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中山芝2200mは差し馬に厳しい舞台|傾向・血統・枠順データ




結論:中山芝2200mは「4コーナーで前にいた馬」のコース

  • 4角10番手以下は勝率0.7%・複勝率3.7%で、310mの直線では届かない
  • 4角4番手以内なら勝率13.9%・複勝率42.0%・単勝回収率131%
  • メンバー最速の上がりでも4角10番手以下なら勝率5.9%、4番手以内なら70.6%
  • 出馬表で見るのは前走の4コーナー通過順で、4番手以内が勝率9.9%
  • 牝馬は勝率3.2%・単勝回収率10%で、前走5番手以下だと勝率1.9%

中山芝2200mのコースの特徴|正面スタンド前から外回りを1周

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・JRA平地
項目 数値
1周(芝外回り) 1,839.7m
直線 310.0m(中央4場で最も短い)
高低差 5.3m(JRA10場で最大)
ゴール前の急坂 残り180m〜70mで高低差2.2m
スタート 正面スタンド前の右端/最初のコーナーまで約432m(Aコース)
平均頭数 14.9頭
平均勝ちタイム 2:13.5
勝ち馬の平均上り3F 35.2秒
4角先頭の勝率 23.5%

ゲートは4コーナーを回り終えた正面スタンド前の右端に置かれます。

発走してすぐにゴール前の急坂を上り、そのまま1コーナーまで約432m(Aコース)が続きます。

使うのは外回りなので、1〜2コーナーは直線に近い緩いカーブです。

奥深い向正面を抜けて3〜4コーナーにかけては下りが続き、早めに動ける形になります。

そのぶんロングスパートの持続力勝負になりやすいコースです。

直線は310.0mしかなく、中央4場では最も短い部類になります。

しかも残り180mから70mの間で2.2mを一気に上る急坂が待っています。

勝ち馬の平均上り3Fは35.2秒で、東京の芝のような瞬発力比べにはなりません。

坂を上りきってからゴールまでが70mほどしかないので、そこまでに脚が上がっていると立て直す間もなく終わります。

4角先頭の勝率は23.5%で、中山の芝でも高い部類です。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 51-51-52-600/754 6.8% 13.5% 20.4% 54% 71%

コース全体の単勝回収率は54%、複勝回収率は71%です。

1番人気が勝率33.3%・複勝率72.5%と順当に決まるうえに、7番人気以下は勝率0.9%しかありません。

人気薄が突っ込んでくる場面が少ないので、荒れにくいコースという整理になります。

施行されるのは3歳以上の番組だけで、2歳戦はありません。

重賞はセントライト記念・オールカマー・アメリカジョッキークラブカップの3つのGIIです。

本記事の回収率の見方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。

そこで本記事では、目立つ数字について「最も高い配当を1走ぶん除いた回収率」も併せて確認しています。

1本の大穴に支えられているだけの数字は、そのまま載せたうえでその旨を注記しています。

中山芝2200mの枠順は内枠有利のイメージほど差がない

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・枠番別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 9-14-13-121/157 5.7% 22.9% 38% 70%
3〜4枠 15-8-14-140/177 8.5% 20.9% 80% 54%
5〜6枠 14-13-7-157/191 7.3% 17.8% 33% 36%
7〜8枠 13-16-18-182/229 5.7% 20.5% 61% 114%

小回りの右回りなので、内枠が有利に見えるコース形です。

ところが数字はそうなっていません。

勝率でいちばん高いのは3〜4枠の8.5%で、1〜2枠の5.7%はむしろ下です。

回収率でも1〜2枠は単勝38%で4区分の最下位、複勝回収率で最も高いのは7〜8枠の114%になります。

枠を見て評価を動かす必要はほとんど無い、というのがこのコースの答えです。

1コーナーまで約432mあるので、外枠でも位置を取り直す時間があります。

実際、4コーナーで先頭に立った51頭のうち20頭は7〜8枠からでした。

一方で「小回りは内枠」というイメージのほうは根強く残っています。

内を引いた馬はそのぶん買われやすくなるので、成績が伴わない枠の回収率だけが削られる形になります。

内枠を加点材料にしないだけで、判断は少し楽になるかなと。

※1〜2枠の単勝回収率38%は、最高配当を1本除くと30%まで下がります。

※3〜4枠の80%は同42%で、こちらは1本の高配当が半分近くを占めています。

※7〜8枠の複勝回収率114%は除外後88%で、こちらも一本調子に効いている数字ではありません。

中山芝2200mの脚質は4角4番手以内が勝率13.9%|差しは届かない

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・4コーナー通過順別
4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 12-5-7-27/51 23.5% 47.1% 248% 203%
4角2〜4番手 21-30-25-111/187 11.2% 40.6% 99% 140%
4角5〜9番手 16-13-15-201/245 6.5% 18.0% 35% 57%
4角10番手以下 2-3-5-261/271 0.7% 3.7% 3% 11%

この表で使っているのは4コーナーの通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。

出馬表の段階では分かりませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。

4角で10番手以下だった馬は勝率0.7%・複勝率3.7%しかありません。

これはJRAの芝コースを並べても最も低い部類で、後ろからでは間に合わないケースがほとんど、という数字になります。

3〜4コーナーが下りで隊列が凝縮するので、後ろの馬は仕掛けどころで前との差を詰めきれません。

そのまま310mの直線に入り、残り180mからの急坂で勝負が終わってしまいます。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・4コーナーで4番手以内かどうか
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角4番手以内 33-35-32-138/238 13.9% 42.0% 131% 154%
4角5番手以下 18-16-20-462/516 3.5% 10.5% 18% 33%

4番手以内かそうでないかで、線を引いたように成績が分かれます。

4番手以内なら勝率13.9%・複勝率42.0%で、単勝回収率131%・複勝回収率154%と配当まで残ります。

5番手以下になると勝率3.5%・複勝率10.5%です。

コース全体の勝率が6.8%ですから、前にいるだけで倍、後ろにいると半分という見え方になります。

※4角4番手以内の131%は、最高配当を1本除いても102%を保ちます。

※複勝回収率154%も除外後128%で、勝ち星は30頭に分かれています。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・前走の4コーナー通過順別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手) 8-4-2-34/48 16.7% 29.2% 89% 80%
前走先行(2〜4番手) 13-17-13-122/165 7.9% 26.1% 45% 59%
前走中団(5〜9番手) 15-19-19-204/257 5.8% 20.6% 36% 53%
前走後方(10番手以下) 13-9-15-206/243 5.3% 15.2% 76% 104%

こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。

前で運べていた馬ほど好走率が高く、後ろからの馬は複勝率が落ちます。

前走で4番手以内にいた組をまとめると勝率9.9%・複勝率26.8%で、5番手以下の勝率5.6%・複勝率18.0%をはっきり上回ります。

前走の位置取りがそのまま再現されるわけではないところは、正直に押さえておきたいところです。

前走で逃げていた馬がこのコースでも4角4番手以内につけられたのは68.8%です。

前走で中団だった馬は32.6%、後方だった馬は16.7%まで落ちます。

それでも前に付けられる可能性がいちばん高いのは、前走で前にいた馬という関係は変わりません。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・前走の4コーナー通過順×枠
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手)×1〜2枠 1-3-1-8/13 7.7% 38.5% 58% 132%
前走逃げ(1番手)×3〜6枠 6-0-0-18/24 25.0% 25.0% 134% 65%
前走逃げ(1番手)×7〜8枠 1-1-1-8/11 9.1% 27.3% 29% 49%
前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 3-5-2-24/34 8.8% 29.4% 64% 69%
前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 7-4-8-49/68 10.3% 27.9% 61% 60%
前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 3-8-3-49/63 4.8% 22.2% 19% 52%
前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 4-5-5-42/56 7.1% 25.0% 48% 69%
前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 7-11-7-95/120 5.8% 20.8% 21% 52%
前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 4-3-7-67/81 4.9% 17.3% 48% 42%
前走後方(10番手以下)×1〜2枠 1-0-4-41/46 2.2% 10.9% 7% 55%
前走後方(10番手以下)×3〜6枠 8-6-4-117/135 5.9% 13.3% 75% 30%
前走後方(10番手以下)×7〜8枠 4-3-7-48/62 6.5% 22.6% 131% 301%

前走で前にいた馬は、真ん中の3〜6枠でいちばん数字が伸びます。

前走逃げ×3〜6枠は勝率25.0%・単勝回収率134%で、6勝が6頭に分かれています。

前走先行×3〜6枠も勝率10.3%あり、こちらは68走とサンプルもそれなりに集まっています。

1〜2枠だと包まれて動けなくなる場面が出て、7〜8枠だと位置を取りにいくぶん脚を使わされます。

その両方を避けられるのが真ん中の枠、という読み方ができそうです。

一方で前走後方だった馬は、どの枠でも複勝率10〜23%止まりになります。

外から差すより、前走の時点で前に付けられていたかどうかを先に見たいところです。

※前走で逃げていた馬はどの枠も11〜24走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。

※前走後方×7〜8枠の複勝回収率301%は、最高配当を1本除くと205%まで下がります。

※3着以内に来たのが4頭にとどまるので、これも評価を大きく動かせる数字ではありません。

中山芝2200mの上がりの傾向|末脚だけでは足りない

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・上り3F別
上り3F 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
34.4秒以内 12-8-6-31/57 21.1% 45.6% 108% 113%
34.5〜35.4秒 24-26-21-145/216 11.1% 32.9% 104% 98%
35.5秒以上 15-17-25-424/481 3.1% 11.9% 25% 54%

勝ち馬の平均上り3Fは35.2秒で、東京の芝より1秒以上かかります。

それでも35.5秒以上かかった馬は勝率3.1%まで落ちます。

時計のかかる坂を上りながら、それでも周りより速い脚を使えるかが問われるコースです。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・メンバー最速の上がりを使った馬
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上がり1位×4角4番手以内 12-5-0-0/17 70.6% 100.0% 266% 163%
上がり1位×4角5〜9番手 10-3-5-6/24 41.7% 75.0% 206% 172%
上がり1位×4角10番手以下 1-2-4-10/17 5.9% 41.2% 12% 79%

このコースの性格がいちばんはっきり出るのがこの表です。

メンバーで最も速い上がりを使った馬でも、4角10番手以下だと勝率5.9%にとどまります。

同じ上がり1位でも4角4番手以内なら勝率70.6%で、17走すべてが3着以内でした。

脚を余していたかどうかではなく、脚を使う前にどこにいたかで決まっている、という形です。

末脚自慢を上位に取りたくなる場面ほど、まず位置取りを確認したいところです。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・前走の上がり3F順位別
前走上がり 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走上がり1位 12-11-16-47/86 14.0% 45.3% 73% 91%
前走上がり2〜3位 14-14-13-120/161 8.7% 25.5% 50% 68%
前走上がり4〜6位 14-12-17-180/223 6.3% 19.3% 67% 101%
前走上がり7位以下 9-12-3-218/242 3.7% 9.9% 43% 45%

当日の上がり3Fはレースが終わるまで確定しないので、出馬表の段階では前走の順位を代わりのものさしにします。

前走でメンバー最速の上がりを使っていた馬は複勝率45.3%で、3着以内に入る確率がはっきり上がります。

ただし単勝回収率は73%で、決め手のある馬という看板はすでに人気に織り込まれています。

前走の上がりが7位以下だった馬は複勝率9.9%まで落ちるので、こちらは割り引いて見たいところです。

※前走上がり4〜6位の複勝回収率101%は、最高配当を1本除くと74%まで下がります。

中山芝2200mで買える種牡馬|勝ち星4勝で3頭が並ぶ

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・勝ち星上位5頭
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
父:レイデオロ 4-4-1-18/27 14.8% 33.3% 122% 58%
父:エピファネイア 4-1-2-20/27 14.8% 25.9% 59% 47%
父:リアルスティール 4-1-1-11/17 23.5% 35.3% 769% 212%
父:ゴールドシップ 3-5-0-49/57 5.3% 14.0% 48% 31%
父:ルーラーシップ 3-1-2-21/27 11.1% 22.2% 70% 156%

勝ち星の多い順に並べると、4勝で3頭が並びます。

レイデオロ産駒は勝率14.8%・複勝率33.3%で、コース全体(勝率6.8%・複勝率20.4%)を大きく上回ります。

父:キングカメハメハという構成で、坂で減速しない力感が持ち味なので、この舞台とは噛み合います。

エピファネイア産駒も同じ4勝で、母父:シンボリクリスエスというパワー寄りの血統です。

勝率23.5%で最も高いのはリアルスティール産駒ですが、こちらは17走とサンプルが薄いところです。

4勝の内訳はレーベンスティールの2勝と、12番人気・9番人気の2頭による勝利になります。

出走数トップはゴールドシップ産駒で、こちらは57走を使って勝率5.3%・複勝率14.0%です。

中山巧者という父のイメージとは違い、現時点ではこの舞台での数字が出ていません。

ルーラーシップ産駒は複勝回収率156%ですが、こちらは1頭の高配当に寄った数字になります。

※リアルスティール産駒の単勝回収率769%は、最高配当を1本除いても386%を保ちます。

※ただし4勝が3頭に集中しているので、現時点では血統の背景として押さえる程度にとどめます。

※ルーラーシップ産駒の156%は最高配当を1本除くと38%まで落ちるので、こちらは1本依存です。

※勝ち星2勝で表には入りませんが、キタサンブラック産駒が20走で複勝率35.0%・複勝回収率173%と好走しています。

※一方でキズナ産駒は41走で勝率2.4%・複勝率17.1%と、この舞台では数字が伸びていません。

中山芝2200mの母父はステイゴールドとハービンジャーが勝率17.4%

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・勝ち星上位5頭
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
母父:ディープインパクト 4-1-2-37/44 9.1% 15.9% 72% 108%
母父:ステイゴールド 4-1-1-17/23 17.4% 26.1% 113% 77%
母父:ハービンジャー 4-4-0-15/23 17.4% 34.8% 42% 49%
母父:キングカメハメハ 3-6-2-35/46 6.5% 23.9% 36% 47%
母父:マンハッタンカフェ 2-0-4-10/16 12.5% 37.5% 38% 76%

母父ディープインパクトとキングカメハメハが数の上位ですが、複勝率はそれぞれ15.9%と23.9%にとどまります。

母系のブランドがそのまま人気に乗るぶん、妙味という面では厳しくなります。

勝率で並ぶのは母父ステイゴールドと母父ハービンジャーの17.4%です。

どちらも坂のあるコースで最後まで止まらないタイプを出す血統で、この舞台とは相性が良さそうです。

母父マンハッタンカフェは16走と薄いものの、複勝率37.5%で3着以内には多く顔を出しています。

※母父ステイゴールドの単勝回収率113%は、最高配当を1本除くと63%まで下がります。

※勝ち星4勝も3頭に集中しているので、現時点では血統の背景として押さえておく程度にとどめます。

※母父シンボリクリスエスは20走で勝ち星がなく、複勝率15.0%です。

※サンプルがさらに集まり次第、更新のたびに追いかけていきたいところです。

中山芝2200mは前走東京芝組が最上位|前走ローカル芝は奮わない

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・前走の舞台別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走も中山芝2200m 8-8-5-50/71 11.3% 29.6% 59% 63%
前走中山芝 21-24-21-228/294 7.1% 22.4% 62% 59%
前走東京芝 17-9-12-99/137 12.4% 27.7% 71% 78%
前走関西芝 5-3-4-45/57 8.8% 21.1% 46% 40%
前走ローカル芝 5-12-10-133/160 3.1% 16.9% 21% 67%
前走ダート 1-1-2-61/65 1.5% 6.2% 87% 172%

いちばん勝率が高いのは前走東京芝からの12.4%です。

次いで前走も中山芝2200mを使っていた組の11.3%が続きます。

一方で前走中山芝というだけでは勝率7.1%で、コース経験そのものは加点材料になりません。

同じ中山でも内回りの2000mや1800mからの臨戦が多く含まれるので、直線の長さや坂の位置が同じでも展開の質が違うのかなと。

はっきり割り引けるのはローカル開催の芝からの臨戦で、勝率3.1%・単勝回収率21%です。

相手関係が変わるうえに、ゴール前の急坂という宿題が新たに加わる形になります。

前走ダートからの芝替わりも複勝率6.2%で、こちらも手は出しづらいところです。

※前走関西芝は阪神・京都、前走ローカル芝はそれ以外の地方開催場(中京を含む)で集計しています。

※前走ダートの複勝回収率172%は、12番人気で勝った1頭がほぼすべてで、除外すると78%です。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・距離変更別
距離変更 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 10-11-11-106/138 7.2% 23.2% 39% 57%
同距離 12-12-8-76/108 11.1% 29.6% 57% 70%
距離延長 27-26-30-386/469 5.8% 17.7% 60% 78%

出走の6割以上は前走から距離を延ばしてきた組です。

ところが数字がいちばん出ているのは同距離で、勝率11.1%・複勝率29.6%になります。

延長組は勝率5.8%まで落ちます。

発走直後から坂を上って1コーナーまで432mを走るコースなので、追走に無理があると位置そのものが取れません。

脚質の項で見たとおり位置取りが物を言うコースなので、距離が延びた時点で不利を背負いやすくなります。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・レース間隔別
間隔 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
連闘〜中2週 6-8-8-112/134 4.5% 16.4% 34% 44%
中3〜5週 13-17-10-169/209 6.2% 19.1% 37% 47%
中6週〜3か月 19-18-20-195/252 7.5% 22.6% 91% 99%
3か月超 11-6-11-92/120 9.2% 23.3% 37% 97%

間隔を空けた馬のほうが走ります。

3か月超の休み明けで勝率9.2%あり、叩き台という扱いは要りません。

逆に連闘から中2週の詰まった臨戦は勝率4.5%・複勝率16.4%です。

坂を2回上って2200mを走る消耗度を考えると、間隔が必要なコースという整理になりそうです。

中山芝2200mの性別|牝馬は前走の位置取りで大きく割れる

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 46-41-39-470/596 7.7% 21.1% 65% 67%
牝馬 5-10-13-130/158 3.2% 17.7% 10% 87%
牡馬(セン馬含む)×前走4番手以内 18-16-8-123/165 10.9% 25.5% 66% 58%
牝馬×前走4番手以内 3-5-7-33/48 6.2% 31.2% 18% 81%
牝馬×前走5番手以下 2-5-6-93/106 1.9% 12.3% 7% 92%

全体では牡馬が勝率7.7%、牝馬が3.2%で、牡馬のほうが優勢です。

牝馬の単勝回収率10%はかなり低い水準になります。

オールカマーを勝ったレガレイラのような馬も出ていますが、牝馬全体としては数字が出ていません。

坂を上りきってからもう一段押し上げる力が要る形なので、そこが牡馬に振れる理由なのかなと。

ただし、この差は牝馬そのものの問題とは言い切れません。

前走で4番手以内につけていた牝馬に絞ると複勝率31.2%まで上がります。

同じ条件の牡馬が25.5%ですから、3着以内に来る確率ではむしろ上回ります。

逆に前走5番手以下だった牝馬は勝率1.9%・複勝率12.3%まで落ちます。

牝馬を評価するときは性別より先に、前走でどこにいたかを見たいところです。

※牝馬×前走4番手以内は48走とサンプルが薄く、勝ち星も2頭にとどまります。

※単勝回収率18%なので、単勝で狙う形ではなく複勝やワイド、3連系の軸としての使い道になります。

中山芝2200mの年齢別成績|4歳が勝率10.9%で最上位

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
3歳 31-30-31-357/449 6.9% 20.5% 63% 67%
4歳 12-8-9-81/110 10.9% 26.4% 53% 96%
5歳 5-5-8-67/85 5.9% 21.2% 39% 57%
6歳以上 3-8-4-95/110 2.7% 13.6% 25% 73%
4歳×前走4番手以内 6-5-2-28/41 14.6% 31.7% 89% 78%

2歳戦の施行がないので、いちばん若い世代は3歳になります。

その3歳が出走の6割を占めますが、勝率は6.9%と全体並みです。

頭ひとつ抜けるのは4歳の勝率10.9%・複勝率26.4%です。

ここに前走で4番手以内という条件を重ねると勝率14.6%まで上がります。

一方で6歳以上は勝率2.7%・複勝率13.6%と落ちます。

坂を2回上るスタミナ勝負なので、ピークを過ぎた馬には正直に出るコースなのかなと。

※4歳×前走4番手以内は41走とサンプルが薄いので、傾向として見てください。

中山芝2200mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・1着馬の平均タイム
クラス 稍重 不良
未勝利 2:14.0 2:15.9 2:19.0
1勝クラス 2:13.7 2:14.4
2勝クラス 2:13.4
3勝クラス 2:11.6
GII 2:11.3 2:16.6

未勝利から3勝クラスまでで、ざっと2秒半縮まります。

上級条件は2分11秒台で決着すると覚えておけば十分です。

良馬場の未勝利が2分14秒0なのに対し、不良馬場だと2分19秒0までかかります。

芝が渋ると時計がかかって力の要る馬場になるので、この5秒の差はそのまま消耗度の差になります。

※集計期間中に重馬場の施行はありません。

※稍重・不良のマスは1〜4鞍しかないので参考値として見てください。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
42-42-43-495/622 6.8% 20.4% 47% 75%
稍重 7-7-7-82/103 6.8% 20.4% 93% 48%
0-0-0-0/0
不良 2-2-2-23/29 6.9% 20.7% 54% 79%

良・稍重・不良で好走率はほとんど動きません。

動くのは時計のほうだけ、という整理でよさそうです。

稍重は103走、不良は29走なので、道悪の傾向はまだ強くは語れません。

※重馬場のデータがたまり次第、更新の際に触れていきたいと思います。

中山芝2200mの騎手成績|丹内祐次騎手の単勝回収率190%

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・勝ち星上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ルメール 8-5-3-8/24 33.3% 66.7% 98% 94%
戸崎圭太 7-4-3-17/31 22.6% 45.2% 76% 98%
丹内祐次 5-4-2-17/28 17.9% 39.3% 190% 129%
モレイラ 4-0-0-4/8 50.0% 50.0% 139% 62%
田辺裕信 3-2-0-14/19 15.8% 26.3% 427% 117%

ルメール騎手が勝率33.3%・複勝率66.7%と別格です。

ただし単勝回収率98%・複勝回収率94%で、信頼度は高くても妙味はありません。

目を引くのは丹内祐次騎手の単勝回収率190%・複勝回収率129%のほうです。

5勝の人気は中央値で5番人気ですから、期待されていない馬で持ってきています。

28鞍のうち4コーナーを1番手で回ったのが6回、2番手が6回で、前に出していく騎乗が多くなっています。

位置取りが物を言うこのコースとは、その乗り方が噛み合っているのかなと。

※丹内騎手の190%は最高配当を1本除いても140%、複勝回収率129%も除外後105%を保ちます。

※5勝が5頭に分かれているので、特定の馬に頼った数字ではありません。

※モレイラ騎手は8鞍とサンプル少なめなので、短期免許での騎乗時期だけの参考値です。

※田辺裕信騎手の427%は最高配当を1本除くと68%まで落ちるので、こちらは1本依存です。

中山芝2200mの人気別信頼度|1番人気の複勝率72.5%

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・当日人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 17-12-8-14/51 33.3% 72.5% 89% 99%
2〜3番人気 19-22-14-47/102 18.6% 53.9% 83% 95%
4〜6番人気 11-10-18-114/153 7.2% 25.5% 69% 70%
7番人気以下 4-7-12-425/448 0.9% 5.1% 38% 63%

この表の人気は当日のオッズで決まるので、出馬表の段階では確定しません。

1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報として見てください。

1番人気の複勝率72.5%は高い水準で、しかも7番人気以下は複勝率5.1%しかありません。

上位人気で決まりやすいので、妙味を出すなら人気の中でどれを軸に据えるかが勝負どころになります。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・前走人気別
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1〜3番人気 23-21-24-113/181 12.7% 37.6% 52% 85%
前走4〜6番人気 17-15-7-112/151 11.3% 25.8% 117% 67%
前走7番人気以下 9-13-18-341/381 2.4% 10.5% 33% 70%
前走4〜6番人気×前走4番手以内 7-6-1-38/52 13.5% 26.9% 100% 58%

出馬表の段階で使えるのは、当日の人気ではなく前走の人気のほうです。

前走で4〜6番人気だった馬は、勝ち切るところまでは期待されていなかった層になります。

その層が勝率11.3%・単勝回収率117%で、前走1〜3番人気の勝率12.7%にほぼ並びます。

勝ち星は16頭に分かれているので、特定の馬に頼った数字ではありません。

前走で人気を集めきれなかった馬でも、位置さえ取れれば通用するコースということなのかなと。

※前走4〜6番人気の117%は、最高配当を1本除くと80%まで下がります。

※複勝回収率67%なので、単勝で狙うか、位置取りの条件を重ねて絞るかの二択になります。

中山芝2200mの消し条件

出馬表の段階で判定できる「割引」をまとめます。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走7着以下×前走7番人気以下 3-6-7-268/284 1.1% 5.6% 10% 67%
未勝利×前走7着以下 1-4-4-165/174 0.6% 5.2% 5% 59%
前走7番人気以下 9-13-18-341/381 2.4% 10.5% 33% 70%
牝馬×前走5番手以下 2-5-6-93/106 1.9% 12.3% 7% 92%
前走ローカル芝 5-12-10-133/160 3.1% 16.9% 21% 67%
6歳以上 3-8-4-95/110 2.7% 13.6% 25% 73%
前走ダート 1-1-2-61/65 1.5% 6.2% 87% 172%

最も強い割引は前走で7着以下かつ7番人気以下だった馬で、複勝率5.6%です。

人気も着順も伴っていない前走は、このコースでは巻き返しにつながりません。

未勝利戦での前走大敗は勝率0.6%で、まだ勝ち上がっていない馬の大敗は、そのまま力量差であることが多いのかなと。

牝馬の前走5番手以下は勝率1.9%で、性別と位置取りが重なると数字が一気に沈みます。

ローカル開催の芝からの臨戦と6歳以上も、それぞれ複勝率16.9%・13.6%と割り引きたいところです。

集計期間:2023.9.18〜2026.4.19/中山芝2200m・前走後方だった馬の内訳
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走後方(10番手以下)×勝ち上がり後 8-4-6-90/108 7.4% 16.7% 155% 115%
前走後方(10番手以下)×未勝利 5-5-9-116/135 3.7% 14.1% 14% 95%

ただし、前走で後方だった馬を一律に切ってしまうと、拾い損ねる形があります。

すでに1勝を挙げている馬に限ると、前走後方でも勝率7.4%とコース全体の6.8%を上回ります。

単勝回収率も155%まで伸び、勝ち馬の人気は中央値で4番人気です。

勝率は低いのに回収率が高い、つまり人気薄が突っ込んでくる形ということになります。

一度勝ち上がった馬の後方追走は、展開や馬場のせいであることが多く、そこまでは人気に反映されきらないのかなと。

同じ前走後方でも、未勝利のままの馬は勝率3.7%・単勝回収率14%で別物です。

※勝ち上がり後の155%は最高配当を1本除くと92%まで下がり、複勝回収率115%も除外後86%です。

※勝ち星は8頭に分かれているので、1頭に頼った数字ではありません。

※単勝で押さえる形になり、複勝率16.7%では軸には向きません。

まとめ:中山芝2200mは前走で前に付けられていた馬から見る

中山芝2200mはこういうコース

  • 外回りを1周し、直線は310.0mと中央4場で最も短い部類です
  • 残り180mから70mの間に高低差2.2mの急坂があります
  • コース全体は単勝回収率54%・複勝回収率71%で、1番人気の複勝率は72.5%です
  • 4角10番手以下は勝率0.7%・複勝率3.7%で、後ろからでは届きません
  • 4角4番手以内なら勝率13.9%・複勝率42.0%・単勝回収率131%です
  • メンバー最速の上がりでも4角10番手以下なら勝率5.9%にとどまります
  • 通過順は出馬表では分からないので、前走で前に付けられていたかを先に見ます
  • 前走4番手以内は勝率9.9%・複勝率26.8%で、真ん中の3〜6枠だとさらに伸びます
  • 枠そのものの有利不利は小さく、4角先頭に立った馬の多くは7〜8枠からでした
  • 前走から距離を延ばした組は勝率5.8%で、同距離の11.1%に届きません
  • 牝馬も前走4番手以内なら複勝率31.2%で、牡馬の25.5%を上回ります
  • 種牡馬はレイデオロエピファネイアが勝ち星4勝で並びます
  • 前走ローカル芝・前走7番人気以下・未勝利での前走大敗・6歳以上は割引です

直線が短くて急坂があるコースなので、末脚のある馬を上位に取りたくなる場面が多くなります。

ところが実際には、メンバー最速の上がりを使っても4コーナーで後ろにいた馬は勝率5.9%です。

確認するのは前走で前に付けられていたことと、前走から距離を延ばしていないことの2つになります。

ここを先に見るようにするだけで、検討する馬はかなり絞れます。

データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.9.18〜2026.4.19、中山芝2200m・JRA平地)

Tokuma

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