このページでは、新潟芝2200ｍのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
スタート地点は外回りコースの残り600ｍ標識を少し過ぎたところに設置されており、最初の1コーナーまでの距離は636ｍに及びます。
長い直線を使っての先行争いはやや熾烈になることもありますが、基本的には1コーナーから向正面にかけてラップは緩む傾向にあります。
ポイントは外回り戦とは異なり、瞬発力勝負というよりかは持久力勝負。
内回りを使用する点と、2200ｍという距離設定など、スタミナが求められるので、長距離実績や体力面に優れている馬を見つけることが攻略の糸口と言えるかもしれません。
枠順別成績では、勝率比較ではなかなか内枠が厳しく。中から外の枠を引けた先行馬に分が有るといったところでしょう。
◆枠順別成績
| 枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 1-6-6-30/43 | 2.3% | 16.3% | 30.2% | 763% | 219% |
| 2枠 | 2-4-4-35/45 | 4.4% | 13.3% | 22.2% | 122% | 71% |
| 3枠 | 3-4-6-34/47 | 6.4% | 14.9% | 27.7% | 82% | 84% |
| 4枠 | 5-3-2-42/52 | 9.6% | 15.4% | 19.2% | 62% | 40% |
| 5枠 | 5-2-2-48/57 | 8.8% | 12.3% | 15.8% | 25% | 38% |
| 6枠 | 4-5-3-47/59 | 6.8% | 15.3% | 20.3% | 22% | 90% |
| 7枠 | 6-2-7-53/68 | 8.8% | 11.8% | 22.1% | 161% | 81% |
| 8枠 | 6-6-2-54/68 | 8.8% | 17.6% | 20.6% | 50% | 52% |
| 種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| ハービンジャー | 4-1-1-17/23 | 17.4% | 21.7% | 26.1% | 386% | 96% |
| ディープインパクト | 3-5-4-29/41 | 7.3% | 19.5% | 29.3% | 69% | 119% |
| ドゥラメンテ | 3-0-2-17/22 | 13.6% | 13.6% | 22.7% | 39% | 45% |
| オルフェーヴル | 3-0-1-11/15 | 20.0% | 20.0% | 26.7% | 68% | 52% |
| ロードカナロア | 2-2-1-7/12 | 16.7% | 33.3% | 41.7% | 196% | 218% |
外回りコースを使用するにあたっては、ハービンジャー産駒の成績はさほど良くないものの、この2200ｍにおいては良績。
勝率自体も悪くなく、集計期間内の回収率は単複共に人気薄激走もあって良好。
他、オルフェーブル産駒も回収率では低めも勝率に関しては優秀。
さらにロードカナロア産駒は短距離でこそというイメージは強いですが、この新潟2200ｍ戦に使われる馬はしっかりと長めの距離をこなせるタイプも多く。
秋の新潟牝馬S2年連続で好走したロードカナロア産駒のホウオウエミーズは、牝系にホワイトマズルにトニービンを持ち、体力に優れた構成。
| 種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| キングカメハメハ | 4-1-4-10/19 | 21.1% | 26.3% | 47.4% | 192% | 111% |
| サンデーサイレンス | 2-2-0-11/15 | 13.3% | 26.7% | 26.7% | 484% | 94% |
| アグネスタキオン | 2-2-0-12/16 | 12.5% | 25.0% | 25.0% | 151% | 65% |
| ステイゴールド | 2-1-0-5/8 | 25.0% | 37.5% | 37.5% | 105% | 53% |
| アラジ | 1-2-0-0/3 | 33.3% | 100.0% | 100.0% | 86% | 123% |
繁殖や牝系、また母父に入っても種牡馬サイドの良さを引き出せるキングカメハメハがトップ。
最後の底力勝負でもキングカメハメハは種牡馬時代から優秀で、この適性が母父に入っても色あせることなく伝わっているということが考えられます。
アラジに関しては、バラジが一頭でマークしている記録になります。
| 騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 戸崎圭太 | 2-2-2-5/11 | 18.2% | 36.4% | 54.5% | 64% | 147% |
| 丹内祐次 | 2-2-0-6/10 | 20.0% | 40.0% | 40.0% | 64% | 53% |
| Ｍ．デムーロ | 2-1-0-4/7 | 28.6% | 42.9% | 42.9% | 855% | 258% |
| 吉田豊 | 2-1-0-2/5 | 40.0% | 60.0% | 60.0% | 128% | 230% |
| 菅原明良 | 2-0-2-6/10 | 20.0% | 20.0% | 40.0% | 251% | 90% |
騎手成績は混戦模様。
集計期間内では福永祐一現調教師が断然トップの成績で6勝。
その成績を除いた5名が表のとおりで、率で見れば戸崎圭太騎手がかなり安定的。
また丹内騎手もこの舞台に適性がありそうな騎乗馬に恵まれそうなイメージなので、出走の際には要チェック。
菅原明良騎手も新潟では様々なコースで活躍中。今後も活躍も期待できます。
・瞬発力勝負ではなくスタミナ勝負になる傾向が強い
・脚質的には先行馬有利
・外回り戦不振のハービンジャー産駒が良く走る
・母父成績はキングカメハメハが安定的
・騎手成績は大混戦！