりは複勝率11.1%で、前走ダート組の29.7%に大きく見劣ります。
洋芝1200mからの転戦が多い一方で、芝で通用したスピードがそのまま砂で通じるとは限らないようです。
| 前走の距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走ダート1000m | 25-29-24-155/233 | 10.7% | 33.5% | 57% | 75% |
| 前走ダート1150〜1400m | 20-22-25-176/243 | 8.2% | 27.6% | 38% | 81% |
| 前走芝1200m | 5-1-3-56/65 | 7.7% | 13.8% | 93% | 44% |
前走もダート1000mだった組が複勝率33.5%で最上位です。
1ハロンの短縮でも忙しさが変わるので、同じ距離を経験している強みは素直に評価してよさそうです。
前走芝1200m組は勝率7.7%と勝ち切ることはありますが、複勝率13.8%と安定感を欠きます。
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 27-24-30-279/360 | 7.5% | 22.5% | 50% | 67% |
| 同距離 | 27-30-24-172/253 | 10.7% | 32.0% | 57% | 71% |
1000mはJRAのダートで最も短い距離なので、距離延長でここに来る馬は存在しません。
同距離組が勝率・複勝率とも上ですが、単勝回収率は57%で妙味には乏しい水準です。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連闘〜中2週 | 23-26-26-193/268 | 8.6% | 28.0% | 41% | 63% |
| 中3〜5週 | 15-13-8-93/129 | 11.6% | 27.9% | 103% | 77% |
| 中6週〜3か月 | 11-12-14-105/142 | 7.7% | 26.1% | 43% | 79% |
| 3か月超 | 5-3-6-60/74 | 6.8% | 18.9% | 29% | 56% |
連闘〜中2週が4割ほどを占めるのは、滞在で使える北海道開催らしいところです。
中3〜5週の単勝回収率103%は最高配当の1走を除くと68%なので、間隔を買い材料にする根拠にはなりません。
函館ダート1000mの性別|牡馬と牝馬に大きな差はない
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 26-22-26-194/268 | 9.7% | 27.6% | 49% | 64% |
| 牝馬 | 34-38-34-290/396 | 8.6% | 26.8% | 65% | 73% |
出走数は牝馬のほうが多く、60勝のうち34勝を牝馬が挙げています。
ただし率で見ると勝率は牡馬9.7%・牝馬8.6%で、牡馬がわずかに上回ります。
牝馬限定戦を切り分けて、混合戦だけで比べてみます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牝馬(牝馬限定戦) | 9-9-9-77/104 | 8.7% | 26.0% | 36% | 65% |
| 牝馬(混合戦) | 25-29-25-213/292 | 8.6% | 27.1% | 75% | 75% |
| 牡馬(セン馬含む・混合戦) | 26-22-26-194/268 | 9.7% | 27.6% | 49% | 64% |
混合戦に限っても勝率は牡馬9.7%・牝馬8.6%で、順序は変わりません。
ただし単勝回収率は牝馬75%・牡馬49%と逆転します。
同じ北海道の札幌ダート1000mでは牝馬の勝ち切りが目立ちましたが、函館では性別を判断材料にする必要は薄そうです。
3コーナーまでが上りで、テンの2kg差がそのまま加速に出る形になりにくいのかなと。
60レースぶんの数字なので、開催が重なって傾向が変われば、そこにも触れていきたいと思います。
函館ダート1000mの年齢別成績|5歳以上は75走で1勝
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 9-9-9-55/82 | 11.0% | 32.9% | 136% | 76% |
| 3歳 | 44-36-35-302/417 | 10.6% | 27.6% | 53% | 66% |
| 4歳 | 6-12-7-65/90 | 6.7% | 27.8% | 58% | 106% |
| 5歳 | 0-2-4-43/49 | 0.0% | 12.2% | 0% | 25% |
| 6歳 | 1-1-5-12/19 | 5.3% | 36.8% | 19% | 78% |
| 7歳以上 | 0-0-0-7/7 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
60勝のうち44勝を3歳が挙げています。
このコースの番組は新馬・未勝利から2勝クラスまでなので、勝ち上がり途上の若い馬が主力になるのは構造どおりです。
それを踏まえても、5歳以上はまとめて75走で1勝しかありません。
降級のない今のクラス体系では、5歳以上で下級条件に残っている馬は勢いを欠いた組が中心になります。
2歳の単勝回収率136%は8番人気での勝利を含んだ数字で、その1走を除くと81%まで下がります。
それでも2歳の複勝率32.9%は全年齢で最上位なので、夏の早い時期から動ける馬は評価してよさそうです。
函館ダート1000mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
| クラス | 平均勝ちタイム | レース数 |
|---|---|---|
| 新馬 | 59.5 | 6 |
| 未勝利 | 59.0 | 30 |
| 1勝クラス | 58.4 | 21 |
| 2勝クラス | 58.2 | 3 |
| 馬場 | 平均勝ちタイム | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 59.1 | 38-38-38-307/421 | 9.0% | 27.1% | 65% | 69% |
| 稍重 | 58.4 | 9-9-9-77/104 | 8.7% | 26.0% | 55% | 72% |
| 重 | 58.3 | 7-7-7-50/71 | 9.9% | 29.6% | 22% | 76% |
| 不良 | 58.1 | 6-6-6-50/68 | 8.8% | 26.5% | 59% | 65% |
新馬の59.5秒から2勝クラスの58.2秒まで、クラスが上がっても差は1.3秒しかありません。
1000mの電撃戦は能力差がタイムに出にくいので、持ち時計だけでクラスの壁を測るのは難しいコースになります。
馬場が渋るとタイムは速くなり、良の59.1秒に対して不良は58.1秒です。
水を含んだダートは砂が締まって脚抜きがよくなるためで、好走率そのものは馬場状態でほとんど動きません。
もともと前が止まらない構造なので、渋った日はその傾向がさらに強まる程度の理解でよいのかなと。
函館ダート1000mの騎手成績|舟山瑠泉騎手が7勝でトップ
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 舟山瑠泉 | 7-2-2-14/25 | 28.0% | 44.0% | 76% | 69% |
| 小林美駒 | 5-7-6-20/38 | 13.2% | 47.4% | 121% | 84% |
| 横山武史 | 4-7-5-7/23 | 17.4% | 69.6% | 44% | 94% |
| 佐々木大輔 | 4-3-5-26/38 | 10.5% | 31.6% | 57% | 72% |
| 丹内祐次 | 4-2-2-42/50 | 8.0% | 16.0% | 20% | 26% |
勝ち星のトップは舟山瑠泉騎手の7勝で、25鞍での勝率28.0%は上位5名で最も高い数字です。
上位5名のうち舟山瑠泉騎手・小林美駒騎手・佐々木大輔騎手の3名は、デビューから日の浅い騎手です。
斤量が軽くなる時期の騎手は、テンのダッシュが問われるこの舞台と相性がよいという理屈が立ちます。
小林美駒騎手の単勝回収率121%は7番人気での勝利を含む数字で、その1走を除くと81%です。
リーディング上位では横山武史騎手が23鞍で複勝率69.6%と、崩れにくさが際立ちます。
どの騎手も鞍数は50鞍以下なので、この章は傾向として眺める程度にとどめてください。
函館ダート1000mの人気別信頼度|1番人気の勝率38.3%
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 23-14-7-16/60 | 38.3% | 73.3% | 85% | 92% |
| 2〜3番人気 | 20-23-19-58/120 | 16.7% | 51.7% | 69% | 81% |
| 4〜6番人気 | 14-15-21-126/176 | 8.0% | 28.4% | 83% | 74% |
| 7〜9番人気 | 3-5-9-155/172 | 1.7% | 9.9% | 62% | 53% |
| 10番人気以下 | 0-3-4-129/136 | 0.0% | 5.1% | 0% | 64% |
1番人気は勝率38.3%・複勝率73.3%と、前が有利なコースにしては堅い部類に入ります。
10番人気以下は136走で未勝利なので、大穴が突き抜ける形はほとんど起きていません。
ただしその1番人気も、位置を取れたかどうかで中身が割れます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気×4角4番手以内 | 22-11-6-5/44 | 50.0% | 88.6% | 112% | 110% |
| 1番人気×4角5番手以下 | 1-3-1-11/16 | 6.2% | 31.2% | 11% | 41% |
同じ1番人気でも、4角4番手以内に付けられれば勝率50.0%・単複とも回収率100%超です。
5番手以下に置かれた場合は勝率6.2%まで落ちます。
1番人気が信頼できるコースというより、1番人気が前を取れるケースが多いコースと読むのが正確なところです。
ここでも位置取りが軸になるので、人気馬の枠と前走の通過順は必ず確認しておきたいところです。
当日の人気は締切まで動くため、この表は人気馬をどこまで信頼するかの目安として使ってください。
函館ダート1000mの消し条件
函館ダート1000mで評価を下げたい条件
- 4角10番手以下は113走で未勝利・複勝率2.7%
- 上がり6位以下は勝率1.6%・複勝率5.8%
- 前走4角10番手以下は103走で未勝利・複勝率8.7%
- 5歳以上は75走で1勝・複勝率17.3%
- 前走が東京は54走で未勝利・複勝率9.3%
消し条件は「366mで前に取り付けない馬」と「勢いを欠いた古馬」に集約されます。
前走で後方にいた馬や、長い直線で差す形を作ってきた馬は、出馬表の段階で割り引いておきたいところです。
まとめ:函館ダート1000mは3コーナーまでの366mで決まる
函館ダート1000mのポイント
- 3角4番手以内で回った馬の94.7%がそのまま4角も4番手以内
- 4角先頭は勝率48.3%・単勝回収率305%で、JRAのダートでは小倉に次ぐ2番目
- 枠の差は小さく、4角4番手以内なら内外とも勝率20%台
- 前走4角1番手だった馬は34.4%がここでも先頭に立つ
- 4角10番手以下・前走4角10番手以下・5歳以上・前走東京は割引
函館ダート1000mは、上りの366mと坂のない直線260.3mが、すべての数字の土台になっています。
直線を待ってから動く競馬にはほとんど出番がなく、最初のコーナーを回った時点で形が決まります。
予想ではまず、出馬表の前走通過順から前に行ける馬を拾うところから入りたいコースです。
そのうえで前走もダート1000mだった馬と若い馬を上位に取り、後方一辺倒の馬と5歳以上を割り引くと、検討する馬はかなり絞れます。
施行数が少ないコースなので、今後の開催でデータが積み上がり次第、本記事も更新していきたいと思います。
同じ函館でも、ダート1700mや芝1200mとは求められる適性が変わります。
同じダート1000mの小倉ダート1000mや札幌ダート1000mと見比べるのも面白いところです。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2024.6.8〜2026.7.19、函館ダート1000m・JRA平地)




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