このページでは種牡馬ミッキーアイルの産駒成績や傾向について記載しています。
ぜひ、馬券を購入される際の参考になりますと嬉しいですので、ぜひ最後までご覧になってください。
【参考】ミッキーアイル産駒過去3年の成績
過去3年成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
152-178-130-1321/1781 | 8.5% | 18.5% | 25.8% | 67% | 77% |
過去2500m戦でセイウンプラチナが1勝を挙げているほかは、基本的にミッキーアイルの現役時のイメージとそう変わらず、マイル以下が中心。
勝ち星の8割を占めています。
1600m以下 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
118-133-103-1053/1407 | 8.4% | 17.8% | 25.2% | 67% | 76% |
ほとんど芝・ダートともに偏りはなく、短距離であればその本領が発揮されやすい傾向に見えます。
★芝成績
着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
70-87-71-662/890 | 7.9% | 17.6% | 25.6% | 66% | 86% |
★ダート成績
ダート成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
79-87-58-644/868 | 9.1% | 19.1% | 25.8% | 69% | 68% |
勝利数では5分5分も、複勝回収率の点では芝のほうが成績は若干良く、穴馬は芝から。
人気サイドであればダートでもといった印象です。
脚質 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
逃げ | 21-16-9-60/106 | 19.8% | 34.9% | 43.4% | 200% | 159% |
先行 | 23-40-34-184/281 | 8.2% | 22.4% | 34.5% | 35% | 96% |
差し | 22-26-25-246/319 | 6.9% | 15.0% | 22.9% | 71% | 90% |
追込 | 4-5-3-170/182 | 2.2% | 4.9% | 6.6% | 27% | 21% |
どの種牡馬、レースにおいても言えることですが、旨味のある馬券はやはり逃げ馬から。
ミッキーアイル産駒の場合は現役時の姿と重なるので、なおのこと逃げられそうな馬からたくさん買ってしまいたくなりますね。
勝率も先行よりも後ろから行く馬との比較でも、逃げ馬は10%以上上回るので、ミッキーアイル産駒は父同様逃げてこそ!というイメージは持っておくといいかもしれません。
コース | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
函館・芝1200 | 7-5-8-24/44 | 15.9% | 27.3% | 45.5% | 42% | 126% |
阪神・芝1600外 | 5-2-4-32/43 | 11.6% | 16.3% | 25.6% | 35% | 134% |
札幌・芝1200 | 4-6-3-25/38 | 10.5% | 26.3% | 34.2% | 58% | 146% |
阪神・芝1400 | 4-3-3-21/31 | 12.9% | 22.6% | 32.3% | 105% | 104% |
阪神・芝1200 | 4-1-4-22/31 | 12.9% | 16.1% | 29.0% | 110% | 57% |
函館・札幌の洋芝の2場は特に優秀。
小回りかつ超高速ではない馬場傾向で真価を発揮するタイプが多いようです。
他では福島競馬場や新潟の内回り戦の成績も良く、「ローカル×not高速馬場」で一つ狙いを立てたい種牡馬です。
★騎手成績
騎手 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
武豊 | 12-5-4-17/38 | 31.6% | 44.7% | 55.3% | 132% | 101% |
横山武史 | 8-9-3-18/38 | 21.1% | 44.7% | 52.6% | 95% | 106% |
菅原明良 | 7-4-3-29/43 | 16.3% | 25.6% | 32.6% | 83% | 133% |
坂井瑠星 | 6-3-2-15/26 | 23.1% | 34.6% | 42.3% | 185% | 126% |
岩田望来 | 4-5-3-19/31 | 12.9% | 29.0% | 38.7% | 51% | 114% |
★調教師成績
調教師 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
(栗)斉藤崇史 | 8-6-1-16/31 | 25.8% | 45.2% | 48.4% | 172% | 148% |
(栗)牧田和弥 | 5-8-10-47/70 | 7.1% | 18.6% | 32.9% | 29% | 174% |
(美)水野貴広 | 5-5-5-39/54 | 9.3% | 18.5% | 27.8% | 56% | 127% |
(栗)長谷川浩 | 5-5-4-10/24 | 20.8% | 41.7% | 58.3% | 82% | 111% |
(栗)鈴木孝志 | 5-3-4-18/30 | 16.7% | 26.7% | 40.0% | 109% | 96% |
時計がかかる馬場のほうが比較的良さそうという推理を立てましたが、では水を含んだ時の成績はどうなのか?以下の通りでした。
馬場状態 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
芝・良 | 55-69-55-498/677 | 8.1% | 18.3% | 26.4% | 66% | 90% |
芝・稍重 | 10-8-12-111/141 | 7.1% | 12.8% | 21.3% | 70% | 67% |
芝・重 | 4-8-4-48/64 | 6.3% | 18.8% | 25.0% | 54% | 80% |
芝・不良 | 1-2-0-5/8 | 12.5% | 37.5% | 37.5% | 51% | 73% |
ダ・良 | 45-50-36-398/529 | 8.5% | 18.0% | 24.8% | 84% | 73% |
ダ・稍重 | 15-16-14-132/177 | 8.5% | 17.5% | 25.4% | 34% | 51% |
ダ・重 | 12-11-5-69/97 | 12.4% | 23.7% | 28.9% | 75% | 73% |
ダ・不良 | 7-10-3-45/65 | 10.8% | 26.2% | 30.8% | 42% | 70% |
芝では水を含むと勝利が下がり、やや微妙な感じ。
どうやらベストは洋芝×小回りという条件かなと思います。
逆にダート戦では、水を含むと成績が上昇。
ダートでは序盤の機動力を活かしてそのまま押し切ってしまおうというタイプが多いだけに、ダート戦では一雨があると恵みになるタイプが多いようです。
牡馬重賞勝ち馬
・ウィリアムバローズ
牝馬重賞勝ち馬
・ナムラクレア
・ピンハイ
・ララクリスティーヌ
・メイケイエール
と活躍馬はかなり牝馬に偏っています。
ですが、全体的な成績としては牡馬とそう差異はありませんでした。
牝馬成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|
72-81-49-629/831 | 8.7% | 18.4% | 24.3% | 67% | 80% |
重賞級の器を有する馬が出やすいのが、牝馬ということは一つ覚えておくと良いかもしれません。
ミッキーアイルは、日本の競走馬・種牡馬で、主に短距離戦で活躍。
圧倒的なスピードと機動力を武器に、レースでは先頭に立ってそのまま逃げ切るというスタイルで多くの勝利を収めました。
主な勝利は、2014年のNHKマイルカップと2016年のマイルチャンピオンシップ。
2016年度にはJRA賞最優秀短距離馬にも選ばれました。
ミッキーアイルは2013年にデビュー。2戦目で2歳芝1600mの日本レコードを更新する1分32秒3のタイムで圧勝。
この時点でそのスピード能力が際立っており、早くから期待されていました。
3歳になると、重賞のシンザン記念やアーリントンカップで逃げ切り勝利を収め、NHKマイルカップでも同様に先頭に立ってそのまま逃げ切り、G1初勝利を果たしました。
5連勝でのG1制覇という快挙を達成し、一躍短距離界のトップホースとなりました。
しかし、その後のレースでは不利な条件や不良馬場などが影響し、安田記念や秋の重賞では思うような結果を残せず苦戦。
特に2014年の秋以降は成績が振るわない時期が長く続きました。
経験を積みながら5歳になった2016年、ミッキーアイルは阪急杯で1年4ヶ月ぶりの勝利。
高松宮記念やスプリンターズステークスでは惜しくも2着に終わったものの、この年のマイルチャンピオンシップでは得意の逃げで勝利。
しかし直線で他馬の進路へ影響を与えてしまう不利の加害馬となり、1着確定に物議を醸したレースでもありました。
とはいえこの年、2016年度のJRA賞最優秀短距離馬に選ばれ、その実力が改めて証明されました。
父、ディープインパクトは言わずと知れた名馬。
なんといってもミッキーアイルのすばらしさは牝系の活躍馬の多さで、曾祖母のステラマドリッドは現役時の活躍もさることながら、日本競馬にも影響を与えている名牝。
母スターアイルは、アイルランド生まれの牝馬で、日本に輸入されました。
現役時代は短距離のダート戦を中心に走り、2勝を挙げました。スターアイルは競走成績自体は目立つものではありませんでしたが、その血統背景は非常に優れています。
ミッキーアイル自身は母父ロックオブジブラルタルの影響の強い馬なのか、競馬では前向きさ全開の短距離逃げ馬。
その産駒にもその要素が強く伝わりやすいのか、産駒傾向もマイル以下の短距離馬。
ディープインパクトの看板を有しつつも中身はデインヒル系の影響が強く出ていると考えていいかもしれません。