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東京芝1600mは差し切りより好位のイン?|傾向・血統・枠順データ




結論:東京芝1600mは「好位のイン」が強いコース

  • いちばん強いのは4角2〜4番手×1〜2枠で勝率17.6%、4角10番手以下は勝率2.8%まで落ちます
  • 1〜2枠は単勝回収率145%、7〜8枠は44%と枠ではっきり分かれます
  • 4角先頭の勝率12.0%と低く見られる逃げ馬に、単勝回収率124%・複勝回収率127%が残ります
  • 種牡馬は父:エピファネイアが勝率14.7%父:モーリスが複勝回収率146%です
  • 前走7着以下×外枠・前走ダート・3か月超の休み明けは割引です

東京芝1600mのコースの特徴|直線525.9mでも決め手勝負になる

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・JRA平地
項目 数値
1周(Aコース) 2,083.1m
直線 525.9m(新潟外回りに次ぐ長さ)
高低差 2.7m
スタート 向正面の右奥/最初のコーナー(3角)まで約542m
平均頭数 13.5頭
平均勝ちタイム 1:34.0
勝ち馬の平均上り3F 33.9秒
4角先頭の勝率 12.0%

スタートは向正面の右奥で、最初のコーナー(3角)まで約542mあります。

枠による出遅れやポジション争いの影響が出にくく、隊列形成が落ち着きやすいケースが多いコースです。

3〜4コーナーは下りながら加速し、直線に入って残り450m付近から2mほどの上り坂を迎えます。

坂を上りきってからゴールまでがまだ長いので、坂で脚を使い切った馬はそこから止まります。

勝ち馬の平均上り3Fは33.9秒で、これは全国の芝1600mで最も速い部類です。

4角先頭の勝率12.0%も芝1600mとしては低く、数字の見た目としては逃げ馬が残りづらいコースです。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 209-210-209-2180/2808 7.4% 14.9% 22.4% 83% 69%

コース全体の単勝回収率は83%、複勝回収率は69%です。

1番人気が勝率36.4%・複勝率71.3%と順当に走る一方で、単勝回収率は82%にとどまります。

本命サイドが堅いぶん、条件を絞らないと妙味が出にくいコースという整理になります。

本記事の回収率の考え方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。

そこで高い数字が出た条件については、その条件で最も高い配当を1走ぶん除いてもなお100%を超えるかを確認しています。

1本の大穴に支えられていただけの数字は、そのまま載せたうえでその旨を注記しています。

東京芝1600mの枠順は内枠が思いのほか残る|1〜2枠は単勝回収率145%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・枠番別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 56-55-42-436/589 9.5% 26.0% 145% 88%
3〜4枠 44-44-52-510/650 6.8% 21.5% 55% 59%
5〜6枠 49-56-54-557/716 6.8% 22.2% 107% 67%
7〜8枠 60-55-61-677/853 7.0% 20.6% 44% 66%

勝率だけを見ると7%前後で横並びに見えますが、回収率で並べると景色が変わります。

1〜2枠の145%と7〜8枠の44%という落差が、このコースでいちばんはっきり出ている特徴です。

直線が長いぶん外枠でも間に合いそうに思えますが、実際には内枠が思いのほか残ります

外から鮮やかに差し切る場面は映像として強く記憶に残るので、外枠の差し馬はそのイメージのぶんだけ人気に織り込まれてしまうところもあります。

では1〜2枠の回収率は何が作っているのか。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・1〜2枠×前走着順
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠×前走1〜3着 27-18-17-81/143 18.9% 43.4% 105% 88%
1〜2枠×前走4〜6着 6-18-7-76/107 5.6% 29.0% 30% 96%
1〜2枠×前走7着以下 12-9-8-171/200 6.0% 14.5% 295% 114%

同じ内枠でも、前走の着順で中身がはっきり分かれます。

勝率がいちばん高いのは前走1〜3着だった組で、勝率18.9%・複勝率43.4%まで上がります。

ただしこの組は勝ち馬の人気の中央値が2番人気なので、当たっても配当がほとんど残りません。

配当がつくのは前走7着以下だった組のほうで、勝ち馬の人気の中央値は6番人気まで下がります。

勝率は落ちるのに単勝回収率だけが跳ね上がるのは、内枠を引いた人気薄が突っ込んでくるからなのかなと。

前走の4コーナーで中団だった馬は1〜2枠だと単勝回収率172%、後方だった馬は同303%まで伸びます。

内枠なら前走で後ろにいた馬でも位置を取れて、ロスなく好位のインを回れます。

前走で後ろから行った人気薄が、内枠を引いて好位のインで立ち回れたときに穴になる

この筋立てが、東京芝1600mの内枠の妙味の正体なのかなと。

※1〜2枠の145%は、最高配当を1本除いても107%を保ちます。

※勝ち星は55頭に散らばっているので、たまたま1頭が跳ねただけの数字ではありません。

※1〜2枠×前走7着以下の295%も、最高配当を1本除いて185%を保ちます。

※ただし前走4〜6着だけは単勝回収率30%と沈むので、内枠なら何でもいいわけではありません。

※5〜6枠の107%は、除外後78%と1本依存の色が濃い数字です。

東京芝1600mの脚質は好位のインが最も強い|逃げ馬には妙味が残る

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・4コーナー通過順別
4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 25-33-22-129/209 12.0% 38.3% 124% 127%
4角2〜4番手 90-69-72-500/731 12.3% 31.6% 131% 87%
4角5〜9番手 70-89-91-769/1019 6.9% 24.5% 82% 79%
4角10番手以下 24-19-24-782/849 2.8% 7.9% 35% 27%
4角2〜4番手×1〜2枠 27-16-14-96/153 17.6% 37.3% 293% 114%

この表で使っているのは4コーナー通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。

出馬表の段階で使える材料ではありませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。

いちばん強いのは、好位のインで脚をタメられた形です。

4角で10番手以下だった馬が3着以内に入るのは1割にも届かず、外から一気に差し切る競馬はやはり例外なのかなと。

そしてもうひとつが逃げ馬です。

直線が長いぶん最後に捕まる印象が強く、4角先頭の勝率12.0%という数字も軽く見られる材料になります。

ところが全体の勝率7.4%に対して逃げは12.0%と1.6倍あり、そのうえで単勝回収率も複勝回収率も100%を超えています

走っているのに配当が残るということは、評価のほうが追いついていないということなのかなと。

※逃げ馬の妙味は内枠から出ているわけではありません。

※4角1番手だった馬の単勝回収率は、1〜2枠だと52%、3〜6枠だと192%です。

※内枠の高回収率と逃げ馬の妙味は、別々の話として見たほうが正確です。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・前走の4コーナー通過順別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手) 15-10-19-98/142 10.6% 31.0% 75% 90%
前走先行(2〜4番手) 54-58-49-387/548 9.9% 29.4% 60% 76%
前走中団(5〜9番手) 63-59-67-625/814 7.7% 23.2% 94% 65%
前走後方(10番手以下) 24-28-22-536/610 3.9% 12.1% 103% 56%

こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。

前で運べていた馬ほど好走率が高く、後ろからの馬は届きません。

差しが決まるコースというイメージとは、実際の数字がかなりずれています。

そしてこの傾向は、枠と掛け合わせるとさらにはっきりします。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・前走の4コーナー通過順×枠
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手)×1〜2枠 2-4-3-23/32 6.2% 28.1% 27% 75%
前走逃げ(1番手)×3〜6枠 10-6-11-45/72 13.9% 37.5% 119% 112%
前走逃げ(1番手)×7〜8枠 3-0-5-30/38 7.9% 21.1% 30% 62%
前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 15-14-7-82/118 12.7% 30.5% 78% 78%
前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 20-26-24-182/252 7.9% 27.8% 51% 61%
前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 19-18-18-123/178 10.7% 30.9% 59% 97%
前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 19-20-16-127/182 10.4% 30.2% 172% 100%
前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 23-24-30-292/369 6.2% 20.9% 89% 62%
前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 21-15-21-206/263 8.0% 21.7% 47% 45%
前走後方(10番手以下)×1〜2枠 9-7-6-97/119 7.6% 18.5% 303% 133%
前走後方(10番手以下)×3〜6枠 11-17-11-283/322 3.4% 12.1% 78% 43%
前走後方(10番手以下)×7〜8枠 4-4-5-156/169 2.4% 7.7% 9% 25%

前で運べる馬は、外枠でも複勝率30%前後を保ちます。

一方で後ろから行く馬は、内枠なら届き、外枠だと壊滅します

前走後方×7〜8枠の勝率2.4%・単勝回収率9%が、このコースの性格を最もよく表している数字なのかなと。

外を回して差すより、内でタメることが叶うかどうかを意識したいところです。

※前走で逃げていた馬はどの枠も30〜72走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。

※前走後方×1〜2枠の303%は最高配当を1本除くと117%、複勝回収率133%は同101%です。

※少ない大穴に支えられている面はありますが、外枠の9%との差はそれを差し引いても明確です。

東京芝1600mの上がりの傾向|上がり33秒台が勝ち負けの線

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・上り3F別
上り3F 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
33.4秒以内 57-42-30-156/285 20.0% 45.3% 134% 94%
33.5〜34.4秒 112-109-107-686/1014 11.0% 32.3% 131% 105%
34.5秒以上 40-59-72-1338/1509 2.7% 11.3% 42% 40%

上がりの数字がここまできれいに着順へ直結するコースは多くありません。

34.5秒以上かかった馬は勝率2.7%で、この時計になった時点で勝負になっていないという状態です。

ただし上がりだけで決まるわけではなく、どこを通ってその脚を使ったかで結果が変わります。

上り3Fもレースが終わるまで確定しない数字なので、出馬表の段階では前走でどれだけの脚を使えたかを見ることになります。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・前走の上がり3F順位別
前走の上がり3F 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走上がり1位 39-35-29-185/288 13.5% 35.8% 54% 63%
前走上がり2〜3位 51-47-53-364/515 9.9% 29.3% 140% 82%
前走上がり4〜6位 41-42-43-486/612 6.7% 20.6% 69% 60%
前走上がり7位以下 25-31-32-609/697 3.6% 12.6% 76% 64%

前走でメンバー3位以内の上がりを使えていた馬は、まとめると勝率11.2%・複勝率31.6%とコース全体を大きく上回ります。

該当馬は毎週のように出るので、軸を決めるためのふるいとしては使い勝手のいい見方です。

面白いのは中身の分かれ方で、前走で上がり最速を使った馬は単勝回収率54%まで沈みます。

妙味は2〜3位のほうにあり、こちらは単勝回収率140%です

上がり最速という分かりやすい看板が付くと、その時点で買われてしまうのかなと。

逆に前走で上がり7位以下だった馬は、勝率も複勝率も一段落ちます。

決め手を問われ続けるコースなので、前走で脚を使えていない馬にはそのまま厳しく出ます。

※前走上がり2〜3位の140%は、最高配当を1本除くと97%です。

※回収率で押し切る数字というより、軸を絞るためのものさしとして見るのが向いています。

東京芝1600mで買える種牡馬|エピファネイアが勝ち鞍21勝でトップ

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・勝ち鞍トップ5
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
父:エピファネイア 21-14-22-86/143 14.7% 39.9% 240% 106%
父:キズナ 14-10-8-69/101 13.9% 31.7% 76% 70%
父:ロードカナロア 13-17-17-79/126 10.3% 37.3% 30% 123%
父:モーリス 12-18-18-81/129 9.3% 37.2% 197% 146%
父:リアルスティール 12-5-4-30/51 23.5% 41.2% 171% 114%

勝ち鞍の多い順に並べると、エピファネイア産駒が21勝で頭ひとつ抜けています。

勝率14.7%はコース全体(7.4%)のちょうど2倍で、複勝率39.9%も出走数の多い種牡馬では最上位です。

21勝が18頭に分かれており、勝ち切れる産駒が次々に出てくる状態が続いています。

父:シンボリクリスエス、母父:スペシャルウィークという構成で、トップスピードの持続に強い産駒が出やすいのが、この舞台に向く理由なのかなと。

一方で単勝回収率240%のほうは、看板にできる数字ではありません。

中身は2024年のヴィクトリアマイルを14番人気で勝ったテンハッピーローズの単勝20,860円が1本で、これだけで単勝配当の6割を占めます。

この1本を除くと95%まで下がるので、テンハッピーローズ1本に支えられた数字という理解でいいと思います。

そのエピファネイアと対になるのがモーリス産駒で、勝ち切るのがエピファネイア、2〜3着で稼ぐのがモーリスという役割分担がはっきりしています。

モーリス産駒は複勝回収率146%が残り、複勝圏内に来た馬は40頭に分かれています。

勝率9.3%はコース全体を少し上回る程度で、勝ち切るより2〜3着が多いタイプです。

複勝やワイド、3連系の軸として使うのがいちばん噛み合います。

ロードカナロア産駒も同じ系統で、単勝回収率30%と勝ち味に遅い一方、複勝回収率は123%あります。

キズナ産駒は勝率13.9%と勝ち切れるほうですが、回収率は単複とも100%を割ります。

サンプルは50走ほどながら、リアルスティール産駒は勝率23.5%・単複ともに100%超と目を引きます。

数が集まるにつれてどう動くか、更新のたびに追いかけていきたいところです。

※モーリス産駒の単勝回収率197%は高配当1本の影響が大きく、除外すると62%まで落ちます。

※複勝回収率146%のほうは、除外後も111%を保ちます。

※ロードカナロア産駒の複勝回収率123%も、除外後95%と大きくは崩れません。

※トップ5に次ぐのはサートゥルナーリア産駒で、9勝・勝率15.0%・複勝回収率110%と数字が出ています。

東京芝1600mの母父はディープインパクトが最有力

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・勝ち鞍トップ5
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
母父:ディープインパクト 26-20-30-169/245 10.6% 31.0% 160% 110%
母父:キングカメハメハ 11-13-11-90/125 8.8% 28.0% 59% 51%
母父:ハーツクライ 7-6-4-78/95 7.4% 17.9% 43% 46%
母父:シンボリクリスエス 7-3-4-38/52 13.5% 26.9% 122% 66%
母父:クロフネ 7-5-0-40/52 13.5% 23.1% 82% 47%

母父はディープインパクトが最多で、そのまま最有力でもあります。

勝率10.6%・単勝回収率160%・複勝回収率110%と、頭数の多さのわりに数字が落ちません。

母系から瞬発力が入る配合は、このコースでそのまま加点材料になります。

逆に母父ハーツクライは複勝率17.9%と伸びず、持久力寄りの母系はこの舞台では割引が必要です。

母父シンボリクリスエスと母父クロフネは、サンプルは50走ほどながら勝率13.5%と勝ち切る場面が目立ちます。

いずれもパワーとスピードを併せて伝える血で、決め手勝負でも見劣りしないのかなと。

※母父ディープインパクトの単勝回収率160%は、最高配当を1本除くと89%まで下がります。

※単勝で買い足す材料ではなく、複勝率の底上げ要因として見るのが実態に近いところです。

※母父シンボリクリスエスの単勝回収率122%も、除外後58%と1本依存の色が濃い数字です。

※トップ5に次ぐ母父ルーラーシップは、5勝ながら複勝回収率119%と数字が残ります。

東京芝1600mは前走東京芝組が中心|前走ダートは奮わない

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・前走の舞台別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走も東京芝1600m 49-36-42-306/433 11.3% 29.3% 67% 63%
前走東京芝 67-62-64-536/729 9.2% 26.5% 87% 67%
前走中山芝 37-40-38-390/505 7.3% 22.8% 48% 63%
前走関西芝 19-20-16-183/238 8.0% 23.1% 132% 71%
前走ローカル芝 30-29-37-364/460 6.5% 20.9% 114% 81%
前走ダート 4-5-5-181/195 2.1% 7.2% 66% 45%

同じコースを使ってきた馬が勝率11.3%と、いちばん信頼できます。

コース経験がそのまま加点になるのは、直線の坂の使い方に慣れが要るからなのかなと。

前走ダートからの芝替わりは複勝率7.2%で、条件戦で人気がなくても手は出しづらいところです。

※前走関西芝の132%・前走ローカル芝の114%は、それぞれ除外後45%・66%と1本依存の色が濃い数字です。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・距離変更別
距離変更 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 35-47-34-444/560 6.2% 20.7% 56% 61%
同距離 107-91-100-830/1128 9.5% 26.4% 84% 70%
距離延長 15-18-26-381/440 3.4% 13.4% 132% 68%

マイルからマイルへ、という同距離ローテがいちばん安定します。

距離延長は勝率3.4%・複勝率13.4%と苦しく、追走に忙しくなると決め手を残せません。

※距離延長の単勝回収率132%は、最高配当を1本除くと82%です。

※たまに大穴が飛び込むだけで、狙って拾える形ではありません。

東京芝1600mの性別|牝馬も内枠なら数字が戻る

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 119-105-116-1085/1425 8.4% 23.9% 93% 78%
牝馬 90-105-93-1095/1383 6.5% 20.8% 74% 61%

牡馬(セン馬含む)と牝馬では、勝率でも複勝率でも牡馬のほうが上に出ます。

単勝回収率も93%と74%で、牝馬のほうが低い水準にとどまります。

ただし牝馬を丸ごと割り引く前に、枠と組み合わせて見たほうが実態に合います。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・性別×枠
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む)×1〜2枠 32-32-27-222/313 10.2% 29.1% 153% 99%
牝馬×1〜2枠 24-23-15-214/276 8.7% 22.5% 135% 75%
牡馬(セン馬含む)×7〜8枠 37-26-29-335/427 8.7% 21.5% 54% 75%
牝馬×7〜8枠 23-29-32-342/426 5.4% 19.7% 34% 57%

1〜2枠に入った牝馬は単勝回収率135%まで戻り、同じ枠の牡馬と大きくは変わりません。

差が開くのは外枠のほうで、7〜8枠の牝馬は勝率5.4%・単勝回収率34%まで落ちます。

外を回して押し切るには持続力が要るぶん、牝馬は枠なりの立ち回りができるかどうかで振れ幅が大きくなるのかなと。

性別そのもので評価を動かすより、どの枠に入ったかとセットで見るほうがこのコースには合っています。

※牝馬×1〜2枠の135%は、最高配当を1本除くと72%です。

※牡馬(セン馬含む)×1〜2枠の153%も、同82%まで下がります。

※どちらも大穴に支えられている面はありますが、内枠で数字が上を向く方向は共通しています。

東京芝1600mの年齢は4歳までが横並び|5歳から一段落ちる

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 77-77-78-684/916 8.4% 25.3% 61% 73%
3歳 79-76-79-831/1065 7.4% 22.0% 96% 70%
4歳 34-35-25-299/393 8.7% 23.9% 68% 70%
5歳 13-12-16-207/248 5.2% 16.5% 74% 53%
6歳以上 6-10-11-159/186 3.2% 14.5% 166% 71%

2歳から4歳までは、勝率も複勝率もほとんど差がありません。

景色が変わるのは5歳からで、そこから下げ幅が一気に大きくなります。

決め手を問われ続けるコースなので、ピークを過ぎた馬にはそのまま厳しく出ます。

一方で2歳の出走が全体の3割を超えるコースでもあり、新馬・未勝利からの上がり馬がそのまま通用します。

この距離は世代の入口として使われるので、キャリアの浅さは割引材料になりません

※6歳以上の単勝回収率166%は、最高配当を1本除くと54%まで下がります。

※勝ち馬の人気の中央値も6番人気で、たまの一撃はあっても狙って拾える形ではありません。

東京芝1600mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・1着馬の平均タイム
クラス 稍重
新馬 1:35.5 1:37.1 1:38.0
未勝利 1:34.2 1:34.7
1勝クラス 1:33.6 1:34.0
2勝クラス 1:33.2 1:34.5 1:34.6
3勝クラス 1:32.9 1:34.7
リステッド 1:32.5
G3 1:32.9 1:33.4
G2 1:31.7
G1 1:31.9 1:32.3

新馬から1勝クラスまでで、ざっと2秒近く縮まります。

クラスが上がるほど時計が詰まるのは当然として、上級条件は1分32〜33秒台で決着すると覚えておけば十分です。

良馬場と稍重の差は、未勝利と1勝クラスでは0.5秒以内におさまっています。

稍重程度なら、時計の前提を大きく変える必要はなさそうです。

※集計期間中に不良馬場の施行はなく、稍重と重もサンプルが少なめです。

※重のマスは参考値として見てください。

東京芝1600mの騎手成績|ルメール騎手の勝率35.9%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・40鞍以上/勝ち星上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ルメール 47-26-18-40/131 35.9% 69.5% 97% 96%
戸崎圭太 16-15-16-83/130 12.3% 36.2% 61% 73%
津村明秀 13-9-12-76/110 11.8% 30.9% 445% 141%
横山武史 12-9-14-77/112 10.7% 31.2% 82% 70%
三浦皇成 9-12-1-75/97 9.3% 22.7% 157% 67%
田辺裕信 9-3-12-46/70 12.9% 34.3% 243% 105%

ルメール騎手が勝率35.9%・複勝率69.5%と別格です。

ただし単勝回収率97%・複勝回収率96%で、信頼度は圧倒的でも妙味はありません。

買い目の中心に据えるというより、切りにくい1頭として扱うのが実際の使い方になります。

妙味という意味で目を引くのは津村明秀騎手と田辺裕信騎手です。

津村騎手は単勝回収率445%、田辺騎手は243%と、人気薄で持ってくる場面が続いています。

※津村騎手の445%は最高配当を1本除くと257%、上位2本を除くと107%です。

※田辺騎手の243%も同じく除外後119%まで下がります。

※どちらも数本の大穴に支えられているので、本命視ではなくヒモ荒れの目印として使うのが安全です。

東京芝1600mの人気別信頼度|1番人気の複勝率71.3%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m・当日人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 76-36-37-60/209 36.4% 71.3% 82% 88%
2〜3番人気 78-73-58-207/416 18.8% 50.2% 86% 86%
4〜6番人気 37-72-76-439/624 5.9% 29.6% 77% 89%
7番人気以下 18-29-38-1474/1559 1.2% 5.5% 85% 55%

この表は条件を絞るためのものではなく、1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報です。

1番人気の複勝率71.3%は全国の芝コースでも高い水準で、頭数が多くても崩れにくいコースといえます。

そのぶん3着以内は堅く収まりやすく、妙味を出すなら2〜3着に何を置くかが勝負どころになります。

東京芝1600mの消し条件

出馬表の段階で判定できる割引材料をまとめます。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1600m
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走7着以下×5〜8枠 11-19-18-508/556 2.0% 8.6% 29% 42%
前走ダート 4-5-5-181/195 2.1% 7.2% 66% 45%
前走上がり7位以下 25-31-32-609/697 3.6% 12.6% 76% 64%
3か月超 21-30-23-276/350 6.0% 21.1% 28% 57%
5歳以上 19-22-27-366/434 4.4% 15.7% 114% 60%
7〜8枠 60-55-61-677/853 7.0% 20.6% 44% 66%

最も強い消しは前走7着以下で外枠を引いた馬で、勝率2.0%・単勝回収率29%です。

負けた直後に外枠、という組み合わせは巻き返しの目がほとんどありません。

同じ前走大敗でも内枠なら話が変わるので、判定は必ず枠とセットで行います。

3か月超の休み明けは単勝回収率28%で、勝率6.0%とそこそこ走るわりに配当がまったく残りません。

仕上がり途上でも人気を保ってしまう馬が多く、実力どおりの人気が付きすぎているのかなと。

5歳以上は勝率4.4%・複勝率15.7%と数字が落ちます。

決め手を問われ続けるコースなので、ピークを過ぎた馬にはそのまま厳しく出ます。

※5歳以上の単勝回収率114%は、最高配当を1本除くと66%まで下がります。

※たまの一撃はありますが、狙って拾える条件ではありません。

まとめ:東京芝1600mは枠と前走の脚で見る

東京芝1600mはこういうコース

  • コース全体は単勝回収率83%・複勝回収率69%で、1番人気が堅いコースです
  • いちばん強いのは好位のインで脚をタメた形で、4角2〜4番手×1〜2枠は勝率17.6%まで上がります
  • 4角10番手以下から届いた馬は勝率2.8%で、外から一気に差し切る競馬は例外です
  • その性質は枠順にも表れていて、1〜2枠の単勝回収率145%に対し7〜8枠は44%です
  • 内枠の妙味は前走で後ろから行った人気薄が作っています
  • 4角先頭の勝率12.0%と低く見られる逃げ馬も、単勝回収率124%・複勝回収率127%と評価が追いついていません
  • 前走で上がり3F3位以内を使えた馬は勝率11.2%で、妙味は最速より2〜3位のほうにあります
  • 血統はエピファネイア(勝率14.7%)とモーリス(複勝回収率146%)が二枚看板です
  • 牝馬も内枠なら数字が戻り、年齢は4歳までが横並びで5歳から一段落ちます
  • 前走7着以下×外枠・前走ダート・3か月超の休み明け・5歳以上は割引です

直線が長いから差しが決まる、というイメージのままだと外枠の追い込み馬を買ってしまいがちなコースです。

外から鮮やかに差し切る場面は確かに起こりますが、そこはすでに人気にも織り込まれています。

先に見るのは枠と、前走でどれだけの脚を使えたかの2つです。

ここを起点にすると、同じ出馬表でも見え方はかなり変わります。

データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.10.7〜2026.6.21、東京芝1600m・JRA平地)

Tokuma

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