本記事では、競馬で安定した利益を得るための「単勝2倍馬券」と、負けたときに賭け金を増やす「追い上げ法」について詳しく解説しています。
具体的な例を交えながら、勝率を上げる方法やリスク管理のポイントを分かりやすく紹介します。
単勝を用いながら競馬を楽しみつつ、さらに勝利を目指すためのヒントを得たい方は、ぜひ最後までご覧ください。
はじめに単勝馬券とは
競馬の基礎であり、魅力的な馬券
単勝馬券とは、その名の通り、選んだ馬が1着になることを予想する馬券です。
シンプルなルールでありながら、競馬のルーツとも言える券種です。
ただし単勝が2.0であろうとなかろうと1着を当てることはなかなか容易ではないため、的中させるためには多くの情報を収集し、分析する必要があります。
控除率は80%と馬券の中では、複勝に並び最も高い券種の一つであり、初心者から上級者まで、幅広い層に支持されています。
単勝2倍馬券の魅力とその理由
単勝2倍というオッズは比較的現実的なものであり、適切な予想と戦略を用いることで、リスクを抑えつつ安定した収益を期待することができます。以下に、その魅力と理由をまとめます。
- リスクとリターンのバランスが良く安定的:オッズ2.0倍の馬は、勝率が高く、リスクを抑えつつ安定したリターンが期待できます。大穴狙いよりも現実的で、資金管理がしやすいです。
- 分析のしやすさ:過去のデータや統計情報を活用することで、オッズ2.0倍の馬を見つけることは比較的容易です。人気馬の傾向や実績を基に予想を立てやすいです。
- 資金の効率的な運用:オッズ2.0倍の馬に一定額を賭け続けることで、長期的に見て安定した収益を得やすいです。
単勝2倍馬券の選び方
過去のデータ分析
どんな人気馬であろうと、過去のデータをしっかりと分析することは最重要です。
これには、以下の要素が含まれます。
- 馬の過去の成績は必ずチェック:直近のレース成績や、その馬が得意とする条件(距離、馬場状態など)を確認します。過去に好成績を収めたレース条件を選ぶことが重要です。
- 出走馬の時計比較:レースごとのタイムを比較することで、同条件でのパフォーマンスを評価します。速いタイムを記録している馬は、勝利の可能性が高いです。
- レース展開を吟味する:逃げ馬、追い込み馬など、レース展開に応じた得意な馬を選ぶことも重要です。筆者は断然逃げ~好位で進められそうな馬をオススメします。
この他の重要なチェックポイント
上記のチェックポイントに加えて、下記のポイントも可能な限りチェックしましょう。
- 馬場状態:芝、ダート、さらにその日の天候や馬場の状態(良、稍重、重、不良)も考慮します。馬場が渋っている際には過去に道悪実績があるか否かチェックしましょう。
- 騎手と調教師:騎手や調教師の実績も重要です。基本的にはリーディング上位から入るようにしましょう。
- 専門家の予想:競馬の専門家や予想家の意見も参考にします。予想の印には厩舎コメントには反映されないような現場関係者の声なども含まれたものがあるので要チェックです。
勝率を上げるためには
騎手と調教師の実績
上記と多少重複しますが、騎手と調教師の成績は、馬の勝率に大きく影響します。
以下のポイントに注目しましょう。
- 騎手の技術:騎手の技術や経験は、馬のパフォーマンスに直結します。ルメール騎手や川田騎手、戸崎騎手のようなトップ騎手が騎乗する馬から入るというのはこの戦略の基礎とも言えます。
- 調教師の管理能力:当然ながら調教師の管理能力や過去の成績も重要です。
理想は騎手×調教師成績を確認することです。
馬のコンディションとレース適性
さらに勝率を高めるために、馬のコンディションをチェックするようにしましょう。
パドック返し馬を専門的に見られずとも、以下の基本的な事項を抑えることができれば大丈夫です。
- 馬体重の変動:レース前の馬体重の変動は、馬のコンディションを示します。大きな変動がある場合、その馬の調子を疑うべきです。
- 追い切りのタイム:レース前の調教(追い切り)のタイムも重要な指標です。良いタイムを記録している馬は、好調である可能性が高いです。
(分からない場合は新聞や専門紙の⤴マークなどを確認するだけでもOK) - レース適性:馬が得意とするレース条件(距離、馬場状態、天候など)を確認します。
これは過去の成績や種牡馬成績や母父成績を確認しましょう。
特に競馬は血統のスポーツとも呼ばれている競技です。
このブログでは種牡馬の得意条件やコース別で好成績を残している種牡馬に関する考察なども行っていますので、ぜひ他の記事もご覧ください
展開を吟味する
狙いの対象が逃げ馬であれば
・しっかり逃げられそうなメンツなのか
・番手でも我慢の効く競馬をしてくれるのか
・先行争いは許容範囲で済みそうなのか
・持ち時計はメンバー内比較でしっかり優秀なのか
は必ずチェックしましょう。
続いて、先行差し馬であれば
・内枠を引いて包まれてしまうリスクはないか(特に多頭数)
・馬場の悪いところを走らされる心配はないか
・逃げ馬に好バイアスのかかっている馬場で、差しは全体として苦しくないか
・コース形態としても差し馬には不利にならないか
といった展開面を自分なりにしっかりチェックすることが大切です。
ここでなぜ「追い込み馬」について書かなかったのかというと、追い込みに関しては、それが何番人気であっても勝率が低いためです。
単勝2.0倍で追い込み脚質の馬を狙うには期待値よりもリスクが勝ります。
★参考データ 1番人気脚質別成績
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 216-83-38-104/441 | 49.0% | 67.8% | 76.4% | 110% | 96% |
先行 | 597-352-192-443/1584 | 37.7% | 59.9% | 72.0% | 86% | 92% |
差し | 238-194-133-426/991 | 24.0% | 43.6% | 57.0% | 60% | 76% |
追込 | 40-37-32-163/272 | 14.7% | 28.3% | 40.1% | 37% | 54% |
2.0倍に限らず、人気馬の極端な差し・追い込み馬は期待に沿えずに敗れる機会が先行馬との比較でどうしても多くなってしまいます。
追い込みは見た目にも鮮やかですし、インパクトが大きいものの、連続して同様のパフォーマンスを繰り出すには相当な能力が求められますし、スムーズに進路を取れるかなど運用素も大きく付きまとってしまいます。
リスク管理と資金管理
資金配分の方法
次に競馬における資金管理についてです。
資金配分というのは競馬をはじめあらゆるギャンブルにおいて勝ち続けるために非常に重要です。
この資金配分の方法も様々ですが一番大切なことは、予め予算を決めることです。
これは追い上げ法に関わらず競馬を買う際には、月単位、週単位、日単位と軍資金を決めることが、負けを減らし、勝利を近づけるための大きな一歩です。
この後には具体的に追い上げ法についても記載していきますが、追い上げ法に関しては底なし沼に沈むように負けてしまう可能性があるので、絶対にこれ以上は使わないという予算を決めるようにしましょう。
連続で負けた時の対策
上で紹介した資金配分法を使ったとしても、複勝転がしなどの負けないことを目指す賭け式法以外は基本的に連敗というのは避けられません。
負けが込むようでしたら一度以下の3か条を実践してみてください。
- 冷静な判断:連敗しているときほど冷静な判断が求められます。焦って大きな賭けに出ることは避け、冷静に分析し続けることが重要です。
- 一時的な休止:連敗が続く場合、一時的に休むことも有効です。休むことで冷静さを取り戻し、新たな視点で分析を再開できます。
- 資金の見直し:連敗が続く場合、賭け金を見直し、リスクを抑えるために賭け金を減らすことも一つの対策です。
メンタル面の重要性
競馬はメンタルゲームでもあります。正直メンタル管理がすべてとも言えます。
適切なメンタル管理というのは日常生活でも求められますし、一社会人として求められるものです。
競馬はギャンブルでもありますが、同時に世の中の厳しさを教えてくれ、かつ人間力を成長させるものでもあります。
このメンタルゲームを制するために以下の3つの条件を大切にしましょう。
- 冷静さの維持:連敗や大勝ちなどの感情に左右されず、常に冷静な判断を保つことが重要です。
特に負けた際に感情に左右されると、無謀な賭けをしてしまうリスクが高まります。 - 自己馬券分析:その日に購入した馬券がなぜ外れたのか、当たったのか復習を行う。どちらにしても必ず理由はあるはずです。
- 長期的視野:1つ目と共通している部分もありますが一喜一憂せず、長期的な視点で勝ちたい目標金額の計画を立て、資金管理や戦略を続けることが重要です。
単勝2倍馬券の醍醐味、追い上げ法についての紹介
ここからは追い上げ法と呼ばれるような賭け式について、様々紹介していきます。
追い上げにも複数種類が存在し、その中で楽しめる方法をぜひ実践してみてください!
マーチンゲール法
マーチンゲール法は、ギャンブルにおける資金管理法の一つで、負けた場合に次の賭け金を倍にすることです。
最終的に一度の勝利で全ての損失を取り戻すことを目指します。この方法は非常にシンプルで理解しやすいですが、以下の点に注意が必要です。
- 利点:一度勝てば全ての損失を取り戻せるため、連敗中でも希望を持ちやすいです。
- リスク:連敗が続くと、賭け金が急増し、資金が枯渇するリスクがあります。また、賭け金の上限が設定されている場合、この方法は効果を発揮しにくいです。
具体例:
- 初回の賭け金:1,000円
- 1回目負け:次の賭け金は2,000円
- 2回目負け:次の賭け金は4,000円
- 3回目勝ち:勝利金は8,000円(オッズ2倍の場合)
これにより、総投資金額7,000円に対して1,000円の利益が得られます。
パーレー法
パーレー法は、勝った場合に賭け金を増やし、負けた場合は初期金額に戻す方法です。連勝時に大きな利益を得やすく、リスクを抑えやすいですが、連敗時には損失が発生します。
- メリット:連勝時に利益が大きくなる。
- デメリット:連敗時に初期金額が必要となる。
具体例:
- 初回の賭け金:1,000円
- 1回目勝ち:次の賭け金は2,000円(初回の賭け金+利益)
- 2回目勝ち:次の賭け金は4,000円
- 3回目負け:次の賭け金は初期の1,000円に戻す
3回目の負けまでの総利益は3,000円(2,000円+4,000円−1,000円−1,000円)。
ダランベール法
ダランベール法は、負けた場合に賭け金を増やし、勝った場合に賭け金を減らす方法です。緩やかに賭け金が増減するため、資金管理が比較的しやすいです。
- メリット:緩やかな増減で資金管理がしやすい。
- デメリット:連敗時に大きな損失が発生する可能性がある。
具体例:
- 初回の賭け金:1,000円
- 1回目負け:次の賭け金は1,500円(前回賭け金+500円)
- 2回目負け:次の賭け金は2,000円
- 3回目勝ち:次の賭け金は1,500円(前回賭け金−500円)
このように、賭け金が緩やかに増減します。
ラボチェール法
ラボチェール法は、目標の利益を設定し、その目標に達するまで賭け金を調整する方法です。
具体例:
- 利益目標を5,000円と設定
- 初回の賭け金:1,000円
- 1回目負け:次の賭け金は2,000円(目標-1,000円)
- 2回目負け:次の賭け金は3,000円(目標-2,000円)
- 3回目勝ち:次の賭け金は2,000円(目標-3,000円)
ラボチェール法は目標額に向けて賭け金を調整します。
ケリー基準
ケリー基準は、勝率とオッズに基づいて最適な賭け金を計算する方法です。リスクを最小限に抑えつつ、利益を最大化することを目指します。
- メリット:統計的に最適な賭け金を設定できる。
- デメリット:計算が複雑であり、正確な勝率の見積もりが必要。
具体例:
- 勝率50%、オッズ2倍の場合
- ケリー基準の計算式に従い、賭け金を計算
- 計算結果に基づいて、適切な賭け金を設定
ケリー基準は理論的に最適な賭け金を提供しますが、複雑な計算が必要です。
まとめ-追い上げ法は楽しめる範囲で!
単勝2倍馬券の魅力とリスク
単勝2倍馬券は、競馬において比較的安定した利益を得るための一つの方法です。
オッズが2.0倍の馬を選ぶことで、勝率とリターンのバランスが取れ、適切な資金管理を行うことで、長期的に利益を狙うことが可能です。
しかし、確実な方法ではないため、リスクを理解し、購入馬選択には綿密な戦略を持つことが重要です。
追い上げ法を利用した戦略の総括
追い上げ法は、負けた場合に次の賭け金を増やすことで損失を取り戻す方法です。各追い上げ法にはそれぞれの特徴とリスクがあります。
- マーチンゲール法:負けたら賭け金を倍にする。連勝しやすいが、連敗時のリスクが高い。
- パーレー法:勝ったら賭け金を増やし、負けたら初期に戻す。連勝時に大きな利益が得られる。
- ダランベール法:負けたら賭け金を増やし、勝ったら賭け金を減らす。リスクが緩やかに増減する。
- フィボナッチ法:フィボナッチ数列に基づいて賭け金を増減する。リスクを分散しやすい。
- ラボチェール法:利益目標に向けて賭け金を調整する。計画的に損失を取り戻す。
- ケリー基準:勝率とオッズに基づいて最適な賭け金を計算する。理論的に最適な賭け金を提供するが、計算が必要。
長期的な視点での勝ち方
追い上げ法や単勝2倍馬券を利用する際には、短期的な結果に左右されず、長期的な視点で戦略を立てることが重要です。以下のポイントを心がけましょう。
以上の点を考慮しながら、単勝2倍馬券や追い上げ法を活用することで、競馬をより楽しみつつ、単勝追い上げで利益を出していきましょう!
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