このページでは、札幌芝1200mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
スタート地点から3コーナーへの入りには400mの距離があり、2F目一杯使っての先行争いで前傾ラップになることがほとんどです。
またコーナーも緩やかであることから、急激にラップが落ちることもなく、直線は耐久戦の様相になることもしばしば。
開幕直後はイン前がやはり恵まれやすく、なかなか逃げ・先行勢が止まらない傾向に。
ですが仮柵が移動し、使用コースがB、Cと替わってくると、逆に中から外枠を引いた差し馬台頭の舞台となります。
集計期間内ではイン前が決まる際の1枠と、開催後半の外差し勢の成績が良好といったところです。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 11-5-8-103/127 | 8.7% | 12.6% | 18.9% | 96.0% | 79.0% |
2枠 | 5-11-18-97/131 | 3.8% | 12.2% | 26.0% | 21.0% | 68.0% |
3枠 | 1-14-8-117/140 | 0.7% | 10.7% | 16.4% | 3.0% | 45.0% |
4枠 | 7-16-6-115/144 | 4.9% | 16.0% | 20.1% | 83.0% | 81.0% |
5枠 | 14-4-7-122/147 | 9.5% | 12.2% | 17.0% | 64.0% | 122.0% |
6枠 | 15-12-6-117/150 | 10.0% | 18.0% | 22.0% | 113.0% | 56.0% |
7枠 | 14-8-14-117/153 | 9.2% | 14.4% | 23.5% | 57.0% | 101.0% |
8枠 | 15-12-16-113/156 | 9.6% | 17.3% | 27.6% | 127.0% | 109.0% |
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 7-9-4-44/64 | 10.9% | 25.0% | 31.3% | 127.0% | 71.0% |
ダイワメジャー | 4-0-3-43/50 | 8.0% | 8.0% | 14.0% | 79.0% | 40.0% |
キズナ | 4-0-3-20/27 | 14.8% | 14.8% | 25.9% | 92.0% | 61.0% |
ジョーカプチーノ | 3-3-1-10/17 | 17.6% | 35.3% | 41.2% | 320.0% | 170.0% |
モーリス | 3-2-3-23/31 | 9.7% | 16.1% | 25.8% | 171.0% | 92.0% |
トップはロードカナロア産駒。多少馬場が渋ろうがしっかり走ってくるタイプが多いので、特に注目。
他ではジョーカプチーノ産駒は成績が優秀。短距離戦においての持久力比べになると真価を発揮する産駒傾向も見られるので、札幌のこの舞台とは相性が良いのかもしれません。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
サクラバクシンオー | 6-3-5-30/44 | 13.6% | 20.5% | 31.8% | 98.0% | 87.0% |
ディープインパクト | 6-2-2-35/45 | 13.3% | 17.8% | 22.2% | 50.0% | 33.0% |
シンボリクリスエス | 3-3-0-16/22 | 13.6% | 27.3% | 27.3% | 49.0% | 55.0% |
アドマイヤムーン | 3-2-2-8/15 | 20.0% | 33.3% | 46.7% | 346.0% | 211.0% |
ゼンノロブロイ | 2-4-3-24/33 | 6.1% | 18.2% | 27.3% | 27.0% | 89.0% |
トップのサクラバクシンオーに関しては、母父のみならず、種牡馬時代の成績もこの舞台では優秀でした。
短距離戦でアドマイヤムーン産駒が良く走るというのも知られている話ではありますが、これは母父という立場になっても同様のようです。
短距離戦は芝ダート問わず、アドマイヤムーンの血を引く馬は余裕があれば人気薄でも抑えておくべき存在に思います。
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
横山武史 | 9-9-7-30/55 | 16.4% | 32.7% | 45.5% | 138.0% | 99.0% |
丹内祐次 | 8-3-8-43/62 | 12.9% | 17.7% | 30.6% | 208.0% | 118.0% |
武豊 | 7-9-2-22/40 | 17.5% | 40.0% | 45.0% | 111.0% | 86.0% |
ルメール | 6-5-2-12/25 | 24.0% | 44.0% | 52.0% | 130.0% | 110.0% |
藤岡佑介 | 4-7-6-19/36 | 11.1% | 30.6% | 47.2% | 60.0% | 111.0% |
近年成績で馬券的に目を引くのは丹内祐次騎手になります。
トップの横山武史騎手とも1勝差ですから、軸から相手まで、信頼を置ける存在と言えるかもしれません。
ただし、乗鞍も多く、複勝率ベースではトップ5の中で一番下の数字にはなるので、精査は必ずするようにしましょう。
密集した馬群でもしっかり捌いて来られるルメール騎手に関してもこの舞台は優秀です。
・開幕直後はイン前、進むと外差し傾向に
・ジョーカプチーノ産駒の成績は優秀も、安定はロードカナロア産駒
・母父はサクラバクシンオーに適性有り、アドマイヤムーンも注目
・上位騎手は積極性のある横山武史、丹内祐次騎手から