結論:札幌芝1500mは「札幌続戦組」を軸に、前走函館は慎重に扱うコース
- 前走も札幌だった続戦組は複勝率30.2%、同じ札幌芝1500mで1〜3着なら複勝率49.2%
- 前走函館は129走5勝・単勝回収率16%で、函館芝1800mからの短縮は35走0勝
- 1番人気の勝率45.3%はJRAの芝42コースで2番目に高い
- 4角4番手以内が64勝中53勝、上がり6位以下は345走4勝
- 種牡馬はモーリスが7勝、騎手は武豊騎手が10勝でトップ
- 札幌芝1500mのコースの特徴|スタートから約170mで最初のコーナーに入る
- 札幌芝1500mの枠順傾向|内外の序列は小さい
- 札幌芝1500mの脚質と上がり|4角4番手以内が64勝中53勝
- 札幌芝1500mで買える種牡馬|モーリスが7勝
- 札幌芝1500mの母父はマンハッタンカフェが4勝
- 札幌芝1500mの前走の舞台|札幌続戦組が軸、前走函館は129走5勝
- 札幌芝1500mの距離変化|「延長」も「短縮」も前走距離の中身で分かれる
- 札幌芝1500mの性別|牝馬は混合戦でも数字を落とさない
- 札幌芝1500mの年齢別成績|2〜3歳が中心の番組構成
- 札幌芝1500mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
- 札幌芝1500mの騎手成績|武豊騎手が10勝
- 札幌芝1500mの人気別信頼度|1番人気勝率45.3%は芝42コースで2位
- 札幌芝1500mの消し条件
- まとめ:札幌芝1500mは札幌続戦組と先行力から入る
札幌芝1500mのコースの特徴|スタートから約170mで最初のコーナーに入る
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1周(芝・Aコース) | 1,640.9m |
| 直線 | 266.1m |
| コース全体の高低差 | 0.7m(ほぼ平坦) |
| ゴール前の坂 | なし |
| スタート | 1コーナー横のポケット/最初のコーナーまで約170m |
| 平均頭数 | 12.5頭 |
| 平均勝ちタイム | 1:29.6 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 35.4秒 |
| 4角先頭の勝率 | 25.0% |
札幌芝1500mは、1コーナーの横に設けられたポケットからスタートする右回りのコースです。
芝1500mという距離はJRAでは札幌にしかなく、コースをほぼ1周する形になります。
スタートから最初のコーナーまでは約170mしかないので、ゲートを出てすぐに隊列が決まります。
札幌の芝は函館と同じ洋芝100%で、野芝のコースより時計がかかります。
いっぽう高低差は0.7mとJRAで最も平坦な部類で、ゴール前に坂はありません。
コーナーは他場より一回り大きく緩やかな円形で、道中の半分近くをコーナーで過ごす計算です。
序盤で決まった隊列が、緩いコーナーの間ずっと崩れにくいのがこのコースの骨格です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 64-64-64-570/762 | 8.4% | 16.8% | 25.2% | 57% | 77% |
北海道の洋芝6コースで比べると「標準的な前有利」
| コース | 4角先頭の勝率 | 4角10番手以下の複勝率 |
|---|---|---|
| 札幌芝1800m | 38.5% | 4.3% |
| 函館芝1200m | 30.8% | 4.5% |
| 札幌芝2000m | 25.4% | 4.4% |
| 札幌芝1500m | 25.0% | 7.1% |
| 函館芝1800m | 21.9% | 6.7% |
| 札幌芝1200m | 18.1% | 4.7% |
4角先頭の勝率25.0%は、4レースに1回はそのまま押し切っている計算です。
ただ札幌芝1800mの38.5%や函館芝1200mの30.8%ほど極端ではなく、洋芝コースの中では標準的な前有利と言えます。
4角10番手以下の複勝率7.1%は洋芝6コースでは高いほうで、2〜3着の押さえなら後方からも皆無ではありません。
それでも勝ち切る絵は描きにくく、基本は前を向いて予想するコースです。
札幌芝1500mの枠順傾向|内外の序列は小さい
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 12-14-10-88/124 | 9.7% | 29.0% | 115% | 83% |
| 3〜4枠 | 12-15-17-148/192 | 6.2% | 22.9% | 26% | 56% |
| 5〜6枠 | 20-18-16-159/213 | 9.4% | 25.4% | 72% | 71% |
| 7〜8枠 | 20-17-21-175/233 | 8.6% | 24.9% | 38% | 98% |
複勝率は1〜2枠の29.0%が最上位ですが、勝率は5〜6枠の9.4%までほぼ横並びです。
1〜2枠の単勝回収率115%は、最高配当の1本を除くと69%まで下がります。
内枠だから妙味がある、とまでは言い切れない数字です。
むしろ目につくのは3〜4枠で、勝率6.2%・単勝回収率26%と全部の指標で最下位になっています。
ただ内から外へ一貫した序列にはなっておらず、枠そのものの有利不利は小さいコースと見ています。
最初のコーナーまで約170mと聞くと内枠有利を連想しますが、コーナーが大きく緩やかなぶん、外からでも無理なく隊列に収まれるのかなと。
札幌芝1500mの脚質と上がり|4角4番手以内が64勝中53勝
| 4角の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 16-9-7-32/64 | 25.0% | 50.0% | 244% | 144% |
| 4角2〜4番手 | 37-28-28-134/227 | 16.3% | 41.0% | 79% | 111% |
| 4角5〜9番手 | 9-22-24-247/302 | 3.0% | 18.2% | 29% | 49% |
| 4角10番手以下 | 2-5-5-157/169 | 1.2% | 7.1% | 8% | 59% |
4角で先頭にいた馬は勝率25.0%・複勝率50.0%です。
単勝回収率244%は最高配当の1本を除いても156%残り、16勝が15頭に分散した再現性のある数字です。
4角2〜4番手も複勝回収率111%で、こちらは最高配当を除いても103%あります。
ここまでで64勝中53勝ですから、勝ち切る馬はほぼ4角4番手以内から出ています。
4角5〜9番手は302走9勝、10番手以下は169走2勝と、後ろからでは間に合いません。
直線266.1mで坂もないので、前の馬が垂れてくる場面がそもそも少ないのだろうと考えています。
| 上がり順位 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上がり1位 | 23-25-12-21/81 | 28.4% | 74.1% | 189% | 206% |
| 上がり2〜3位 | 30-22-30-79/161 | 18.6% | 50.9% | 102% | 160% |
| 上がり4〜5位 | 7-7-18-143/175 | 4.0% | 18.3% | 52% | 65% |
| 上がり6位以下 | 4-10-4-327/345 | 1.2% | 5.2% | 8% | 15% |
勝ち馬の平均上り3Fは35.4秒で、時計のかかる洋芝らしい数字です。
上がり1位は複勝率74.1%、上がり2〜3位までは複勝回収率が100%を超えます。
ところが上がり4〜5位になると勝率4.0%まで落ち、6位以下は345走4勝です。
位置を取るだけでは足りず、前で運んでなおメンバー上位の脚を使えるかが着順を分けています。
| 前走の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4角1番手 | 5-7-5-28/45 | 11.1% | 37.8% | 41% | 92% |
| 前走4角2〜4番手 | 17-15-15-108/155 | 11.0% | 30.3% | 51% | 58% |
| 前走4角5〜9番手 | 15-14-11-137/177 | 8.5% | 22.6% | 43% | 76% |
| 前走4角10番手以下 | 4-5-6-89/104 | 3.8% | 14.4% | 40% | 58% |
レース中の位置取りは終わってみないと分かりませんが、前走の4コーナー通過順は出馬表で確認できます。
前走4角1番手と2〜4番手が勝率11%台で並び、前走10番手以下は勝率3.8%です。
前走で前に行けていた馬から順に評価するのが、このコースの基本線になります。
札幌芝1500mで買える種牡馬|モーリスが7勝
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| モーリス | 7-6-4-20/37 | 18.9% | 45.9% | 59% | 94% |
| エピファネイア | 5-4-6-26/41 | 12.2% | 36.6% | 38% | 62% |
| ハーツクライ | 4-1-1-4/10 | 40.0% | 60.0% | 286% | 182% |
| リアルスティール | 3-0-0-4/7 | 42.9% | 42.9% | 507% | 124% |
| キズナ | 3-4-1-14/22 | 13.6% | 36.4% | 41% | 100% |
勝ち星のトップはモーリスの7勝で、勝率18.9%・複勝率45.9%です。
7勝は6頭に分散しており、特定の1頭が作った数字ではありません。
時計のかかる洋芝で問われる持久力に、ロベルト系譲りの馬力がかみ合っている印象です。
ただ単勝回収率は59%で、洋芝のモーリスという評価はすでに人気に織り込まれています。
エピファネイアも5勝と数は出ていますが、単勝回収率38%と人気先行気味です。
ハーツクライは10走4勝で、4勝が4頭に分かれた中身です。
単勝回収率286%は最高配当の1本を除いても182%ありますが、母数10走なので過度な期待は禁物です。
リアルスティールの507%も7走3勝という母数で、大きい配当1本の寄与が大きい数字です。
キズナは複勝率36.4%で、勝ち切るより2〜3着含みの安定感を評価するタイプです。
札幌芝1500mの母父はマンハッタンカフェが4勝
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| マンハッタンカフェ | 4-3-0-11/18 | 22.2% | 38.9% | 46% | 56% |
| ディープインパクト | 3-9-5-43/60 | 5.0% | 28.3% | 66% | 120% |
| Pure Prize | 2-1-0-0/3 | 66.7% | 100.0% | 223% | 160% |
| ゼンノロブロイ | 2-1-2-3/8 | 25.0% | 62.5% | 71% | 142% |
| Holy Roman Emperor | 2-1-0-2/5 | 40.0% | 60.0% | 246% | 138% |
母父はマンハッタンカフェが4勝でトップ、勝率22.2%です。
4勝の中身は3頭で、うち2勝はヒシアマンが挙げています。
母父ディープインパクトは60走3勝と勝ち切れていませんが、2〜3着が14回あり複勝回収率は120%です。
この120%は最高配当の1本を除いても101%残るので、複勝やワイド、3連系のヒモに回す使い方が合っています。
Pure PrizeとHoly Roman Emperorの2勝は、それぞれ同じ馬が2回勝ったものです。
血統の傾向というより個馬の実績なので、リピーターとして覚えておく程度で十分かなと。
札幌芝1500mの前走の舞台|札幌続戦組が軸、前走函館は129走5勝
| 前走の場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 札幌 | 19-19-20-134/192 | 9.9% | 30.2% | 45% | 78% |
| 函館 | 5-11-8-105/129 | 3.9% | 18.6% | 16% | 56% |
| 東京 | 8-6-4-35/53 | 15.1% | 34.0% | 44% | 73% |
| 京都 | 4-1-2-29/36 | 11.1% | 19.4% | 74% | 60% |
最も頭数が多いのは、前走も札幌だった続戦組です。
勝率9.9%・複勝率30.2%と、どちらも全体の水準を上回ります。
逆に前走函館は129走5勝・単勝回収率16%と奮いません。
同じ北海道の洋芝という共通点から函館の好走馬は評価されがちですが、数字ははっきり割れています。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走も札幌芝1500m×前走1〜3着 | 12-8-11-32/63 | 19.0% | 49.2% | 67% | 80% |
| 前走も札幌芝1500m×前走4着以下 | 1-5-4-55/65 | 1.5% | 15.4% | 15% | 49% |
続戦組の中でも、前走も同じ札幌芝1500mで1〜3着だった馬は勝率19.0%・複勝率49.2%です。
12勝が12頭に分散しており、特定のリピーターに頼らない再現性があります。
単勝回収率67%なので妙味を狙う条件ではなく、信頼して軸に据える条件という位置づけです。
逆に同じコースで4着以下に敗れていた馬は65走1勝で、巻き返しはほとんど起きていません。
札幌にしかない1500mだけに、この距離への適性を証明済みかどうかで明暗が分かれるのだろうと考えています。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走函館×前走1〜3着 | 2-5-4-12/23 | 8.7% | 47.8% | 33% | 79% |
| 前走函館×前走4〜6着 | 2-1-3-29/35 | 5.7% | 17.1% | 26% | 52% |
| 前走函館×前走7着以下 | 1-5-0-64/70 | 1.4% | 8.6% | 6% | 44% |
函館組の内訳を見ると、前走7着以下が70走と半数を超えていて、ここが70走1勝です。
前走1〜3着に絞っても勝率8.7%で、複勝率47.8%と2〜3着までなら足りるものの、勝ち切れていません。
函館には1500mの番組がないため、函館組は必ず距離替わりでの参戦になります。
加えて同じ洋芝でも、函館は高低差3.5mの起伏がある小回り、札幌はほぼ平坦の大きなコーナーと、コースの質が別物です。
洋芝の好走歴だけで函館組を評価するのは危ない、というのがこのコースの落とし穴かなと。
いっぽう前走東京は53走8勝・勝率15.1%と場別のトップです。
輸送を挟む臨戦なので数は多くありませんが、東京のマイル前後で足りていた馬がここで力上位になる、という顔ぶれの差が出ているようです。
中身は東京芝1400mからの臨戦が中心で、これは次の距離の章で触れます。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連闘〜中2週 | 15-22-21-146/204 | 7.4% | 28.4% | 32% | 80% |
| 中3〜5週 | 10-6-6-78/100 | 10.0% | 22.0% | 54% | 54% |
| 中6週〜3か月 | 9-9-7-91/116 | 7.8% | 21.6% | 55% | 57% |
| 3か月超 | 7-4-5-49/65 | 10.8% | 24.6% | 50% | 76% |
レース間隔では、3か月を超える休み明けが勝率10.8%と最上位です。
夏の札幌開催に照準を合わせ、態勢を整えて持ってくる馬が多いのかなと。
連闘〜中2週の滞在組も複勝率28.4%と堅実で、休み明けを嫌う必要のないコースです。
札幌芝1500mの距離変化|「延長」も「短縮」も前走距離の中身で分かれる
芝1500mはJRAでは札幌にしかない距離です。
つまり「同距離」は前走も札幌芝1500mだった馬だけを指し、それ以外は全馬が距離替わりでの参戦になります。
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 15-12-16-148/191 | 7.9% | 22.5% | 37% | 59% |
| 同距離 | 13-13-16-87/129 | 10.1% | 32.6% | 40% | 66% |
| 距離延長 | 13-16-7-129/165 | 7.9% | 21.8% | 58% | 83% |
区分どうしの比較では、同距離組が勝率10.1%・複勝率32.6%で最上位です。
延長と短縮は勝率7.9%で並びますが、この区分だけを見ていると中身を見誤ります。
| 前走の距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走芝1200m | 5-12-2-92/111 | 4.5% | 17.1% | 20% | 59% |
| 前走芝1400m | 8-4-4-18/34 | 23.5% | 47.1% | 213% | 140% |
| 前走も札幌芝1500m | 13-13-16-87/129 | 10.1% | 32.6% | 40% | 66% |
| 前走芝1600m | 5-4-1-34/44 | 11.4% | 22.7% | 59% | 55% |
| 前走芝1800m | 8-4-10-66/88 | 9.1% | 25.0% | 40% | 54% |
| 前走芝2000m | 1-4-3-20/28 | 3.6% | 28.6% | 18% | 113% |
同じ「延長」でも、前走芝1400mからの100mの延長は34走8勝・勝率23.5%と走っています。
8勝は8頭に分散しており、単勝回収率213%は最高配当の1本を除いても132%です。
ただ母数が34走なので、太字の数字そのものより「1400m組は100mの延長を苦にしない」という傾向として受け取るのが安全かなと。
前走の場でトップだった東京組の中身も、この東京芝1400m組が主力です。
逆に前走芝1200mからの300mの延長は111走5勝・単勝回収率20%と奮いません。
スプリント戦の追走スピードとは別物の適性が要る、と考えると腑に落ちる並びです。
短縮側は前走芝1600mの勝率11.4%が最も良く、1800mで9.1%、2000mまで下げると28走1勝です。
前走芝2000m組の複勝回収率113%は、最高配当の1本を除くと71%まで下がるので過信は禁物です。
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走芝 | 40-41-36-321/438 | 9.1% | 26.7% | 48% | 69% |
| 前走ダート | 1-0-3-43/47 | 2.1% | 8.5% | 9% | 69% |
前走ダートからの芝替わりは47走1勝・複勝率8.5%です。
時計のかかる洋芝ならダート馬でも、という筋書きは結果が出ていません。
札幌芝1500mの性別|牝馬は混合戦でも数字を落とさない
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 27-33-23-226/309 | 8.7% | 26.9% | 38% | 60% |
| 牝馬 | 37-31-41-344/453 | 8.2% | 24.1% | 70% | 89% |
出走数は牝馬の453走が牡馬の309走を大きく上回ります。
牝馬限定戦が64レース中12レースあることに加え、混合戦でも牝馬の頭数が多い番組構成です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牝馬×牝馬限定戦 | 12-12-12-103/139 | 8.6% | 25.9% | 36% | 68% |
| 牝馬×混合戦 | 25-19-29-241/314 | 8.0% | 23.2% | 85% | 99% |
牡馬相手の混合戦でも、牝馬は勝率8.0%・複勝回収率99%と数字を落としていません。
起伏がなくコーナーの緩い1500mは、力比べより軽快に立ち回れるかどうかの比重が大きく、牝馬に不利が出にくいのかなと。
性別を理由に評価を下げる必要はないコースです。
※牝馬限定戦は「出走馬が全て牝馬のレース」で集計しています。
札幌芝1500mの年齢別成績|2〜3歳が中心の番組構成
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 27-27-27-200/281 | 9.6% | 28.8% | 63% | 72% |
| 3歳 | 27-22-23-220/292 | 9.2% | 24.7% | 59% | 80% |
| 4歳 | 7-7-9-92/115 | 6.1% | 20.0% | 63% | 84% |
| 5歳 | 3-6-3-40/52 | 5.8% | 23.1% | 25% | 83% |
| 6歳 | 0-2-2-16/20 | 0.0% | 20.0% | 0% | 72% |
| 7歳以上 | 0-0-0-2/2 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
2歳の281走と3歳の292走で、全体の7割超を占めます。
新馬・未勝利・1勝クラスが番組の大半で、勝率も2歳の9.6%と3歳の9.2%が引っ張る構図です。
5歳以上は74走3勝、6歳以上に限れば22走0勝です。
力のある馬は4歳までに上のクラスへ抜けていくので、高齢馬の評価は慎重にしたいところです。
札幌芝1500mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
| クラス | 平均勝ちタイム | レース数 |
|---|---|---|
| 新馬 | 1:30.7 | 12 |
| 未勝利 | 1:29.7 | 24 |
| 1勝クラス | 1:28.8 | 15 |
| 2勝クラス | 1:28.1 | 7 |
| 3勝クラス | 1:29.8 | 3 |
| オープン | 1:30.4 | 3 |
新馬の1:30.7から2勝クラスの1:28.1まで、クラスなりに時計が詰まります。
オープンの1:30.4が2勝クラスより遅いのは、対象が2歳オープンのクローバー賞だからです。
3勝クラスの1:29.8も3レースしかないので、参考程度に見てください。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 43-43-43-385/514 | 8.4% | 25.1% | 49% | 78% |
| 稍重 | 16-16-16-132/180 | 8.9% | 26.7% | 88% | 81% |
| 重 | 5-5-5-53/68 | 7.4% | 22.1% | 38% | 64% |
平均勝ちタイムは良1:28.9、稍重1:30.6、重1:31.6と、渋るほど時計がかかります。
ただでさえ力の要る洋芝が、水を含むといっそうスタミナ勝負に寄る形です。
それでも好走率は良と稍重でほとんど変わらないので、渋ったからと一律に評価を動かす必要はありません。
不良まで悪化したレースは、集計期間内にはありませんでした。
札幌芝1500mの騎手成績|武豊騎手が10勝
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 武豊 | 10-1-3-25/39 | 25.6% | 35.9% | 95% | 54% |
| 横山武史 | 7-5-4-22/38 | 18.4% | 42.1% | 75% | 69% |
| 佐々木大輔 | 6-4-4-31/45 | 13.3% | 31.1% | 43% | 54% |
| 浜中俊 | 5-6-6-16/33 | 15.2% | 51.5% | 99% | 105% |
| ルメール | 4-2-2-6/14 | 28.6% | 57.1% | 109% | 86% |
勝ち星のトップは武豊騎手の10勝で、39走・勝率25.6%という高打率です。
10勝は10頭に分散していて、特定の馬とのコンビに頼らない安定ぶりです。
横山武史騎手は7勝・複勝率42.1%と続きます。
浜中俊騎手は複勝率51.5%で、2回に1回は馬券圏内という堅実さです。
ルメール騎手の単勝回収率109%は最高配当の1本を除くと45%で、14走という母数も含めて参考程度にとどめてください。
札幌芝1500mの人気別信頼度|1番人気勝率45.3%は芝42コースで2位
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 29-9-6-20/64 | 45.3% | 68.8% | 105% | 86% |
| 2〜3番人気 | 17-19-21-70/127 | 13.4% | 44.9% | 72% | 73% |
| 4〜6番人気 | 14-19-23-135/191 | 7.3% | 29.3% | 78% | 76% |
| 7〜9番人気 | 2-13-9-158/182 | 1.1% | 13.2% | 22% | 78% |
| 10番人気以下 | 2-4-5-187/198 | 1.0% | 5.6% | 44% | 79% |
1番人気は勝率45.3%・複勝率68.8%です。
単勝回収率105%は最高配当の1本を除いても101%で、支持がほぼそのまま結果につながっています。
| コース | 1番人気の勝率 |
|---|---|
| 函館芝1800m | 46.0% |
| 札幌芝1500m | 45.3% |
| 京都芝2400m | 44.0% |
| 東京芝2000m | 41.0% |
| 東京芝1800m | 38.9% |
45.3%という勝率は、JRAの芝42コースの中で函館芝1800mに次ぐ2位です。
上位2つがどちらも北海道の洋芝コースなのは偶然ではないと見ています。
平均12.5頭という頭数の少なさと、滞在で仕上がりが読みやすい夏開催が、紛れの少なさにつながっているのかなと。
逆に7〜9番人気は182走2勝、10番人気以下は198走2勝で、大穴の出番はほとんどありません。
波乱を狙うより、人気サイドの取捨を丁寧にやるコースです。
※当日の人気は買い条件にはできないので、「1番人気をどこまで信頼できるか」の参考情報として見てください。
札幌芝1500mの消し条件
札幌芝1500mで評価を下げたい条件
- 前走函館×前走7着以下は70走1勝・複勝率8.6%
- 前走函館芝1800mは35走0勝
- 前走ダートは47走1勝・複勝率8.5%
- 前走芝1200mからの延長は勝率4.5%・単勝回収率20%
- 6歳以上は22走0勝
- 4角10番手以下は169走2勝、上がり6位以下は345走4勝
函館で崩れていた馬が札幌で一変する形は、ほとんど出ていません。
スプリント戦から来た馬とダートから来た馬も、この距離では持ち味が出ないままのケースが目立ちます。
いずれも断定ではなく、人気や枠と重ねて評価を一段下げるための材料という位置づけです。
まとめ:札幌芝1500mは札幌続戦組と先行力から入る
札幌芝1500mのポイント
- 前走も札幌芝1500mで1〜3着の続戦組が勝率19.0%・複勝率49.2%で軸の中心
- 前走函館は129走5勝・単勝回収率16%で、好走歴があっても慎重に
- 64勝中53勝が4角4番手以内から、前走の4角通過順で前に行ける馬を選ぶ
- 前走芝1400m組は34走8勝と100mの延長を苦にしない、前走芝1200m組は111走5勝
- 1番人気勝率45.3%はJRAの芝42コースで2位、種牡馬はモーリスが7勝
札幌芝1500mは、札幌でしか施行されない距離をめぐって「経験を証明済みの馬」と「初挑戦の馬」が混ざり合う、少し特殊なコースです。
だからこそ、同じコースで結果を出している続戦組をまず軸に据えるのが入口になります。
そこに前走の4角通過順で前へ行ける馬かどうかを重ね、前走函館・前走ダート・スプリント帰りの割引を引き算すれば、検討する馬はかなり絞れます。
同じ札幌の芝でも、芝1200mや芝1800m、芝2000mとは求められる適性が変わります。
ダートの主戦場である札幌ダート1700mの傾向も、あわせて参考にしてみてください。
夏開催だけの短い集計なので、データが積み上がって傾向に変化があれば、更新の際に触れていきたいと思います。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.7.29〜2026.7.26、札幌芝1500m・JRA平地)




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