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デクラレーションオブウォー産駒の成績から見る特徴や評価!距離や重馬場適性も探る

この記事では、種牡馬デクラレーションオブウォーの産駒の成績や傾向、馬券を買う際に参考になる情報を記載しています。

デクラレーションオブウォー産駒のこれまでの傾向

【参考】これまでのデクラレーションオブウォー産駒の成績
(集計期間:2022.6.5~2024.3.1)

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
7.3%16.8%23.1%86%80%
【42-54-36-440/572】

芝回収率が優秀

◆デクラレーションオブウォー産駒芝成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
8.5%19.2%24.9%109%93%
【24-30-16-211/281】

集計期間内では、芝ダートの勝ち星の差異はそれほどありませんが、単勝回収率は芝の方が優秀。

単勝万馬券が一本出ており、これが全体の成績を引き上げている感じもありますが、定期的に1000円代や2000円代の中穴も出ている模様です。

母父:キングカメハメハと好相性

◆母父キングカメハメハ成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
11.9%26.9%38.8%62%99%
【8-10-8-41/67】

集計期間内で複勝率約4割はかなり優秀。

ミスタープロスペクター感が強くなる構成になるものの、キングカメハメハデクラレーションオブウォーも芝適性の高い馬なので、芝レースに出走の際は注目です。

ディープインパクトブラックタイドの両兄弟とも好相性。

ウォーフロント産駒の中では距離適性が若干長い

ウォーフロント産駒の種牡馬アメリカンペイトリオットザファクターは、1800mが結構明確な距離の壁。

その中でも、デクラレーションオブウォー産駒の牡馬は2000mまで対応できる産駒が多い印象。

◆デクラレーションオブウォー産駒×2000m成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
14.0%26.3%31.6%62%91%
【8-7-3-39/57】

母父にディープインパクトや欧州色の強い血統馬が配されることで2000mまで守備範囲になるイメージです。

得意距離の範囲というのは1800m以下の産駒が多いと見ています。

デクラレーションオブウォー産駒の馬券の扱い方

1番人気の成績が超絶優秀

◆1番人気成績

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
37.5%70.0%80.0%92%103%
【15-13-4-8/40】

サンプル数も少なくなく、複勝率80%を超えているので相当優秀です。

「重」「不良」は芝とダートで扱いが異なる

芝は良とやや重の成績が安定的

◆芝「良」「やや重」

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
8.6%19.8%25.3%99%95%
【22-29-14-192/257】

ダートは「重」コンディションが良く走ります。

◆ダート「重」

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
12.0%44.0%44.0%147%115%
【3-8-0-14/25】

脚抜きが良い馬場では、一度スピードに乗るとなかなかダートでは止まらない適性があるのか、回収率込みでかなり魅力的と言えます。

同じウォーフロント産駒のアメリカンペイトリオットもダート重馬場は良績。

ザファクターは重は奮わず、不良でよく走ります。

馬体重500kg超×芝

◆馬体重500kg以上×芝

勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
16.0%26.0%34.0%381%146%
【8-5-4-33/50】

このブログでは度々出てくる大きい馬を狙え理論。

デクラレーションオブウォー産駒の場合は芝の成績が優秀です。

デクラレーションオブウォーの現役時代

通算13戦7勝。

主な勝ち鞍として、クイーンアンS(GⅠ芝1600m)、英国際S(GⅠ芝2000m88ヤード)など重賞は3勝。

名伯楽・A.オブライエン師の管理馬で、現役時代の成績では5着以下はないという超堅実派。

オールウェザーの1700m戦でデビューを果たした同馬は、初重賞もオールウェザー戦のダイアモンドS(GⅢAW2000m150ヤード)でした。

芝のレースを本格的に使われだしたのは4歳に入ってからで、引退年ともなったこと年はキャリアの半数以上となる8戦を消化。

その中でクイーンアンS、英国際Sを制します。

いずれも好位抜け出しからの勝利で、センスの良さ、馬群の中を進んでも我慢が効く点が大きな魅力。

ラストランはダートのBCクラシック。

欧州の芝レースとは全く求められる適性が異なる条件下でもしっかり対応しての3着。

子世代に適性の幅が今後どのように引き継がれていくか読めない部分もありますが、天才型とも言える存在だと考えています。

デクラレーションオブウォーの血統背景

父はウォーフロント

同じ父を持つ種牡馬ではザファクターアメリカンペイトリオットの産駒が現在活躍中。

このウォーフロント産駒の共通項ともいえる部分が先行力や、レースセンスと言われる序盤に好位を取れる点。

デクラレーションオブウォー産駒にもこうしたセンスの良さが仔に継承されることが期待されます。

母父ラーイは、現役時代はダートでの活躍が目立ちましたが、産駒に関しては芝をこなす馬も多く。

グロリアスソングを経由したヘイローの影響の強さが考えられます。

全弟のウォーコレスポンデントも重賞勝ち馬であり、母テンポウェストの弟ユニオンラグス(父ディキシーユニオン)は、ベルモントSの優勝馬。

今後注目のデクラレーションオブウォー産駒

トップナイフ

3代母にはテイエムオペラオーの母であるワンスウエド

日本ダービーや菊花賞への挑戦も結果は出ず。

しかし、母ビーウインドの血統構成からしても、適性距離は明らかに2000m以上を超えると長いと考えられるタイプ。

古馬になってからの立て直しが目下の課題かもしれませんが、一度マイルで見てみたいなと思える存在です。

ドクタードリトル

終いの決め手に若干の甘さがあるタイプで、なかなか勝ちきれない競馬をする特徴があるものの、3勝クラスまでは出世。

これからも使われて力をつけていきそうなそんな印象がありますし、母父キングカメハメハの構成を取っているだけではなく、祖母の全兄弟はマンハッタンカフェと牝系的なスケールも感じる血統馬です。

シランケド

牝系はブラジル由来という少し変わった背景を持つ一頭。

新馬戦以外では大崩れのないキャリアで、終いの一脚を活かすというよりかは、周りが疲れた時も一定のペースを刻んで走れるスタミナ型。

ディープインパクトの影響が強いのかなと考察していますが、いずれにしてもスロー不発、ハイペースで出番というタイプ。

距離を延ばしても、対応できそうな感。

デクラレーションオブウォーの関連馬

◆ウォーフロント産駒

Tokuma

競馬とは物心ついた頃からの縁があり、 今は血統と展開読みに魅せられた人 有益な情報を鋭意発信していきます!