「ダート馬」の印象に反して、産駒は芝の中距離型です。全体は勝率3.5%と苦しく、狙いはかなり限定されます。
浮上するのは芝で前走2〜4番手だった先行馬(勝率24.1%・単勝回収率174%)と芝の稍重(勝率21.7%・単勝回収率184%)。ダートと芝の後方は消しです。
ホークビル産駒の成績と全体像|実は芝の種牡馬
| 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 11-14-9-282/316 | 3.5% | 7.9% | 10.8% | 25% | 46% |
初年度産駒から、苦戦傾向は変わっていません。勝率3.5%・複勝率10.8%は種牡馬として物足りない水準で、手広く買うと負けが込みます。狙う条件をかなり絞る前提で読んでください。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝 | 9-12-2-159/182 | 4.9% | 12.6% | 35% | 51% |
| ダート | 2-2-7-123/134 | 1.5% | 8.2% | 11% | 40% |
ここが最初のポイントです。産駒は芝のほうが上(勝率4.9%)で、ダートは勝率1.5%。父ホークビルはドバイシーマクラシックを連覇した芝の中長距離馬で、「ダート馬?」という旧来のイメージはデータと合いません。ダートに出てきたら、それだけで消してよい種牡馬です。
ホークビル産駒の距離適性|芝の中距離
| 距離帯 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1200m以下 | 1-2-0-19/22 | 4.5% | 13.6% | 9% | 106% |
| 芝1300〜1400m | 0-0-0-20/20 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
| 芝1500〜1600m | 0-1-0-36/37 | 0.0% | 2.7% | 0% | 16% |
| 芝1700〜1800m | 4-5-0-35/44 | 9.1% | 20.5% | 90% | 78% |
| 芝1900〜2000m | 4-3-1-36/44 | 9.1% | 18.2% | 48% | 57% |
芝でも1700〜2000mの中距離が主戦場で、勝率9.1%と全体の3倍近くまで上がります。父が2400mのドバイシーマクラシックを勝った中長距離馬だけに、ここは血統どおりです。
反対に芝1300〜1600mは0勝。マイル前後の忙しい競馬は向かず、少し距離のある中距離でこそ持ち味が出ます。芝2200m以上は15走0勝で、さすがに長すぎるようです。
ホークビル産駒は重馬場で走る?|芝の稍重で一変
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝良 | 4-6-2-137/149 | 2.7% | 8.1% | 14% | 43% |
| 芝稍重 | 5-6-0-12/23 | 21.7% | 47.8% | 184% | 122% |
| 芝重 | 0-0-0-9/9 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
| 芝不良 | 0-0-0-1/1 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
この産駒でいちばん驚く数字がここです。芝の稍重で勝率21.7%・複勝率47.8%・単勝回収率184%。良馬場の勝率2.7%とは別馬のようです。芝は少し時計がかかったほうがベターで、水を含んで力の要る馬場になると、父譲りのパワーとスタミナが活きます。
※芝稍重は23走とサンプルが限られます。ただし勝率・複勝率・回収率のすべてが揃って高く、傾向としては信頼できます。芝重は9走・不良は1走で、渋りすぎるとかえって走れていません。走数が増えたら、更新のたびに見直していきます。
ホークビル産駒の脚質|芝で前に行けることが絶対条件
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 逃げ(1番手) | 0-0-0-4/4 | 0.0% | 0.0% | 0% | 0% |
| 先行(2〜4番手) | 7-2-1-19/29 | 24.1% | 34.5% | 174% | 94% |
| 中団(5〜9番手) | 2-7-1-33/43 | 4.7% | 23.3% | 29% | 110% |
| 後方(10番手以下) | 0-1-0-59/60 | 0.0% | 1.7% | 0% | 9% |
この表がこの記事の核心です。芝で前走2〜4番手だった先行馬は勝率24.1%・単勝回収率174%。産駒全体の勝率3.5%の7倍という、極端な数字です。
反対に後方(10番手以下)は60走して勝ち星ゼロ。差し追い込みはまったく決まりません。前走で前に行けていたかどうかが、この産駒を買うか消すかの分かれ目になります。
ホークビル産駒の買い方【狙い目5選】
芝の先行馬という一点に絞ったうえで、さらに数字が上がる条件を5つ挙げます。
買い① 芝で前走4角2〜4番手
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝×前走4角2〜4番手 | 7-2-1-19/29 | 24.1% | 34.5% | 174% | 94% |
この産駒の唯一にして最大の買い条件です。勝率24.1%・単勝回収率174%(最高配当を除いても91%)。前走で先行できていた馬が芝に出てきたら、頭から狙う価値があります。29走と数は多くありませんが、7勝を挙げており偶然ではありません。
買い② 芝の稍重
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝稍重 | 5-6-0-12/23 | 21.7% | 47.8% | 184% | 122% |
勝率21.7%・単勝回収率184%・複勝回収率122%。少し時計がかかった芝で一変します。買い①の「先行馬」と稍重が重なったときが、この産駒の最大の狙いどきです。
※23走とサンプルは限られます。頭を過信せず、複勝・ワイドで手広く取るのも一手です。
買い③ 前走1〜3着だった馬
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走1〜3着 | 6-2-2-22/32 | 18.8% | 31.2% | 86% | 56% |
勝率18.8%・複勝率31.2%。前走で好走していた馬は、続けて走ります。反対に前走7着以下だと勝率2%以下まで落ちるので、調子が上向いている馬に絞るのが安全です。
買い④ 芝の同距離継続
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝×前走と同距離 | 6-5-0-33/44 | 13.6% | 25.0% | 126% | 110% |
勝率13.6%・単勝回収率126%・複勝回収率110%と単複ともプラス。前走と同じ距離を使ってきた馬が安定します。距離短縮・延長では数字が落ちるので、同じ距離を続けて使われている馬を狙うのが効きます。
買い⑤ 1勝クラス
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1勝クラス | 3-2-2-23/30 | 10.0% | 23.3% | 84% | 66% |
勝率10.0%と、未勝利(勝率2.9%)や新馬(0勝)よりはっきり上です。勝ち上がって1勝クラスに上がってからのほうが、力を出せるタイプです。
ホークビル産駒の母父別成績|血統相性は?
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父ダイワメジャー | 2-4-1-26/33 | 6.1% | 21.2% | 40% | 110% |
頭数がまとまっている母父はダイワメジャーのみです。複勝率21.2%・複勝回収率110%と、3着内には堅実に来ます。パワーとスピードを足すダイワメジャーとの配合は、悪くない方向です。
※そのほかの母父はいずれも30走未満とサンプルが少なく、傾向を語れる水準ではありません。
ホークビル産駒は何歳が買い?
| 馬齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2歳 | 3-6-2-84/95 | 3.2% | 11.6% | 17% | 60% |
| 3歳 | 6-6-7-175/194 | 3.1% | 9.8% | 25% | 39% |
| 4歳 | 0-2-0-18/20 | 0.0% | 10.0% | 0% | 37% |
どの世代も勝率3%前後と平坦で、年齢で買い時を測るタイプではありません。すでに供用を終えた(2024年引退)種牡馬のため、産駒はこれ以上増えません。狙いは年齢よりも、脚質と馬場で絞るのが正解です。
ホークビル産駒と相性のいい騎手
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 浜中俊 | 3-2-0-2/7 | 42.9% | 71.4% | 219% | 196% |
| 武藤雅 | 2-2-0-10/14 | 14.3% | 28.6% | 94% | 91% |
| 川端海翼 | 1-1-0-11/13 | 7.7% | 15.4% | 192% | 82% |
| 柴田大知 | 1-0-0-9/10 | 10.0% | 10.0% | 38% | 17% |
| 黛弘人 | 1-2-1-6/10 | 10.0% | 40.0% | 43% | 103% |
浜中俊騎手が7鞍で3勝(勝率42.9%)と最も稼いでおり、武藤雅騎手も勝率14.3%とまとまっています。
※いずれも騎乗数は最多14鞍と少なく、単発の好走で数字が動きます。騎手を軸に狙うより、脚質・馬場の条件と合わせて判断してください。
ホークビル産駒の人気別の信頼度
| 当日人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 4-1-1-2/8 | 50.0% | 75.0% | 130% | 96% |
| 2〜3番人気 | 3-2-1-13/19 | 15.8% | 31.6% | 61% | 49% |
| 4〜6番人気 | 3-4-4-30/41 | 7.3% | 26.8% | 76% | 76% |
| 7番人気以下 | 1-7-3-237/248 | 0.4% | 4.4% | 10% | 40% |
数は少ないものの、1番人気は8戦4勝(勝率50.0%)と、支持されたときはしっかり走ります。反対に7番人気以下は勝率0.4%で、人気薄はまず来ません。この産駒は人気馬を信じ、人気薄には手を出さないのが鉄則です。
ホークビル産駒の消し条件
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ダート | 2-2-7-123/134 | 1.5% | 8.2% | 11% | 40% |
| 芝×前走4角10番手以下 | 0-1-0-59/60 | 0.0% | 1.7% | 0% | 9% |
| 芝1300〜1600m | 0-1-0-56/57 | 0.0% | 1.8% | 0% | 10% |
| 前走7〜9着 | 0-3-1-53/57 | 0.0% | 7.0% | 0% | 32% |
最優先の消しがダート(勝率1.5%)と芝で前走後方だった馬(60走0勝)です。この2つに当てはまるだけで、狙いから完全に外して構いません。
次いで芝1300〜1600mの短めの距離(0勝)と前走7着以下(勝ち星ゼロ)。この産駒は芝の中距離を、前で運べて、好走の勢いに乗っている馬という、かなり狭い条件でだけ買う種牡馬です。
ホークビルのプロフィール
ホークビルは2013年生まれの栗毛、2024年に種牡馬を引退しました。父Kitten’s Joy、母父Giant’s Causeway。現役では英・愛・独・仏・加・首で24戦10勝を挙げました。
2歳からの6連勝でエクリプスステークスを制して初GIタイトルを獲得。5歳ではGⅡドバイシティオブゴールドと、レイデオロらが参戦したドバイシーマクラシック(芝2410m)を連勝しました。芝の中長距離で世界を相手に戦った実力馬です。
ホークビルの血統構成
父:Kitten’s Joyはエルプラド系(サドラーズウェルズ系)で、アメリカの芝を代表する大種牡馬。芝の中長距離とスタミナを伝えます。
母父:Giant’s Causewayはストームキャット系で、パワーとタフさを補う血統。芝でこそ走り、少し渋った馬場でパワーが活きるという産駒の傾向は、この芝血統×パワーの配合と一致します。日本の高速の芝マイル戦で忙しくなると失速するのも、裏返しといえます。
代表産駒① カテリーナ
産駒のなかで最も勝ち星を挙げている一頭で、芝の条件戦で息長く走っています。まだ重賞タイトルには届いていませんが、この産駒の「芝・中距離・先行」という勝ちパターンを体現しています。
代表産駒② アッカン
こちらも芝を中心に走る産駒で、条件戦で勝ち鞍を挙げています。父ホークビルは2024年に引退したため産駒はこれ以上増えませんが、いま走っている世代のなかから、買いの条件にはまる馬を拾っていくのがこの種牡馬との付き合い方です。
まとめ:ホークビル産駒の買い方
- 「ダート馬」の印象に反して、実は芝の中距離種牡馬(芝4.9%/ダート1.5%)
- 全体は勝率3.5%と苦しい。狙いは芝×前走2〜4番手(勝率24.1%・単勝回収率174%)に集約
- 芝の稍重(勝率21.7%・単勝回収率184%)が重なれば最大の狙いどき
- 前走1〜3着・芝の同距離・1勝クラス・1番人気も後押し材料
- ダート・芝の後方(60走0勝)・芝1300〜1600m・前走7着以下は消し
難しい種牡馬であることは事実です。それでも芝の中距離で、前に行けて、稍重という形なら、勝率も回収率も大きく跳ね上がります。頭数が限られるぶん出番は多くありませんが、条件がそろった一頭を見つけたときの破壊力は本物です。予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV




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