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東京ダート1600mは芝スタートの外枠がカギ|傾向・血統・枠順データ




結論:東京ダート1600mは芝の助走の長さがポジションを決めるコースです

  • スタートは2コーナー奥の芝の上で、芝を走る距離は内枠約150m・外枠約180m
  • この助走差がそのまま出るのが枠順で、5〜8枠は勝率7.8%・複勝率22.2%、1〜4枠は勝率5.5%・複勝率18.1%
  • 外枠の恩恵がいちばん出るのは2〜3歳の牡馬(セン馬含む)で、単勝回収率121%
  • 直線501.6mはJRAのダートで最長でも4角10番手以下の勝率は1.7%、狙いは前走4角4番手以内(複勝率28.7%)
  • 前走ダート1200m以下・内枠に入った前走大敗馬・5歳以上は割引

東京ダート1600mのコースの特徴|芝スタートで外枠ほど助走が長い

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・JRA平地
項目 数値
1周(ダートコース) 1,899m
直線 501.6m(JRAのダートで最長)
高低差 2.5m
スタート 2コーナー奥の芝の上/3コーナーまで約640m
芝を走る距離 内枠で約150m・外枠で約180m
平均頭数 14.9頭
平均勝ちタイム 1:37.4
勝ち馬の平均上り3F 36.6秒
4角先頭の勝率 17.6%

このコースの性格を決めているのは、スタート地点が芝の上にあることです。

2コーナーの奥から発走して、内枠でも約150m、外枠なら約180mを芝の上で走ります。

芝はダートより脚が取られないので、その区間で加速した勢いのまま砂に入ることになります。

外枠のほうが芝を約30m長く使えるぶん、位置取り争いで優位に立ちやすいケースが多くなります。

3コーナーまでは約640mあり、隊列が固まるまでの距離は十分にあります。

それでも枠の差が消えないのは、最初のダッシュで決まった順番がそのまま残りやすいからなのかなと。

直線は501.6mでJRAのダートでは最も長く、途中に上り坂もあります。

この長い直線があるぶん、勝ち馬の平均上り3Fは36.6秒とダートでは速い部類に入ります。

ダートらしい消耗戦になりきらず、末脚も問われるコースという整理になります。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 335-335-336-3966/4972 6.7% 13.5% 20.2% 76% 69%

コース全体の単勝回収率は76%、複勝回収率は69%です。

1番人気が勝率33.7%・複勝率67.5%で、これはJRAのダート全体の平均に近い水準になります。

フルゲート16頭で行われるレースが全体の6割を超えるので、砂を被る位置に入るかどうかの影響も大きくなります。

なおJRAでダート1600mが組まれているのは東京だけなので、比較の対象は他場の1400mや1800mになります。

本記事の回収率の見方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。

そこで100%を超えた数字については、最も高い配当を1走ぶん除いた場合の回収率も確かめています。

1本の大穴に支えられているだけの数字は、そのつど注記しています。

東京ダート1600mの枠順は外枠が有利|1〜4枠は勝率5.5%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・枠番別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 62-75-67-913/1117 5.6% 18.3% 69% 65%
3〜4枠 67-78-75-1009/1229 5.5% 17.9% 56% 64%
5〜6枠 100-80-102-1021/1303 7.7% 21.6% 91% 76%
7〜8枠 106-102-92-1023/1323 8.0% 22.7% 86% 72%
5〜8枠×牡馬(セン馬含む)×2〜3歳 106-77-85-780/1048 10.1% 25.6% 121% 88%
1〜4枠×牡馬(セン馬含む)×2〜3歳 57-75-64-740/936 6.1% 20.9% 52% 68%
1〜2枠×前走1〜3着 31-33-18-135/217 14.3% 37.8% 161% 101%
5〜8枠×前走1〜3着 100-70-68-307/545 18.3% 43.7% 72% 80%

このコースを読むうえで、枠はいちばん分かりやすい手がかりになります。

1〜4枠は勝率5.5%、5〜8枠は勝率7.8%で、内と外で1.4倍ほどの差があります。

フルゲート16頭のレースに限って4コーナーで3番手以内を取れた割合を見ると、7枠が29.4%で最も高く、2〜4枠は18%台にとどまります。

外枠のほうが実際に前を取れているので、有利の中身は位置取りにあると考えていいと思います。

芝の上を約30m長く走れるという助走の差が、そのまま出脚とポジションの差になっている形です。

この差がいちばん効くのは、キャリアの浅い馬が外に入ったときです。

5〜8枠に入った2〜3歳の牡馬(セン馬含む)は単勝回収率121%で、同じ2〜3歳でも内枠なら52%まで落ちます。

砂を被る競馬にまだ慣れていない若い馬ほど、内で揉まれると走る気をなくしてしまうケースが多いのかなと。

ただし最内の1枠だけは24.1%と例外で、ここは迷わず先手を取りにいける枠だからなのかなと。

それでも1枠の勝率は5.7%で、前に行けなければ砂を被り続けることになります。

ただし枠の有利不利は、それだけでは馬券にならないところが難しいところです。

5〜8枠の単勝回収率は88%で、100%には届きません。

芝スタートで外が有利という見方は競馬ファンのあいだで定着しているので、外枠を引いた時点でその評価が人気に織り込まれてしまいます。

その裏返しが、表のいちばん下にある2行です。

前走1〜3着だった馬に限ると、勝つ確率が高いのは外枠のほう(勝率18.3%)です。

ところが配当が残るのは内枠のほうで、1〜2枠は単勝回収率161%、外枠は72%になります。

勝ち馬の人気の中央値は、外枠が1番人気、内枠が2番人気です。

内枠に入った実績馬は、枠を理由に嫌われすぎているのかなと。

※5〜8枠×2〜3歳の牡馬(セン馬含む)の121%は、最高配当を1本除いても107%を保ちます。

※こちらの勝ち星は93頭に分かれています。

※1〜2枠×前走1〜3着の161%は、最高配当を1本除いても107%を保ちます。

※勝ち星は30頭に分かれています。

※内枠が全体として不利という傾向は変わらないので、前走で3着以内に来ていることが条件になります。

東京ダート1600mの脚質は好位が最強|4角先頭の勝率17.6%はJRAのダートで最も低い部類

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・4コーナー通過順別
4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 59-38-17-220/334 17.7% 34.1% 209% 117%
4角2〜4番手 152-132-117-818/1219 12.5% 32.9% 127% 109%
4角5〜9番手 94-104-125-1312/1635 5.7% 19.8% 47% 60%
4角10番手以下 30-61-77-1616/1784 1.7% 9.4% 43% 42%

この表で使っているのは4コーナーの通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。

買い条件には使えませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。

まず押さえておきたいのは、このコースがJRAのダートでは前が残りにくいほうだという点です。

ダートは4角先頭の勝率が25%前後のコースが多く、札幌や小倉の1700mは35%を超えます。

そのなかで東京ダート1600mの17.6%は、最も低い部類に入ります。

4角10番手以下だった馬の複勝率9.4%も、同じダートの中山や阪神の1800mが3.0%・3.8%であることを思えばかなり高い水準です。

直線501.6mという長さは、確かに後ろから行く馬の味方になっています。

ただしそれは「他のダートに比べれば」という話でしかありません。

4角10番手以下から勝ち切るのは1.7%で、届いても3着争いまでというのが実際のところです。

勝ち負けの中心は4角で4番手以内につけていた馬になります。

そして面白いのが、逃げた馬の単勝回収率が209%まで伸びていることです。

前が残りにくいコースとして知られているぶん、ハナに立つ馬は最後に捕まるものとして軽く見られやすくなります。

捕まらなかったときにその評価がそのまま配当として残る、という構図なのかなと。

※4角先頭の単勝回収率209%は、最高配当を1本除いても189%を保ちます。

※勝ち馬は56頭に散らばっており、1本の大穴で作られた数字ではありません。

※ただし4コーナーの通過順はレースが終わるまで分からないので、買い条件にはできません。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・前走の4コーナー通過順別
前走4角 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手) 33-25-25-192/275 12.0% 30.2% 58% 72%
前走先行(2〜4番手) 118-82-86-725/1011 11.7% 28.3% 88% 73%
前走中団(5〜9番手) 93-119-110-1151/1473 6.3% 21.9% 76% 72%
前走後方(10番手以下) 51-61-70-1288/1470 3.5% 12.4% 71% 60%
前走4角4番手以内 151-107-111-917/1286 11.7% 28.7% 81% 73%
前走4角4番手以内×5〜8枠 97-62-76-469/704 13.8% 33.4% 99% 84%
前走4角4番手以内×前走1〜3着 105-62-68-341/576 18.2% 40.8% 87% 84%

こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。

前で運べていた馬ほど好走率が高く、後ろから行っていた馬は苦戦しています。

前走で逃げていた馬と先行していた馬は、勝率も複勝率もほとんど変わりません。

ハナにこだわる必要はなく、4番手以内で運べていれば十分という読み方でよさそうです。

逃げと先行をひとくくりにすると、勝率はコース全体の倍近くになります。

そこに外枠が重なればさらに伸び、前走で3着以内に来ていた馬なら複勝率は4割を超えます。

単勝回収率はいずれも100%に届かないので、複勝やワイド、3連系の軸を決めるためのふるいという位置づけになります。

そしてこの傾向は、枠と掛け合わせるとさらにはっきりします。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・前走の4コーナー通過順×枠
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走逃げ(1番手)×1〜2枠 6-4-4-42/56 10.7% 25.0% 84% 80%
前走逃げ(1番手)×3〜6枠 14-14-11-111/150 9.3% 26.0% 40% 61%
前走逃げ(1番手)×7〜8枠 13-7-10-39/69 18.8% 43.5% 78% 90%
前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 19-16-5-167/207 9.2% 19.3% 64% 53%
前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 56-42-58-368/524 10.7% 29.8% 83% 82%
前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 43-24-23-190/280 15.4% 32.1% 114% 71%
前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 20-32-31-262/345 5.8% 24.1% 110% 92%
前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 54-47-44-574/719 7.5% 20.2% 76% 66%
前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 19-40-35-315/409 4.6% 23.0% 46% 65%
前走後方(10番手以下)×1〜2枠 7-14-16-286/323 2.2% 11.5% 25% 50%
前走後方(10番手以下)×3〜6枠 24-27-38-681/770 3.1% 11.6% 75% 54%
前走後方(10番手以下)×7〜8枠 20-20-16-321/377 5.3% 14.9% 102% 80%

前走で前に行けていた馬は、外枠に入るとさらに数字が伸びます。

前走先行×7〜8枠は勝率15.4%・単勝回収率114%で、この表でいちばん扱いやすい形です。

一方、前走で後方だった馬は内枠に入ると壊滅します

前走後方×1〜2枠の勝率2.2%・単勝回収率25%が、このコースの性格を最もよく表している数字なのかなと。

同じ後ろから行く馬でも、外枠なら単勝回収率102%まで戻ります。

内で砂を被りながら追い上げるのと、外を回して自分の形で運べるのとでは、条件がまるで違うということかなと。

※前走で逃げていた馬はどの枠も56〜150走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。

※前走後方×7〜8枠の102%は、最高配当を1本除くと62%まで下がります。

※外枠なら後方脚質でも買える、と読むのは行き過ぎです。

東京ダート1600mの上がりの傾向|上がり36秒台が勝ち負けの線

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・上り3F別
上り3F 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上り3F35.9秒以内 79-80-59-260/478 16.5% 45.6% 132% 135%
上り3F36.0〜36.9秒 136-116-110-702/1064 12.8% 34.0% 154% 110%
上り3F37.0秒以上 120-139-167-3004/3430 3.5% 12.4% 44% 48%

勝ち馬の平均上り3Fは36.6秒で、36秒台を使えるかどうかが勝ち負けの線になります。

37秒台に落ちた時点で勝率3.5%まで下がるので、そこは分かりやすい区切りです。

ただし上がり3Fはレースが終わるまで確定しないので、買い条件には使えません。

出馬表の段階で代わりに見られるのが、前走で使った上がりの順位です。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・前走の上がり3F順位別
前走の上がり順位 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走上がり1位 58-59-44-294/455 12.7% 35.4% 83% 71%
前走上がり2〜3位 91-86-80-585/842 10.8% 30.5% 74% 82%
前走上がり3位以内 149-145-124-879/1297 11.5% 32.2% 77% 78%
前走上がり4〜6位 83-88-97-990/1258 6.6% 21.3% 95% 68%
前走上がり7位以下 63-54-69-1475/1661 3.8% 11.2% 61% 59%

前走の上がりが3位以内だった馬は、勝率も複勝率もコース全体をはっきり上回ります。

とはいえ単勝回収率は77%で、これ単体で買える条件ではありません。

前走で7位以下だった馬を外す、という消しの使い方のほうが実用的かなと。

東京ダート1600mで買える種牡馬|ドレフォンが勝ち星22勝でトップ

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・勝ち星トップ5
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
父:ドレフォン 22-25-17-137/201 10.9% 31.8% 86% 77%
父:ロードカナロア 18-12-11-80/121 14.9% 33.9% 76% 76%
父:ヘニーヒューズ 16-19-27-117/179 8.9% 34.6% 35% 84%
父:ナダル 12-16-5-51/84 14.3% 39.3% 62% 72%
父:ルヴァンスレーヴ 11-8-11-73/103 10.7% 29.1% 53% 75%

勝ち星の多い順に並べると、ドレフォン産駒が22勝で頭ひとつ抜けています。

出走数もこのコースで最多なので、まずは押さえておきたい血統になります。

勝率でいちばん高いのはロードカナロア産駒で、ナダル産駒も勝ち切るタイプが揃っています。

ヘニーヒューズ産駒は少し毛色が違い、勝ち切るより2〜3着が多いタイプです。

複勝率は3割を超えているのに、単勝回収率は35%しかありません。

複勝やワイド、3連系の軸として拾う形が合います。

ルヴァンスレーヴ産駒も複勝圏には顔を出しますが、単勝で狙うほどの妙味は出ていません。

トップ5から外れる1頭では、カリフォルニアクローム産駒が単勝回収率295%という数字を残しています。

勝率はコース全体を少し上回る程度なので、これは人気薄が突っ込んでくる形という読み方になります。

米国の一線級らしいスピードの持続力が、芝スタートで加速のつくこの舞台と噛み合っているのかなと。

※カリフォルニアクローム産駒は83走とサンプルが薄めですが、7勝を7頭が分け合っています。

※最高配当を1本除いても単勝回収率215%を保ちます。

※勝ち馬の人気の中央値は7番人気で、上位人気に支持されたときは妙味が薄れます。

※サンプルがさらに集まり次第、更新の際に触れていきたいと思います。

東京ダート1600mの母父はクロフネとディープインパクトが目立つ

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・勝ち星トップ5
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
母父:キングカメハメハ 13-20-10-165/208 6.2% 20.7% 48% 52%
母父:クロフネ 13-9-15-126/163 8.0% 22.7% 130% 90%
母父:ハーツクライ 13-9-6-126/154 8.4% 18.2% 73% 56%
母父:ディープインパクト 12-22-12-135/181 6.6% 25.4% 100% 114%
母父:ダイワメジャー 12-12-9-110/143 8.4% 23.1% 77% 69%

母父は勝ち星が横並びで、突出した1頭がいるという状況ではありません。

そのなかで数字が目を引くのはクロフネとディープインパクトです。

クロフネは自身が芝もダートも走った馬で、母系から入っても砂への適性がしっかり伝わっている印象です。

ディープインパクトは複勝率25.4%・複勝回収率114%で、3着以内を確保する場面が多くなっています。

母父キングカメハメハは複勝率20.7%とコース全体並みですが、単勝回収率48%・複勝回収率52%と配当面では奮いません。

※母父クロフネの単勝回収率130%は、最高配当を1本除くと59%まで下がります。

※母父ディープインパクトの複勝回収率114%も、同じく除外すると70%です。

※どちらも大きな配当が数本入っているだけなので、母系だけを理由に狙う形にはしていません。

東京ダート1600mは前走同コース組が中心|前走芝は奮わない

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・前走の舞台別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走同コース 105-116-102-879/1202 8.7% 26.9% 74% 76%
前走東京ダ 126-133-121-1224/1604 7.9% 23.7% 74% 74%
前走中山ダ 68-57-68-714/907 7.5% 21.3% 77% 70%
前走関西ダ 20-17-14-256/307 6.5% 16.6% 98% 59%
前走ローカルダ 47-47-53-608/755 6.2% 19.5% 77% 69%
前走芝 37-34-37-561/669 5.5% 16.1% 69% 55%

同じコースを使ってきた馬が勝率8.7%・複勝率26.9%で、いちばん信頼できます。

芝スタートからの加速と砂を被る位置取りは経験がものを言う部分なので、コース経験がそのまま加点になるのかなと。

芝からの転戦組は複勝率16.1%で、初ダートの人気馬には手を出しづらいところです。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・距離変更別
距離変更 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 139-115-137-1532/1923 7.2% 20.3% 87% 71%
同距離 121-128-117-1072/1438 8.4% 25.5% 77% 72%
距離延長 38-45-39-766/888 4.3% 13.7% 50% 57%

マイルからマイルへ、という同距離ローテがいちばん安定します。

1800mからの短縮組も勝率7.2%とまずまずで、距離を詰めてくること自体はマイナスになりません。

はっきり数字が落ちるのは距離延長で、複勝率13.7%・単勝回収率50%です。

とくに短いところから来た馬は苦戦していて、その中身は消し条件の章で扱います。

東京ダート1600mの馬場状態|道悪は堅く決まる

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダ良 213-213-214-2505/3145 6.8% 20.3% 90% 74%
ダ稍重 60-60-60-716/896 6.7% 20.1% 53% 64%
ダ重 42-42-42-509/635 6.6% 19.8% 41% 46%
ダ不良 20-20-20-236/296 6.8% 20.3% 67% 82%

勝率と複勝率は4段階でほとんど動きません。

大きく動くのは回収率のほうで、良馬場の単勝回収率90%に対して重は41%まで落ちます。

ダートは水を含むと砂が締まって脚抜きがよくなり、時計はむしろ速くなります。

実際、勝ち馬の平均上り3Fは良馬場の36.9秒に対して重は36.0秒、不良は35.9秒です。

前が止まらなくなるぶん力どおりに決まりやすく、上位人気で収まる場面が増えます。

重馬場では勝ち馬の83%が3番人気以内で、良馬場の66%より明らかに堅い決着です。

妙味を探すなら良馬場のほう、という整理になります。

※開催の内訳は良が約6割、稍重が約2割、重と不良を合わせて約2割です。

※不良の複勝回収率82%は、最高配当を1本除くと73%です。

東京ダート1600mの性別|牝馬は混合戦に入ると勝率3.8%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 244-239-238-2607/3328 7.3% 21.7% 80% 72%
牝馬 91-96-98-1359/1644 5.5% 17.3% 68% 64%
牝馬×牝馬限定戦 66-66-66-785/983 6.7% 20.1% 82% 72%
牝馬×混合戦 25-30-32-574/661 3.8% 13.2% 49% 53%
牡馬(セン馬含む)×5〜8枠 154-126-142-1339/1761 8.7% 24.0% 97% 79%
牝馬×5〜8枠 52-56-52-705/865 6.0% 18.5% 71% 64%

牡馬(セン馬含む)と牝馬をそのまま並べると、牝馬のほうが一段見劣りします。

ただしその中身は、牝馬限定戦かどうかでまるで変わります。

牝馬限定戦に限れば、勝率も複勝率もコース全体とほとんど変わりません。

牡馬と一緒に走る混合戦に入ると、勝率は3.8%まで落ちます

芝の上での助走がそのまま位置取りを決めるコースなので、押し合いで一歩譲るとそこから挽回しづらくなります。

牝馬が混合戦で苦しくなるのは、この最初のダッシュの押し合いに理由がありそうかなと。

外枠を引いたときの上積みも、牡馬(セン馬含む)ほど大きくは出ていません。

牝馬限定戦以外では、人気になっていても評価を一段下げておきたいところです。

※牡馬の行にはセン馬を含めています。

※牝馬限定戦はレース名に「牝」が付くレースで集計しています。

東京ダート1600mの年齢|5歳から数字が落ちる

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 65-65-65-752/947 6.9% 20.6% 74% 82%
3歳 168-157-159-1718/2202 7.6% 22.0% 89% 73%
4歳 67-67-63-687/884 7.6% 22.3% 72% 63%
5歳 28-34-38-504/604 4.6% 16.6% 56% 62%
6歳以上 7-12-11-305/335 2.1% 9.0% 41% 39%

2歳から4歳までは、勝率も複勝率もほとんど横並びです。

出走の8割はこの3世代で占められていて、このコースの主役は若い馬になります。

はっきり落ちるのは5歳からで、6歳以上になると勝率2.1%まで下がります。

年齢がいちばん効いてくるのは、むしろ配当のつき方のほうです。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・前走人気×年齢
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1〜3番人気 165-135-114-609/1023 16.1% 40.5% 94% 82%
前走1〜3番人気×2〜3歳 111-87-73-393/664 16.7% 40.8% 80% 80%
前走1〜3番人気×4歳 39-30-31-132/232 16.8% 43.1% 141% 92%
前走1〜3番人気×5歳以上 15-18-10-84/127 11.8% 33.9% 81% 77%

前走で上位人気に支持されていた馬は、このコースでも素直に走ります。

面白いのは、同じ前走1〜3番人気でも年齢で回収率がはっきり割れることです。

勝率と複勝率は2〜3歳も4歳もほとんど変わりません。

それなのに4歳だけ単勝回収率141%まで伸びて、2〜3歳は80%にとどまります。

2〜3歳の上位人気馬は素質を評価されてそのまま人気を集めやすく、当日の単勝も短くなりがちなのかなと。

4歳になると話題の中心から外れる一方で、砂を被る競馬もコース経験も積んでいます。

評価が落ち着いたころに実力どおり走るのが、この年齢帯という整理になります。

※前走1〜3番人気×4歳の141%は、最高配当を1本除いても115%を保ちます。

※勝ち星は34頭に分かれています。

※同じ前走上位人気でも5歳以上は勝率が落ちるので、年齢はセットで見たいところです。

東京ダート1600mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・1着馬の平均タイム
クラス 稍重 不良
新馬 1:39.5 1:39.4 1:38.1 1:38.4
未勝利 1:38.6 1:38.1 1:36.7 1:36.0
1勝クラス 1:37.6 1:37.2 1:35.5 1:36.0
2勝クラス 1:37.0 1:36.5 1:35.4 1:35.4
3勝クラス 1:36.1 1:34.7 1:35.1
オープン・リステッド 1:36.6 1:35.9 1:34.5 1:34.2
重賞(G3・G1) 1:35.5

新馬から1勝クラスまでで、良馬場ならおよそ2秒縮まります。

クラスが上がるほど時計が詰まるのは当然として、上級条件は1分35〜36秒台で決着すると覚えておけば十分です。

目を引くのは馬場が渋ったときの縮まり方で、未勝利は良と不良で2.6秒も違います。

脚抜きがよくなって時計が速くなるという傾向が、クラスを問わず出ています。

持ち時計を比べるときは、どの馬場で出したタイムかを必ず確認したいところです。

※3勝クラスの不良は集計期間中に施行がありません。

※重賞はフェブラリーステークスと武蔵野ステークスの計6レースぶんで、良馬場のみです。

東京ダート1600mの騎手成績|ルメール騎手の勝率29.1%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・勝ち星上位
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ルメール 39-27-21-47/134 29.1% 64.9% 80% 87%
戸崎圭太 19-19-19-104/161 11.8% 35.4% 84% 69%
横山武史 19-11-9-98/137 13.9% 28.5% 71% 58%
三浦皇成 14-18-16-99/147 9.5% 32.7% 59% 79%
横山和生 14-18-7-93/132 10.6% 29.5% 82% 68%
原優介 11-14-12-155/192 5.7% 19.3% 58% 71%
菅原明良 11-18-17-131/177 6.2% 26.0% 132% 109%

ルメール騎手が勝率29.1%・複勝率64.9%と別格です。

ただし単勝回収率80%・複勝回収率87%で、信頼度は圧倒的でも妙味はありません。

買い目の中心に据えるというより、切りにくい1頭として扱うのが実際の使い方になります。

妙味という意味で目を引くのは菅原明良騎手です。

勝率6.2%は上位陣のなかでは高くありませんが、単勝回収率132%・複勝回収率109%が残ります。

人気薄で3着以内に持ってくる場面が続いているという内容になります。

※菅原騎手の132%は最高配当を1本除くと72%まで下がります。

※本命視ではなく、ヒモ荒れの目印として使うのが安全なところです。

東京ダート1600mの人気別信頼度|1番人気の複勝率67.5%

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m・当日人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 113-67-46-109/335 33.7% 67.5% 70% 83%
2〜3番人気 118-111-86-355/670 17.6% 47.0% 88% 83%
4〜6番人気 58-94-108-740/1000 5.8% 26.0% 66% 75%
7番人気以下 46-63-96-2762/2967 1.6% 6.9% 77% 63%

この表は買い条件ではなく、1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報です。

1番人気の複勝率67.5%は、JRAのダート全体の平均に近い水準になります。

ただし単勝回収率70%は低めで、頭で信頼しきるほどではありません。

4〜6番人気の複勝回収率75%が上位人気とそれほど変わらないので、中穴を絡めた3連系が組み立てやすいコースといえます。

東京ダート1600mの消し条件

出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。

集計期間:2023.10.7〜2026.6.21/東京ダート1600m
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走ダ1200m以下 4-6-5-203/218 1.8% 6.9% 24% 29%
前走後方(10番手以下)×1〜4枠 16-26-36-610/688 2.3% 11.3% 35% 52%
前走7着以下×1〜4枠 29-25-35-969/1058 2.7% 8.4% 45% 47%
5歳以上 35-46-49-809/939 3.7% 13.8% 51% 54%
距離延長 38-45-39-766/888 4.3% 13.7% 50% 57%
前走上がり7位以下 63-54-69-1475/1661 3.8% 11.2% 61% 59%
前走芝 37-34-37-561/669 5.5% 16.1% 69% 55%

最も強い消しは前走がダート1200m以下だった馬で、勝率1.8%・複勝率6.9%です。

芝の上からのスタートでダッシュはつくので、短距離実績のある馬なら位置は取れそうに思えます。

実際、4コーナーでの位置取りはコース全体の平均とほとんど変わりません。

それでも数字が出ないのは、最後の3Fで1秒以上も差をつけられているからです。

テンの速さより、501.6mの直線を乗り切る持久力のほうが問われるということかなと。

内枠に入った前走大敗馬も厳しく、前走後方×1〜4枠は勝率2.3%・単勝回収率35%です。

砂を被る位置から追い上げる形になるので、巻き返しの目がほとんどありません。

同じ前走大敗でも外枠なら数字が戻るので、判定は必ず枠とセットで行います。

5歳以上は勝率3.7%・複勝率13.8%と落ち込みます。

ダートのなかでは上がりの速さを問われるコースなので、決め手が鈍ってきた馬にはそのまま厳しく出るのかなと。

※前走ダート1200m以下は集計が218走と多くありませんが、4勝しか挙がっていない点は重く見ていいと思います。

※前走芝からの転戦は複勝率16.1%で、消しというより割引という扱いです。

まとめ:東京ダート1600mは芝の助走がポジションを決めるコース

東京ダート1600mの押さえどころ

  • スタートは2コーナー奥の芝で、芝を走る距離は内枠約150m・外枠約180mです
  • この助走の差がそのまま出脚の差になり、5〜8枠は勝率7.8%・複勝率22.2%まで上がります
  • 外枠の恩恵がいちばん出るのは2〜3歳の牡馬(セン馬含む)で、単勝回収率は121%です
  • 直線501.6mはJRAのダートで最長で、後ろからでも他のダートよりは届きます
  • それでも4角10番手以下の勝率は1.7%で、勝ち負けの中心は4角4番手以内の馬です
  • 出馬表で見えるのは前走の4コーナー通過順で、4番手以内なら複勝率28.7%になります
  • 4角先頭の勝率17.6%はJRAのダートで最も低い部類で、そのぶん決まったときの単勝回収率は209%です
  • 血統はドレフォンが22勝で最多、母父はクロフネとディープインパクトが目を引きます
  • 牝馬は牝馬限定戦なら互角ですが、混合戦では勝率3.8%まで落ちます
  • 前走ダート1200m以下・内枠の前走大敗馬・5歳以上・距離延長は割引です

直線が長いから差しが決まる、というイメージだけで後方脚質の馬を買うと苦しくなるコースです。

実際に決めているのは、芝の上で加速をつけて前のポジションを取れた馬のほうです。

枠と前走の4コーナー通過順、この2つを先に確認するだけで、見るべき馬はかなり絞れます。

データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.10.7〜2026.6.21、東京ダート1600m・JRA平地)

Tokuma

競馬とは物心ついた頃からの縁があり、 今は血統と展開読みに魅せられた人 有益な情報を鋭意発信していきます!