エピファネイア産駒は早枯れで古馬になると勝てない?今後の成長力や得意条件を考察

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最後までご欄になってください。

エピファネイア産駒のこれまでの傾向

【参考】エピファネイア産駒のデータ
(2019.6.2~2024.1.1)

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
8.6%16.9%24.9%78%74%
【391-382-365-3432/4570】

早熟、早枯れの傾向は?

「エピファネイアはよく早熟で、古馬になると勝てなくなる」という話が出ています。

まずはその調査から。

2歳馬の成績は以下の通り

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
12.6%22.7%32.8%126%83%
【147-119-118-787/1171】

単勝回収率は100%を超え、全体成績との比較でも優秀です。

続いて4歳以上の成績です。

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
5.6%12.3%18.6%55%59%
【61-74-69-894/1098】

確かに若駒との比較ではパフォーマンスを落とす傾向にあるようです。

これは馬体の成長を重ね、骨格に対し筋肉量が多くついてしまう結果、背腰に疲労が蓄積しやすくなってしまうため、本来のパフォーマンスが発揮できなくなるのでは、という考察もあります。

2勝クラス突破後の頭打ちが多い

早熟ということも関係していると思われますが、2勝クラスと3勝クラスの成績には大きな壁がある印象です。

◆2勝クラス(芝ダ混合)

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
10.2%18%24.3%80%58%
【34-26-21-253/334】

◆3勝クラス(芝ダ混合)

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
5.4%14.5%20.4%56%70%
【10-17-11-148/186】

3勝クラスに上がると、2勝クラスとの比較で勝率は半減しています。

本質的にダートは合わない

◆ダート成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
5.5%11.4%18.4%42%58%
【61-65-77-898/1101】

中にはダートをこなす産駒もいますが本質的にダートは得意ではありません。

ダート種牡馬に見られる穴条件芝→ダート替わりも、エピファネイアでは買いとは言えません。

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
2.4%7.1%11.3%19%40%
【8-16-14-299/337】
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エピファネイア産駒のお買い得条件【3選】

1番人気×芝マイル戦

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
47.8%65.7%71.6%118%88%
【32-12-4-19/67】

エピファネイア産駒は直線でのトップスピードに長けているタイプが多いため、特に直線の長いコースでの好走が目立つ傾向に。

中でも中京芝1600mでの成績は頭一つ抜けています。

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
50%75%91.7%123%98%
【6-3-2-1/12】

サンプル数は少ないですが、複勝率9割越えの鉄板条件といえます。

中京芝コースが得意

上でも1番人気×1600mは鉄板とご紹介しましたが、全体を通してもエピファネイア産駒は中京コースが得意です。

◆1600m~2200mまでの成績を集計すると

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
12.4%24.2%31.1%175%103%
【41-39-23-228/331】

人気でも走りますが、中京芝では穴もあけることが多くありますので、覚えておくといいかもしれません。

芝の新馬戦に強い

エピファネイアは仕上がり早な傾向。

芝の新馬戦は良好な結果を残しています。

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
14.5%25.6%37.6%142%111%
【71-54-59-305/489】

この中でも特に6月の新馬戦では過去穴を開けていたパターンが多く見られています。

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エピファネイアの現役時代

通算14戦6勝。

主な勝ち鞍として、菊花賞ジャパンカップが挙げられます。

また日本ダービーでは、あのキズナ2着。

キャリア全体を通して、前向きすぎる気性が災いしたレースの続いた印象。

皐月賞はロゴタイプに競り負け、ダービーはキズナの末脚に屈し、その2頭がいない菊花賞では3000mという長距離舞台も福永騎手が絶妙にコントロールし戴冠。

しかし、この気性面の課題は古馬になっても克服しきれず、鞍上が道中手綱を抑え続けるのにも関わらず直線ではガス欠になってしまうレースが続きます。

この中でもペースの流れたジャパンカップでは、スミヨン騎手がスムーズに折り合いをつけることに成功。

直線は独走し、その余りある能力を爆発させた一戦であると考えています。

エピファネイアの血統構成

シンボリクリスエスは、秋古馬3冠馬。

藤沢和雄厩舎の管理馬で、3歳3冠にこだわることなく、じっくり育てることで大輪を実らせたロベルト系名馬。

対し母シーザリオは、オークスにアメリカンオークスを制した名牝。

この年のアメリカンオークスは、シンハライトの母シンハリーズが2着。
またイスラボニータの母イスラコジーンも出走していました。

血統構成としては、日本の芝を走る上では必要なものが全て兼ね備えられているといった印象。

芝適性から素軽い瞬発力、中長距離戦もこなせる体力に追走力と芝を走る上では必要なものが全て詰め込まれていると考えています。

母のシーザリオは競走能力だけではなく、繁殖牝馬としても革命児といえるほどの活躍。

半弟には

リオンディーズ(父キングカメハメハ)
サートゥルナーリア(父ロードカナロア)


といった兄同様気性の激しさが玉に瑕という優駿が今後、どのような産駒を送り出すかにも注目が集まります。

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今後注目のエピファネイア産駒

ダノンデサイル

新馬戦の前から横山典弘騎手が稽古に跨っている一頭。

未勝利戦を突破した後の京都2歳Sではスムーズに捌けずの4着。

年が変わって初戦となった京成杯では、そのうっぷんを晴らすかのような差し切り勝ちで重賞初制覇。

4角では逆手前であったり、まだ粗削りな部分もありますが、捉え方によっては伸びしろ。

母のトップザテイルの血統構成が大分気分屋さんな感があり、姉のトップザビルはアメリカンファラオ産駒いというのも相まって、まさにその色が出ているタイプ。

ダノンデサイル自身もどちらかというと京成杯の時のような外枠からプレッシャーのない形の競馬が得意と見ています。

オルトパラティウム

新馬戦は出遅れて後方からも、長い向正面コースながらも早い段階で先頭に並ぶところまでポジションを上げる競馬。

直線では追い出されてからもう一脚があり、まさに能力だけで勝ったと言える内容でした。

向正面での挽回と、談話の「真面目」というキーワードから察するに気性のコントロールが難しい馬であるということが伺えますが、今後使われてさらに競馬を覚えてくれば楽しみな存在です。

跳びが大きめなので、距離はさらに伸びて大丈夫でしょう。

母は重賞勝ち馬であり、牝馬古馬戦線でも活躍を見せたザレマ

祖母のシェンクからはマルカシェンクが出ているように、水準のスケール感を感じさせる血統構成でもあります。

ファビュラススター

まだまだ粗削りも新馬、1勝クラスと2連勝。

一瞬のキレ味が大きな武器で、1勝クラス戦では直線追い出されてから鋭く、メンバー間で卓越したものがありました。

OPクラスに入ると現状の完成度では、もう一皮剥けてこないとという印象を抱いていますが、血統構成的には高い心肺能力を有していそうなので、ハイペース戦や流れの厳しい競馬になった際には出番が巡ってきそうです。

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