結論:阪神ダート1800mは「急坂でも差しは届かない」コース
- 残り200m付近から急坂を上るのに、4角10番手以下は勝率0.8%・複勝率3.8%
- 4角先頭は勝率29.0%・単勝回収率242%で、坂があっても前は止まらない
- 枠は5〜6枠が勝率8.9%で最上位、1〜2枠は単勝回収率51%まで落ちる
- 距離延長は勝率4.6%・単勝回収率39%で、同距離組が中心
- 種牡馬はキズナが20勝でトップ
- 阪神ダート1800mのコースの特徴|1コーナーまで約303m・残り200mから急坂
- 阪神ダート1800mの枠順は5〜6枠が最上位|1〜2枠は単勝回収率51%
- 阪神ダート1800mの脚質は4角先頭が勝率29.0%|10番手以下は複勝率3.8%
- 阪神ダート1800mの上がりは37秒台が基準|6位以下は勝率0.3%
- 阪神ダート1800mで買える種牡馬|キズナが勝ち星20勝でトップ
- 阪神ダート1800mの母父はキングカメハメハが最多|ゴールドアリュールは単勝回収率144%
- 阪神ダート1800mは前走で前に行けた馬が中心|距離延長は単勝回収率39%
- 阪神ダート1800mの性別|牝馬は前に行けたときだけ複勝回収率112%
- 阪神ダート1800mの年齢別成績|5歳は勝率4.4%・7歳以上は勝ち星なし
- 阪神ダート1800mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
- 阪神ダート1800mの騎手成績|坂井瑠星騎手が単勝回収率137%
- 阪神ダート1800mの人気別信頼度|1番人気の複勝率70.7%
- 阪神ダート1800mの消し条件
- まとめ:阪神ダート1800mは坂より先行力を信じる
阪神ダート1800mのコースの特徴|1コーナーまで約303m・残り200mから急坂
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1周(ダート) | 1,517.6m |
| 直線 | 352.7m |
| コース全体の高低差 | 1.6m |
| ゴール前の坂 | あり(残り200m付近から急な上り) |
| スタート | 正面スタンド前/1コーナーまで約303m |
| 平均頭数 | 13.3頭 |
| 平均勝ちタイム | 1:54.0 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 37.8秒 |
| 4角先頭の勝率 | 29.0% |
阪神のダートは1周1,517.6m、直線は352.7mです。
スタート地点は正面スタンド前で、ゴール前の急坂を上りながら約303m先の1コーナーへ向かいます。
向正面の途中から3〜4コーナー、そして直線の残り200m付近までは下り坂が続き、最後にもう一度急坂を上ってゴールという形です。
坂のない京都のダートと比べると、時計も上がりも掛かりやすい造りになっています。
それなら最後の坂で前が止まって差しが届きそうなものですが、実際の数字は逆です。
| コース | 4角10番手以下の複勝率 |
|---|---|
| 東京ダート1600m | 9.4% |
| 東京ダート1400m | 7.6% |
| 東京ダート2100m | 7.6% |
| 京都ダート1800m | 3.9% |
| 阪神ダート1800m | 3.8% |
| 中山ダート1800m | 3.0% |
4角10番手以下の複勝率を中央4場のダートで並べると、直線の長い東京の3コースが7〜9%台あるのに対して、阪神ダート1800mは3.8%です。
坂のない京都ダート1800mの3.9%とほとんど変わりません。
1800mという距離では隊列が縦長になり、後方からでは坂のあるなしにかかわらず物理的に届かない、というのが実態のようです。
急坂は差し馬の味方をしてくれるほどの装置ではない、とまず押さえておきたいコースです。
なお集計期間には、スタンドリフレッシュ工事による約11か月の休催(2024年4月中旬〜2025年2月末)を含みます。
工事の対象はスタンドで、コースの造り替えではありません。
阪神ダート1800mの枠順は5〜6枠が最上位|1〜2枠は単勝回収率51%
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 43-47-51-559/700 | 6.1% | 20.1% | 51% | 66% |
| 3〜4枠 | 65-72-65-605/807 | 8.1% | 25.0% | 59% | 83% |
| 5〜6枠 | 84-77-75-707/943 | 8.9% | 25.0% | 83% | 89% |
| 7〜8枠 | 85-80-84-789/1038 | 8.2% | 24.0% | 64% | 67% |
勝率・複勝率・回収率のどれで見ても、5〜6枠が最上位です。
逆に1〜2枠は勝率6.1%・単勝回収率51%と、全体(勝率7.9%・単勝回収率65%)をはっきり下回ります。
理由は位置取りの中身を見ると想像がつきます。
| 枠 | 4角で先頭に立てた割合 | 4角4番手以内に付けられた割合 |
|---|---|---|
| 1〜2枠 | 9.3% | 34.0% |
| 3〜4枠 | 10.2% | 36.3% |
| 5〜6枠 | 5.7% | 36.4% |
| 7〜8枠 | 7.2% | 40.2% |
4角で先頭に立てた割合は1〜2枠の9.3%が5〜6枠の5.7%を上回っており、内枠は逃げられないわけではありません。
問題は先頭を取れなかったときで、スタートから1コーナーまで約303mしかないため、位置が決まる前に内で包まれてしまいます。
ダートで揉まれて砂を被ると、力を出し切れないまま終わるケースが出てきます。
一方の外めの枠は、4角4番手以内という「好位」を取れた割合が2〜6ポイント高くなっています。
逃げ切れなければ苦しい内枠より、外から好位を取れる枠のほうが競馬がしやすいという構図です。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 1番人気×1〜4枠 | 33-31-13-32/109 | 30.3% | 70.6% | 67% |
| 1番人気×5〜8枠 | 61-39-18-49/167 | 36.5% | 70.7% | 87% |
同じ1番人気でも、外めの枠なら勝率36.5%・単勝回収率87%、内めの枠なら30.3%・67%です。
複勝率はどちらも70%台なので、3着以内という意味では内枠の人気馬も崩れていません。
頭で買うかどうかを決めるときに、枠を一段かませたいコースということになります。
阪神ダート1800mの脚質は4角先頭が勝率29.0%|10番手以下は複勝率3.8%
| 4角の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 80-57-26-113/276 | 29.0% | 59.1% | 242% | 152% |
| 4角2〜4番手 | 139-143-136-597/1015 | 13.7% | 41.2% | 106% | 119% |
| 4角5〜9番手 | 51-61-100-1071/1283 | 4.0% | 16.5% | 36% | 66% |
| 4角10番手以下 | 7-15-13-879/914 | 0.8% | 3.8% | 8% | 20% |
4角で先頭に立った馬は勝率29.0%・単勝回収率242%です。
この数字は中央4場のダートでは京都ダート1800m(31.0%)、京都ダート1900m(30.9%)に次ぐ3番目の高さになります。
勝ち馬は76頭に散っているので、特定の1頭が回収率を作っているわけでもありません。
4角2〜4番手も単勝回収率106%・複勝回収率119%と、複勝やワイド、3連系の軸として十分に機能します。
逆に4角5〜9番手は勝率4.0%、10番手以下は0.8%です。
坂で前が失速する場面はあっても、その後ろで脚を余した馬まで順番が回ってくることはほとんどない、という感じです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角先頭×5〜8枠 | 42-28-11-48/129 | 32.6% | 62.8% | 292% | 173% |
| 4角先頭×1〜4枠 | 38-29-15-65/147 | 25.9% | 55.8% | 198% | 133% |
同じ4角先頭でも、外めの枠から先頭に立った馬は勝率32.6%・単勝回収率292%まで伸びます。
内から先頭に立った場合の25.9%・198%も十分に高い数字です。
どちらにしても、鮮やかな差しのイメージより「誰が前を取るか」を先に考えたほうが的中に近づくコースと言えそうです。
阪神ダート1800mの上がりは37秒台が基準|6位以下は勝率0.3%
| 上がり順位 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 上がり1位 | 148-65-32-64/309 | 47.9% | 79.3% | 286% | 225% |
| 上がり2〜3位 | 102-144-133-291/670 | 15.2% | 56.6% | 174% | 189% |
| 上がり4〜5位 | 21-51-84-513/669 | 3.1% | 23.3% | 28% | 77% |
| 上がり6位以下 | 6-16-26-1792/1840 | 0.3% | 2.6% | 2% | 10% |
勝ち馬の平均上り3Fは37.8秒です。
メンバー最速の上がりを使えた馬は勝率47.9%と圧倒的ですが、これはレースが終わってから分かる数字でもあります。
予想に活かせるのは、その速い上がりがどの位置から使われたかのほうです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 上がり1位×4角4番手以内 | 101-24-4-4/133 | 75.9% | 97.0% |
| 上がり1位×4角10番手以下 | 7-12-9-43/71 | 9.9% | 39.4% |
メンバー最速の脚を使っても、4角10番手以下からでは勝率9.9%にとどまります。
同じ脚を4番手以内から使えれば75.9%です。
坂で求められるのは後ろから伸びる末脚ではなく、前で運びながら坂を上り切る持続力という整理でよさそうです。
阪神ダート1800mで買える種牡馬|キズナが勝ち星20勝でトップ
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| キズナ | 20-17-13-71/121 | 16.5% | 41.3% | 80% | 81% |
| シニスターミニスター | 17-15-17-89/138 | 12.3% | 35.5% | 95% | 131% |
| ルヴァンスレーヴ | 13-13-10-49/85 | 15.3% | 42.4% | 95% | 139% |
| マジェスティックウォリアー | 10-7-11-81/109 | 9.2% | 25.7% | 83% | 97% |
| ドレフォン | 10-7-9-79/105 | 9.5% | 24.8% | 76% | 107% |
勝ち星のトップはキズナの20勝で、勝率16.5%も5頭のなかで最上位です。
芝のGI馬を多く出す種牡馬ですが、パワーを補う配合の産駒がダート中距離でも安定して走っています。
シニスターミニスターは17勝で複勝回収率131%、ルヴァンスレーヴは13勝で複勝回収率139%です。
どちらも前で運ぶ産駒が多いダート血統で、このコースの前有利な性質とかみ合っています。
マジェスティックウォリアーとドレフォンは10勝で並びますが、勝率は9%台と上位3頭には見劣りします。
阪神ダート1800mの母父はキングカメハメハが最多|ゴールドアリュールは単勝回収率144%
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| キングカメハメハ | 28-18-13-156/215 | 13.0% | 27.4% | 69% | 84% |
| エンパイアメーカー | 15-8-10-63/96 | 15.6% | 34.4% | 73% | 89% |
| ディープインパクト | 12-12-9-112/145 | 8.3% | 22.8% | 80% | 70% |
| ゴールドアリュール | 11-19-15-79/124 | 8.9% | 36.3% | 144% | 114% |
| クロフネ | 10-14-16-109/149 | 6.7% | 26.8% | 38% | 83% |
母父キングカメハメハが28勝でトップ、勝率13.0%と数もまとめています。
回収率で目を引くのは母父ゴールドアリュールで、単勝回収率144%・複勝回収率114%です。
勝ち星は11頭に散っており、複勝率36.3%は表の5頭で最も高い数字になります。
母系に入っても砂の中距離への適性がしっかり伝わっている、という見方ができそうです。
母父クロフネは10勝を挙げていますが、勝率6.7%・単勝回収率38%と人気に見合っていません。
阪神ダート1800mは前走で前に行けた馬が中心|距離延長は単勝回収率39%
| 前走の位置 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走4角1番手 | 26-28-18-167/239 | 10.9% | 30.1% | 114% | 76% |
| 前走4角2〜4番手 | 102-97-86-580/865 | 11.8% | 32.9% | 56% | 75% |
| 前走4角5〜9番手 | 86-82-101-841/1110 | 7.7% | 24.2% | 60% | 81% |
| 前走4角10番手以下 | 29-41-41-781/892 | 3.3% | 12.4% | 66% | 71% |
4角の位置はレースが終わるまで分かりませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。
前走で4角4番手以内に付けていた馬が勝率11%前後で、5番手以下より頭ひとつ上です。
前走4角1番手の単勝回収率114%は目を引きますが、最高配当の1本を除くと77%まで下がる中身なので、逃げていたから買いとまでは言えません。
むしろ気になるのは前走4角2〜4番手で、勝率11.8%と最も高いのに単勝回収率は56%です。
先行力は出馬表で誰でも確認できるぶん、人気に織り込まれやすいのだろうと考察できます。
| 距離 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 37-41-36-438/552 | 6.7% | 20.7% | 59% | 69% |
| 同距離 | 171-160-165-1289/1785 | 9.6% | 27.8% | 78% | 83% |
| 距離延長 | 36-47-47-654/784 | 4.6% | 16.6% | 39% | 66% |
距離変更の軸では同距離が勝率9.6%・複勝率27.8%と、はっきり中心になります。
距離延長は勝率4.6%・単勝回収率39%で、どの数字も同距離を大きく下回ります。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 |
|---|---|---|---|---|
| 距離延長×前走4角4番手以内 | 16-16-13-124/169 | 9.5% | 26.6% | 56% |
| 距離延長×前走4角5番手以下 | 20-31-34-528/613 | 3.3% | 13.9% | 34% |
延長組でも、前走で4角4番手以内に付けていた馬なら勝率9.5%と踏みとどまります。
厳しいのは前走5番手以下からの延長で、勝率3.3%です。
距離を延ばしてさらに追走が楽になるどころか、ペースに乗れないまま坂を迎える形が多いのかなと。
| 前走の場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 京都 | 90-79-78-728/975 | 9.2% | 25.3% | 59% | 66% |
| 阪神 | 67-76-80-650/873 | 7.7% | 25.5% | 75% | 79% |
| 中京 | 32-36-34-364/466 | 6.9% | 21.9% | 62% | 75% |
| 小倉 | 24-25-20-265/334 | 7.2% | 20.7% | 56% | 74% |
| 東京 | 9-6-10-107/132 | 6.8% | 18.9% | 22% | 74% |
| 中山 | 8-7-7-93/115 | 7.0% | 19.1% | 156% | 117% |
| 新潟 | 7-8-14-72/101 | 6.9% | 28.7% | 30% | 82% |
| 札幌 | 3-7-0-54/64 | 4.7% | 15.6% | 72% | 80% |
前走が京都・阪神・中京だった馬で全体の3分の2を占め、成績も関西圏からの臨戦が標準的です。
前走中山の単勝回収率156%は目立ちますが、こちらも一番大きい配当を除くと78%まで下がる中身です。
115走で8勝というサンプルなので、傾向として見ておく程度にとどめたいところです。
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走芝 | 31-24-22-391/468 | 6.6% | 16.5% | 62% | 61% |
| 前走ダート | 213-224-226-1987/2650 | 8.0% | 25.0% | 65% | 79% |
前走芝からの臨戦は複勝率16.5%で、前走ダートの25.0%に届きません。
砂替わりの一発を積極的に拾いにいくコースではなさそうです。
| 間隔 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 連闘〜中2週 | 78-96-117-1010/1301 | 6.0% | 22.4% | 47% | 75% |
| 中3〜5週 | 69-63-53-537/722 | 9.6% | 25.6% | 62% | 74% |
| 中6週〜3か月 | 69-62-53-516/700 | 9.9% | 26.3% | 93% | 81% |
| 3か月超 | 28-27-25-318/398 | 7.0% | 20.1% | 78% | 75% |
間隔では中6週〜3か月が勝率9.9%・単勝回収率93%で最上位です。
連闘〜中2週は単勝回収率47%まで落ちるので、使い詰めの馬より、ひと息入れて立て直してきた馬を上に取りたいところです。
阪神ダート1800mの性別|牝馬は前に行けたときだけ複勝回収率112%
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 201-201-196-1777/2375 | 8.5% | 25.2% | 64% | 79% |
| 牝馬 | 76-75-79-883/1113 | 6.8% | 20.7% | 68% | 70% |
牝馬は勝率6.8%・複勝率20.7%で、牡馬より2〜5ポイント下がります。
ただ、これは位置取りとの掛け算で見たほうが実態に近いです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牝馬×4角4番手以内 | 54-49-50-235/388 | 13.9% | 39.4% | 113% | 112% |
| 牝馬×4角5番手以下 | 22-26-29-648/725 | 3.0% | 10.6% | 44% | 48% |
4角4番手以内に付けられた牝馬は勝率13.9%・複勝回収率112%と、複勝やワイド、3連系の軸候補になる水準です。
前に行けなかった牝馬は勝率3.0%・複勝率10.6%まで落ちます。
牝馬を検討するときは、先行できる根拠が前走の通過順にあるかどうかを、牡馬以上に厳しく見たいところです。
阪神ダート1800mの年齢別成績|5歳は勝率4.4%・7歳以上は勝ち星なし
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 41-42-40-321/444 | 9.2% | 27.7% | 85% | 76% |
| 3歳 | 147-136-136-1355/1774 | 8.3% | 23.6% | 61% | 72% |
| 4歳 | 68-63-63-478/672 | 10.1% | 28.9% | 76% | 84% |
| 5歳 | 15-20-15-289/339 | 4.4% | 14.7% | 39% | 58% |
| 6歳 | 6-12-15-136/169 | 3.6% | 19.5% | 101% | 127% |
| 7歳以上 | 0-3-6-81/90 | 0.0% | 10.0% | 0% | 83% |
4歳が勝率10.1%・複勝率28.9%で最上位、2〜3歳もおおむね標準的です。
5歳になると勝率4.4%・単勝回収率39%まで落ちます。
6歳の単勝回収率101%は6勝のうちの大きい配当1本によるもので、これを買える数字とは読まないほうが無難です。
7歳以上は90走して勝ち星がありません。
阪神ダート1800mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
| クラス | 平均勝ちタイム | レース数 |
|---|---|---|
| 新馬 | 1:55.7 | 13 |
| 未勝利 | 1:55.0 | 117 |
| 1勝クラス | 1:53.4 | 82 |
| 2勝クラス | 1:52.9 | 41 |
| 3勝クラス | 1:52.2 | 14 |
| オープン | 1:51.2 | 10 |
| 馬場 | 平均勝ちタイム | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 1:54.3 | 200-199-198-1909/2506 | 8.0% | 23.8% | 63% | 74% |
| 稍重 | 1:53.6 | 48-48-48-444/588 | 8.2% | 24.5% | 64% | 68% |
| 重 | 1:52.0 | 20-20-20-218/278 | 7.2% | 21.6% | 82% | 99% |
| 不良 | 1:52.2 | 9-9-9-89/116 | 7.8% | 23.3% | 72% | 118% |
新馬とオープンでは平均勝ちタイムに4.5秒の差があります。
馬場が渋ると砂が締まって脚抜きがよくなり、良の1:54.3に対して重は1:52.0まで速くなります。
好走率そのものは馬場状態で大きく動かないので、渋った馬場を特別視する必要は薄そうです。
阪神ダート1800mの騎手成績|坂井瑠星騎手が単勝回収率137%
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 坂井瑠星 | 25-12-8-60/105 | 23.8% | 42.9% | 137% | 84% |
| 松山弘平 | 24-21-9-84/138 | 17.4% | 39.1% | 92% | 86% |
| 岩田望来 | 17-20-19-78/134 | 12.7% | 41.8% | 61% | 83% |
| 西村淳也 | 16-11-14-56/97 | 16.5% | 42.3% | 115% | 102% |
| 武豊 | 14-10-9-30/63 | 22.2% | 52.4% | 78% | 89% |
勝ち星のトップは坂井瑠星騎手の25勝で、勝率23.8%・単勝回収率137%です。
上位騎手の回収率は人気に織り込まれて伸びないコースが多いなか、この数字を残しているのは特筆ものです。
西村淳也騎手も単勝回収率115%・複勝回収率102%と、人気の割に走らせています。
武豊騎手は複勝率52.4%が5名で最も高い数字です。
阪神ダート1800mの人気別信頼度|1番人気の複勝率70.7%
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 94-70-31-81/276 | 34.1% | 70.7% | 79% | 88% |
| 2〜3番人気 | 101-74-82-292/549 | 18.4% | 46.8% | 84% | 83% |
| 4〜6番人気 | 60-78-87-602/827 | 7.3% | 27.2% | 81% | 78% |
| 7〜9番人気 | 17-34-57-695/803 | 2.1% | 13.4% | 72% | 84% |
| 10番人気以下 | 5-20-18-990/1033 | 0.5% | 4.2% | 33% | 62% |
1番人気は勝率34.1%・複勝率70.7%です。
この複勝率は中央4場のダートでは高い部類で、軸としての信頼は置けます。
ただし勝率34.1%は突出した数字ではないので、頭固定にするかどうかは枠と位置取りを見てからにしたいところです。
10番人気以下は276レースで5勝、複勝率4.2%なので、手広く流す妙味は乏しいコースです。
阪神ダート1800mの消し条件
阪神ダート1800mで評価を下げたい条件
- 4角10番手以下は勝率0.8%・複勝率3.8%で、上がり最速でも勝率9.9%どまり
- 上がり6位以下は1,840走で6勝、単勝回収率2%
- 距離延長は勝率4.6%・単勝回収率39%で、前走5番手以下からの延長は勝率3.3%
- 5歳以上は勝率が4%を割り、7歳以上は90走して未勝利
- 牝馬×4角5番手以下は勝率3.0%・複勝率10.6%
- 連闘〜中2週は単勝回収率47%で、間隔を取った馬に見劣りする
消し条件はどれも「前で運べない」ことに行き着きます。
急坂の見た目に引っ張られて後方の末脚に期待する形が、このコースでは一番分の悪い買い方になります。
まとめ:阪神ダート1800mは坂より先行力を信じる
阪神ダート1800mのポイント
- 残り200m付近から急坂を上るのに、4角10番手以下は勝率0.8%・複勝率3.8%
- 4角先頭は勝率29.0%・単勝回収率242%、4角2〜4番手も複勝回収率119%
- 枠は5〜6枠が最上位で、1〜2枠は単勝回収率51%まで落ちる
- ローテは同距離が中心で、距離延長は勝率4.6%・単勝回収率39%
- 種牡馬はキズナ(20勝)、母父はゴールドアリュール(単勝回収率144%)に注目
阪神ダート1800mは、ゴール前の急坂から受ける「差しが決まりそう」という印象と、実際の数字が食い違うコースです。
後方からの馬は坂を待つ前に置かれてしまうので、まず前走の通過順で前に行ける馬を探すことから始めたいところです。
そのうえで枠の並びと距離変更を重ねれば、検討する馬はかなり絞れます。
同じ阪神のダートでも、1400m以下の短距離はスタート直後の追走力がより問われるので、この記事の傾向をそのまま持ち込まないよう気をつけたいところです。
同じ1800mの京都ダート1800mは坂がなく、中山ダート1800mは小回りの急坂と、隣り合う舞台でも性質が変わります。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
短距離や長丁場の傾向は、ダート1200m・ダート1400m・ダート2000mにまとめています。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.9.9〜2026.6.21、阪神ダート1800m・JRA平地)



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