アルアイン産駒は重馬場で期待値は?評判と過去の成績から今後の傾向を考える

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このページではアルアイン産駒の特徴や傾向について記載しています。

また、今後の傾向の予想や馬券になるヒントも載せていますので、ぜひ最後までご覧ください。

アルアイン産駒のこれまでの成績

【参考】アルアイン産駒のこれまでの成績
(集計期間:2023.6.10~2024.3.1)

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
4.6%11.1%14.8%25%37%
【5-7-4-92/108】

今のところダートは0勝

◆ダート成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
0%7.1%10.7%0%41%
【0-2-1-25/28】

後にも書きますが、血統的にはダートがこなせないということもないと思うので、

個人的には「まだ結果が出ていないだけ」と捉えています。

好成績は2000m戦

集計期間中の勝ち星全6勝のうち、3勝が2000m戦。

◆2000m戦成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
15.0%25.0%30.0%210%107%
【3-2-1-14/20】

先日も弥生賞でコスモキュランダが快勝を見せたということもあり、このイメージは強く持っていてもいいかもしれません。

特段コースの得手・不得手ないか

これはまだサンプル数が少ないということも事実ですが、特段勝ち星や、好成績を残しているコースに偏りはありません。

もう少し時間が経ってから改めてこの項目は更新しますが、現状コースレイアウトに先入観を持って買うことにあまり大きな意味はないと考えます。

アルアイン産駒に考えられる今後の傾向

・繁殖次第でダート馬も
・距離適性は中距離が中心に
・Pulpitの血が騒ぎそう

繁殖次第でダート馬も

アルアインはディープインパクト産駒も、母父にエーピーインディ系のエッセンスオブドバイを配した形。

アルアイン自身は、キャリアを重ねるごとに父の末脚ではなく、母系の力感が強調されていた馬でした。

今後ここにMr.Prospecterを内包した繁殖牝馬との組み合わせでは、ダートを得意とする産駒も出てくるのではないかと予測しています。

距離適性は中距離が中心に

現時点でも2000m戦で好成績を残していますが、芝では2000m~2200m。

ダートでは1800m~2000m戦におけるキレ味勝負ではなく、タフな競馬で出番が巡ってくると考えます。

ただし、素軽さを持った牝馬であれば、短距離戦でも対応可。

現に中央での産駒初白星は芝の1200m戦。

クールベイビーが勝利したものでした。

Pulpitの血が騒ぎそう

母父のエッセンスオブドバイエーピーインディ系種牡馬。

エーピーインディは、世界的に見てもダート競馬において活躍するのであれば欠かせない血統です。

日本ではPulpitを経由するものとそうではないものの、二つの枝に分かれて発展を続けています。

Pulpitを経由すると、気性の荒々しい産駒が出る傾向にあり、また主張の強い血統でもあることからアルアインは、母系を通してこのタイプと推測。

この気性の荒さを闘争心に変えて、馬群を割ったりするような気持ちの強さを発揮することもあれば、外から被せられたりすると嫌気が差してやめてしまうムラタイプが芝でも出てきそうです。

サイアーラインとして、日本では

パイロ
ラニ

といったPulpit経由の荒々しさ全開のタイプと

シニスターミニスター
マジェスティックウォリアー
ベストウォーリア


などに分かれています。

アルアイン産駒を馬券で買うなら

同距離の連続起用

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
9.1%24.2%30.3%129%106%
【3-5-2-23/33】

2勝は、コスモキュランダがマークした成績ですが、複勝率が全体比較の差でかなり向上しているので、狙ってみてもいい条件かと思います。

水を含んだ「重」馬場

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
33.3%33.3%33.3%131%48%
【2-0-0-4/6】

サンプル数がかなり少ないので、この条件下であったとしても飛びつくのは危険です。

しかし、アルアインの父がディープインパクトである以上は、反主流血統の繁殖牝馬からの産駒というのも自然と多くなるはずです。

その結果、主流血統馬が走れない際に自然と浮上するイメージは抱いています。

前走同級の2~5着

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
10.0%30.0%40.0%39%106%
【2-4-2-12/20】

気性的にアテにしづらい面もありますが、同級で好成績を残した馬は、現状次走でも安定的に走っています。

アルアインの現役時代

通算19戦5勝。

主な勝ち鞍として皐月賞、大阪杯。

毎日杯では出遅れながらもすぐさま2番手まで巻き返しての押し切りがちで皐月賞への切符を手に入れました。

皐月賞では、終始馬群に包まれ、途中手応えも一時劣勢。

さらに直線では接触するシーンがありながらも最後まで伸びきって皐月賞を制覇し、鞍上の松山弘平騎手は当時平成生まれで唯一のクラシック勝ち騎手へ。

ダービーでは勝ったレイデオロ、2着のスワーヴリチャードとは差のない5着。

菊花賞はキセキの7着で3歳を終え、以降は気難しさが顕著に。

「ムチを入れると怒る」という逸話まであり、勝ち切れない競馬が続きます。

2つ目のGⅠタイトルとなった大阪杯、手綱を取った北村友一騎手は「とにかく気持ちを害さないように心掛けた」とコメント。

好位のインで綺麗に収まって、直線も逃げ馬の内から抜け出す完璧なレースぶりでした。

この年の春シーズンは宝塚記念4着で終えるものの、秋以降は奮わず有馬記念をラストランとしてターフを去りました。

アルアインの血統背景

父はディープインパクト。

母のドバイマジェスティは、BCフィリー&メアスプリント(GⅠダ1400m)やサラブレッドクラブオヴアメリカS(GⅡダ1200m)などダートスプリンターとして重賞4勝の活躍。

さらに母父のエッセンスオブドバイは、UAEダービー(GⅡダ1800m)などダート中距離重賞を3勝を挙げています。

タメて直線の末脚の良さが武器のディープインパクトに対し、米国色の強い繁殖をというのは、一時代を築いた配合の型。

母父エーピーインディ系を配す形ではアルアインの他、グランアレグリア(母父:Tapit)も出ています。

また、全弟のシャフリヤールに至っては日本ダービー馬であり、ドバイシーマクラシックを制しています。

アルアインの個性としては、母父のエーピーインディ系の影響を強く受けており、産駒にもその気性面を闘志にするタイプが多いと思うので、産駒成績のバラつきは今後も出るだろうと予測しています。

アルアイン産駒の今後の注目馬

コスモキュランダ

弥生賞では好位を固める人気馬たちを3角で一気に抜き去って、直線もそのまま抜け出すという素晴らしい勝ちっぷりを披露しました。

牝系は豪国由来で、母のサザンスピードはオーストラリア伝統のコーフィールドC(芝2400m)の優勝馬。

また3代母のRising Eagleは、オーストラリアの名牝であるHA HAの全妹。

持久力がありますし、さらに掘れている馬場も苦にしなさそうなので、現状本番の皐月賞でも軽視はできない存在です。

兄弟馬も堅実に勝利を掴んでいるだけに、今後もこの牝系にも注目です。

テリオスルル

新馬戦勝利後は、少し着順を落としていますが、今後も巻き返しには期待しています。

適性的には芝ダート少しどっちつかずな感もありますが、芝で使うのであればローカルで持ち前の先行力を活かしてこそかなと考えます。

デイジー賞の内容からは、道悪への適応は?という面を覗かせているので、良馬場でチャンスをうかがいたいところです。

クラウンアラビアン

新馬戦から勝ち切れない惜しい競馬が続いています。

定期的に大物が出る傾向のある牝系の一頭で、祖母のムーンレディは日本ダービー馬エイシンフラッシュの母。

母父がタイガーヒルということで、大分母系が鈍重な感じで、その不足面をアルアインで補えているかといったら微妙なところ。

スケール感はあるものの、現状終いの勝負が芝ではどうしても決め切れないところがあるので、今後はダート中心になるのかなと思っていますが、力で1勝を挙げてほしいところです。

アルアインの関連馬

◆ディープインパクト産駒

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