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ザファクター産駒のダート成績や重馬場実績は?産駒傾向や特徴、評判について

このページでは種牡馬・ザファクターの産駒のこれまでの成績からの傾向や特徴、馬券に活かせるヒントについて記載しています。

ザファクター産駒のこれまでの産駒傾向

【参考】ザファクター産駒のこれまでの成績
(集計期間:2021.6.5~2024.3.1)

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
6.7%13.7%21.5%74%72%
【51-53-59-595/758】

※日本国内では1年のみの供用。

ダート成績の方が優秀

◆ザファクター産駒のダート成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
7.4%15.1%23.9%86%77%
【40-42-48-413/543】

芝との成績と比較してみると

◆芝ザファクター産駒の芝成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
5.3%10.5%15.3%45%59%
【11-11-10-177/209】

ダート重馬場は△、不良馬場が◎

◆ダート重成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
6.1%10.2%20.4%30%90%
【3-2-5-39/49】

◆ダート不良成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
14.3%21.4%28.6%556%137%
【4-2-2-20/28】

単勝回収率に関しては人気薄の激走もあり、出来過ぎな感があります。

しかし、泥んこ馬場になると勝率から複勝率まで一気に成績が上昇します。

ちなみに、芝の重や不良はからっきしダメです。

距離適性は1800m以下

集計期間内の産駒成績は51勝のうち、50勝が1800m以下と距離の適性については明白です。

ザファクター産駒を馬券で活かすなら

2勝クラス以上はアタマで狙わない

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
3.1%9.4%18.0%47%43%
【4-8-11-105/128】

集計期間内の51勝のうち、47勝が未勝利戦と1勝クラスで挙げられたもの。

2勝クラスを突破できる産駒は僅かで、現在OPで活躍できているのは、サンライズアリオンショウナンマグマのみ。

2勝クラス自体の馬券率は悪くないものの、アタマまでと言われると勝率が大きく下降するので、このクラスでは相手やヒモまでに留めることがいいでしょう。

牝馬×距離短縮馬

◆牝馬×距離短縮成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
12.2%18.9%27.8%159%131%
【11-6-8-65/90】

これはシンプルなので、簡単に活用ができそうです。

叩かれての成績向上を狙う

◆休み明け3戦目~5戦目成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
8.1%18.9%25.7%145%110%
【6-8-5-55/74】

ウォーフロント系はこの傾向を持つ種牡馬が多いイメージですが、ザファクターもこの傾向に違わず。

得意コースで狙い打ち

◆福島ダ1150m

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
21.4%35.7%42.9%707%193%
【3-2-1-8/14】

◆中京ダ1200m×牝馬

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
22.2%27.8%38.9%400%275%
【4-1-2-11/18 】

◆中山ダ1200m×牝馬

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
8.1%10.8%21.6%153%94%
【3-1-4-29/37】

突進力が一つ産駒の武器だと思うので、短距離適性が高めに出やすい牝馬で狙っていく手が有効でしょう。

ザファクターの現役時代

通算13戦6勝。

主な勝ち鞍としてマリブS(GⅠダ1400m)、パットオブライエンS(GⅠダ1400m)。

この他にも1400m~1700mまでのGⅡを3勝を挙げ、勝ち星はほとんどが重賞というキャリア。

3歳春までは北米のクラシック戦線を使われていたものの、アーカンソンダービーでは距離に限界があったのか7着に敗れ以降はマイル、短距離路線へ。

オールウェザーもこなすザファクターは、1400mでは連対を外したことがなく、この舞台での実績が目立ったことが特徴の一つと言えます。

ザファクターの血統背景

父はウォーフロント

ウォーフロント産駒、日本ではザファクターのほか、アメリカンペイトリオットデクラレーションオブウォーが種牡馬として活躍中です。

母のグレイシャスネスはミスワキ産駒であり、母父がIcecapade、さらに母系にボールドルーラーを持つことからも米国血統で短距離色の強い存在。

父母ともに短距離適性や、序盤のダッシュ力に優れた血統で、その傾向というのは産駒にもしっかりと引き継がれている印象です。

今後注目のザファクター産駒

サンライズアリオン

ザファクター産駒の現在のダートの出世頭。

母のカシュカシュは米国色の強い血統構成で、1800mを中心に使われ安定的に結果を残しています。

センスが良くポジションが取れますし、無理に逃げなくても大丈夫なのが好感。

3勝クラスで敗れたブライアンセンスはこれから出世していきそうな感じがありますし、それと差のないレースができているので、今後に期待します。

ただし、2000mは長いとみて、この舞台を使われる際は評価を下げようかなと考えています。

ショウナンマグマ

一昨年はラジオNIKKEI賞2着にディセンバーSを制するなど芝1800mで結果を出しています。

逃げてこそなので、マイル戦だと若干序盤が忙しい?のか。

マイル戦での先行策なら大きなところでも見所がありそうです。

直線坂をねぼってからの粘りは牝系の血が効いている印象。

ゲキザル

追い込みであと一歩といった競馬が続いている同馬。

現1勝クラス、どこかで穴を開ける追い込みを決めてくれないかなといったところ。

福島戦、中京戦、中山戦で注目。

ザファクターの関連馬

◆ウォーフロント産駒

Tokuma

競馬とは物心ついた頃からの縁があり、 今は血統と展開読みに魅せられた人 有益な情報を鋭意発信していきます!