このページでは、札幌芝1500mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
1コーナー奥のポケットからのスタートというのが、最大の特徴でJRA各競馬場の中でもコーナーを回りながら向正面を目指すという珍しいコース形態と言えます。
距離短縮馬が結果を出しやすい傾向にあり、該当馬には注意。
また、枠順別成績を見ていくと明確に内枠勢が有利。
コーナーを回りながらのポジション確保のため、序盤はそこまで厳しい展開にもなりづらく、序盤からインでスンナリ運べる馬たちに大きくバフがかかるような形。
ただし、開催が進んで使用コースがBやCになってくると、逃げが決まらなくなるので、その際は絶妙に芝が荒れておらず、かつちょい差しが決められるようなポジションが取れる3枠や4枠の馬から狙うがベスト。
8枠は相当不利なので、この枠で逃げ以外で勝ち切れるようであれば、かなりの力の持ち主と考えていいでしょう。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 4-7-6-44/61 | 6.6% | 18.0% | 27.9% | 105.0% | 74.0% |
2枠 | 6-3-3-49/61 | 9.8% | 14.8% | 19.7% | 169.0% | 57.0% |
3枠 | 12-8-4-71/95 | 12.6% | 21.1% | 25.3% | 124.0% | 109.0% |
4枠 | 9-4-10-78/101 | 8.9% | 12.9% | 22.8% | 119.0% | 72.0% |
5枠 | 8-10-5-83/106 | 7.5% | 17.0% | 21.7% | 49.0% | 44.0% |
6枠 | 8-12-11-82/113 | 7.1% | 17.7% | 27.4% | 98.0% | 137.0% |
7枠 | 8-8-13-85/114 | 7.0% | 14.0% | 25.4% | 38.0% | 118.0% |
8枠 | 6-9-9-93/117 | 5.1% | 12.8% | 20.5% | 32.0% | 47.0% |
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
エピファネイア | 4-3-4-21/32 | 12.5% | 21.9% | 34.4% | 70.0% | 63.0% |
ハーツクライ | 3-2-1-14/20 | 15.0% | 25.0% | 30.0% | 119.0% | 79.0% |
キズナ | 3-1-0-13/17 | 17.6% | 23.5% | 23.5% | 397.0% | 99.0% |
グラスワンダー | 3-0-0-0/3 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 456.0% | 146.0% |
モーリス | 2-6-3-25/36 | 5.6% | 22.2% | 30.6% | 28.0% | 60.0% |
集計期間内では上位混戦。
下級条件で組まれやすい条件ではあるので、ヒントがあるとするならば早熟性に優れている種牡馬から狙うのがベターかなと考えています。
グラスワンダーの完璧な成績はヴァトレニ一頭が記録したもので、参考外。
キズナも大きな数字も、一発大きな配当が影響しているだけにそこまで、あまり参考にならないかもしれません。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
サンデーサイレンス | 6-0-2-16/24 | 25.0% | 25.0% | 33.3% | 150.0% | 62.0% |
ディープインパクト | 5-6-3-36/50 | 10.0% | 22.0% | 28.0% | 90.0% | 74.0% |
アグネスデジタル | 3-2-2-8/15 | 20.0% | 33.3% | 46.7% | 222.0% | 245.0% |
キングカメハメハ | 3-1-2-24/30 | 10.0% | 13.3% | 20.0% | 67.0% | 110.0% |
ハーツクライ | 2-2-2-13/19 | 10.5% | 21.1% | 31.6% | 28.0% | 52.0% |
芝を走る上での王道種牡馬たちが名を連ねている印象。
中でもサンデーサイレンスとディープインパクトに関しては、抜けている存在。
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
横山武史 | 10-5-5-22/42 | 23.8% | 35.7% | 47.6% | 59.0% | 74.0% |
丹内祐次 | 6-6-5-28/45 | 13.3% | 26.7% | 37.8% | 239.0% | 111.0% |
横山和生 | 6-3-4-18/31 | 19.4% | 29.0% | 41.9% | 124.0% | 80.0% |
ルメール | 3-5-4-14/26 | 11.5% | 30.8% | 46.2% | 65.0% | 73.0% |
武豊 | 3-2-2-21/28 | 10.7% | 17.9% | 25.0% | 37.0% | 37.0% |
ダート1700m戦、芝1200m戦に続いて、ここでも横山武史騎手の名が。
人気先行で、回収率に旨味は無いものの、中心として外せない馬に騎乗することも多々。
活用するなら馬券の軸として…といったところでしょうか。
そして丹内佑次騎手もここで上位。回収率としてもダート1700m、芝の1200m同様に大変優秀。
人気薄を持ってくるだけに、相手候補としては外せない存在です。
・基本的に内枠が断然有利
・種牡馬成績は混戦も、下級条件で組まれることが多いので早熟性のある種牡馬が狙い
・サンデーサイレンスとディープインパクトの母父成績が優秀
・ここも横山武史騎手と丹内祐次騎手が大変優秀