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サートゥルナーリア産駒の特徴と買い方|得意条件・距離・重馬場を直近3年データで解説


結論:サートゥルナーリア産駒は「人気で負けた直後の芝」で買う
産駒を全部買うと単勝回収率は81%、複勝回収率は68%。走る種牡馬ですが、人気に織り込まれやすく妙味は薄めです。
そのなかで唯一プラスなのが芝で、前走1〜3番人気に推されながら4着以下に負けていた馬。単勝回収率125%です。逆にダートは全面的に消し
  1. サートゥルナーリア産駒の成績と傾向|まずは全体像から
  2. サートゥルナーリア産駒は「人気で負けた直後」に買う
    1. 狙いは「1〜3番人気に推されて、負けた直後」
  3. サートゥルナーリア産駒の買い方【狙い目5選】
    1. 買い① 芝 × 前走1〜3番人気 × 前走4着以下
    2. 買い② 芝 × 前走4角5番手以内 × 前走1〜3着
    3. 買い③ 左回り芝 × 前走4角5番手以内
    4. 買い④ 芝1400〜1600m × 前走4角5番手以内
    5. 買い⑤ 2勝クラス × 芝
  4. サートゥルナーリア産駒のコース別成績|左回り芝と距離適性
    1. 距離別成績|1800〜2000mは「走るが妙味なし」
  5. サートゥルナーリア産駒の道悪・重馬場適性
  6. サートゥルナーリア産駒の人気別信頼度
  7. サートゥルナーリア産駒のダート適性
  8. サートゥルナーリア産駒は距離延長で評価を下げる
  9. サートゥルナーリア産駒の消し条件
    1. 前で運べなかった馬は次走も来ない
    2. 牝馬は芝でも中距離で割引
    3. 休養明け3〜6か月の谷は、父とそっくり
  10. 父:ロードカナロアと買い方はどう違う?
  11. サートゥルナーリア産駒の母父別成績|ニックス・血統相性は?
  12. サートゥルナーリアのプロフィール
  13. サートゥルナーリアの血統構成
  14. 代表産駒① カヴァレリッツォ
  15. 代表産駒② ロデオドライブ
  16. 代表産駒③ ショウヘイ
  17. 代表産駒④ ファンダム
  18. まとめ:サートゥルナーリア産駒の買い方

サートゥルナーリア産駒の成績と傾向|まずは全体像から

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/JRA平地
着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
148-107-101-969/1325 11.2% 19.2% 26.9% 81% 68%

勝率11.2%・複勝率26.9%は種牡馬として十分な水準です。ところが複勝回収率は68%と低い。よく走ることが市場に知れ渡っていて、常に人気が先回りしている種牡馬だということです。

つまりこの種牡馬は「どこに妙味があるか」より先に、「どこで買ってはいけないか」がはっきりしています。買える場所は少なく、その分だけ消しが強力です。

本記事の回収率の考え方
単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。そこで本記事では、その条件で最も高い配当を1走ぶん除いても、なお100%を超えた条件だけを「買い」としました。1本の大穴に支えられただけの条件は採用していません。
また、サートゥルナーリア産駒は2024年6月デビューの2世代のみです。サンプルが少ない条件には「サンプル少なめ」と明記し、断定を避けています。

サートゥルナーリア産駒は「人気で負けた直後」に買う

まず、この種牡馬でいちばん効く指標から。前走で何番人気に推されていたかという、出馬表で確認できる数字で見ます。

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/前走時点の人気
前走の人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1番人気 32-22-11-78/143 22.4% 45.5% 69% 72%
前走2〜3番人気 48-27-23-145/243 19.8% 40.3% 87% 75%
前走4〜6番人気 27-25-19-214/285 9.5% 24.9% 51% 60%
前走7番人気以下 14-17-26-344/401 3.5% 14.2% 123% 79%

前走で上位人気だった馬とそれ以外で、成績がきれいに割れます。前走1〜3番人気だった馬は複勝率40%超、前走7番人気以下は14.2%。この種牡馬は評価されている馬がそのまま走るタイプです。

※前走7番人気以下の単勝回収率123%は大穴1本が半分を占めており、その1走を除くと60%です。

狙いは「1〜3番人気に推されて、負けた直後」

ここからが本題です。前走上位人気だった馬を、前走の着順で割ってみます。

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/芝
条件(芝) 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 最高配当を除くと
前走1〜3番人気 × 前走4着以下 27-15-8-73/123 22.0% 40.7% 125% 110%
前走2〜3番人気(着順問わず) 42-22-16-102/182 23.1% 44.0% 102% 94%

芝で、前走1〜3番人気に推されながら4着以下に負けていた馬。勝率22.0%(産駒全体は11.2%)・単勝回収率125%(全体は81%)。最高配当の1走を除いても110%を保つ、本記事で唯一の「単勝で買える」条件です。

前走で人気を集めたということは、能力への評価があった。それが着順に結びつかなかっただけで、次走では負けた事実のぶん人気が下がる。評価と着順のズレが、そのまま配当のズレになるわけです。実際、この条件の該当馬の当日人気は中央値で4番人気。1つ負けただけで、市場の評価はきちんと下がっています。

サートゥルナーリア産駒の買い方【狙い目5選】

ここまでの検証から、出馬表を見ながらその場で判定できる条件を5つにまとめます。単勝の回収率がプラスなのは①だけです。②以降は好走率の高さを評価した条件なので、軸や複勝の材料として使ってください。

買い① 芝 × 前走1〜3番人気 × 前走4着以下

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 最高配当を除くと
芝×前走1〜3番人気×前走4着以下 27-15-8-73/123 22.0% 40.7% 125% 110%

前述の通り、本記事で唯一単勝回収率がプラスの条件です。「人気で負けた直後の巻き返し」だけを狙います。

買い② 芝 × 前走4角5番手以内 × 前走1〜3着

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝×前走4角5番手以内×前走1〜3着 39-21-18-99/177 22.0% 44.1% 95% 77%

前で運べて、結果も出した馬の続戦。勝率22.0%・複勝率44.1%(産駒全体は26.9%なので約1.6倍)と好走率は本記事の全条件で最高クラスです。ただし人気にも織り込まれるため回収率は100%に届きません。馬券の軸として信頼し、配当は相手で作る使い方が合います。

買い③ 左回り芝 × 前走4角5番手以内

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
左回り芝×前走4角5番手以内 27-17-13-67/124 21.8% 46.0% 112% 97%

左回り芝(東京・中京・新潟)で、前走先行していた馬。複勝率46.0%は約2回に1回馬券圏内という水準です。単勝回収率112%は最高配当を除くと93%なので、単勝の妙味までは断定できません。複勝・ワイドで使いたい条件です。

買い④ 芝1400〜1600m × 前走4角5番手以内

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝1400〜1600m×前走4角5番手以内 24-13-10-62/109 22.0% 43.1% 102% 93%

マイル前後で先行できる馬は勝率22.0%・複勝率43.1%。買い②を距離の面から切り取った条件で、軸としての信頼度はトップクラスです。

※単勝回収率102%は最高配当を除くと82%です。好走率(勝率・複勝率)を評価しての採用です。

買い⑤ 2勝クラス × 芝

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/2勝クラスの内訳
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2勝クラス × 芝 11-12-8-28/59 18.6% 52.5% 55% 119%
└ さらに前走4角5番手以内 7-10-7-19/43 16.3% 55.8% 52% 131%
2勝クラス × ダート 2-0-0-10/12 16.7% 16.7% 37% 18%

2勝クラスは芝に限れば複勝率52.5%。産駒全体の26.9%のちょうど2倍で、2回に1回は馬券圏内に来る計算です。複勝回収率119%は、最高配当を除いても106%を保ちます。本記事で複勝回収率が確実にプラスと言える唯一の条件です。

同じ2勝クラスでもダートは複勝率16.7%・複勝回収率18%。芝に限定して初めて意味を持つ条件です。

さらに前走4角5番手以内だった馬に絞ると複勝率55.8%・複勝回収率131%(最高配当を除いても114%)。買い②の考え方をクラスで裏づけた形になります。

※芝59走・前走位置取り込みで43走とサンプルは少なめです。ただし複勝の配当は最高850円で、特定の1本に依存した数字ではありません。

サートゥルナーリア産駒のコース別成績|左回り芝と距離適性

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/芝
コース 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
左回り芝(東京・中京・新潟) 54-37-26-219/336 16.1% 34.8% 65% 80%
右回り芝 71-48-50-453/622 11.4% 27.2% 120% 73%
東京芝 28-19-17-109/173 16.2% 37.0% 59% 82%
中京芝 16-12-3-63/94 17.0% 33.0% 95% 84%

左回り芝の勝率16.1%に対し右回り芝は11.4%。東京芝は複勝率37.0%。左回りではっきり数字が上がります。

ただし注意したいのは回収率です。東京芝は複勝率37.0%もあるのに単勝回収率59%。得意なことが知れ渡っているコースほど、買っても妙味がない。この種牡馬の性格がいちばん出ている数字です。

※右回り芝の単勝回収率120%は大穴1本によるもので、除外すると79%です。

距離別成績|1800〜2000mは「走るが妙味なし」

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/芝の距離別(1000m・1500mは施行が少ないため除外)
芝の距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1200m 16-7-10-72/105 15.2% 31.4% 178% 110%
1400m 12-12-5-63/92 13.0% 31.5% 65% 66%
1600m 32-17-21-154/224 14.3% 31.2% 176% 95%
1800m 28-17-17-147/209 13.4% 29.7% 51% 52%
2000m 24-24-16-160/224 10.7% 28.6% 60% 62%
2200m以上 12-7-7-72/98 12.2% 26.5% 81% 87%

意外なことに、芝1800〜2000mが回収率では最低ゾーンです。複勝率は29%前後と普通に走るのに、単勝回収率51〜60%・複勝回収率52〜62%。「サートゥルナーリアは中距離」というイメージが強すぎて、過剰に買われています。

複勝率は1200mから2000mまでほぼ横並び(28〜31%)で、距離の融通は利くタイプ。そのぶん回収率の差は「適性」ではなく「人気のされ方」の差です。

※芝1200mの単勝回収率178%と1600mの176%は、いずれも大穴1本の寄与が大きく、除外するとそれぞれ91%・63%です。距離単独では「買い」と言えません。買い④のように前走の位置取りと組み合わせて絞ってください。芝1500m(札幌のみ・6走)と芝1000m(1走)は表から除いています。

サートゥルナーリア産駒の道悪・重馬場適性

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/芝
芝の馬場状態 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
103-63-62-552/780 13.2% 29.2% 63% 67%
稍重 17-15-13-89/134 12.7% 33.6% 331% 120%

結論は「稍重までは全く問題ない。むしろ複勝率は上がる」です。芝稍重の複勝率33.6%は良馬場の29.2%より上。渋った程度で評価を下げる必要はありません。

※稍重の単勝回収率331%は万馬券1本が6割近くを占めた数字で、除外すると143%。それでも高い水準ですが、1本頼みの面があるため「稍重なら買い」とまでは断定しません。複勝回収率120%も除外後は92%です。

重〜不良まで悪化した場合は44走しかなく、判定保留とします。少なくとも稍重程度で評価を下げる必要はない、が現時点の結論です。

サートゥルナーリア産駒の人気別信頼度

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 64-31-19-50/164 39.0% 69.5% 85% 89%
2〜3番人気 51-35-34-153/273 18.7% 44.0% 79% 70%
4〜6番人気 25-29-29-266/349 7.2% 23.8% 67% 74%
7番人気以下 8-12-19-500/539 1.5% 7.2% 89% 58%

※当日の人気は締切直前まで動くため、本記事の買い条件は前走人気・前走着順を基本にしています。この表は「人気に推されたときどこまで信頼できるか」の参考としてお使いください。

1番人気の勝率39.0%・複勝率69.5%は素直に信頼できる水準です。芝の1番人気に絞ると勝率40.3%まで上がります。父:ロードカナロアのように「道悪の1番人気は危険」といった明確な落とし穴も、今のところ見つかっていません。

一方で7番人気以下の複勝率は7.2%。人気薄の一発はほぼ期待できません。「走る馬は人気になっている」種牡馬なので、人気サイドと心中するか、買い①のような評価のズレだけを突くか、の二択です。

サートゥルナーリア産駒のダート適性

ここからは「手を出さないほうがよい条件」です。まずはダートから。

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダート全体 23-22-25-297/367 6.3% 19.1% 29% 50%
牝馬 × ダート 4-6-5-113/128 3.1% 11.7% 11% 24%
芝→ダート替わり 7-3-10-109/129 5.4% 15.5% 29% 44%

ここははっきり書きます。サートゥルナーリア産駒のダートは、現時点では全面的に消しです。勝率6.3%は産駒全体(11.2%)の半分近くまで下がり、単勝回収率29%・複勝回収率50%。大穴頼みですらなく、どこを切っても水準以下です。

とくに奮わないのが牝馬のダートで、複勝率11.7%・単勝回収率11%。128走してほぼ壊滅です。「芝で頭打ちだからダートへ」という芝→ダート替わりも単勝回収率29%で、砂で一変というシナリオは現時点のデータにはありません。

サートゥルナーリア産駒は距離延長で評価を下げる

距離変更も軽視できません。前走からの距離の増減で成績を分けます。

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
距離変更 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
短縮 27-22-26-232/307 8.8% 24.4% 132% 71%
同距離 65-50-34-323/472 13.8% 31.6% 84% 73%
延長 29-19-19-232/299 9.7% 22.4% 51% 70%

最も走るのは同距離替わりで複勝率31.6%。距離延長は22.4%まで落ちます。単勝回収率も延長は51%と最低です。

※短縮の単勝回収率132%は大穴1本が6割を占めており、その1走を除くと50%です。短縮に妙味があるわけではありません。

産駒はまだ2〜4歳。使われながら距離を探している段階の馬が多く、適距離に収まった馬がそのまま同距離で使われて好走する、という構図だと考えられます。距離延長には評価を下げて臨むのが基本です。

サートゥルナーリア産駒の消し条件

出馬表の段階で判定できる「消し」の残りをまとめます。ダートと距離延長については前述の通りです。

【消し】手を出さなくてよい条件 ※各条件の詳細は下表と本文をご覧ください
集計期間:2024.6.2〜2026.7.12
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4角10番手以下 9-9-11-206/235 3.8% 12.3% 20% 48%
前走10着以下 9-7-14-267/297 3.0% 10.1% 112% 65%
休養明け3〜6か月 13-10-5-141/169 7.7% 16.6% 187% 77%
牝馬 × 芝1800〜2000m 19-12-14-141/186 10.2% 24.2% 41% 44%

※前走10着以下の単勝回収率112%と休養明け3〜6か月の187%は、いずれも大穴1本が大半を占めた見かけの数字です。除外するとそれぞれ27%・38%まで落ちます。

前で運べなかった馬は次走も来ない

前走4角10番手以下は複勝率12.3%(産駒全体は26.9%)・単勝回収率20%。後方のまま終わった馬の巻き返しは、この血統ではほぼ起きません。前走大敗(10着以下)も複勝率10.1%で同様です。

牝馬は芝でも中距離で割引

ダートで壊滅していた牝馬は、芝でも距離を選びます。牝馬の芝1800〜2000mは単勝回収率41%・複勝回収率44%。全体の単勝回収率81%と比べて半分の水準です。とくに芝2000mは単勝回収率35%。牝馬を買うなら芝1600m以下が基本です。

休養明け3〜6か月の谷は、父とそっくり

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/前走からの間隔別
前走からの間隔 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2〜5週 47-32-31-246/356 13.2% 30.9% 61% 84%
約2〜3か月 32-17-23-147/219 14.6% 32.9% 109% 70%
3〜6か月 13-10-5-141/169 7.7% 16.6% 187% 77%

間隔2〜3か月までは複勝率30%超で走るのに、3〜6か月あくと16.6%へ半減します。実はこのパターン、父:ロードカナロアの産駒とまったく同じです(父も3〜6か月だけ落ち込む谷がありました)。血統的な癖として覚えておく価値があります。

父:ロードカナロアと買い方はどう違う?

当ブログでは父:ロードカナロア産駒の買い方も同じ手法で検証しています。父仔で並べると、買い方が面白いほど違います。

両記事の検証結果の比較(数値は各記事参照)
項目 父:ロードカナロア サートゥルナーリア
買いの軸 位置取り(前走先行して負けた馬) 評価(前走人気で負けた馬)
距離変更 短縮が買い 同距離がベスト・延長は割引
ダート 条件次第で買える 全面消し
道悪 適性なし(1番人気でも割引) 稍重までは問題なし
妙味の量 買える条件が多い 買える条件は少ない(人気に正直)
共通する消し 前走4角10番手以下/休養明け3〜6か月

父は「ベタ買いすると負けるが、条件を絞れば妙味が出る穴だらけの種牡馬」。仔は「よく走るぶん人気に織り込まれ、妙味の残っていない優等生」。同じ数字の見方をしても、買い方の結論はここまで変わります

サートゥルナーリア産駒の母父別成績|ニックス・血統相性は?

産駒がまだ2世代のため、母父別はサンプル不足の段階です。80走以上あるのは2頭のみで、参考として挙げます。

集計期間:2024.6.2〜2026.7.12/80走以上の母父
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ハーツクライ 16-10-10-69/105 15.2% 34.3% 71% 68%
ディープインパクト 33-21-16-193/263 12.5% 26.6% 171% 73%

母父ハーツクライが複勝率34.3%と好相性の兆し。母父ディープインパクトは最多の263走で複勝率26.6%と平均並みです。

※母父ディープインパクトの単勝回収率171%は大穴1本が過半を占めており、除外すると75%です。母父別の傾向はデータが積み上がってから改めて検証します。

サートゥルナーリアのプロフィール

サートゥルナーリアは2016年生まれの黒鹿毛。父:ロードカナロア、母:シーザリオ、母父:スペシャルウィークという血統で、エピファネイアリオンディーズの半弟にあたります。

現役時代は10戦6勝。新馬戦から萩S、ホープフルSと無傷の3連勝を飾ると、休み明けぶっつけの皐月賞を単勝1.7倍で制覇。兄2頭が届かなかったクラシックタイトルを手にしました。ダービーは1.6倍に推されながら4着。暮れの有馬記念ではリスグラシューの2着に入り、2019年の最優秀3歳牡馬に選ばれています。古馬になってからは金鯱賞を勝ち、宝塚記念4着を最後に引退しました。

2021年から社台スタリオンステーションで種牡馬入り。初年度は種付料600万円で205頭を集め、初年度産駒がデビューした2024年には2歳サイアーランキング2位と好スタート。2026年の種付料は1000万円に上昇しています。

サートゥルナーリアの血統構成

父はロードカナロア、母はシーザリオ、母父はスペシャルウィーク。Northern Dancerの5×4のインブリードを持ちます。

母シーザリオは日本オークスとアメリカンオークスを勝った名牝で、繁殖としてもエピファネイア、リオンディーズ、そして本馬と3頭のG1馬を送り出しました。この牝系は自身の個性を産駒に強く伝えるのが特徴とされ、サートゥルナーリア産駒も「速い上がりを使える芝の中距離型」という方向にはっきり寄っています。

本記事のデータで見た「芝で強くダートで走らない」「人気に正直」という性格は、能力の方向性が主流条件(軽い芝・長い直線)に偏っていることの裏返しです。個性が分かりやすいからこそ市場の評価も正確になり、妙味が残りにくい。そんな種牡馬だと言えます。

代表産駒① カヴァレリッツォ

朝日杯フューチュリティSを制した初年度産駒のG1馬。2歳マイルの大一番を獲ったことで、産駒の完成度の高さを最初に証明しました。

代表産駒② ロデオドライブ

NHKマイルCを勝った2年目産駒。父の産駒がマイルG1を連取したことで、「中距離だけでなくマイルも主戦場」という適性の幅を示しました。

代表産駒③ ショウヘイ

京都新聞杯、AJCCを勝ち、ダービーでも3着に入った初年度産駒の代表格。クラシックの舞台で世代上位を証明した1頭です。

代表産駒④ ファンダム

毎日杯を圧勝。速い上がりを使って差し切る、この血統の持ち味を最もわかりやすく見せた勝ち方でした。

まとめ:サートゥルナーリア産駒の買い方

  • 単勝で買えるのは「芝×前走1〜3番人気×前走4着以下」だけ。単勝回収率125%。人気で負けた直後の巻き返しを狙う
  • 軸なら「芝×前走4角5番手以内×前走1〜3着」。勝率22.0%・複勝率44.1%
  • 2勝クラスは芝限定で複勝率52.5%・複勝回収率119%(全体は26.9%・68%)。同じ2勝クラスでもダートは複勝率16.7%
  • 左回り芝×前走先行で複勝率46.0%。東京芝は走るが単勝の妙味なし
  • 距離は同距離替わりがベスト、延長は割引。芝1800〜2000mは走るのに回収率最低(過剰人気)
  • 稍重までは評価を下げない(複勝率はむしろ上昇)。重〜不良は判定保留
  • ダートは全面消し。とくに牝馬×ダートは複勝率11.7%
  • 牝馬は芝でも1800〜2000mで割引(単勝回収率41%)。牝馬は芝1600m以下が基本
  • 前走4角10番手以下・前走10着以下・休養明け3〜6か月も消し。休養の谷は父:ロードカナロアと共通
  • 1番人気は勝率39.0%で信頼できるが、7番人気以下の一発はほぼない

サートゥルナーリア産駒は「よく走るのに妙味がない」典型的な人気種牡馬です。だからこそ、市場の評価が一瞬ズレる「人気で負けた直後」だけが、数少ない狙いどころになります。産駒はまだ2世代。データが積み上がったら、本記事も更新していきます。

出典:TARGET frontier JV

Tokuma

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