このページでは、福島競馬ダート1700mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
スタート地点は直線コースの入り口から少し距離を取ったところで1コーナーまでは338m。
小回りコースらしく先行争いは激しくなることが多くなり、2コーナーでは緩やかに下り坂。
向正面に入り、若干流れが緩むものの全体的に締まったラップで推移する傾向にあり、持久力比べの様相になることが多く見られます。
以上の特徴から米国血統持ちの馬の活躍が目立ちますし、そういった血統を持つ逃げ先行馬には人気薄であろうと注意が必要です。
枠順別による大きな有利不利はありませんが、馬場が湿るとなかなか外からの差しが決まりづらくなり、逃げ先行馬がより有利に。
乾いた馬場では体力面に優れた欧州血統のまくり差しも決まることシーンがあるので、展開・流れがどうなるか事前に吟味が必要なコースでもあります。
◆枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 11-12-11-133/167 | 6.6% | 13.8% | 20.4% | 35% | 54% |
2枠 | 27-16-16-240/299 | 9.0% | 14.4% | 19.7% | 114% | 93% |
3枠 | 25-20-24-240/309 | 8.1% | 14.6% | 22.3% | 149% | 91% |
4枠 | 15-23-27-254/319 | 4.7% | 11.9% | 20.4% | 39% | 60% |
5枠 | 22-19-14-264/319 | 6.9% | 12.9% | 17.2% | 153% | 61% |
6枠 | 24-28-24-250/326 | 7.4% | 16.0% | 23.3% | 81% | 74% |
7枠 | 22-22-25-261/330 | 6.7% | 13.3% | 20.9% | 88% | 82% |
8枠 | 21-27-26-259/333 | 6.3% | 14.4% | 22.2% | 67% | 87% |
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
新馬戦 | 1:47.6 | – | – | – |
未勝利戦 | 1:47.6 | 1:47.2 | 1:46.3 | 1:45.6 |
1勝クラス | 1:46.3 | 1:45.8 | 1:45.1 | 1:44.5 |
2勝クラス | 1:45.6 | 1:45.8 | 1:44.3 | – |
3勝クラス | 1:45.0 | – | 1:44.0 | – |
オープン | 1:44.5 | – | 1:43.3 | – |
リステッド | 1:44.3 | 1:42.6 | – | – |
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
シニスターミニスター | 12-7-12-52/83 | 14.5% | 22.9% | 37.3% | 98% | 98% |
オルフェーヴル | 7-1-4-32/44 | 15.9% | 18.2% | 27.3% | 480% | 161% |
ヘニーヒューズ | 5-6-5-40/56 | 8.9% | 19.6% | 28.6% | 41% | 54% |
ドレフォン | 5-5-4-38/52 | 9.6% | 19.2% | 26.9% | 188% | 84% |
キンシャサノキセキ | 5-5-2-46/58 | 8.6% | 17.2% | 20.7% | 82% | 61% |
中央・地方問わず現在ダート競馬で優秀な成績を残しているシニスターミニスター産駒がトップ。
これに続くのはオルフェーヴル産駒になりますが、集計期間内では好走馬は軒並み人気薄。前走成績に拘らず狙いを立てるべきか。
ヘニーヒューズ産駒はドレフォン産駒は基本的には前々で立ち回れそうな馬ら狙う方がベターかなとは思います。
さらに表には記載がありませんが、ホッコータルマエ産駒やルーラーシップ産駒といったキングカメハメハを経由した血統馬も成績は良好。
今後はダノンレジェンド産駒も要チェックでしょう。
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
アグネスタキオン | 9-6-13-55/83 | 10.8% | 18.1% | 33.7% | 191% | 114% |
キングカメハメハ | 7-6-6-82/101 | 6.9% | 12.9% | 18.8% | 52% | 47% |
ゴールドアリュール | 7-6-5-37/55 | 12.7% | 23.6% | 32.7% | 171% | 78% |
クロフネ | 7-5-4-71/87 | 8.0% | 13.8% | 18.4% | 416% | 73% |
シンボリクリスエス | 6-2-7-55/70 | 8.6% | 11.4% | 21.4% | 55% | 97% |
トップはアグネスタキオン。母父として日本競馬ではダート競馬で広く活躍を見せているので、このレース限らずダートにおける減点要素が少ない特徴があり、率まで優秀。
キングカメハメハに関しても同様のことが言えます。
ゴールドアリュールやクロフネは序盤から出して行って、粘りこむ持久力が魅力。
ロベルトはこのコースにおけるまくり体力要員といったところでしょう。
乾いた馬場、長くいい脚を使える馬がシンボリクリスエス、またはロベルトを内包している場面では積極的に。
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
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戸崎圭太 | 11-3-4-24/42 | 26.2% | 33.3% | 42.9% | 110% | 90% |
菱田裕二 | 9-4-2-30/45 | 20.0% | 28.9% | 33.3% | 220% | 114% |
田辺裕信 | 8-5-4-10/27 | 29.6% | 48.1% | 63.0% | 87% | 124% |
菊沢一樹 | 8-3-9-56/76 | 10.5% | 14.5% | 26.3% | 298% | 208% |
横山琉人 | 7-2-2-40/51 | 13.7% | 17.6% | 21.6% | 197% | 65% |
小回りコース×ダート戦での立ち回りは戸崎圭太騎手はさすがといったところでしょう。
ダート1150m戦に続いて田辺騎手の成績も優秀で、穴騎手は菊澤騎手。
さらには福島では近年横山琉人騎手の活躍が目立ちます。
・馬場状態で台頭できる脚質が変わることがある。
・枠順差はさほど気にしなくても大丈夫
・機動力を伝えやすい米国血統種牡馬を狙うが基本のコース
・母父はアグネスタキオンが超優秀
・戸崎騎手が得意と言える舞台の一つ