枠の使い分けがこの産駒の最大の特徴で、牡馬(セン馬含む)は外枠6〜8枠で単勝回収率147%、牝馬は内枠1〜4枠で150%と、性別によって狙う枠がきれいに逆になります。
上位人気で堅く収まるより中位人気の帯で配当がつくタイプで、前走4〜6番人気が単勝回収率149%になります。
ほかにダートで前走4角5番手以内、1600m以下への距離短縮、4歳以上が単勝で買える条件です。
面を問わず短いところが持ち場で、芝は1400m以下で単勝回収率172%になります。
逆に芝の1600m以上と距離延長、ダートの1400mと1800mは割り引くのが基本です。
- カリフォルニアクローム産駒の特徴|狙いはダートに寄る
- カリフォルニアクローム産駒の買い方【狙い目5選】
- カリフォルニアクローム産駒の距離適性|芝はスピードを活かせる短距離でこそ
- カリフォルニアクローム産駒のダート適性|短距離が走り、1800mが最も奮わない
- カリフォルニアクローム産駒の脚質|ダートは前走で前にいた馬を買う
- カリフォルニアクローム産駒は重馬場・不良馬場で走る?|ダートは渋るほど走る
- カリフォルニアクローム産駒のコース別成績|東京ダート1600mが看板
- カリフォルニアクローム産駒のニックス|血統相性は?
- カリフォルニアクローム産駒の人気別信頼度|1番人気は軸で買える
- カリフォルニアクローム産駒の消し条件
- カリフォルニアクロームのプロフィール|種付け料と現在
- カリフォルニアクロームの血統構成|何系の種牡馬?
- 代表産駒① ワイドラトゥール
- 代表産駒② ワイドブリザード
- 代表産駒③ ララマセラシオン
- 代表産駒④ エルフストラック
- 代表産駒⑤ ルクスデイジー
- まとめ:カリフォルニアクローム産駒の買い方
カリフォルニアクローム産駒の特徴|狙いはダートに寄る
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 93-85-66-1020/1264 | 7.4% | 14.1% | 19.3% | 92% | 83% |
| 芝 | 25-19-25-353/422 | 5.9% | 10.4% | 16.4% | 86% | 81% |
| ダート | 68-66-41-667/842 | 8.1% | 15.9% | 20.8% | 96% | 83% |
ケンタッキーダービーとドバイワールドカップを勝った米年度代表馬という輝かしい経歴を持つ同馬。
産駒にも父に続くような大物の登場が待たれます。
芝とダートで回収率に大きな差はなく、この産駒の狙いどころは面よりも枠と距離のほうにあります。
ただ、条件を絞ったときの伸びしろは大きい産駒で、枠・距離短縮・馬場という3つのスイッチがはっきりしています。
日本での産駒はまだ2〜5歳の4世代だけなので、ここでは現時点で読み取れる傾向を整理します。
単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。
そこで本記事では、その条件で最も高い配当を1走ぶん除いても、なお100%を超えた条件だけを「買い」としました。
1本の大穴に支えられただけの条件は採用していません。
カリフォルニアクローム産駒の買い方【狙い目5選】
出馬表と枠順の段階で判定できる買い条件を5つにまとめます。
買い① 牡は外枠(6〜8枠)、牝は内枠(1〜4枠)
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡セ×内枠1〜4枠 | 20-21-18-264/323 | 6.2% | 18.3% | 33% | 74% |
| 牡セ×外枠6〜8枠 | 27-23-18-210/278 | 9.7% | 24.5% | 147% | 111% |
| 牝×内枠1〜4枠 | 23-17-16-240/296 | 7.8% | 18.9% | 150% | 95% |
| 牝×外枠6〜8枠 | 17-15-11-185/228 | 7.5% | 18.9% | 66% | 68% |
この記事でいちばん推せる条件です。
牡馬(セン馬含む)は外枠で単勝回収率147%、牝馬は内枠で150%と、性別によって狙う枠がそっくり入れ替わります。
牡馬の外枠は最高配当を1本除いても122%、牝馬の内枠も124%を保ちます。
勝ち星も牡馬の外枠は19頭、牝馬の内枠は18頭に散らばっていて、特定の重賞級に支えられた数字ではありません。
同じ枠でも性別を取り違えると数字が裏返り、牡馬の内枠は単勝回収率33%まで落ちます。
牡馬には父譲りの力感と幅が伝わりやすく、外を回してでも力で押し切れるのかなと。
いっぽう牝馬は内でロスなく立ち回れており、牡馬との比較で、牝馬のほうが器用さを受け継いでいるのかもしれません。
※中枠(4〜5枠)は性別を問わず単勝回収率61%・複勝回収率64%と、最も奮わない位置です。
枠順が出て中枠なら、この条件では手を出しません。
買い② ダート×前走4角5番手以内
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×前走4角5番手以内 | 41-40-22-206/309 | 13.3% | 33.3% | 141% | 99% |
ダートは前走で前めにいた馬を買うのが基本線になります。
勝率13.3%・複勝率33.3%は産駒全体(勝率7.4%・複勝率19.3%)を大きく上回り、単勝回収率141%は最高配当を1本除いても119%と数字が崩れません。
勝ち星も27頭に散っていて、毎週使える形です。
※さらに前走から距離を詰めてきた馬に絞ると単勝回収率200%まで伸びます(11-4-9-57/81)。
前走で前にいた馬を忙しい条件に置くのがこの産駒の勝ちパターンです。
逆に前走10番手以下の馬を短縮に使うと51走で1勝しかなく、同じ短縮でも中身が正反対になります。
買い③ 1600m以下への距離短縮
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1600m以下への距離短縮 | 18-8-11-151/188 | 9.6% | 19.7% | 207% | 88% |
前走から距離を詰めて、なおかつ今走がマイル以下という組み合わせが、この産駒でいちばん配当妙味の出る形です。
単勝回収率207%は最高配当を1本除いても168%と、大穴1本に頼った数字ではありません。
勝ち星は16頭に分散しています。
距離を持たせる方向の評価をされて人気を落とし、短いところで持ち味が出る、という妙味の作られ方が読み取れます。
※ダートに限ると単勝回収率217%(13-6-8-103/130)とさらに上がります。
芝の短縮も単勝回収率187%と数字自体は出ますが、最高配当を1本除くと99%まで下がるので、狙いはダート寄りに構えるのが安全です。
買い④ 前走4〜6番人気
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4〜6番人気 | 27-18-12-152/209 | 12.9% | 27.3% | 149% | 84% |
前走で中位人気だった馬が、次走でそのまま人気を落としたときが買い時になります。
勝率12.9%は産駒全体の7.4%を大きく上回り、単勝回収率149%は最高配当を1本除いても117%です。
勝ち星は21頭に散っています。
ここがこの産駒の性格をいちばんよく表していて、上位人気で堅く収まるより、中穴の帯で配当がつく種牡馬です。
重賞を勝ったワイドラトゥールが10番人気、阪急杯で2着に来たララマセラシオンが14番人気というように、看板になる好走ほど人気を落としたときに出ています。
前走1番人気だった馬も勝率29.9%と走りますが、そちらは単勝回収率125%どまりで、妙味の中心はこの4〜6番人気の帯にあります。
好走と凡走の落差が大きい産駒なので、前走で見限られすぎていない馬を拾う形がいちばん噛み合うのかなと。
買い⑤ 4歳以上
| 馬齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 14-13-15-246/288 | 4.9% | 14.6% | 81% | 80% |
| 3歳 | 50-44-32-565/691 | 7.2% | 18.2% | 79% | 75% |
| 4歳以上 | 29-28-19-209/285 | 10.2% | 26.7% | 136% | 103% |
出世が遅い産駒で、2歳戦は勝率4.9%と足踏みします。
新馬戦も勝率4.3%・単勝回収率39%と数字が出ず、デビュー戦から買う血統ではありません。
4歳を境に勝率10.2%・複勝率26.7%まで跳ね上がり、単複とも回収率が100%を超えます。
最高配当を1本除いても単勝108%を保ち、勝ち星は21頭に分散しています。
使われながら体ができてくるタイプが多く、古馬になって条件戦を勝ち上がる形が本来の姿という感じです。
カリフォルニアクローム産駒の距離適性|芝はスピードを活かせる短距離でこそ
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1400m以下 | 17-8-10-115/150 | 11.3% | 23.3% | 172% | 130% |
| 芝1500m以上 | 8-11-15-238/272 | 2.9% | 12.5% | 38% | 54% |
芝はスピードを活かした短距離でこそ、という産駒です。
1400m以下は単勝回収率172%で、最高配当を1本除いても138%を保ちます。
勝ち星が8頭に散っているので、1頭の重賞級に支えられた数字ではありません。
1500m以上になると勝率も回収率も大きく落ち、同じ芝でも別物になります。
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1200m | 9-4-9-78/100 | 9.0% | 22.0% | 117% | 121% |
| 芝1400m | 8-4-1-37/50 | 16.0% | 26.0% | 282% | 150% |
| 芝1600m | 2-1-4-76/83 | 2.4% | 8.4% | 28% | 80% |
| 芝1800m | 1-7-7-66/81 | 1.2% | 18.5% | 6% | 47% |
| 芝2000m | 3-3-4-75/85 | 3.5% | 11.8% | 26% | 34% |
1距離ずつ見ても、境目は1400mと1600mのあいだにはっきり出ています。
とくに芝1800mは、この産駒でいちばん奮わない距離です。
※芝1400mの単勝回収率282%は勝ち星が3頭に固まっており、ワイドラトゥールとララマセラシオンという重賞級が中心です。
帯としての強さは確かですが、条件馬の妙味としてそのまま流用はできません。
カリフォルニアクローム産駒のダート適性|短距離が走り、1800mが最も奮わない
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート1600m以下 | 35-34-23-337/429 | 8.2% | 21.4% | 123% | 104% |
| ダート1700m以上 | 33-32-18-330/413 | 8.0% | 20.1% | 67% | 62% |
ダートも短いところほど走ります。
1600m以下は単勝回収率123%で、最高配当を1本除いても105%を保ちます。
1700m以上は最高配当を除くと53%まで下がります。
勝率はほとんど変わらないのに配当の付き方だけが違うので、長いほうは人気に見合っていない、という読み方ができます。
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート1000m | 6-3-2-14/25 | 24.0% | 44.0% | 120% | 123% |
| ダート1200m | 14-13-7-119/153 | 9.2% | 22.2% | 148% | 72% |
| ダート1400m | 7-13-6-120/146 | 4.8% | 17.8% | 15% | 80% |
| ダート1600m | 7-4-5-67/83 | 8.4% | 19.3% | 295% | 207% |
| ダート1700m | 12-8-3-78/101 | 11.9% | 22.8% | 72% | 71% |
| ダート1800m | 17-21-13-225/276 | 6.2% | 18.5% | 50% | 57% |
1000mは使われる機会自体が少ないものの勝率24.0%と突出しており、1200mも単勝回収率148%と妙味が出ています。
米国のクラシックを勝った父から連想される主戦場、つまりダート1800mが最も奮わないというのがこの産駒のいちばんの落とし穴です。
1800mでも当日1〜3番人気なら勝率20.3%と走るので、人気馬に逆らうというより、4番人気以下の産駒を積極的に買う場所ではないという整理になります。
ダート1400mの勝率4.8%・単勝回収率15%も同じくらい厳しく、短距離が得意といっても1200mまでという線引きが必要です。
※ダート1600mはJRAでは東京にしか設定がなく、この行はすべて東京ダート1600mの成績です。
詳しくはコース別の章で扱います。
カリフォルニアクローム産駒の脚質|ダートは前走で前にいた馬を買う
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝×前走逃げ(1番手) | 2-2-6-15/25 | 8.0% | 40.0% | 95% | 188% |
| 芝×前走先行(2-4番手) | 6-7-6-55/74 | 8.1% | 25.7% | 86% | 76% |
| 芝×前走中団(5-9番手) | 7-5-6-94/112 | 6.2% | 16.1% | 99% | 94% |
| 芝×前走後方(10番手以下) | 7-3-5-114/129 | 5.4% | 11.6% | 94% | 70% |
芝とダートで、位置取りの意味がまったく違います。
芝は4つの帯すべてで単勝回収率が100%に届かず、前で運べても妙味が出ません。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×前走逃げ(1番手) | 13-14-8-56/91 | 14.3% | 38.5% | 70% | 85% |
| ダート×前走先行(2-4番手) | 23-24-12-120/179 | 12.8% | 33.0% | 154% | 111% |
| ダート×前走中団(5-9番手) | 22-15-8-181/226 | 9.7% | 19.9% | 134% | 60% |
| ダート×前走後方(10番手以下) | 6-6-10-203/225 | 2.7% | 9.8% | 66% | 107% |
ダートは逆に、前走で5番手以内だった馬が明確な軸になります。
面白いのは、いちばん勝率の高い前走逃げ馬が単勝回収率70%どまりだという点です。
逃げていた馬は次走で人気を背負うので、妙味は前走2〜4番手と、意外にも前走5〜9番手の中団に残っています。
前走の位置取り×距離変更
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×前走4角5番手以内×距離短縮 | 11-4-9-57/81 | 13.6% | 29.6% | 200% | 116% |
| ダート×前走4角5番手以内×同距離 | 24-25-12-112/173 | 13.9% | 35.3% | 111% | 96% |
| ダート×前走4角5番手以内×距離延長 | 6-11-1-37/55 | 10.9% | 32.7% | 147% | 82% |
| ダート×前走4角10番手以下×距離短縮 | 1-0-2-48/51 | 2.0% | 5.9% | 7% | 53% |
距離変更を掛けると、前走の位置取りの重みがさらにはっきりします。
前走で5番手以内にいた馬を短縮に使うと単勝回収率200%まで伸びる一方、前走10番手以下の馬を同じ短縮に使うと51走で1勝しかありません。
追走に苦労していた馬をさらに忙しい条件へ送ると、この血統は完全に沈みます。
なお前走5番手以内×延長の単勝回収率147%は、最高配当を1本除くと39%まで落ちる1本頼みの数字なので、延長は買いにしません。
芝の延長はもっと明確で、産駒全体で勝率2.8%・単勝回収率48%と勝負になっていません。
前走の位置取り×競馬場
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京ダート×前走4角5番手以内 | 7-5-3-35/50 | 14.0% | 30.0% | 376% | 123% |
| 中山ダート×前走4角5番手以内 | 6-5-4-37/52 | 11.5% | 28.8% | 188% | 131% |
| 阪神ダート×前走4角5番手以内 | 7-10-2-31/50 | 14.0% | 38.0% | 74% | 104% |
| 京都ダート×前走4角5番手以内 | 5-10-3-34/52 | 9.6% | 34.6% | 26% | 73% |
同じ「前走で前にいた馬」でも、舞台によって配当のつき方が変わります。
東京と中山では単勝回収率が3桁に乗る一方、阪神と京都は好走率こそ出ているのに単勝が取れません。
関西の主場では人気になりやすく、関東のダートでは評価が甘くなる、という値付けの差が出ているのかなと。
前走10番手以下だった馬は阪神と中京のダートで勝ち星がなく、中山も1勝どまりで、舞台を問わず割り引きます。
カリフォルニアクローム産駒は重馬場・不良馬場で走る?|ダートは渋るほど走る
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝良 | 20-16-17-278/331 | 6.0% | 16.0% | 81% | 75% |
| 芝稍重 | 3-3-8-50/64 | 4.7% | 21.9% | 93% | 128% |
| 芝重 | 2-0-0-24/26 | 7.7% | 7.7% | 135% | 38% |
| 芝不良 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
芝は馬場が渋っても勝ち星が増えず、稍重で複勝回収率が上がるのも2〜3着に拾われた結果です。
芝の不良は3年間で1走しかなく、判断できるだけの材料がありません。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート良 | 41-38-36-459/574 | 7.1% | 20.0% | 74% | 86% |
| ダート稍重 | 15-11-2-131/159 | 9.4% | 17.6% | 93% | 49% |
| ダート重 | 4-15-2-48/69 | 5.8% | 30.4% | 121% | 116% |
| ダート不良 | 8-2-1-29/40 | 20.0% | 27.5% | 378% | 125% |
はっきりしているのはダートのほうです。
良で単勝回収率74%だったものが、重で121%、不良で378%まで上がります。
稍重から不良までをまとめて見ても単勝回収率143%で、最高配当を1本除いても114%を保ちます。
ダートは水を含むと砂が締まって脚抜きがよくなり、時計が速くなるので、前めで運べる馬がそのまま止まらずに粘れます。
前走で前にいた馬を買うという買い②の考え方と、同じ方向を向いている条件です。
※牝馬に絞ると、稍重から不良までのダートは単勝回収率238%(13-10-4-86/113)まで伸び、最高配当を1本除いても170%です。
牡馬・セン馬側は同じ稍重〜不良でも単勝回収率74%どまりなので、馬場が渋ったときに買うのは牝馬、という色分けになります。
カリフォルニアクローム産駒のコース別成績|東京ダート1600mが看板
芝はどの競馬場でも母数が薄く、コース選びは実質ダートの話になります。
| コース | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 東京ダート1600m | 7-4-5-67/83 | 8.4% | 19.3% | 295% | 207% |
| 中山ダート1800m | 7-6-3-74/90 | 7.8% | 17.8% | 101% | 76% |
| 中山ダート1200m | 4-3-3-44/54 | 7.4% | 18.5% | 38% | 44% |
| 京都ダート1800m | 5-5-4-58/72 | 6.9% | 19.4% | 26% | 47% |
| 阪神ダート1800m | 3-6-4-39/52 | 5.8% | 25.0% | 22% | 70% |
| 阪神ダート1400m | 2-1-1-37/41 | 4.9% | 9.8% | 11% | 42% |
この産駒の看板条件が東京ダート1600mです。
単勝回収率295%・複勝回収率207%で、最高配当を1本除いても単勝215%と、桁違いの数字が出ています。
7勝を7頭が分け合っていて、しかも9番人気・10番人気・11番人気での勝利が3回含まれます。
中穴で妙味が出るこの産駒の性格が、いちばん露骨に出ている舞台です。
長い直線を使ってじわじわ差を詰める形が合うようで、多頭数の東京マイル戦で人気を落としているときは常に警戒したい産駒です。
関西の主場、とくに阪神ダートは1400mも1800mも数字が出ておらず、同じダートでも東西差がはっきりしています。
カリフォルニアクローム産駒のニックス|血統相性は?
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父ディープインパクト | 15-13-7-109/144 | 10.4% | 24.3% | 201% | 173% |
| 母父キングカメハメハ | 7-10-6-72/95 | 7.4% | 24.2% | 37% | 99% |
| 母父サウスヴィグラス | 8-10-7-52/77 | 10.4% | 32.5% | 53% | 91% |
| 母父ダイワメジャー | 6-10-6-41/63 | 9.5% | 34.9% | 50% | 92% |
| 母父クロフネ | 6-3-0-52/61 | 9.8% | 14.8% | 181% | 80% |
母父ディープインパクトの単勝回収率201%が目を引きますが、この数字は買い条件には昇格させません。
出走しているのが21頭しかおらず、そのうちワイドブリザード1頭で25走5勝を占めているためです。
母父クロフネの181%も勝ち星が2頭に集中しており、同じ理由で参考値どまりです。
数字の質として信頼できるのは、複勝率が3割を超えている母父サウスヴィグラスと母父ダイワメジャーのほうで、こちらは好走の頻度が安定しています。
ただし単勝回収率は50%前後なので、狙うなら複勝やワイド、3連系の軸という使い方になります。
血統の傾向としては、日本のスピードを足してもらった配合ほど噛み合うという読み方ができそうです。
カリフォルニアクローム産駒の人気別信頼度|1番人気は軸で買える
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 30-15-8-22/75 | 40.0% | 60.0% | 70.7% | 97% | 93% |
| 2〜3番人気 | 22-25-20-82/149 | 14.8% | 31.5% | 45.0% | 76% | 84% |
| 4〜6番人気 | 21-21-16-171/229 | 9.2% | 18.3% | 25.3% | 95% | 72% |
| 7番人気以下 | 20-24-22-745/811 | 2.5% | 5.4% | 8.1% | 94% | 84% |
※当日の人気は締切まで動くので買い条件には使えません。
ここは「1番人気をどこまで信頼できるか」を確認するための参考情報です。
1番人気になったときの信頼度は高く、連対率は6割に届きます。
ただし単複とも回収率は100%に届かないので、単勝で勝負するより、3連系の軸に据える使い方が向いています。
中位人気から下の帯のほうが回収率を保っているのも、この産駒が中穴で妙味を出すタイプであることの裏づけになります。
カリフォルニアクローム産駒の消し条件
買い条件と同じく、出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1600-2000m | 6-11-15-217/249 | 2.4% | 12.9% | 20% | 54% |
| 芝×距離延長 | 3-5-1-99/108 | 2.8% | 8.3% | 48% | 43% |
| ダート→芝替わり | 2-0-0-71/73 | 2.7% | 2.7% | 36% | 9% |
いちばん徹底しているのが芝の1600m以上で、勝ち負けになる場面がほとんどありません。
ここに芝の距離延長が重なるとさらに厳しく、前走で先行・中団だった馬の延長は勝ち星がゼロです。
ワイドラトゥールのような重賞勝ち馬も出ていますが、あの馬は芝1400mの専門家であって、産駒全体として芝のマイル以上では数字が出ていません。
ダートから芝への替わりもほとんど通用しておらず、芝とダートを行き来した初戦は買わない、と決めてしまってよさそうです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート×前走4角10番手以下 | 6-6-10-203/225 | 2.7% | 9.8% | 66% | 107% |
| ダート1300-1400m | 7-13-6-124/150 | 4.7% | 17.3% | 15% | 78% |
| ダート1800m | 17-21-13-225/276 | 6.2% | 18.5% | 50% | 57% |
| 中京ダート1200-1900m | 1-7-5-65/78 | 1.3% | 16.7% | 3% | 81% |
ダートで前走4角10番手以下だった馬は、勝ち切るより2〜3着が多く、勝ちきれないタイプです。
複勝回収率だけ100%を超えているのは、人気薄で馬券圏内に突っ込んだ分が押し上げているためです。
距離ではダートの1400mと1800mが並んで奮わず、短距離が持ち場といっても1200mまでという線引きになります。
コースでは中京ダートが最も奮わず、1年を通してほとんど勝ち星が出ていません。
カリフォルニアクロームのプロフィール|種付け料と現在
2011年アメリカ生まれの栗毛です。
現役時代は米国とUAEで通算27戦16勝、うちGIを7勝しました。
2014年にケンタッキーダービーとプリークネスSを制して二冠を達成し、2016年にはドバイワールドカップとパシフィッククラシックSを勝っています。
2014年と2016年の2度、アメリカの年度代表馬に選ばれました。
2020年シーズンから北海道・新ひだかのアロースタッドで供用されていて、2026年も現役の種牡馬です。
種付料は導入時の400万円から2025年に200万円、2026年は100万円と推移しています。
種付頭数も年々細っており、日本での産駒はまだ2〜5歳の4世代だけという段階です。
カリフォルニアクロームの血統構成|何系の種牡馬?
父:ラッキープルピット、母:ラヴザチェイス、母父:ノットフォーラヴという配合です。
父ラッキープルピットはプルピット、エーピーインディ、シアトルスルーと辿る血統で、系統としてはエーピーインディ系にあたります。
母父ノットフォーラヴはミスタープロスペクター系で、母方にはスピードと持続力が入っています。
アメリカのダート王道血統ではあるものの、産駒に伝わっているのは長く脚を使う持久力よりも、短い距離でのスピードと馬体の幅という感じです。
芝もダートも短いところで走り、ダートの1800mが最も奮わないという産駒の傾向は、この伝わり方から素直に説明がつきます。
代表産駒① ワイドラトゥール
母父:アグネスタキオンの牝馬で、産駒の賞金最上位に立つ1頭です。
2025年の愛知杯GIIIを10番人気で制し、カリフォルニアクローム産駒による日本初の重賞制覇を達成しました。
同年のスワンSGIIでも12番人気で2着に突っ込んでおり、人気薄で走るという産駒の性格を体現しています。
脚質は追い込みで、愛知杯を勝ったときも4コーナー13番手からの競馬でした。
ヴィクトリアマイルやマイルCSではGIの壁に跳ね返されており、2026年5月のヴィクトリアマイル後は放牧に出て、現役を続けています。
代表産駒② ワイドブリザード
母父:ディープインパクトの牡馬で、ダート路線の主役です。
2026年4月に3勝クラスの下総Sを勝ち上がりました。
7月の大沼S(L)では4馬身差で逃げ切り、初のオープン特別勝ちを飾っています。
1月の雅Sでも2着に入っており、産駒全体では奮わないダート1700〜1800mで結果を出しているのがこの馬の特異なところです。
脚質は明確な逃げで、近走の勝ち鞍はいずれも通過順が1-1-1-1です。
報道では次走にエルムSGIIIを目標としており、重賞の舞台でどこまでやれるかに注目が集まります。
代表産駒③ ララマセラシオン
母父:クロフネの牡馬で、芝の短距離で存在感を示しています。
2026年の阪急杯GIIIを14番人気で2着に好走し、同年1月には3勝クラスの山城S(京都芝1400m)を10番人気で勝ちました。
脚質は差しから追い込みで、阪急杯の2着時も4コーナー10番手からの競馬です。
芝1400mという産駒の得意帯を極めたタイプで、現役として2026年5月の京王杯スプリングCまで使われています。
代表産駒④ エルフストラック
母父:ダイワメジャーの牝馬です。
2026年3月に中山ダート1800mの2勝クラスを7番人気で勝ち上がり、5月の三条S(3勝クラス)でも2着に入りました。
脚質は先行で、4コーナーの平均通過順は2.3番手と、産駒の中でも前で運ぶタイプです。
芝とダートの両方を使われているのが特徴で、現役として2026年5月まで出走を続けています。
代表産駒⑤ ルクスデイジー
母父:ストラヴィンスキーの牝馬で、京都と阪神のダート1200〜1400mを主戦場にしています。
2026年の高瀬川Sで2着に入り、オープンの水準でも通用するところを見せました。
脚質は先行で、4コーナーの平均通過順は3.2番手です。
短距離のダートで前めから押し切るという、この産駒の理想形をそのまま体現した1頭になります。
まとめ:カリフォルニアクローム産駒の買い方
- 全体は単勝回収率92%・複勝回収率83%。狙いは条件を絞ったときに出てきます
- 牡は外枠6〜8枠(単勝147%)、牝は内枠1〜4枠(単勝150%)が最大の買い
- 中穴が持ち場で、前走4〜6番人気が単勝149%
- ダート×前走4角5番手以内(単勝141%)、1600m以下への距離短縮(207%)、4歳以上(136%)
- 面を問わず短距離。芝1400m以下(単勝172%)、ダート1600m以下(123%)
- 舞台は東京ダート1600m(単勝295%)、馬場はダートの重・不良で一変。道悪は牝馬がとくに強い
- 芝1600m以上・芝の距離延長・ダート1400mと1800m・中京ダート・ダートから芝への替わりは消し
枠と性別の組み合わせを見るだけで狙いの半分が決まる、という珍しいタイプの産駒です。
牡は外、牝は内、そして狙いは中穴の帯。
そのうえでダートは前にいた馬を短い距離に置く、と整理すれば、判断で迷うことはありません。
日本での世代がまだ4つしかないので、サンプルが積み上がり次第そのつど更新していきたいと思います。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV




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