新潟ダート1200mはワンターンの持続力勝負|傾向・血統・枠順データ




結論:新潟ダート1200mは「ワンターンの持続力勝負」

  • 回るコーナーは3〜4角の一つだけ、約525m+直線353.9mを息の入らない流れで走るワンターン
  • 173勝のうち133勝が4角4番手以内から、しかも129勝はメンバー上がり3位以内
  • 4角4番手以内かつ上がり3位以内なら勝率61.1%・複勝率96.6%
  • 枠は5〜6枠が勝率8.8%で最上位、1〜2枠は複勝率15.9%・複勝回収率51%
  • 前走1500m以上からの短縮は198走で2勝、勝率1.0%

新潟ダート1200mのコースの特徴|3コーナーまで約525mのワンターン

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・JRA平地
項目 数値
1周(ダート) 1,472.5m
直線 353.9m
コース全体の高低差 0.6m(ほぼ平坦)
回るコーナー 3〜4コーナーのみ(ワンターン)
スタート 向正面のポケット/3コーナーまで約525m
平均頭数 14.4頭
平均勝ちタイム 1:11.8
勝ち馬の平均上り3F 37.0秒
4角先頭の勝率 27.2%

新潟のダートは左回りで、1周1,472.5m、直線は353.9mです。

高低差は0.6mしかなく、コース全体がほぼ平坦に造られています。

1200mのスタート地点は2コーナーの奥にあるポケットで、発走から100mほどは芝の上を走ります。

そこから3コーナーまでは約525mあり、これはJRAのダート1200mでは最も長い距離です。

参考までに、中山ダート1200mは約502m、阪神ダート1200mは約342mになります。

そして回るコーナーは3〜4コーナーの一つだけで、いわゆるワンターンのコース形態です。

芝の上で加速して525mを直線的に走り、緩いカーブを一度だけ回って353.9mの直線を向く。

息を入れられる区間がどこにもない構成で、速い流れをどこまで持続できるかが問われる舞台です。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 173-173-176-1931/2453 7.1% 14.1% 21.3% 70% 72%

全体では勝率7.1%・複勝率21.3%で、平均頭数は14.4頭です。

新潟の開催は春・夏・秋の3期に分かれており、集計期間の173レースはそのすべてを含んでいます。

新潟ダート1200mの枠順は5〜6枠が最上位|内は包まれると苦しい

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・枠帯別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 25-20-29-392/466 5.4% 15.9% 71% 51%
3〜4枠 47-40-46-506/639 7.4% 20.8% 58% 68%
5〜6枠 59-57-42-509/667 8.8% 23.7% 93% 88%
7〜8枠 42-56-59-524/681 6.2% 23.1% 59% 73%

勝率・複勝率とも5〜6枠が最上位で、複勝回収率88%も4つの帯で最も高くなります。

逆に1〜2枠は複勝率15.9%・複勝回収率51%と、はっきり見劣りします。

芝の上からスタートするので外枠のほうが加速しやすいと言われますが、大外の7〜8枠も勝率6.2%・単勝回収率59%で、そのまま買える枠ではありません。

枠ごとの位置取りを見ると、この並びの理由が見えてきます。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・枠帯別の位置取り
4角で先頭に立てた割合 4角4番手以内に付けられた割合
1〜2枠 8.5% 27.5%
3〜4枠 9.5% 32.2%
5〜6枠 6.1% 31.4%
7〜8枠 4.5% 34.4%

ハナを主張できた割合は内寄りほど高く、1〜2枠が8.5%、3〜4枠が9.5%です。

ところが4角4番手以内という好位に収まれた割合は、1〜2枠の27.5%が最も低くなります。

内枠は行き切れれば楽ですが、主張しきれなかったときに前後を囲まれて位置を下げてしまう、という二極化が起きているわけです。

一方の7〜8枠は好位を確保した割合が34.4%で最も高く、外から被されずに運べる利点はきちんと出ています。

それでも成績が伸びないので、同じ好位でも枠によって値打ちが違うのかを確かめます。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・枠帯×4角の位置
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠×4角4番手以内 15-14-13-87/129 11.6% 32.6% 197% 98%
3〜4枠×4角4番手以内 41-25-25-115/206 19.9% 44.2% 162% 134%
5〜6枠×4角4番手以内 45-42-21-102/210 21.4% 51.4% 160% 140%
7〜8枠×4角4番手以内 32-40-38-125/235 13.6% 46.8% 128% 141%
1〜2枠×4角5番手以下 10-6-16-305/337 3.0% 9.5% 23% 32%
3〜4枠×4角5番手以下 6-15-21-391/433 1.4% 9.7% 9% 36%
5〜6枠×4角5番手以下 14-15-21-407/457 3.1% 10.9% 62% 65%
7〜8枠×4角5番手以下 10-16-21-399/446 2.2% 10.5% 23% 38%

好位を取れた馬に絞ると、5〜6枠が勝率21.4%・複勝率51.4%で最も強い数字になります。

単勝回収率160%は最高配当の1本を除いても146%が残り、勝ち馬も44頭に散っているので見かけだけの数字ではありません。

同じ好位でも7〜8枠は勝率13.6%までしか届かず、外を回るぶんのロスが最後に効いてくる形です。

加えて、芝の上から出るぶん外枠が加速しやすいという話は競馬ファンによく知られていて、そのイメージが人気に織り込まれやすい面もあります。

7〜8枠の単勝回収率が59%どまりなのは、好位に付けられる長所がすでにオッズへ反映されているからだと見ています。

そして4角で5番手以下に置かれると、どの枠でも勝率3.1%以下です。

とくに1〜2枠×4角5番手以下は複勝率9.5%・複勝回収率32%で、内で控える形になった時点で厳しくなります。

新潟ダート1200mの脚質|4角先頭の勝率27.2%はダート1200mで最上位

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・4コーナー通過順別
4角の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 47-30-24-72/173 27.2% 58.4% 246% 157%
4角2〜4番手 86-91-73-357/607 14.2% 41.2% 132% 124%
4角5〜9番手 33-36-57-736/862 3.8% 14.6% 52% 64%
4角10番手以下 7-16-22-766/811 0.9% 5.5% 7% 22%

173勝のうち133勝を、4角を4番手以内で回った馬が挙げています。

4角で先頭に立った馬は勝率27.2%・単勝回収率246%で、最高配当の1本を除いても215%が残ります。

勝った47頭は44頭に散っており、特定の1頭が作った数字ではありません。

その勝ち馬の人気は中央値で2番人気ですが、47勝のうち7勝は7番人気以下から出ています。

2〜4番手も単勝回収率132%・複勝回収率124%と、前で運ぶこと自体がまだ人気に織り込まれ切っていない印象です。

一方で4角5〜9番手は勝率3.8%、10番手以下は811走して7勝どまりになります。

この27.2%という数字が高いのかどうか、同じダート1200mを施行する5コースと並べて確かめます。

集計期間:2023.9〜2026.6/JRAのダート1200m・4角先頭の勝率と1番人気の勝率
コース 4角先頭の勝率 1番人気の勝率
新潟ダート1200m 27.2% 31.8%
中山ダート1200m 25.9% 36.5%
京都ダート1200m 24.5% 33.0%
中京ダート1200m 24.1% 43.7%
阪神ダート1200m 22.2% 31.0%

JRAでダート1200mが組まれているのはこの5コースで、4角先頭の勝率は新潟が最も高くなります。

ただし5コースの並びは僅差で、突出して前が有利というほどの開きではありません。

ダート全体で見れば小倉ダート1000mの52.9%のような短距離戦のほうがはるかに前は止まらないので、そこは正直に書いておきます。

むしろ目を引くのは右の列で、新潟の1番人気の勝率31.8%は5コースの中で下から2番目です。

前が残りやすいのに人気馬は勝ち切れない。

この組み合わせが、このコースで配当が跳ねる下地になっています。

新潟ダート1200mの上がりは「前で使えてこそ」|好位×上がり3位以内で複勝率96.6%

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・メンバー内の上がり3F順位別
上がり順位 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上がり1位 48-35-23-88/194 24.7% 54.6% 213% 201%
上がり2〜3位 81-50-49-255/435 18.6% 41.4% 181% 131%
上がり4〜5位 31-47-58-348/484 6.4% 28.1% 92% 95%
上がり6位以下 13-41-46-1240/1340 1.0% 7.5% 6% 25%

勝ち馬の平均上り3Fは37.0秒です。

173勝のうち129勝はメンバー上がり3位以内の馬が挙げており、上がり6位以下は1,340走して13勝しかありません。

先ほどの4角の表と合わせると、このコースは「前にいたこと」と「脚が残っていたこと」の両方を求めていることになります。

その2つを掛け合わせた表がこちらです。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・4角の位置×メンバー内の上がり順位
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角4番手以内×上がり3位以内 91-40-13-5/149 61.1% 96.6% 510% 243%
4角4番手以内×上がり4位以下 42-81-84-424/631 6.7% 32.8% 74% 105%
4角5番手以下×上がり3位以内 38-45-59-338/480 7.9% 29.6% 92% 125%
4角5番手以下×上がり4位以下 2-7-20-1164/1193 0.2% 2.4% 5% 11%

好位で回ってなお上がり3位以内という馬は、149走のうち144走で3着以内に入っています。

勝率61.1%・複勝率96.6%はほとんど答えのような数字で、勝ち馬も88頭に散っています。

ところが同じ好位でも、上がりが4位以下に落ちた馬は勝率6.7%まで下がります。

逆に上がり3位以内でも、4角で5番手以下だった馬は勝率7.9%どまりです。

位置だけでも脚だけでも足りないというのが、このコースの一貫した性格になります。

525mを流れに乗って走り、一つのカーブを回り、353.9mを持たせる

ワンターンで息を入れる場所がないぶん、速いラップを長く続けられる馬が浮上する、と整理できます。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・後方から最速の脚を使った馬
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角5番手以下×上がり1位 16-29-21-88/154 10.4% 42.9% 139% 190%

後ろからでもメンバー最速の脚を使えれば、複勝率42.9%・複勝回収率190%まで戻ります。

この190%は最高配当の1本を除いても173%が残るので、複勝やワイド、3連系の相手としては十分に使える数字です。

勝ち切るのは難しくても2〜3着なら食い込める、という位置づけで見ておきたいところです。

新潟ダート1200mで買える種牡馬|ヘニーヒューズが最多の8勝

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・勝ち鞍上位5頭
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ヘニーヒューズ 8-3-5-58/74 10.8% 21.6% 91% 54%
パイロ 7-1-4-26/38 18.4% 31.6% 162% 87%
ドレフォン 7-5-7-59/78 9.0% 24.4% 99% 95%
Into Mischief 6-1-2-5/14 42.9% 64.3% 168% 106%
レッドファルクス 6-0-1-14/21 28.6% 33.3% 673% 160%

勝ち星のトップはヘニーヒューズの8勝です。

ただし74走しての8勝で、勝率10.8%・複勝回収率54%と、数字そのものは平凡な水準にとどまります。

パイロは38走で勝率18.4%と目を引きますが、単勝回収率162%は最高配当の1本を除くと51%まで落ちます。

大きな配当を1本引き当てた結果なので、この162%をそのまま信じるわけにはいきません。

ドレフォンは78走で勝率9.0%・複勝率24.4%、単複とも回収率が95%以上あり、5頭の中では最も安定しています。

ダッシュ力とパワーを伝える血統で、ワンターンで流れに乗る形とかみ合っているのだと考察できます。

Into Mischiefは14走で6勝と圧巻ですが、母数が14走しかないうえ5頭で挙げた数字です。

米国のリーディングサイアーだけに、輸入された産駒や持ち込みの層が厚いことが背景にあるのかなと。

レッドファルクスの単勝回収率673%は最高配当の1本を除いても439%が残る点で本物ですが、21走で勝ち馬は4頭です。

母数が薄いので、サンプルがさらに集まり次第この章は更新したいと思います。

新潟ダート1200mの母父はダイワメジャーが最多の9勝

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・母父の勝ち鞍上位5頭
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ダイワメジャー 9-6-5-68/88 10.2% 22.7% 53% 47%
フレンチデピュティ 6-8-5-39/58 10.3% 32.8% 66% 162%
キングカメハメハ 5-5-8-42/60 8.3% 30.0% 60% 102%
マンハッタンカフェ 5-5-3-33/46 10.9% 28.3% 107% 87%
ゴールドアリュール 5-7-2-52/66 7.6% 21.2% 49% 79%

母父の最多はダイワメジャーの9勝ですが、単勝回収率53%・複勝回収率47%と妙味には乏しい数字です。

勝ち星が多いのは単に頭数が多いからで、人気の面ではすでに買われていると見たほうがよさそうです。

面白いのはフレンチデピュティで、着別度数6-8-5と2着が突出しています。

複勝率32.8%・複勝回収率162%は最高配当の1本を除いても114%が残り、複勝やワイド、3連系の軸として覚えておく価値があります。

キングカメハメハも複勝率30.0%・複勝回収率102%で、こちらも勝ち切るより3着内の安定感が持ち味です。

マンハッタンカフェの単勝回収率107%は1本の高配当によるもので、それを除くと47%まで下がります。

いずれも母数は46〜88走なので、母父は「フレンチデピュティとキングカメハメハが複勝圏で堅い」程度の温度感で見ておきたいところです。

新潟ダート1200mの前走の位置取り|前走4角1番手が勝率15.0%

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・前走4コーナー通過順別
前走の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4角1番手 26-17-23-107/173 15.0% 38.2% 53% 87%
前走4角2〜4番手 54-58-49-430/591 9.1% 27.2% 96% 81%
前走4角5〜9番手 46-38-46-501/631 7.3% 20.6% 76% 69%
前走4角10番手以下 21-26-31-475/553 3.8% 14.1% 56% 67%

4角の位置はレースが終わるまで分かりませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。

前走で逃げていた馬は勝率15.0%・複勝率38.2%と、全体の7.1%・21.3%を大きく上回ります。

ただし単勝回収率は53%しかなく、前走の逃げは分かりやすい買い材料なのでオッズにも素直に反映されています。

妙味という点では前走4角2〜4番手の単勝回収率96%のほうが上で、勝率9.1%と両立している点も好材料です。

前走4角10番手以下は勝率3.8%・複勝率14.1%で、前で競馬をした証拠のない馬は評価を下げたいところです。

この前走の位置に枠を掛け合わせると、狙いどころがさらにはっきりします。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・前走4角1〜4番手×枠帯
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4角1〜4番手×1〜2枠 11-11-14-106/142 7.7% 25.4% 98% 68%
前走4角1〜4番手×3〜4枠 21-14-15-135/185 11.4% 27.0% 43% 59%
前走4角1〜4番手×5〜6枠 29-28-20-135/212 13.7% 36.3% 148% 105%
前走4角1〜4番手×7〜8枠 19-22-23-161/225 8.4% 28.4% 56% 89%

前走で前に付けていた馬が5〜6枠に入ると、勝率13.7%・単勝回収率148%まで跳ね上がります。

最高配当の1本を除いても106%が残り、勝ち馬は28頭に散っています。

出馬表を開いた段階で「前走の通過順」と「枠」の2つだけで判定できるので、実戦でも使いやすい形かなと。

新潟ダート1200mの前走の舞台と距離|前走1500m以上は198走で2勝

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・前走の競馬場別(30走以上)
前走の場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
新潟 39-32-41-298/410 9.5% 27.3% 71% 82%
中山 24-13-29-281/347 6.9% 19.0% 92% 64%
東京 19-15-15-274/323 5.9% 15.2% 100% 73%
福島 16-24-18-208/266 6.0% 21.8% 30% 57%
京都 12-11-16-129/168 7.1% 23.2% 102% 70%
阪神 18-16-18-102/154 11.7% 33.8% 46% 101%
中京 9-15-8-89/121 7.4% 26.4% 94% 103%
小倉 8-8-3-61/80 10.0% 23.8% 74% 69%

前走が新潟だった馬が最も多く、勝率9.5%・複勝率27.3%と全体を上回ります。

目を引くのは前走阪神組で、勝率11.7%・複勝率33.8%と8つの場で最上位です。

18勝は18頭が1勝ずつ挙げたもので、3着以内も51頭に散っているので偏りはありません。

ただし単勝回収率は46%と低く、複勝回収率101%も最高配当の1本を除くと93%になります。

関西から輸送してまで新潟のダート短距離に使ってくるのは、それだけ勝算のある馬に絞られているということかなと。

勝ち負けの確度は高いが配当は付かない、という素直な結論になります。

逆に前走福島は単勝回収率30%・複勝回収率57%で、8つの場の中で最も奮いません。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・前走の芝ダート別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走芝 13-15-12-216/256 5.1% 15.6% 35% 72%
前走ダート 134-124-138-1301/1697 7.9% 23.3% 80% 74%

芝スタートのコースなので芝からの転戦組に注目したくなりますが、前走芝は勝率5.1%・単勝回収率35%と奮いません。

走るのは最初の100mだけなので、ダート適性そのものを問う舞台であることに変わりはない、という理解でよさそうです。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・前走の距離帯別
前走の距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走1000〜1150m 16-27-20-242/305 5.2% 20.7% 35% 62%
前走1200m 96-77-94-778/1045 9.2% 25.6% 86% 76%
前走1300〜1400m 33-27-25-323/408 8.1% 20.8% 106% 78%
前走1500m以上 2-8-11-177/198 1.0% 10.6% 5% 67%

前走も1200mだった馬が勝率9.2%・複勝率25.6%で、最も素直に走ります。

前走1300〜1400mも勝率8.1%・単勝回収率106%で、こちらは106%が1本の高配当を含む数字なので84%くらいが実力と見ておきます。

はっきりしているのは両端で、前走1500m以上の馬は198走して2勝、単勝回収率5%です。

1500m以上からの短縮は、テンから息が入らないこのコースの流れに置かれてしまうのだと考えられます。

一方の前走1000〜1150mも勝率5.2%・単勝回収率35%で、こちらも奮いません。

ダッシュ力だけでは525mと353.9mを持たせられないということで、1200〜1400mの経験が最も直結する形になっています。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・距離変化別
距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 35-35-36-500/606 5.8% 17.5% 73% 74%
同距離 105-100-107-931/1243 8.4% 25.1% 76% 73%
距離延長 7-4-7-89/107 6.5% 16.8% 54% 71%

距離変化で見ても同距離が勝率8.4%・複勝率25.1%で最上位です。

延長は107走しかなく参考程度ですが、短縮も勝率5.8%・複勝率17.5%と見劣りします。

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・レース間隔別
間隔 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
連闘〜中2週 57-46-54-419/576 9.9% 27.3% 94% 72%
中3〜5週 33-40-39-294/406 8.1% 27.6% 49% 72%
中6週〜3か月 38-39-42-501/620 6.1% 19.2% 79% 78%
3か月超 19-14-15-306/354 5.4% 13.6% 62% 71%

詰めて使われている馬が勝率9.9%・単勝回収率94%で、最も好走率が高くなります。

3か月超の休み明けは勝率5.4%・複勝率13.6%で、仕上がり途上のまま速い流れに入ると苦しい、という素直な結果です。

新潟ダート1200mの性別|牡馬と牝馬の差は小さい

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 88-90-83-880/1141 7.7% 22.9% 74% 70%
牝馬 85-83-93-1051/1312 6.5% 19.9% 67% 73%

勝率は牡馬7.7%・牝馬6.5%で、パワーが要るダート短距離としては差が小さいほうです。

複勝回収率はむしろ牝馬の73%が上回っており、性別だけで割り引く必要は薄いコースかなと。

新潟ダート1200mの年齢別成績|3歳が勝率8.2%で最上位

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 25-25-25-264/339 7.4% 22.1% 46% 54%
3歳 89-80-74-842/1085 8.2% 22.4% 69% 71%
4歳 38-39-47-421/545 7.0% 22.8% 67% 72%
5歳 16-21-21-254/312 5.1% 18.6% 104% 83%
6歳 4-7-8-113/132 3.0% 14.4% 78% 86%
7歳以上 1-1-1-37/40 2.5% 7.5% 61% 95%

173勝のうち89勝を3歳が挙げており、勝率8.2%も最上位です。

2歳は勝率7.4%と悪くないものの、単勝回収率46%・複勝回収率54%と数字が伴いません。

新種牡馬の産駒や良血に人気が集まりやすい世代なので、期待が先行しやすいのだと考察できます。

5歳の単勝回収率104%は最高配当の1本を除くと76%まで下がるので、こちらは狙いの根拠にはしにくいところです。

6歳以上になると勝率3.0%以下で、速い流れを持続する競馬に年齢が出るコースと言えます。

新潟ダート1200mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・クラス別の平均勝ちタイム
クラス 平均勝ちタイム レース数
新馬 1:13.0 10
未勝利 1:12.1 66
1勝クラス 1:11.5 72
2勝クラス 1:11.0 16
3勝クラス 1:10.9 3
オープン 1:10.9 6
集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・馬場状態別
馬場 平均勝ちタイム 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率
1:11.9 116-116-117-1294/1643 7.1% 21.2% 69%
稍重 1:11.8 38-38-39-434/549 6.9% 20.9% 75%
1:11.1 13-13-14-143/183 7.1% 21.9% 74%
不良 1:11.0 6-6-6-60/78 7.7% 23.1% 67%

新馬とオープンでは平均勝ちタイムに2.1秒の差があります。

3勝クラスとオープンが同じ1:10.9なのは、3勝クラスが3レースしかないためで、この2行は参考程度に見てください。

馬場が渋ると時計は速くなり、良の1:11.9に対して不良は1:11.0です。

水を含んだダートは砂が締まって脚抜きがよくなるためで、好走率そのものは馬場状態でほとんど動いていません。

もともと持続力が問われるコースなので、時計が速くなる日はその傾向がさらに強まる、という程度の理解でよいのかなと。

新潟ダート1200mの騎手成績|佐々木大輔騎手が10勝でトップ

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・勝ち鞍上位5名
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
佐々木大 10-7-3-25/45 22.2% 44.4% 75% 91%
戸崎圭太 8-4-3-20/35 22.9% 42.9% 121% 104%
菊沢一樹 8-11-7-84/110 7.3% 23.6% 62% 104%
柴田裕一 7-4-4-22/37 18.9% 40.5% 246% 112%
舟山瑠泉 6-3-7-14/30 20.0% 53.3% 93% 150%

勝ち星のトップは佐々木大輔騎手の10勝で、45鞍で勝率22.2%・複勝率44.4%です。

戸崎圭太騎手は35鞍で勝率22.9%が5名の中で最も高く、複勝回収率104%も水準を超えています。

柴田裕一郎騎手の単勝回収率246%は最高配当の1本を除くと134%になりますが、それでも100%は超えたままです。

騎乗数が110鞍と最も多い菊沢一樹騎手は、勝率7.3%ながら複勝回収率104%と、3着内では貢献しています。

舟山瑠泉騎手は30鞍と少ないものの複勝率53.3%で、母数が増えたときにどうなるかを追いかけたい一人です。

新潟ダート1200mの人気別信頼度|1番人気の勝率31.8%

集計期間:2023.7.29〜2026.7.26/新潟ダート1200m・人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 55-35-19-64/173 31.8% 63.0% 85% 87%
2〜3番人気 62-55-44-185/346 17.9% 46.5% 85% 88%
4〜6番人気 27-44-51-396/518 5.2% 23.6% 57% 66%
7〜9番人気 20-23-43-429/515 3.9% 16.7% 104% 90%
10番人気以下 9-16-19-857/901 1.0% 4.9% 51% 55%

1番人気は勝率31.8%・複勝率63.0%で、比較表で見たとおりダート1200mの中では信頼度が高くありません。

そして4〜6番人気が勝率5.2%・単勝回収率57%と落ち込むのが、このコースの特徴的な形です。

その一つ下の7〜9番人気が単勝回収率104%まで戻るので、人気の谷を飛び越したところに配当が眠っていることになります。

104%は最高配当の1本を除くと89%になるため、無条件に買える帯ではありません。

ただ脚質の章で見たとおり、この人気帯の台頭は前で運べたときに起きています。

10番人気以下は901走して9勝・複勝率4.9%なので、大穴まで手を広げるより中穴で止めるのが現実的です。

新潟ダート1200mの消し条件

新潟ダート1200mで評価を下げたい条件

  • 前走1500m以上は198走で2勝・単勝回収率5%
  • 前走4角10番手以下は勝率3.8%・複勝率14.1%
  • 前走が芝は勝率5.1%・単勝回収率35%
  • 3か月超の休み明けは勝率5.4%・複勝率13.6%
  • 6歳以上は勝率3.0%以下・複勝率14.4%以下

消し条件は「速い流れに置かれてしまう馬」に集約されます。

長い距離から短縮してきた馬、前走で後方にいた馬、久々で息が持たない馬は、いずれも3コーナーまでの525mでポジションを取り切れません。

なお馬場の渋る日は時計がさらに速くなるので、これらの割引はより効きやすくなります。

まとめ:新潟ダート1200mは位置と末脚の両取りが条件

新潟ダート1200mのポイント

  • コーナーは3〜4角の一つだけ、3コーナーまで約525mはJRAのダート1200mで最長
  • 4角先頭は勝率27.2%・単勝回収率246%で、ダート1200mの5コースで最上位
  • 好位かつメンバー上がり3位以内なら勝率61.1%・複勝率96.6%
  • 枠は5〜6枠が最上位で、前走4角1〜4番手×5〜6枠は単勝回収率148%
  • 前走1500m以上・前走4角10番手以下・前走芝・3か月超・6歳以上は割引

新潟ダート1200mは、ワンターンという形がそのまま数字に出ているコースです。

芝から出て525mを走り、緩いカーブを一度回って353.9mの直線を向く。

途中に息を入れる場所がないので、速いラップを長く続けられた馬から順に上位に入ります。

予想ではまず、前走で4角1〜4番手にいた馬を拾い、そこから枠が5〜6枠に入っているかを確認したいところです。

そのうえで前走の距離が1200〜1400mだったかを見れば、検討する馬はかなり絞れます。

同じ新潟のダートでも、新潟ダート1800mはコーナーを4つ回るコースなので、求められる適性が変わります。

コーナーが一つも無い新潟芝1000mと読み比べると、新潟という競馬場の枠と脚質の考え方がより立体的に見えてくるはずです。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.7.29〜2026.7.26、新潟ダート1200m・JRA平地)

コースの諸元はJRA公式サイトのコース紹介によります。

Tokuma

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