結論:中山芝2000mは「内枠の先行馬」が強いコース
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1周(芝内回り・Aコース) | 1,667.1m |
| 直線 | 310m(中央4場では最短) |
| コース全体の高低差 | 5.3m |
| ゴール前の坂 | 高低差2.2m/残り180m地点から70m地点まで |
| スタート | 4コーナーを回りきった正面スタンド前/1コーナーまで約405m |
| 平均頭数 | 15.3頭 |
| 平均勝ちタイム | 2:00.8 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 35.0秒 |
| 4角先頭の勝率 | 19.0% |
中山の芝は2コーナーで内回りと外回りに分かれ、芝2000mは内回りを1周する形になります。
1周は1,667.1mしかなく、直線は310mです。
スタート地点は4コーナーを回りきった正面スタンド前で、1コーナーまでは約405mあります。
ここが中山芝2000mの一番の特徴で、ゲートを出てすぐゴール前の急坂を1度上ってから1コーナーへ向かうことになります。
坂は高低差2.2m、残り180m地点から70m地点にかけて設けられています。
つまり同じ坂を、スタート直後と最後の直線で2度上ることになります。
1コーナーまで405mあるぶん位置は取り直せますが、その405mが坂の上り下りを含むので、後ろから押し上げるには相応の脚が要ります。
勝ち馬の平均上り3Fは35.0秒で、東京の芝が33秒台で決まるのとは前提が違います。
平均頭数は15.3頭と多く、集計期間中は18頭立ての開催がいちばん多くなっています。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 153-153-153-1722/2181 | 7.0% | 14.0% | 21.0% | 60% | 70% |
コース全体の単勝回収率は60%、複勝回収率は70%です。
1番人気は勝率35.9%・複勝率69.3%で、順当な決まり方をします。
平均15.3頭と頭数が揃うので荒れそうに見えますが、7番人気以下の勝率は1.2%しかありません。
人気どころで収まるケースが多いコースという整理になります。
本記事の回収率の見方
単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。
そこで本記事では、目立つ数字について「最も高い配当を1走ぶん除いた回収率」も併せて確認しています。
1本の大穴に支えられているだけの数字は、そのまま載せたうえでその旨を注記しています。
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 44-27-36-359/466 | 9.4% | 23.0% | 85% | 76% |
| 3〜4枠 | 27-37-45-394/503 | 5.4% | 21.7% | 24% | 67% |
| 5〜6枠 | 39-45-38-413/535 | 7.3% | 22.8% | 102% | 83% |
| 7〜8枠 | 43-44-34-556/677 | 6.4% | 17.9% | 38% | 58% |
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1枠 | 20-17-17-173/227 | 8.8% | 23.8% | 65% | 86% |
| 2枠 | 24-10-19-186/239 | 10.0% | 22.2% | 105% | 68% |
| 3枠 | 14-18-24-192/248 | 5.6% | 22.6% | 21% | 84% |
| 4枠 | 13-19-21-202/255 | 5.1% | 20.8% | 26% | 50% |
| 5枠 | 16-29-16-201/262 | 6.1% | 23.3% | 48% | 67% |
| 6枠 | 23-16-22-212/273 | 8.4% | 22.3% | 154% | 98% |
| 7枠 | 23-26-22-258/329 | 7.0% | 21.6% | 33% | 74% |
| 8枠 | 20-18-12-298/348 | 5.7% | 14.4% | 42% | 42% |
勝率でも複勝率でも、いちばん良いのは1〜2枠です。
反対に8枠は複勝率14.4%・複勝回収率42%で、ここだけ明確に落ちます。
1周1,667.1mの小回りを回るので、外を回されたぶんの距離ロスがそのまま着順に出るという感じです。
おもしろいのは、回収率でも内枠のほうが上に来ている点です。
1〜2枠の単勝回収率85%に対して、7〜8枠は38%しかありません。
勝ち馬の人気を並べると、1〜2枠は中央値3番人気、7〜8枠は中央値2番人気でした。
外から勝ちきれるのは上位人気の実力馬だけで、内枠からは人気薄も勝ち上がってきている、ということです。
中山の内枠は「包まれる」「動けない」というイメージが強く、そのぶん人気を落としやすいところがあります。
ただ直線が310mしかないコースでは、包まれていても前にいれば十分に間に合ってしまいます。
そのズレが、内枠の回収率として残っているのかなと。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠×15頭以下 | 21-10-14-116/161 | 13.0% | 28.0% | 88% | 78% |
| 1〜2枠×16頭以上 | 23-17-22-243/305 | 7.5% | 20.3% | 84% | 76% |
| 7〜8枠×15頭以下 | 21-23-20-201/265 | 7.9% | 24.2% | 42% | 57% |
| 7〜8枠×16頭以上 | 22-21-14-355/412 | 5.3% | 13.8% | 35% | 58% |
中山芝2000mは通常16頭立てが上限で、皐月賞やホープフルステークスだけが18頭立てになります。
そこで16頭以上をフルゲート級として切り分けると、枠の差がさらにはっきりします。
7〜8枠は16頭以上になると複勝率13.8%まで落ち込みます。
同じ7〜8枠でも15頭以下なら複勝率24.2%あるので、外枠を割り引くかどうかは頭数を見てから決めたいところです。
1〜2枠のほうは16頭以上でも複勝回収率76%を保っており、頭数が増えても崩れません。
※5〜6枠の単勝回収率102%は、最高配当を1本除くと65%まで下がります。
※6枠単独の154%も除外後82%で、こちらは1本の高配当に寄った数字です。
※2枠の105%は除外後84%で、こちらは比較的なだらかです。
| 4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 29-27-18-78/152 | 19.1% | 48.7% | 126% | 194% |
| 4角2〜4番手 | 78-72-61-375/586 | 13.3% | 36.0% | 118% | 102% |
| 4角5〜9番手 | 40-46-57-555/698 | 5.7% | 20.5% | 56% | 67% |
| 4角10番手以下 | 6-8-17-714/745 | 0.8% | 4.2% | 6% | 22% |
この表で使っているのは4コーナーの通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。
出馬表の段階では分かりませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。
4角10番手以下だった馬は勝率0.8%・複勝率4.2%しかありません。
集計期間の153レースで、4角10番手以下から勝ったのは6回だけです。
しかもその6頭はホープフルステークスのレガレイラ、皐月賞のミュージアムマイルといった上位人気の実力馬が中心でした。
直線310mで坂を上るコースでは、後ろから差し切るのは能力例外の仕事という感じです。
逆に4角で先頭に立った馬は勝率19.1%・複勝率48.7%で、単勝回収率126%・複勝回収率194%が残ります。
4角を先頭で回れた馬の人気は中央値2番人気なので、人気薄が穴を出しているわけではありません。
ハナを切れるかどうかは出馬表からは読み切れないので、オッズは「逃げそうな馬」までしか織り込めない、ということなのかなと。
※4角1番手の単勝回収率126%は、最高配当を1本除いても110%を保ちます。
※複勝回収率194%も除外後170%で、1本の大穴に支えられた数字ではありません。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ)×1〜2枠 | 12-4-2-18/36 | 33.3% | 50.0% | 235% | 178% |
| 4角1番手(逃げ)×3〜6枠 | 13-16-10-38/77 | 16.9% | 50.6% | 125% | 219% |
| 4角1番手(逃げ)×7〜8枠 | 4-7-6-22/39 | 10.3% | 43.6% | 27% | 161% |
| 4角2〜4番手×1〜2枠 | 18-9-17-69/113 | 15.9% | 38.9% | 102% | 135% |
| 4角2〜4番手×3〜6枠 | 32-39-28-179/278 | 11.5% | 35.6% | 142% | 94% |
| 4角2〜4番手×7〜8枠 | 28-24-16-127/195 | 14.4% | 34.9% | 93% | 93% |
| 4角5〜9番手×1〜2枠 | 13-12-13-125/163 | 8.0% | 23.3% | 118% | 68% |
| 4角5〜9番手×3〜6枠 | 17-24-37-248/326 | 5.2% | 23.9% | 43% | 87% |
| 4角5〜9番手×7〜8枠 | 10-10-7-182/209 | 4.8% | 12.9% | 29% | 35% |
| 4角10番手以下×1〜2枠 | 1-2-4-147/154 | 0.6% | 4.5% | 4% | 19% |
| 4角10番手以下×3〜6枠 | 4-3-8-342/357 | 1.1% | 4.2% | 10% | 18% |
| 4角10番手以下×7〜8枠 | 1-3-5-225/234 | 0.4% | 3.8% | 1% | 31% |
同じ4角先頭でも、1〜2枠からなら勝率33.3%、7〜8枠からだと10.3%です。
外から無理にハナを主張すると、スタート直後の坂で脚を使ってしまうのかなと。
4角5〜9番手の中団勢も、7〜8枠だと複勝率12.9%まで落ちます。
後方に置かれた場合はどの枠でも複勝率4%前後で、枠では救われません。
※4角1番手の各行は36〜77走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。
※4角1番手×1〜2枠の単勝回収率235%は、最高配当を1本除いても190%を保ちます。
※4角2〜4番手×3〜6枠の142%は除外後71%で、こちらは1本の高配当に寄った数字です。
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走逃げ(1番手) | 11-11-14-94/130 | 8.5% | 27.7% | 80% | 66% |
| 前走先行(2〜4番手) | 53-46-41-350/490 | 10.8% | 28.6% | 81% | 70% |
| 前走中団(5〜9番手) | 36-49-50-465/600 | 6.0% | 22.5% | 46% | 81% |
| 前走後方(10番手以下) | 20-16-20-413/469 | 4.3% | 11.9% | 27% | 57% |
こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。
前走で4番手以内にいた馬は、逃げでも先行でも複勝率28%前後を確保しています。
前走で後方に置かれていた馬は複勝率11.9%・単勝回収率27%で、はっきり見劣ります。
東京の芝と違い、前走先行と前走中団の差もそれなりに開きます。
ものさしとしては前走4角4番手以内かどうかで線を引くのがいちばん素直です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走逃げ(1番手)×1〜2枠 | 7-0-2-14/23 | 30.4% | 39.1% | 320% | 111% |
| 前走逃げ(1番手)×3〜6枠 | 4-7-10-44/65 | 6.2% | 32.3% | 47% | 76% |
| 前走逃げ(1番手)×7〜8枠 | 0-4-2-36/42 | 0.0% | 14.3% | 0% | 25% |
| 前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 | 11-9-6-68/94 | 11.7% | 27.7% | 149% | 76% |
| 前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 | 23-23-23-171/240 | 9.6% | 28.7% | 50% | 67% |
| 前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 | 19-14-12-111/156 | 12.2% | 28.8% | 86% | 72% |
| 前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 | 9-13-12-100/134 | 6.7% | 25.4% | 55% | 104% |
| 前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 | 17-26-30-205/278 | 6.1% | 26.3% | 52% | 93% |
| 前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 | 10-10-8-160/188 | 5.3% | 14.9% | 30% | 45% |
| 前走後方(10番手以下)×1〜2枠 | 5-2-6-88/101 | 5.0% | 12.9% | 24% | 61% |
| 前走後方(10番手以下)×3〜6枠 | 11-10-8-203/232 | 4.7% | 12.5% | 32% | 46% |
| 前走後方(10番手以下)×7〜8枠 | 4-4-6-122/136 | 2.9% | 10.3% | 22% | 71% |
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4角4番手以内 | 64-57-55-444/620 | 10.3% | 28.4% | 81% | 69% |
| 前走4角4番手以内×1〜2枠 | 18-9-8-82/117 | 15.4% | 29.9% | 183% | 82% |
| 前走4角4番手以内×3〜6枠 | 27-30-33-215/305 | 8.9% | 29.5% | 49% | 69% |
| 前走4角4番手以内×7〜8枠 | 19-18-14-147/198 | 9.6% | 25.8% | 68% | 62% |
| 前走1〜3着×1〜2枠 | 17-11-10-62/100 | 17.0% | 38.0% | 156% | 78% |
ここがこのコースでいちばん見たいところになります。
前走4角4番手以内の馬が1〜2枠に入ると、勝率15.4%・単勝回収率183%です。
同じ前走4番手以内でも、3〜6枠なら単勝回収率49%、7〜8枠なら68%にとどまります。
前で運べることと内枠に入ることは、片方だけでは足りないという形がきれいに出ています。
18勝が17頭に分かれているので、特定の1頭が押し上げた数字でもありません。
前走で3着以内だった馬が1〜2枠に入ったケースも、勝率17.0%・単勝回収率156%と同じ方向を向きます。
枠の項で書いたとおり、中山の内枠は包まれるイメージのぶん買われにくいところがあります。
ただ前に行ける馬にとっては、内枠は最短距離を通れる有利な位置でしかありません。
そのギャップが、この回収率の正体なのかなと。
※前走4角4番手以内×1〜2枠の183%は、最高配当を1本除いても142%を保ちます。
※前走1〜3着×1〜2枠の156%も除外後108%で、勝ち星は16頭に分かれています。
※前走で逃げていた馬はどの枠も23〜65走しかないので、参考値として見てください。
※前走逃げ×1〜2枠の320%は除外後195%ですが、7勝という母数の薄さのほうが気になります。
| 上り3F | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 34.4秒以内 | 36-33-27-130/226 | 15.9% | 42.5% | 93% | 93% |
| 34.5〜35.4秒 | 80-60-69-447/656 | 12.2% | 31.9% | 128% | 99% |
| 35.5秒以上 | 37-60-57-1145/1299 | 2.8% | 11.9% | 21% | 52% |
勝ち馬の平均上り3Fが35.0秒ですから、東京の芝とは要求される脚が違います。
34秒台前半を使えれば当然強いのですが、単勝回収率でみると34.5〜35.4秒の帯が128%で最も高くなります。
坂を上りながら35秒前後でまとめられれば足りる、という理解でよさそうです。
反対に35.5秒以上かかった馬は勝率2.8%で、この時計になった時点で勝負になっていません。
| 前走の上がり | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走上がり1位 | 31-27-24-136/218 | 14.2% | 37.6% | 84% | 90% |
| 前走上がり2〜3位 | 42-37-43-311/433 | 9.7% | 28.2% | 61% | 65% |
| 前走上がり4〜6位 | 31-35-40-446/552 | 5.6% | 19.2% | 35% | 78% |
| 前走上がり7位以下 | 16-23-18-427/484 | 3.3% | 11.8% | 55% | 56% |
| 前走上がり3位以内×前走4角4番手以内 | 34-28-27-146/235 | 14.5% | 37.9% | 94% | 77% |
| 前走上がり4位以下×前走4角4番手以内 | 30-29-28-298/385 | 7.8% | 22.6% | 72% | 64% |
当日の上がり3Fはレースが終わるまで確定しないので、出馬表の段階では前走の上がり順位を代わりのものさしにします。
前走で上がり最速だった馬は勝率14.2%・複勝率37.6%で、ふるいとしてはよく効きます。
ただし単勝回収率は84%で、回収率の面では取り切れていません。
おもしろいのは、前走の位置取りと重ねたときの伸び方です。
前走4角4番手以内の馬でも、前走上がり3位以内だったかどうかで勝率が14.5%と7.8%に分かれます。
前で運んで、なおかつ上がりも上位という前走内容が、このコースでは最も信用できる形になります。
※34.5〜35.4秒の単勝回収率128%は、最高配当を1本除くと98%です。
※前走の上がり順位は競馬新聞で確認できるので、判定に迷うことはありません。
勝ち星の多い順に並べると、キタサンブラック産駒が14勝で先頭に立ちます。
勝率20.0%はコース全体の7.0%の3倍近くで、この舞台に限れば別格の数字です。
父:ブラックタイド、母父:サクラバクシンオーという構成で、坂を2度上る消耗戦で最後まで我慢が利く産駒が出やすいところが噛み合うのかなと。
複勝率でトップに立つのはドゥラメンテ産駒の39.7%です。
勝ち切るより崩れないタイプなので、複勝やワイド、3連系の軸に向きます。
出走数トップはエピファネイア産駒ですが、こちらは単勝回収率47%と妙味の面では厳しくなります。
キズナ産駒とレイデオロ産駒も勝率で全体を上回り、この距離では信用してよさそうです。
※キタサンブラック産駒の14勝は11頭に分かれており、1頭が稼いだ数字ではありません。
※同じ7勝でトップ5に一歩届かなかったシルバーステート産駒は、勝率11.9%・複勝回収率97%です。
※リアルスティール産駒も複勝率32.6%・複勝回収率90%で、軸としての使い勝手は悪くありません。
※一方でゴールドシップ産駒は出走数こそ多いものの、勝率3.9%・単勝回収率14%と現時点ではこの舞台での数字が出ていません。
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父:ディープインパクト | 12-12-13-119/156 | 7.7% | 23.7% | 198% | 84% |
| 母父:キングカメハメハ | 11-5-7-74/97 | 11.3% | 23.7% | 90% | 105% |
| 母父:ダイワメジャー | 7-5-6-35/53 | 13.2% | 34.0% | 50% | 83% |
| 母父:ハービンジャー | 6-6-3-36/51 | 11.8% | 29.4% | 50% | 75% |
| 母父:マンハッタンカフェ | 5-0-2-48/55 | 9.1% | 12.7% | 42% | 40% |
数の上位はディープインパクトとキングカメハメハで、ここは全国どのコースでも変わりません。
勝率と複勝率で目を引くのは母父ダイワメジャーの13.2%・34.0%のほうです。
母父ハービンジャーも勝率11.8%・複勝率29.4%で、どちらも力の要る馬場で持ちこたえるタイプが多い印象です。
母父マンハッタンカフェは5勝を挙げているものの複勝率12.7%で、来るときは勝ち切る代わりに人気ほどは信用しづらいところがあります。
※母父ディープインパクトの単勝回収率198%は、最高配当を1本除くと72%まで落ちる1本依存の数字です。
※母父キングカメハメハの複勝回収率105%も除外後76%です。
※勝ち星3勝で表には入りませんが、母父ルーラーシップが34走で複勝率35.3%と好成績です。
※サンプルがさらに集まり次第、更新のたびに追いかけていきたいところです。
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走も中山芝2000m | 25-20-19-230/294 | 8.5% | 21.8% | 58% | 62% |
| 前走中山芝 | 45-37-38-447/567 | 7.9% | 21.2% | 60% | 62% |
| 前走東京芝 | 36-33-25-282/376 | 9.6% | 25.0% | 47% | 57% |
| 前走関西芝 | 8-10-8-121/147 | 5.4% | 17.7% | 46% | 105% |
| 前走ローカル芝 | 31-36-50-365/482 | 6.4% | 24.3% | 64% | 77% |
| 前走ダート | 1-6-4-109/120 | 0.8% | 9.2% | 12% | 68% |
前走の開催場による差は、思いのほか小さいコースです。
いちばん高いのは前走東京芝組の勝率9.6%ですが、単勝回収率は47%で妙味は出ません。
同じコースを使ってきた馬も勝率8.5%と平凡で、コース経験そのものは加点材料になりにくい感じです。
前走ダートからの芝替わりは勝率0.8%・複勝率9.2%で、ここだけがはっきり落ちます。
| 距離変更 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 8-10-13-104/135 | 5.9% | 23.0% | 34% | 53% |
| 同距離 | 65-62-48-571/746 | 8.7% | 23.5% | 57% | 68% |
| 距離延長 | 48-50-64-650/812 | 5.9% | 20.0% | 53% | 74% |
前走と同じ距離で使ってきた馬が勝率8.7%でいちばん安定します。
ただ延長組との差は複勝率で見るとわずかなので、決定的な材料にはなりません。
この距離は2歳・3歳戦が中心で、1800mからの延長ローテが自然に多くなる番組構成です。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連闘〜中2週 | 19-17-18-281/335 | 5.7% | 16.1% | 27% | 52% |
| 中3〜5週 | 30-38-44-404/516 | 5.8% | 21.7% | 49% | 62% |
| 中6週〜3か月 | 59-48-52-441/600 | 9.8% | 26.5% | 74% | 78% |
| 3か月超 | 13-19-11-199/242 | 5.4% | 17.8% | 49% | 89% |
間隔でははっきり差が出ます。
中6週〜3か月あけてきた馬が勝率9.8%・複勝率26.5%で最上位です。
連闘〜中2週は勝率5.7%・複勝率16.1%まで落ちます。
坂を2度上るコースなので、詰まったローテだと余力の差がそのまま出るのかなと。
ここに前走の位置取りを重ねると、前走4角4番手以内×中6週〜3か月で勝率13.6%・単勝回収率116%になります。
※前走4角4番手以内×中6週〜3か月の116%は、最高配当を1本除くと95%です。
※回収率で狙う形というより、軸を決めるためのふるいとして使うほうが向いています。
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 103-94-98-1083/1378 | 7.5% | 21.4% | 62% | 69% |
| 牝馬 | 50-59-55-639/803 | 6.2% | 20.4% | 58% | 72% |
| 牡馬(セン馬含む)×前走4角4番手以内 | 45-35-41-316/437 | 10.3% | 27.7% | 72% | 69% |
| 牝馬×前走4角4番手以内 | 19-22-14-128/183 | 10.4% | 30.1% | 101% | 70% |
全体では牡馬が勝率7.5%、牝馬が6.2%で、大きな差はありません。
前走で4番手以内にいた馬だけを取り出すと、この差はさらに消えます。
牝馬は勝率10.4%・複勝率30.1%・単勝回収率101%で、同じ条件の牡馬をむしろ上回ります。
坂を2度上るコースなので牡馬向きに見えますが、位置を取れる牝馬まで割り引く必要はなさそうです。
性別より先に前走でどこにいたかを見たいところです。
※牝馬×前走4角4番手以内の101%は、最高配当を1本除くと84%です。
※牝馬限定戦だけを取り出すと勝率5.6%・複勝率16.9%で、相手が牝馬同士でも景色は変わりません。
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 46-46-46-496/634 | 7.3% | 21.8% | 33% | 73% |
| 3歳 | 72-70-70-822/1034 | 7.0% | 20.5% | 84% | 71% |
| 4歳 | 25-20-14-149/208 | 12.0% | 28.4% | 79% | 70% |
| 5歳 | 8-14-15-123/160 | 5.0% | 23.1% | 38% | 70% |
| 6歳以上 | 2-3-8-132/145 | 1.4% | 9.0% | 14% | 50% |
| 3歳×前走先行(2〜4番手) | 28-22-21-180/251 | 11.2% | 28.3% | 108% | 68% |
このコースは皐月賞・ホープフルステークス・弥生賞・京成杯・紫苑ステークスと3歳重賞が集中しており、出走の多くを2歳・3歳が占めます。
そのなかで勝率がいちばん高いのは4歳の12.0%です。
3歳は勝率7.0%と平凡ですが、前走先行だった馬に絞ると勝率11.2%・単勝回収率108%まで伸びます。
クラシック路線の3歳戦は前が有利になりやすいので、ここでも位置の話に戻ってきます。
一方で6歳以上は勝率1.4%・複勝率9.0%と厳しく、古馬の高齢馬は割引で見たいところです。
2歳は単勝回収率33%で、新馬・未勝利の人気馬が順当に走るぶん配当が残りません。
※3歳×前走先行の108%は、最高配当を1本除くと89%です。
| クラス | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| 新馬 | 2:02.5 | 2:03.3 | - | 2:07.9 |
| 未勝利 | 2:01.1 | 2:02.5 | 2:02.2 | - |
| 1勝クラス | 1:59.8 | 2:00.4 | 2:02.2 | - |
| 2勝クラス | 1:59.5 | 1:59.1 | 2:01.3 | - |
| 3勝クラス | 1:59.5 | 2:01.5 | - | - |
| オープン特別 | 2:02.0 | - | - | - |
| G3 | 1:59.5 | - | - | - |
| G2 | 1:58.9 | 1:59.7 | - | - |
| G1 | 1:58.7 | - | - | - |
新馬から1勝クラスまでで、ざっと2.7秒縮まります。
1勝クラスから上はどこも1分59秒台で、クラスが上がってもタイムはあまり動きません。
2分を切れるかどうかが、このコースのひとつの目安になります。
※オープン特別は2歳限定の芙蓉ステークスだけなので、時計が上級条件より遅く出ています。
※不良馬場は新馬の1鞍しか施行がないので、参考値として見てください。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 131-131-131-1464/1857 | 7.1% | 21.2% | 64% | 69% |
| 稍重 | 14-14-14-165/207 | 6.8% | 20.3% | 44% | 66% |
| 重 | 7-7-7-79/100 | 7.0% | 21.0% | 36% | 89% |
| 不良 | 1-1-1-14/17 | 5.9% | 17.6% | 56% | 59% |
良から不良まで、勝率も複勝率もほとんど動きません。
芝が渋って時計がかかる馬場でも、力の要るコースという前提が変わらないからなのかなと。
ただし道悪になるほど単勝回収率は下がっており、人気馬が順当に残るという方向に振れます。
※不良馬場は17走しかないので、傾向として語れる段階ではありません。
※データがたまり次第、更新の際に触れていきたいと思います。
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ルメール | 19-9-8-26/62 | 30.6% | 58.1% | 70% | 76% |
| 戸崎圭太 | 18-14-8-57/97 | 18.6% | 41.2% | 76% | 83% |
| 横山武史 | 14-7-9-53/83 | 16.9% | 36.1% | 69% | 69% |
| 津村明秀 | 11-10-6-57/84 | 13.1% | 32.1% | 224% | 100% |
| 石川裕紀人 | 7-5-9-46/67 | 10.4% | 31.3% | 351% | 120% |
ルメール騎手が勝率30.6%・複勝率58.1%で別格です。
ただし単勝回収率70%・複勝回収率76%なので、信頼度は高くても妙味はありません。
戸崎圭太騎手と横山武史騎手も勝率で全体を大きく上回り、中山の芝らしい顔ぶれになります。
目を引くのは津村明秀騎手の単勝回収率224%のほうです。
勝ち馬の人気は中央値4番人気で、人気薄で持ってくる場面がはっきりあります。
11勝が11頭に分かれているので、特定の1頭に頼った数字でもありません。
※津村騎手の224%は、最高配当を1本除いても167%を保ちます。
※石川裕紀人騎手の351%は除外後56%で、こちらは1本の万馬券がほぼすべてです。
※三浦皇成騎手も6勝・単勝回収率156%で、除外後102%と数字が残ります。
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 55-30-21-47/153 | 35.9% | 69.3% | 87% | 88% |
| 2〜3番人気 | 53-45-39-166/303 | 17.5% | 45.2% | 82% | 78% |
| 4〜6番人気 | 30-52-45-328/455 | 6.6% | 27.9% | 71% | 78% |
| 7番人気以下 | 15-26-48-1181/1270 | 1.2% | 7.0% | 48% | 63% |
この表の人気は当日のオッズで決まるので、出馬表の段階では確定しません。
1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報として見てください。
1番人気は勝率35.9%・複勝率69.3%で、平均15.3頭という頭数のわりに堅く決まります。
その裏返しで、7番人気以下の複勝率は7.0%しかありません。
| 前走人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走1番人気 | 32-21-26-91/170 | 18.8% | 46.5% | 110% | 85% |
| 前走2〜3番人気 | 36-37-32-186/291 | 12.4% | 36.1% | 87% | 77% |
| 前走4〜6番人気 | 34-31-30-286/381 | 8.9% | 24.9% | 65% | 95% |
| 前走7番人気以下 | 18-33-37-759/847 | 2.1% | 10.4% | 25% | 53% |
出馬表の段階で使えるのは、当日の人気ではなく前走の人気のほうです。
前走で1番人気に支持されていた馬は勝率18.8%・複勝率46.5%で、単勝回収率も110%が残ります。
そこから前走7番人気以下まで下がると勝率2.1%で、落差がきれいに出ます。
前走で市場に見限られていた馬が、このコースで巻き返す形はあまり期待できません。
※前走1番人気の110%は、最高配当を1本除くと81%まで下がります。
出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走後方(10番手以下)×前走上がり7位以下 | 0-2-2-161/165 | 0.0% | 2.4% | 0% | 23% |
| 未勝利×前走7着以下 | 2-11-13-371/397 | 0.5% | 6.5% | 4% | 60% |
| 前走ダート | 1-6-4-109/120 | 0.8% | 9.2% | 12% | 68% |
| 6歳以上 | 2-3-8-132/145 | 1.4% | 9.0% | 14% | 50% |
| 前走7番人気以下 | 18-33-37-759/847 | 2.1% | 10.4% | 25% | 53% |
| 前走5番手以下×7〜8枠 | 14-14-14-282/324 | 4.3% | 13.0% | 26% | 56% |
最も強い消しは前走で後方のまま上がりも7位以下だった馬です。
集計期間を通じて勝ち星がひとつも出ておらず、複勝率2.4%しかありません。
位置も取れず脚も使えなかったという前走の内容は、直線310mのこのコースでは巻き返しにつながりません。
未勝利戦での前走大敗は勝率0.5%で、まだ勝ち上がっていない馬の大敗はそのまま力量差であることが多いのかなと。
前走ダートからの芝替わりと、6歳以上の古馬も同じくらい厳しい数字です。
最後の1行は枠との組み合わせです。
前走で5番手以下だった馬が7〜8枠に入ると複勝率13.0%まで落ちます。
後ろから外を回るしかない形になるので、小回りではそのまま終わりやすいということです。
同じ前走5番手以下でも1〜2枠なら複勝率20.0%は残るので、枠を見てから判断したいところです。
中山芝2000mはこういうコース
中山の芝2000mは、直線310mで急坂を上るという形がすべての数字を決めています。
後ろから差してくる馬が目立つコースではないので、まず前走で前に付けられていたかを確認したいところです。
そのうえで内枠を引けているか、頭数は締まっているかを重ねると、検討する馬はかなり絞れます。
枠順が確定してから評価を動かせるコースなので、前日と当日で見方が変わってよい舞台とも言えます。
データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.9.9〜2026.4.19、中山芝2000m・JRA平地)