このページでは、種牡馬リアルスティールの産駒成績や、得意条件を中心にまとめています。
【参考】リアルスティール産駒のこれまでの成績
(集計期間:2022.6.6~2024.3.1)
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
11.3% | 21.9% | 31.7% | 111% | 93% |
◆芝「重」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
7.9% | 15.8% | 21.1% | 91% | 49% |
◆芝「不良」成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
21.4% | 42.9% | 50.0% | 1067% | 298% |
「重」は全体成績との比較で見劣りしますが、不良で結果を出る以上は、重発表で下降し続けるということはないはず。
芝の重コンディションの成績は今後上昇していくことを予想しています。
◆ダート成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
10.2% | 21.6% | 32.8% | 63% | 100% |
ダートにおいても芝とほとんど変わらず複勝率は3割越えの優秀な成績。
馬場状態による良し悪しもなく結果を出しています。
母父にはクロフネやエンパイアメーカーなどのダート種牡馬が配されるとしっかりダートでも走ります。
全日本2歳優駿、サウジダービーを制したフォーエバーヤングはまさしく好例。
◆同距離で連続起用された際の成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
14.5% | 27.0% | 37.9% | 112% | 104% |
さらに未勝利戦に条件を絞ると
◆未勝利×同距離起用
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
15.3% | 28.8% | 38.2% | 145% | 122% |
回収率は上昇しています。
◆牡馬×芝1800~2400m
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
15.4% | 27.1% | 37.8% | 175% | 126% |
単勝万馬券の成績も含まれているので、回収率は少し出来過ぎな感。
しかし複勝率が優秀であることと、切れ味で一気に差し切るというよりかは、好位からの競馬を得意とするタイプが多く派手さに欠けます。
そのため、まだ旨味が見込めそうです。
◆ダート×外枠(7、8枠)
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
19.8% | 29.1% | 41.9% | 139% | 119% |
ダートコースでは外枠の成績がかなり優秀。
砂を被らずに進めることができると能力発揮が叶うという仮説が立ちます。
◆ルメール騎手騎乗の際
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
34.5% | 51.7% | 72.4% | 101% | 107% |
ダートの方が成績優秀ですが、芝でも複勝率は7割近くあります。
通算成績17戦4勝。
主な勝ち鞍として、ドバイターフ、毎日王冠、共同通信杯
抜群のレースセンスも決めて目立ち、3歳時は共同通信杯を制して以降は、最後は常に何かが前にいたというレース結果に泣きます。
皐月賞、ダービーではドゥラメンテ。
菊花賞ではキタサンブラックの僅差2着。
明け4歳になり照準をドバイターフへ。
ここでは大外枠から好位で流れに乗ったリアルスティールは、ムーア騎手を背に残り200mで早め先頭からの押し切りで悲願のGⅠ制覇を海外で成し遂げます。
この年の天皇賞(秋)で、モーリスの2着になって以降、毎日王冠での勝ち星はあるものの、少し陰りが見え始め6歳の安田記念がラストラン。
父はディープインパクト。
母のラヴズオンリーミーは未出走で妹はオークス馬、BCフィリー&メアターフ優勝馬のラヴズオンリーユー。
3代母のミエスクはBCマイルを制するなどGⅠを10勝挙げた名牝であり、祖母のモネヴァッシアはキングマンボの全妹という超のつく良血。
さらにラヴズオンリーミーの姉ランプルスティルツキンは欧州2歳チャンピオン。
こうした牝系の背景に、母父ストームキャットというディープインパクトとの成功パターンの形で非の打ちどころのない血統構成。
現役時代はもうワンパンチという結果に泣くことも多かったものの、産駒は超大物が多く出てくるのではと予想しています。
既に全日本2歳優駿を制し、サウジダービーまで勝っているのでわざわざここで取り上げる必要性もありませんが、ダートの大物。
まだまだスタートが遅かったり、砂を被って頭を上げたりとかなり粗削りも、こういったところが大人になっていってくれればさらに伸びしろは十分でしょう。
3代母のローミンレイチェルはゼンノロブロイの母。
母はファンタジーS優勝馬のミスエルテ。
母は抜群の瞬発力を持つ馬でしたが、新馬戦を見る限りリアルスティールのレースセンスが強く出ている感。
新馬戦では4角で多少無理しながら進出し、最後は首の上げ下げで1着。
上のクラスでの活躍にはもう一段の成長が求められる印象も。
ミッキークイーンの弟であり、ブレイディヴェーグ、エピファニーとは同牝系。
新馬戦の内容は好位馬群の中からあっさり抜け出しで文句なし。
スラっとした馬体、大物の相。
◆ディープインパクト系