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東京芝1400mは距離短縮組を積極的に狙う|傾向・血統・枠順データ




結論:東京芝1400mは「中身が短いマイル戦」です
  • 勝ち馬の平均上り3Fは33.8秒で、全国の芝1400mでは最も速い部類
  • 直線525.9mでも前は止まらず、4角10番手以下からの3着内はわずか8.5%
  • 効いてくるのは前走の距離で、前走1600mからの短縮組が勝率11.3%・単勝回収率189%
  • 前走も1400mだった馬は単勝回収率48%どまりで、コース実績は人気に織り込み済み
  • 枠の有利不利は小さく、勝率は6.2%から8.6%までの狭い範囲

東京芝1400mのコースの特徴|上がり33秒台の「短いマイル戦」

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・JRA平地
項目 数値
1周(Aコース) 2,083.1m
直線 525.9m(新潟外回りに次ぐ長さ)
高低差 2.7m(直線の坂は2.1m)
スタート 向正面のほぼ中央/最初のコーナー(3角)まで約342m
コース区分 A・B・C・Dの4パターン
平均頭数 14.4頭
平均勝ちタイム 1:21.5
勝ち馬の平均上り3F 33.8秒
4角先頭の勝率 13.6%

スタートは向正面のほぼ中央で、最初のコーナー(3角)まで約342mです。

直線の長さに対してこの距離は短めなので、テンでポジションを取り合う形になりやすいコースです。

3〜4コーナーは下りながら加速し、直線に入って残り450m付近から2mほどの上り坂を迎えます。

坂を上りきってからゴールまでがまだ長く、脚を使い切った馬はそこから止まります。

勝ち馬の平均上り3Fは33.8秒で、全国の芝1400mではいちばん速い部類に入ります。

この数字が東京芝1400mの性格をほぼ言い表していて、テンは忙しいのに決着は上がり勝負という、少し変わった構造になっています。

求められるのはスプリンターの速さよりも、マイラーの決め手ということになります。

フルゲートは18頭で、集計期間でも18頭立てがいちばん多く組まれています。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 154-156-153-1738/2201 7.0% 14.1% 21.0% 102% 73%

コース全体の単勝回収率が102%というのは、なかなか見ない水準です。

ただし最高配当を1本除くと90%まで下がるので、大穴が数本混ざっているのが実態になります。

1番人気は勝率36.4%・複勝率71.4%と順当に走る一方で、たまに万馬券級が突き抜けるコースということです。

この「堅いのに時々大きく荒れる」という二面性は、この先の章でも何度か顔を出します。

本記事の回収率の見方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。

そこで目立つ回収率が出た条件については、その条件で最も高い配当を1走ぶん除いた数字も本文に添えました。

除外しても数字が残るかどうかが、そのまま評価してよいかどうかの線になります。

東京芝1400mの枠順は有利不利が小さい|妙味はわずかに外枠

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・枠番別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 29-30-32-364/455 6.4% 20.0% 114% 70%
3〜4枠 35-41-30-400/506 6.9% 20.9% 66% 71%
5〜6枠 48-38-37-438/561 8.6% 21.9% 87% 63%
7〜8枠 42-47-54-536/679 6.2% 21.1% 133% 84%

勝率は6.2%から8.6%の間に収まっていて、複勝率にいたっては4つとも20%台前半です。

枠による有利不利がここまで出ないコースは、そう多くありません。

最初のコーナーまで約342mあるので、内でも外でも自分の位置を取りにいく余裕があるのが理由なのかなと。

回収率で見ると7〜8枠がわずかに上で、単勝133%・複勝84%です。

ただしこの133%は最高配当を1本除くと97%まで下がるので、そのまま評価できる数字ではありません。

1〜2枠の114%も除外後58%と落ちるので、枠だけで判断する材料は乏しいところです。

結論としては、東京芝1400mでは枠を判断材料の中心に置かないのが正解になります。

その代わりに前走の距離を見る、というのがこの記事の主張です。

※3〜4枠の単勝回収率66%だけは、除外後55%と低いまま安定して沈んでいます。

※中枠を積極的に評価する理由は見当たりません。

東京芝1400mの脚質は前が止まらない|4角2〜4番手が勝率10.5%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・4コーナー通過順別
4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 21-28-16-89/154 13.6% 42.2% 172% 166%
4角2〜4番手 59-56-55-390/560 10.5% 30.4% 164% 110%
4角5〜9番手 57-52-56-581/746 7.6% 22.1% 52% 55%
4角10番手以下 17-20-26-678/741 2.3% 8.5% 91% 43%

この表で使っているのは4コーナー通過順なので、出馬表の段階では分からない数字です。

それでも、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。

直線525.9mという数字から差し追い込みの舞台を想像しがちですが、実際は前で運べた馬がそのまま残ります

4角で10番手以下だった馬が3着以内に届くのは8.5%しかありません。

とくに目を引くのが逃げ馬で、勝率13.6%・複勝率42.2%に加えて単勝回収率172%・複勝回収率166%が付きます。

最高配当を1本除いても単勝111%・複勝152%が残るので、これは1本の大穴で作られた数字ではありません。

3〜4コーナーが下りなので、逃げ馬もラップを落とさずに直線を向けられます。

直線が長いぶん最後は捕まるという印象が強く、そのイメージのぶんだけ評価が追いついていないのかなと。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・前走の4コーナー通過順別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手) 11-17-12-98/138 8.0% 29.0% 45% 77%
前走先行(2〜4番手) 53-49-50-352/504 10.5% 30.2% 130% 99%
前走中団(5〜9番手) 47-43-45-483/618 7.6% 21.8% 94% 75%
前走後方(10番手以下) 16-19-19-485/539 3.0% 10.0% 145% 57%

こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。

前で運べていた馬ほど好走率が高く、後ろからの馬は届いていません。

ただし前走で逃げていた馬だけは、複勝率29.0%と走るわりに単勝回収率45%と妙味がありません。

前走の逃げは新聞でも目立つ材料なので、そのぶん買われてしまうところがあります。

そしてこの傾向は、枠と掛け合わせるとさらにはっきりします。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・前走の4コーナー通過順×枠
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手)×1〜2枠 2-6-1-15/24 8.3% 37.5% 28% 106%
前走逃げ(1番手)×3〜6枠 6-5-7-53/71 8.5% 25.4% 44% 59%
前走逃げ(1番手)×7〜8枠 3-6-4-30/43 7.0% 30.2% 57% 89%
前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 14-10-13-70/107 13.1% 34.6% 102% 88%
前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 28-22-21-182/253 11.1% 28.1% 73% 85%
前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 11-17-16-100/144 7.6% 30.6% 250% 131%
前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 7-6-8-108/129 5.4% 16.3% 92% 43%
前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 26-24-17-226/293 8.9% 22.9% 96% 81%
前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 14-13-20-149/196 7.1% 24.0% 93% 88%
前走後方(10番手以下)×1〜2枠 3-1-2-108/114 2.6% 5.3% 239% 80%
前走後方(10番手以下)×3〜6枠 8-14-14-221/257 3.1% 14.0% 89% 51%
前走後方(10番手以下)×7〜8枠 5-4-3-156/168 3.0% 7.1% 166% 49%

前走で前にいた馬は、どの枠に入っても複勝率が25%を下回りません。

一方で前走後方だった馬は、どの枠に入っても複勝率が15%に届きません。

ここで東京芝1400mらしいのは、前走先行×7〜8枠の単勝回収率250%です。

最高配当を1本除くと107%まで下がるので数字そのものは割り引いて見る必要がありますが、複勝回収率131%のほうは除外後も107%が残ります。

前に行ける馬が外枠に入ると、包まれる心配がないぶん自分の競馬をしやすくなります。

それでも外枠の先行馬は「距離ロスがある」と見られて人気を落としがちで、そこに配当が残るのかなと。

※前走で逃げていた馬はどの枠もサンプルが薄いので、参考値として見てください。

※前走後方×1〜2枠の239%は最高配当を1本除くと14%まで落ちる、完全な1本依存の数字です。

※前走後方だった馬は、枠が良くても評価を上げにくいところです。

東京芝1400mは上がり33秒台が勝ち負けの線

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・上り3F別
上り3F 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上り3F33.4秒以内 47-38-32-190/307 15.3% 38.1% 184% 108%
上り3F33.5〜34.4秒 85-85-88-724/982 8.7% 26.3% 117% 96%
上り3F34.5秒以上 22-33-33-824/912 2.4% 9.6% 58% 35%

1400mでありながら、上がりの数字がここまできれいに着順へ直結します。

34.5秒以上かかった馬は勝率2.4%で、この時計になった時点で勝負になっていないという状態です。

短距離戦でこの傾向が出るのは、直線525.9mと3〜4コーナーの下りがセットになっているからなのかなと。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・前走の上がり3F順位別
前走上がり 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走上がり3位以内 56-55-47-402/560 10.0% 28.2% 98% 69%
前走上がり4〜6位 38-44-36-403/521 7.3% 22.6% 77% 77%
前走上がり7位以下 33-29-43-611/716 4.6% 14.7% 158% 82%

出馬表の段階で使えるのは、前走で何位の上がりを使えたかという形になります。

前走上がり3位以内なら勝率10.0%と、当てにいく材料としてはたしかに機能します。

ただし単勝回収率は98%で、速い上がりという看板はすでに人気に反映されています。

妙味という意味では前走上がり7位以下のほうにあり、こちらは単勝回収率158%です。

前走がマイル以上で、追走に苦労して上がりを使えなかった馬が短縮で一変する形が混ざっているのかなと。

※前走上がり7位以下の158%は、最高配当を1本除くと122%です。

※単独で追いかける材料というより、次章の前走距離と重ねて見る数字です。

東京芝1400mで買える種牡馬|ロードカナロアが勝ち星トップ

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・勝ち星トップ5
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
父:ロードカナロア 8-8-6-60/82 9.8% 26.8% 97% 78%
父:レイデオロ 8-7-1-17/33 24.2% 48.5% 317% 117%
父:モーリス 7-7-12-76/102 6.9% 25.5% 278% 132%
父:ビッグアーサー 7-2-2-49/60 11.7% 18.3% 131% 98%
父:エピファネイア 6-5-5-55/71 8.5% 22.5% 27% 41%

勝ち星の多い順に上位5頭を並べました。

正直なところ、このコースには「この父なら買い」と言い切れる種牡馬がいません。

勝ち星トップのロードカナロア産駒でも単勝回収率97%・複勝回収率78%で、数字としては平均どおりです。

回収率が3桁の父もいますが、いずれも高配当1本の影響が大きく、そのまま信用できる数字ではありません。

そのなかで内容が濃いのはレイデオロ産駒で、勝率24.2%・複勝率48.5%は5頭のなかで抜けています。

まだサンプルが薄く勝ち馬も5頭なので、数字が固まるのはもう少し先になりそうです。

反対にエピファネイア産駒は勝率8.5%とそこそこ走るのに、単勝回収率27%・複勝回収率41%と配当がまるで残りません。

人気を集めやすいぶん、走ったときの見返りが小さいという形です。

結局のところ、東京芝1400mは父より前走の距離を見たほうが早いコースということになります。

※レイデオロ産駒の単勝回収率317%は、最高配当を1本除くと151%です。

※モーリス産駒の278%は、除外すると39%まで落ちる1本依存の数字です。

※ビッグアーサー産駒の131%も、除外後66%です。

※トップ5には入りませんが、イスラボニータ産駒は複勝率30.1%・複勝回収率150%で、除外後も94%が残ります。

※勝ち切るより2〜3着に流れ込むタイプなので、複勝やワイド、3連系の軸として使い道があります。

東京芝1400mの母父はダイワメジャーが最有力

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・勝ち星トップ5
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
母父:ディープインパクト 10-10-8-106/134 7.5% 20.9% 220% 107%
母父:ダイワメジャー 10-5-7-69/91 11.0% 24.2% 111% 100%
母父:キングカメハメハ 5-12-9-66/92 5.4% 28.3% 27% 77%
母父:ハーツクライ 4-4-5-42/55 7.3% 23.6% 90% 74%
母父:ゼンノロブロイ 4-2-2-27/35 11.4% 22.9% 75% 40%

母父も勝ち星の多い順に上位5頭を出しました。

最も安定しているのはダイワメジャーです。

勝率11.0%・単勝回収率111%・複勝回収率100%と、頭数が揃っているわりに数字が落ちません。

母系からマイル以下のスピードと二の脚が入る配合は、この舞台でそのまま加点材料になります。

最多出走の母父ディープインパクトは勝率7.5%とコース全体並みで、こちらは加点材料になりません。

母父キングカメハメハは複勝率28.3%と3着内は多いものの、勝率5.4%・単勝回収率27%で勝ちきれないタイプです。

※母父ディープインパクトの220%は、最高配当を1本除くと38%まで落ちます。

※母父ダイワメジャーの111%も除外後56%ですが、勝率と複勝回収率のほうは安定しています。

東京芝1400mは前走1600mからの距離短縮が走る

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・距離変更別
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 59-51-43-453/606 9.7% 25.2% 202% 88%
距離短縮×前走7着以下 16-13-15-299/343 4.7% 12.8% 276% 93%
同距離 48-61-65-561/735 6.5% 23.7% 48% 73%
距離延長 20-17-18-407/462 4.3% 11.9% 109% 66%

このコースでいちばんはっきり出るのが、前走からの距離変更です。

距離短縮は単勝回収率202%で、勝率9.7%・複勝率25.2%もコース全体(勝率7.0%・複勝率21.0%)を上回ります。

最高配当を1本除いても160%、上位2本を除いても120%を保ちます。

勝ち星は57頭に散らばっているので、たまたま1頭が跳ねただけの数字ではありません。

そのうえ短縮組は、前走で大敗していた馬まで走ってきます。

前走7着以下だった短縮馬は勝率4.7%まで落ちるのに、単勝回収率は276%まで上がります。

これは人気薄が突っ込んでくる形で、除外後も201%が残ります。

反対に、同じ前走大敗でも同距離だと勝率1.9%まで沈みます。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・前走距離別
前走距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1200m 20-17-18-375/430 4.7% 12.8% 117% 71%
前走1400m 48-61-65-561/735 6.5% 23.7% 48% 73%
前走1600m 51-41-37-322/451 11.3% 28.6% 189% 87%
前走1800m以上 7-7-5-95/114 6.1% 16.7% 113% 66%

前走の距離だけで、これだけ景色が変わります。

いちばん走るのは前走1600m組で、勝率11.3%・複勝率28.6%はどちらもコース全体を大きく上回ります。

マイルのペースで折り合えていた馬は、1400mのテンでも置いていかれにくく、そのうえで上がりも使えます。

1800m以上からの短縮になると勝率6.1%まで落ちるので、短縮ならどこからでもいいわけではありません

マイルからの1F短縮というちょうどいい幅が、このコースにはいちばん合っています。

それに対して前走も1400mだった馬は単勝回収率48%と、はっきり数字が出ていません。

興味深いのは、この2つで人気の集まり方がほとんど変わらないことです。

同じくらい買われているのに、勝率には1.5倍近い開きがあります。

「同じ距離で走ってきた」という分かりやすい看板が人気に織り込まれる一方で、マイルからの短縮は評価が追いついていないのかなと。

1400mという数字がスプリンター寄りの印象を与えるぶん、マイラーの参戦が軽く見られやすいところもあります。

前走1200mからの延長組は複勝率12.8%で、テンに行けても最後の坂で止まる形が目立ちます。

※前走1〜3番人気だった短縮馬は勝率21.2%と当たりますが、単勝回収率は80%にとどまります。

※逆に前走7番人気以下だった短縮馬は単勝回収率329%で、除外後も246%が残ります。

※当てにいくなら前走人気だった短縮馬、配当を取りにいくなら前走人気薄だった短縮馬、という使い分けになります。

東京芝1400mは前走が中京・京都・阪神の芝だった馬が走る

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・前走の舞台別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走も東京芝1400m 20-37-32-280/369 5.4% 24.1% 31% 67%
前走東京芝 35-56-40-393/524 6.7% 25.0% 51% 63%
前走中山芝 23-24-33-251/331 6.9% 24.2% 159% 100%
前走が中京・京都・阪神の芝 39-23-22-260/344 11.3% 24.4% 182% 96%
前走が新潟・福島・小倉・札幌・函館の芝 23-20-26-307/376 6.1% 18.4% 63% 57%
前走ダート 7-6-5-208/226 3.1% 8.0% 188% 74%

西の芝から輸送してきた馬が、このコースではよく走ります。

勝率11.3%はコース全体(7.0%)の1.6倍で、単勝回収率も182%あります。

最高配当を1本除いても122%を保ち、勝ち星は37頭に散らばっています。

中京の直線は412.5m、京都の外回りは403.7mで、どちらも東京ほどではないものの決め手を問われる舞台です。

そこで通用していた馬は、東京芝1400mでもそのまま同じ形で走れるということなのかなと。

加えて、わざわざ輸送してまで東京に使ってくるのは、それだけ勝負に来ている馬に限られます。

反対に、同じコースを使ってきた馬は複勝率24.1%とそこそこ来るのに単勝回収率31%しか残りません。

コース実績という分かりやすい看板が、そのまま人気に反映されているということなのかなと。

前走ダートからの芝替わりは複勝率8.0%で、条件戦で人気がなくても手は出しづらいところです。

※3場の内訳では前走京都が勝率14.0%、前走中京が10.3%、前走阪神が9.3%です。

※単勝回収率では前走阪神だけが61%と落ちます。

※阪神の芝1400mは直線359.1mの内回りなので、求められる形が少し違うのかなと。

※前走中山芝の159%は最高配当を1本除くと81%、前走ダートの188%は同80%まで落ちます。

東京芝1400mの性別|牡馬と牝馬の差は小さい

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 77-73-81-823/1054 7.3% 21.9% 112% 78%
牝馬 77-83-72-915/1147 6.7% 20.2% 93% 68%

勝率も複勝率も、牡馬と牝馬でほとんど変わりません。

東京芝1400mは牝馬限定戦が集計期間で10レースしかなく、牝馬の大半は混合戦に出てきています。

そのうえでこの数字なので、性別を割引材料にする必要はないコースといえます。

決め手を問われるコースなので、牡馬の力感が絶対の武器にはならないのかなと。

回収率ではわずかに牡馬が上に出ますが、単勝112%は最高配当を1本除くと88%まで落ちます。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・牝馬の内訳
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牝馬×混合戦 67-73-62-808/1010 6.6% 20.0% 97% 71%
牝馬×牝馬限定戦 10-10-10-107/137 7.3% 21.9% 62% 48%

牝馬を舞台で割ると、好走率のほうはどちらもほとんど同じです。

違いが出るのは配当で、牝馬限定戦になると単勝回収率62%とはっきり下がります。

相手が絞られるぶん力関係が読みやすく、人気どおりに決まりやすいという形です。

※牝馬限定戦は集計期間で10レースなので、参考値として見てください。

※牝馬×混合戦の単勝回収率97%は、最高配当を1本除くと72%です。

東京芝1400mは5歳以上で勝率が落ちる|配当のほうは残る

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 53-54-52-558/717 7.4% 22.2% 79% 66%
3歳 51-52-47-515/665 7.7% 22.6% 94% 60%
4歳 29-29-25-268/351 8.3% 23.6% 59% 71%
5歳 15-14-20-232/281 5.3% 17.4% 163% 97%
6歳以上 6-7-9-165/187 3.2% 11.8% 207% 111%

4歳までは勝率も複勝率も横並びで、年齢による差はほとんど出ません。

変わるのは5歳からで、勝率5.3%・複勝率17.4%とコース全体(勝率7.0%・複勝率21.0%)を下回ります。

6歳以上になると勝率3.2%・複勝率11.8%まで落ちます。

ところが単勝回収率のほうは逆に上がり、5歳が163%、6歳以上が207%です。

これも人気薄が突っ込んでくる形で、5歳以上でまとめると勝った馬の人気の中央値は6番人気になります。

5歳以上をひとまとめにすると単勝回収率181%・複勝回収率103%で、最高配当を1本除いても単勝129%が残ります。

21勝を21頭が1勝ずつ分け合っているので、特定の古馬が稼いだ数字でもありません。

東京芝1400mは重賞から3勝クラスまで古馬の番組が揃っていて、走る古馬はきちんといます。

それでも上がりの速さを問われるコースなので、年齢を重ねた馬は決め手で見劣るという見方をされやすいところがあります。

そのイメージが人気に織り込まれるぶん、走ったときの配当が残るのかなと。

※5歳の163%は最高配当を1本除くと77%、6歳以上の207%は同97%です。

※複勝やワイド、3連系の軸に据える年齢帯ではありません。

※ヒモ荒れの目印として、5歳以上を機械的に切らないという使い方が実態に近いところです。

東京芝1400mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・1着馬の平均タイム
クラス 稍重 不良
新馬 1:22.8 1:23.5
未勝利 1:21.7 1:22.8 1:23.1
1勝クラス 1:21.3 1:23.3 1:21.4
2勝クラス 1:20.7 1:21.2
3勝クラス 1:20.6 1:21.1
オープン 1:20.4 1:21.3

新馬から未勝利へ上がるところで、1秒以上詰まります。

そこから先の縮まり方はゆるやかで、2勝クラス以上はどれも1分20秒台で決着すると覚えておけば十分です。

稍重になると0.5秒から1秒ほど時計を要します。

稍重程度なら、時計の前提を大きく変える必要はなさそうです。

※集計期間中に不良馬場の施行はなく、重も2レースだけです。

※稍重と重のマスはいずれもサンプルが少ないので、参考値として見てください。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
芝良 134-134-135-1521/1924 7.0% 20.9% 94% 69%
芝稍重 18-20-16-195/249 7.2% 21.7% 168% 107%
芝重 2-2-2-22/28 7.1% 21.4% 59% 52%
芝不良 0-0-0-0/0

勝率・複勝率は良も稍重も重もほとんど変わりません。

稍重の単勝回収率168%だけが目を引きますが、除外後85%なのでこれも大穴1本のぶんです。

馬場が渋ったからといって、狙いを変える必要はなさそうです。

東京芝1400mの騎手成績|ルメール騎手の勝率29.5%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・40鞍以上/勝ち星上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ルメール 23-17-10-28/78 29.5% 64.1% 80% 88%
横山武史 15-7-14-45/81 18.5% 44.4% 57% 71%
戸崎圭太 14-18-10-53/95 14.7% 44.2% 65% 83%
津村明秀 9-7-7-75/98 9.2% 23.5% 43% 50%
菅原明良 6-5-9-64/84 7.1% 23.8% 90% 76%
佐々木大輔 6-3-4-38/51 11.8% 25.5% 93% 77%

ルメール騎手が勝率29.5%・複勝率64.1%と別格です。

ただし単勝回収率80%・複勝回収率88%で、信頼度は圧倒的でも妙味はありません。

横山武史騎手・戸崎圭太騎手も複勝率44%台と頼りになる一方、回収率は同じように出ていません。

東京芝1400mは騎手で妙味を取りにいけるコースではないというのが実際のところです。

上位騎手は素直に信頼して軸に据え、配当は前走の距離や年齢のほうで作るという整理になります。

※40鞍以上の6名を勝ち星順に並べましたが、単勝回収率100%超は1人もいません。

※サンプルが集まり次第、更新の際に変化があればそこにも触れていきたいと思います。

東京芝1400mの人気別信頼度|1番人気の複勝率71.4%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・前走人気別
前走人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1〜3番人気 76-58-46-276/456 16.7% 39.5% 83% 78%
前走4〜6番人気 22-35-35-300/392 5.6% 23.5% 59% 67%
前走7番人気以下 29-35-45-842/951 3.0% 11.5% 155% 79%

まず出馬表の段階で確認できる前走人気から見ます。

勝率だけを見れば前走上位人気だった馬が断然で、前走人気薄だった組は3.0%しかありません。

それでも単勝回収率は前走7番人気以下が155%と逆転します。

最高配当を1本除いても128%が残り、勝ち星は28頭に分かれています。

この条件で勝った馬の人気の中央値は6番人気で、こちらも人気薄が突っ込んでくる形です。

前走で人気を落としていた馬は、次走もそのまま人気を落としたままになりがちです。

ところが東京芝1400mは前走の内容がそのまま出るコースではなく、位置取りひとつで着順が大きく動きます。

前走が不完全燃焼だっただけの馬まで一緒に切られてしまうので、そこに配当が残るのかなと。

ただし複勝率11.5%なので、当てにいく形ではありません。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m・当日人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 56-35-19-44/154 36.4% 71.4% 86% 91%
2〜3番人気 45-45-47-170/307 14.7% 44.6% 65% 74%
4〜6番人気 32-49-40-341/462 6.9% 26.2% 79% 77%
7番人気以下 21-27-47-1183/1278 1.6% 7.4% 121% 69%

この表は当日のオッズなので、1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報です。

1番人気の複勝率71.4%は全国の芝コースでも高い水準で、頭数が多くても崩れにくいコースといえます。

一方で7番人気以下の単勝回収率が121%まで届くのは、めったにないことです。

最高配当を1本除いても101%が残るので、人気馬は堅いのに人気薄が突き抜けるときは大きいという二面性がはっきりしています。

1番人気を軸に置きつつ、相手は思い切って広げるのがこのコースの組み立て方になります。

東京芝1400mの消し条件

出馬表の段階で判定できる割引材料をまとめます。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京芝1400m
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離延長×前走後方(10番手以下) 3-1-3-168/175 1.7% 4.0% 10% 14%
同距離×前走7着以下 6-12-13-278/309 1.9% 10.0% 25% 50%
前走ダート 7-6-5-208/226 3.1% 8.0% 188% 74%
前走も東京芝1400m 20-37-32-280/369 5.4% 24.1% 31% 67%
3か月超 16-17-17-230/280 5.7% 17.9% 65% 79%
距離延長 20-17-18-407/462 4.3% 11.9% 109% 66%

最も強い割引は距離延長で、前走の4コーナーを後方で回っていた馬です。

勝率1.7%・複勝率4.0%・単勝回収率10%と、ほとんど機能していません。

1200mで後ろからだった馬が1400mに延ばして前に行くのは簡単ではなく、テンで置かれたまま終わる形が目立ちます。

同距離で前走7着以下だった馬も勝率1.9%・単勝回収率25%と奮いません。

同じ前走大敗でも、距離短縮なら単勝回収率276%とむしろプラス材料でした。

短縮か同距離かで、まったく正反対になるということです。

3か月超の休み明けは単勝回収率65%で、勝率5.7%とそこそこ走るわりに配当が残りません。

仕上がり途上でも人気を保ってしまう馬が多く、実力どおりの人気が付きすぎているのかなと。

※距離延長の単勝回収率109%と前走ダートの188%は、いずれも最高配当を1本除くとそれぞれ64%・80%まで落ちます。

※たまに大穴が飛び込むだけで、狙って買う形ではありません。

まとめ:東京芝1400mはこう見る

東京芝1400mというコースの性格

  • コース全体は単勝回収率102%・複勝回収率73%で、1番人気が堅いのに時々大きく荒れるコースです
  • 勝ち馬の平均上り3Fは33.8秒で、1400mでありながら中身は短いマイル戦になります
  • 直線525.9mでも前は止まらず、4角10番手以下からの3着内はわずか8.5%です
  • 枠の有利不利は小さく、勝率は6.2%から8.6%の間に収まります
  • 種牡馬の並びも横一線で、勝ち星トップのロードカナロア産駒でも単勝回収率97%です
  • 効いてくるのは前走の距離で、前走1600mからの短縮組が勝率11.3%・単勝回収率189%です
  • 前走も1400mだった馬は単勝回収率48%で、コース実績が人気に織り込まれています
  • 前走で前に行けていた馬が強く、前走先行(2〜4番手)は勝率10.5%・複勝率30.2%です
  • 牡馬と牝馬の差はほとんどなく、5歳以上は勝率が落ちる代わりに単勝回収率が163%から207%まで上がります
  • 距離延長で前走後方・同距離で前走大敗・前走ダート・3か月超の休み明けは割引です

直線が長いから差しが決まる、1400mだからスプリンターが強い、という2つのイメージがどちらも当てはまらないコースです。

実際に決まっているのは、前で運べてなおかつ上がり33秒台を使える馬という、かなり贅沢な条件になります。

それを満たしやすいのがマイルから短縮してきた馬で、しかもその事実は人気にほとんど反映されていません。

確認するのは前走が何mだったかと、前走で前に行けていたかの2つだけです。

ここを先に見るようにするだけで、見るべき馬はかなり絞れます。

データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.10.7〜2026.6.21、東京芝1400m・JRA平地)

Tokuma

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