このページでは種牡馬・ラブリーデイの産駒についての成績や馬券を買う際に役立つヒントをまとめています。
ラブリーデイ産駒のこれまでの傾向
【参考】ラブリーデイ産駒のこれまでの成績
(集計期間:2020.6.13~2024.3.1)
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
5.0% | 11.2% | 18.0% | 116% | 77% |
4年間の間で単勝50倍以上8本、うち4本が万馬券
◆10番人気以下の成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
1.9% | 4.2% | 8.1% | 134% | 75% |
率は低いものの、定期的に芝でもダートでも穴馬が激走します。
集計期間内の61勝のうち、17勝、約3分の1が10番人気以下であるというのは、驚異の結果と言えます。
一方でラブリーデイ産駒は人気での好走率がさほど高くないので、考え方のベースとして連系の相手として考えることが一番お買い得かもしれません。
芝の重馬場成績が良好
◆芝「重」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
8.2% | 18.4% | 28.6% | 187% | 113% |
単勝回収率については、大きいのが2本出ており出来過ぎな感がありますが、複勝率も全体との比較で10%ほど上昇。
不良はサンプルがほとんどないので、なんとも言えません…。
少しずつ力をつけていくタイプが多い
◆昇級初戦の成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
4.5% | 10.4% | 16.4% | 37% | 42% |
昇級してからいきなり通用というタイプは少なく、使われて少しずつ力をつけていく馬が多く見られます。
古馬になっても全体としては成績が落ちていないので、使われている数が多ければ多いほど、良いという極端な考え方でも今は良いかもしれません。
ラブリーデイ産駒を馬券で活かす条件
大穴パターンの考察|距離延長
◆ラブリーデイ産駒の距離延長成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
6.1% | 9.6% | 16.7% | 300% | 108% |
馬券率自体では若干落ちるものの、上で取り上げたような波乱パターンが存在。
◆距離延長単勝50倍以上成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
3.6% | 3.6% | 6.5% | 474% | 135% |
決して率自体は高くありませんが、100mでも200mでも延長してくる人気薄は要チェックかもしれません。
前走0.5差以内でまとめてきた馬
◆前走が勝ち馬から0.5差以内の成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
15.1% | 27.3% | 40.7% | 125% | 93% |
段々と力をつける馬が多いという傾向があると上で触れましたが、僅差でまとめられるようになった馬はよりチャンスは近いということが読み取れます。
またこれを裏付けるものとして前走2着馬の成績も見ていきますと
◆前走成績2着馬
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
17.3% | 34.7% | 52.0% | 140% | 119% |
と良好な数値が出ています。
ダート「重」「不良」では評価を落とす
◆ダート「重」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
4.1% | 10.8% | 10.8% | 30% | 22% |
◆ダート「不良」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
6.0% | 8.0% | 10.0% | 15% | 15% |
ダートで水含んだ馬場になると成績が下降する傾向が見られるので、人気を集めていても全幅の信頼を置くのは危険かもしれません。
ラブリーデイの現役時代
通算33戦9勝。
主な勝ち鞍として、宝塚記念、天皇賞(秋)、京都記念、京都大賞典、中山記念、鳴尾記念
新馬戦、野路菊Sを勝ったものの、順調に軌道に乗れたわけではなく。
3勝目を挙げることができたのは、4歳のメトロポリタンS。
その後の4歳シーズンでは成敗が続きましたが、この勝ちきれない流れを完全に断ち切ったのは5歳の中山金杯。
ここで初重賞を飾ると、続く京都記念ではハープスターやキズナを抑えて連勝。
阪神大賞典、天皇賞(春)は完全に距離の壁にぶつかり、大敗も、すぐさま鳴尾記念で立て直し、ここから快進撃。
宝塚記念、京都大賞典、天皇賞(秋)と3連勝をマークし、古馬中距離重賞戦線の一躍主役候補に。
この後はジャパンカップ3着、そして年末の有馬記念ではゴールドアクターやキタサンブラックに後塵を拝す5着。
6歳シーズンも現役を続行。
大崩れせずに走るものの、勝ち星を挙げることができず、香港カップ6着がラストランでした。
ラブリーデイの血統背景
母はポップコーンジャズ。
全弟にはボッケリーニがおり、弟との比較では、少し短めだった同馬。
牝系からは2000年以降、
オーバーザウォール
インティライミ
サンバレンティン
スマートギア
ワンモアチャッター
アロマティコ
アルバート
など、名脇役的な優駿を多く送り出されています。
古馬になってからも活躍できる産駒が多いというのが牝系の色。
ここはノーザンテーストやリアルシャダイの影響もありそうです。
アロマティコの仔、ジオグリフが皐月賞を制し、クラシックウィナーもついに登場しました。
血統構成からすると、いかにも2000~2400mを得意と見える形。
自身は京都の芝で上り3F32秒台で走れましたが、産駒にはダンスインザダークやトニービン質の持久力を強く伝えるのか、中距離の負荷の強いレースで新価を発揮。
こうした傾向から産駒はダートもこなせる馬が多いうえに、自身もそうであった丈夫さ、また使われて成績を上げてくる個性が伝われば、超絶NAR向きで、地方競馬では大人気種牡馬になると思います。
掴みどころが難しいだけに、これからもJRAでは穴開け種牡馬でありつつけることが予想されます。
今後注目のラブリーデイ産駒
ゾンニッヒ
母はエンドレスノット、祖母はウィキウィキであることから、金子真人オーナー血統馬。
血統構成からも芝の中距離適性が高いように見えますが、古馬になり短距離へシフトしてから成績は安定している印象。
同牝系からは日本ダービーを制したマカヒキも出ている良血と呼べる存在で、ラブリーデイ産駒らしく古馬になり、数を使われて少しずつ力をつけています。
重賞戦線に乗れるところまで来ていると思いますし、今後も安定した走りに期待しています。
グリューネグリーン
難しいところのありそうな馬で、京都2歳Sを制して以降は奮わない結果が続いている同馬。
しかし、一戦ごとに競馬を教え込むように使ってきましたし、そろそろその成果が実を結びそうな感。
母のレディーダービーは未勝利馬も、祖母のウメノファイバーはオークス馬。
血統的なスケール感もありますし、まだ見限るには速いと考えています。
セブンデイズ
ジャンパーで一頭注目馬を上げたいと思います。
セブンデイズは、障害転向後非常に安定した成績で、これから重賞戦線にも乗ってくることが期待されます。
4代母のロングレジェンドからの牝系からは、ケンタッキーダービーを制したストリートセンスや
Mr. Greeleyといった種牡馬の名も。
弟のセブンダートオーは、金沢の重賞戦線でチャンスありそう。
ラブリーデイの関連馬
◆キングカメハメハ産駒
コメント