このページでは、中山競馬芝2200mのコースの特徴、活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
中山競馬芝2200m戦コースの特徴
スタート地点はホームストレッチの右端にあり、最初の1コーナーまでの直線距離は約432m。
外回りコースを使用するため、2コーナーまでは緩やかなカーブが続き、序盤はスローから平均ペースで流れることが多いコースです。
最後の直線距離は310m。ゴール前には高低差2.4mの急坂があり、この急坂が勝負の大きなポイントとなります。
勝負所はローカル場の芝2600m戦と似たような様相となり、ロングスパート合戦。
いかに長くいい脚を繰り出せるかが問われます。
クラスが上がるにつれて、逃げ切りは難しくなり、スタミナと底力を持つ馬が活躍しやすいと言えます。
このコースは、終始緩やかにコーナーを回るようなレイアウトとなるので、最内枠の馬は有利な傾向にあります。
理想としては、好位の内でジッと我慢ができるタイプが活躍できる舞台と言えるでしょう。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 11-9-7-65/92 | 12.0% | 21.7% | 29.3% | 94% | 79% |
2枠 | 7-7-7-78/99 | 7.1% | 14.1% | 21.2% | 100% | 61% |
3枠 | 6-3-7-89/105 | 5.7% | 8.6% | 15.2% | 26% | 42% |
4枠 | 7-11-8-83/109 | 6.4% | 16.5% | 23.9% | 29% | 41% |
5枠 | 7-4-9-93/113 | 6.2% | 9.7% | 17.7% | 32% | 63% |
6枠 | 3-10-8-99/120 | 2.5% | 10.8% | 17.5% | 10% | 42% |
7枠 | 13-9-10-98/130 | 10.0% | 16.9% | 24.6% | 128% | 99% |
8枠 | 11-12-10-106/139 | 7.9% | 16.5% | 23.7% | 78% | 101% |
中山競馬芝2200m戦の成績上位種牡馬
トップはディープインパクト。続くのがモーリス産駒。
モーリスは、父系がロベルト、そして牝系が日本競馬に縁の深いメジロ牝系であり、リファールを強めているスタミナ豊富な血統構成。
この舞台との相性の良さは折り紙付きといったところでしょうか。
あとは底力に秀でているキングカメハメハ。
ステイゴールドも種牡馬成績が優秀でしたが、その仔ゴールドシップの種牡馬成績も配当込みで好成績。
率からして勝ちきれないのも事実ですが、リピーターコースなので、一度入着と見るや、何度もゴールドシップ産駒は買える良さがあります。
中山競馬芝2200m戦の成績上位母父馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 7-7-5-43/62 | 11.3% | 22.6% | 30.6% | 56% | 60% |
ディープインパクト | 6-3-5-52/66 | 9.1% | 13.6% | 21.2% | 111% | 61% |
クロフネ | 4-0-1-17/22 | 18.2% | 18.2% | 22.7% | 87% | 38% |
ボストンハーバー | 3-6-1-1/11 | 27.3% | 81.8% | 90.9% | 87% | 190% |
シンボリクリスエス | 3-3-4-21/31 | 9.7% | 19.4% | 32.3% | 59% | 66% |
種牡馬成績同様にディープインパクトやキングカメハメハがの成績が少し抜けている印象。
そして中距離戦では一度目立たなくなるものの、短距離or長めの距離になると活躍目立つのがクロフネになります。
ボストンハーバーについては、クロコスミアの弟であるキントリヒとウインキートスの2頭が残した数字。
ロベルト父系のシンボリクリスエスもこの舞台と相性が良いのは納得感があります。
中山競馬芝2200m戦の成績上位騎手
中山コースでは概ねどのコースでも横山武史騎手、戸崎圭太騎手、ルメール騎手、田辺裕信の成績が優秀。
このコースでもその順番が入れ替わっただけで、さらにここに石橋脩騎手が加わっています。
圧倒的に馬券的旨味は田辺騎手で、穴騎手っぷりはこのコースでは健在といったところでしょう。
また、番組数が多くなく、競走馬関係者の方々もトップ騎手に依頼をする際は、しっかりと適性を見極めてくるので、騎手成績は上位寡占が続くコースになるかなと考えいます。
この上位5名の他にも、川田将雅騎手やM.デムーロ騎手もしっかり好成績を残しています。
中山競馬芝2200m戦の馬券のヒント(まとめ)
中山競馬芝2200mコースの特徴
・スタート地点はホームストレッチの右端、1コーナーまでの距離は432m
・外回りコースを使用し、スローから平均ペースで流れることが多い
・クラスが上がるにつれて、逃げ切りが難しくなり、スタミナと底力が求められる
・好位の内で我慢できるタイプの馬が有利
・1枠は勝率が高く、インを確保しやすい
成績上位の種牡馬
・ディープインパクト産駒がトップ成績で、特に回収率が高い
・モーリス産駒もスタミナ豊富で好成績を収めている
・ゴールドシップ産駒はリピーターとしての特性が強く、一度入着すると何度も狙える
成績上位の母父馬
・キングカメハメハとディープインパクトがトップで、安定した成績を示している
・クロフネ産駒は短距離と長距離で活躍しやすい傾向がある
成績上位の騎手
・横山武史騎手、田辺裕信騎手、ルメール騎手、戸崎圭太騎手が成績上位を占める
・川田将雅騎手やM.デムーロ騎手も安定した好成績を残している
・穴騎手で圧倒的実績を残す田辺騎手
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