中山芝1600mは内枠の恩恵が大きいコース|傾向・血統・枠順データ

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中山競馬場




結論:中山芝1600mは「内枠」で読むコース

  • 1〜4枠は勝率9.1%、5〜8枠は勝率5.3%で、7枠は単勝回収率22%
  • 同じ1番人気でも1〜4枠なら勝率38.4%、5〜8枠なら26.6%
  • 4角10番手以下からの巻き返しは複勝率4.0%で、直線310mでは届かない
  • 出馬表で見るのは前走先行(2〜4番手)×1〜2枠の勝率15.6%・単勝回収率124%
  • 前走から距離を延ばした馬は勝率3.7%・複勝率14.5%まで落ちる
今週の厳選該当馬(S・Aランク)をnoteで公開中

中山芝1600mのコースの特徴|1コーナー横のポケット発走・直線310m

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・JRA平地
項目数値
コース外回り
1周(Aコース・外回り)1,839.7m
直線310m(中央4場で最短)
芝コースの高低差5.3m(JRA全10場で最大)
ゴール前の急坂残り180m〜70m地点に高低差約2.2m
スタート1コーナー横のポケット/最初の2コーナーまで約240m
平均頭数14.2頭
平均勝ちタイム1:34.1
勝ち馬の平均上り3F34.7秒
4角先頭の勝率18.1%

スタートは1コーナーの横に設けられたポケットで、ここが中山の芝コースで最も高い地点になります。

最初の2コーナーまでが約240mしかありません。

そこを抜けると外回りの向正面で、約4.4mの勾配を一気に駆け下りていきます。

下りながらのペースアップになるので、テンで置かれた馬は追走に脚を使わされます。

3〜4コーナーを回って入る直線は310mと中央4場で最短です。

そのうえ残り180m付近から高低差約2.2mの急坂が待っています。

坂を上りきってからゴールまでが短いので、届く距離が足りないまま終わるケースが多くなります。

芝コース全体の高低差5.3mはJRA全10場で最大です。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・JRA平地
条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
全体193-194-192-2141/27207.1%14.2%21.3%56%68%

コース全体の単勝回収率は56%、複勝回収率は68%です。

1番人気が勝率32.6%・複勝率65.8%で、東京の芝1600m(勝率36.4%)ほどには順当に収まりません。

平均14.2頭とそれなりに頭数が揃うので、隊列争いも激しくなりやすいコースになります。

本記事の回収率の見方

単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。

そこで本記事では、目立つ数字について「最も高い配当を1走ぶん除いた回収率」も併せて確認しています。

1本の大穴に支えられているだけの数字は、そのまま載せたうえでその旨を注記しています。

中山芝1600mの枠順は1〜4枠と5〜8枠で別物

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・枠番別
着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1枠29-23-21-228/3019.6%24.3%79%80%
2枠24-23-19-247/3137.7%21.1%65%85%
3枠31-19-32-237/3199.7%25.7%55%71%
4枠32-25-30-249/3369.5%25.9%81%72%
5枠25-32-19-273/3497.2%21.8%66%63%
6枠21-23-25-290/3595.8%19.2%35%58%
7枠13-20-30-305/3683.5%17.1%22%52%
8枠18-29-16-312/3754.8%16.8%56%70%

1枠から4枠までが勝率7.7〜9.7%で並び、5枠から下がりはじめます。

6枠より外は勝率3.5〜5.8%まで落ちて、別のコースのような数字になります。

最初の2コーナーまでが約240mしかないので、外から出していくと位置を取るのに脚を使います。

そのまま外を回らされると、直線310mでは取り返す距離が残っていません。

とくに7枠は単勝回収率22%・複勝回収率52%と、勝率以上に馬券が沈んでいます。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・内外の比較
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1〜4枠116-90-102-961/12699.1%24.3%70%77%
5〜8枠77-104-90-1180/14515.3%18.7%44%61%
1番人気×1〜4枠38-13-15-33/9938.4%66.7%81%85%
1番人気×5〜8枠25-18-18-33/9426.6%64.9%63%83%
前走1〜3着×1〜4枠61-32-41-148/28221.6%47.5%120%106%
前走1〜3着×5〜8枠42-43-27-195/30713.7%36.5%74%80%

まとめると1〜4枠が勝率9.1%、5〜8枠が5.3%です。

おもしろいのは、同じ馬を同じ評価で見ても枠で結果が変わってしまうところです。

1番人気に推された馬でも、1〜4枠なら勝率38.4%、5〜8枠なら26.6%になります。

前走で3着以内だった馬も、1〜4枠なら勝率21.6%・単勝回収率120%です。

同じ実績で5〜8枠に入ると勝率13.7%・単勝回収率74%まで落ちます。

「中山の内枠は有利」という話自体は、この舞台ではよく語られているところです。

それでも1〜4枠の単勝回収率が70%とコース全体(56%)を上回っているので、言われている割にはオッズが動いていないという言い方ができます。

中山の内枠には「包まれる」「出しどころを失う」というマイナスのイメージも同時にくっついてきます。

逆に外枠は「のびのび走れる」と前向きに解釈されやすいところがあります。

その相殺が、実際の勝率差ほどには人気を動かさない理由なのかなと。

※1〜4枠の単勝回収率70%は、最高配当を1本除くと63%です。

※前走1〜3着×1〜4枠の120%は除外後も105%を保ち、勝ち星は55頭に分かれています。

※複勝回収率106%も除外後103%で、こちらも1本に寄った数字ではありません。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・頭数×枠
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1〜4枠×16頭立て67-60-65-690/8827.6%21.8%64%78%
5〜8枠×16頭立て44-52-45-741/8825.0%16.0%48%56%
1〜4枠×13頭以下39-20-27-185/27114.4%31.7%88%77%
5〜8枠×13頭以下25-44-37-322/4285.8%24.8%35%74%

頭数が減れば外枠でも位置を取れる、とは限らないのがこのコースです。

16頭立てだと1〜4枠が勝率7.6%、5〜8枠が5.0%です。

13頭以下に絞ると1〜4枠は勝率14.4%まで跳ね上がるのに、5〜8枠は5.8%のままです。

頭数が減ると内で立ち回れる馬の取り分がそのまま増える、という読みができます。

なお、AコースからCコースまでどの設定でも1〜4枠が上回ります。

差が最も開くのはCコースで、1〜4枠が勝率10.5%、5〜8枠が3.8%です。

※1〜4枠×13頭以下の単勝回収率88%は、最高配当を1本除いても81%を保ちます。

※少頭数だから内が有利というより、内が有利な形がそのまま濃くなる、という見方をしています。

中山芝1600mの脚質|4角10番手以下は複勝率4.0%

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・4コーナー通過順別
4角着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
4角1番手(逃げ)35-34-16-108/19318.1%44.0%172%159%
4角2〜4番手108-99-80-449/73614.7%39.0%88%106%
4角5〜9番手38-54-80-734/9064.2%19.0%37%68%
4角10番手以下12-7-16-850/8851.4%4.0%25%18%

この表で使っているのは4コーナーの通過順で、レースが終わるまで確定しない数字です。

出馬表の段階では分かりませんが、このコースがどういう競馬で決まっているかはよく見えます。

4角10番手以下だった馬は複勝率4.0%しかありません

東京の芝1800mでは同じ区分が7.5%ですから、その半分ほどということになります。

直線310mで坂を1つ越える形なので、後ろからではそもそも間に合わないケースが多いコースです。

4角5〜9番手でも勝率4.2%で、中団からでも足りていません。

一方で4角を先頭で回った馬は勝率18.1%・複勝率44.0%です。

単勝回収率172%・複勝回収率159%と、馬券のほうもしっかり残ります。

ただし4角先頭で勝った馬の人気は中央値で2番人気なので、逃げ馬が軽視されているわけではありません。

それでも回収率が残るということは、人気になっている以上に前が止まらないということなのかなと。

※4角1番手の172%は、最高配当を1本除いても132%を保ちます。

※複勝回収率159%も除外後148%で、1本の大穴に支えられた数字ではありません。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・前走の4コーナー通過順別
前走4角着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走逃げ(1番手)17-15-11-135/1789.6%24.2%57%70%
前走先行(2〜4番手)69-66-61-436/63210.9%31.0%79%77%
前走中団(5〜9番手)47-50-54-568/7196.5%21.0%62%68%
前走後方(10番手以下)24-27-29-468/5484.4%14.6%50%72%

こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。

前で運べていた馬ほど好走率が高く、後ろからの馬は複勝率が落ちます。

ただし「前走で逃げていた馬を買えばよい」とはなりません。

前走で逃げていた馬は勝率9.6%と、前走先行(2〜4番手)の10.9%を下回ります。

単勝回収率も57%ですから、前走の逃げは加点材料になりにくいところです。

ハナに行きたい馬が揃えば、同じようにすんなり行けるとは限らないという感じです。

見たいのは前走先行(2〜4番手)の複勝率31.0%のほうになります。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・前走の4コーナー通過順×枠
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走逃げ(1番手)×1〜2枠4-4-2-27/3710.8%27.0%79%70%
前走逃げ(1番手)×3〜6枠11-5-6-64/8612.8%25.6%62%52%
前走逃げ(1番手)×7〜8枠2-6-3-44/553.6%20.0%34%99%
前走先行(2〜4番手)×1〜2枠22-12-13-94/14115.6%33.3%124%87%
前走先行(2〜4番手)×3〜6枠38-38-38-216/33011.5%34.5%60%84%
前走先行(2〜4番手)×7〜8枠9-16-10-126/1615.6%21.7%80%54%
前走中団(5〜9番手)×1〜2枠15-15-11-120/1619.3%25.5%102%77%
前走中団(5〜9番手)×3〜6枠22-22-28-280/3526.2%20.5%55%59%
前走中団(5〜9番手)×7〜8枠10-13-15-168/2064.9%18.4%45%78%
前走後方(10番手以下)×1〜2枠5-3-5-106/1194.2%10.9%27%95%
前走後方(10番手以下)×3〜6枠13-17-17-237/2844.6%16.5%73%66%
前走後方(10番手以下)×7〜8枠6-7-7-125/1454.1%13.8%25%64%

枠と前走の位置取りを掛け合わせると、このコースの形がはっきりしてきます。

前走先行(2〜4番手)×1〜2枠が勝率15.6%・単勝回収率124%で最上位になります。

同じ前走先行でも7〜8枠だと勝率5.6%ですから、3分の1近くまで下がります。

前走中団だった馬も1〜2枠なら勝率9.3%・単勝回収率102%と数字が残ります。

内で脚をためられれば、直線が短くても間に合うということなのかなと。

一方で前走後方だった馬は、どの枠でも複勝率10〜17%止まりです。

後ろからの馬を内枠だからと拾いにいくのは、このコースでは分が悪いところです。

前走で前に付けられていたかを見て、そのうえで枠を確認するという順番が噛み合います。

※前走で逃げていた馬はどの枠も37〜86走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。

※前走先行×1〜2枠の124%は、最高配当を1本除くと94%です。

※勝ち星は22頭に分かれているので、特定の馬に頼った数字ではありません。

※前走中団×1〜2枠の102%は除外後46%まで落ちるので、こちらは1本依存です。

中山芝1600mの上がりの傾向|34秒台前半が勝ち負けの線

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・上り3F別
上り3F着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
上り3F34.4秒以内81-64-55-320/52015.6%38.5%128%111%
上り3F34.5〜35.4秒86-85-94-795/10608.1%25.0%67%80%
上り3F35.5秒以上26-45-43-1026/11402.3%10.0%14%38%

勝ち馬の平均上り3Fは34.7秒で、東京の芝ほど速い脚は要りません。

坂を上りながらの3Fになるので、時計そのものは掛かります。

それでも34.4秒以内でまとめた馬は勝率15.6%・単勝回収率128%です。

35.5秒以上まで掛かると勝率2.3%まで落ちます。

前で運びながら34秒台前半をまとめる、というのがこのコースの勝ちパターンになります。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・前走の上がり3F順位別
前走上がり着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走上がり1位34-26-33-124/21715.7%42.9%86%110%
前走上がり2〜3位49-46-38-315/44810.9%29.7%80%81%
前走上がり4〜6位51-47-51-553/7027.3%21.2%75%67%
前走上がり7位以下23-39-33-614/7093.2%13.4%35%60%

当日の上がり3Fはレースが終わるまで確定しないので、出馬表の段階では前走の順位を代わりのものさしにします。

前走で上がり1位だった馬は勝率15.7%・複勝率42.9%です。

複勝回収率110%と、こちらは軸として使ってもおつりが来る水準になります。

東京の芝1800mでは上がり上位ほど人気に織り込まれて回収率が沈みますが、中山芝1600mではそうなっていません。

短い直線と坂で「決め手があっても届かない」と見られやすいぶん、評価が緩むのかなと。

逆に前走の上がりが7位以下だった馬は勝率3.2%です。

位置も取れず脚も使えていない馬は、この舞台では巻き返しにくいところがあります。

※前走上がり1位の複勝回収率110%は、最高配当を1本除いても103%を保ちます。

※勝ち星は32頭に分かれており、特定の馬に頼った数字ではありません。

中山芝1600mで買える種牡馬|ロードカナロアが勝ち星16勝でトップ

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・勝ち星上位5頭
種牡馬着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
父:ロードカナロア16-17-7-83/12313.0%32.5%65%82%
父:モーリス13-9-12-93/12710.2%26.8%54%65%
父:キズナ10-6-7-49/7213.9%31.9%103%74%
父:シルバーステート9-16-10-79/1147.9%30.7%107%103%
父:エピファネイア8-9-10-70/978.2%27.8%54%62%

勝ち星の多い順に並べると、ロードカナロア産駒が16勝で先頭に立ちます。

勝率13.0%・複勝率32.5%はいずれもコース全体(勝率7.1%・複勝率21.3%)を大きく上回ります。

スピードで押していける産駒が多く、2コーナーまで240mで位置を取りにいく形と噛み合うのかなと。

出走数トップはモーリス産駒ですが、こちらは単勝回収率54%と妙味の面では厳しくなります。

単複ともに回収率が100%を超えているのはシルバーステート産駒で、複勝率30.7%・複勝回収率103%です。

勝率7.9%に対して複勝率30.7%ですから、勝ち切るより3着以内に長く残るタイプになります。

複勝やワイド、3連系の軸として使うほうが噛み合います。

キズナ産駒も勝率13.9%・複勝率31.9%と数字が出ています。

※キズナ産駒の単勝回収率103%は、最高配当を1本除くと50%まで下がります。

※勝ち星も7頭にとどまるので、回収率よりも勝率・複勝率の高さのほうを見どころにしています。

※シルバーステート産駒の107%も除外後60%で、こちらは1本に寄った数字です。

※複勝回収率103%は除外後88%なので、軸としての使い勝手はそのまま残ります。

※同じ8勝でトップ5に一歩届かなかったサートゥルナーリア産駒は、52走で複勝率38.5%と最上位です。

キタサンブラック産駒も39走で勝率20.5%と走っており、いずれもサンプルが集まり次第あらためて追いかけます。

レイデオロ産駒は37走で複勝率40.5%ですが、複勝回収率149%は1頭の高配当に寄った数字です。

中山芝1600mの母父はマンハッタンカフェが目を引く

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・勝ち星上位5頭
母父着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
母父:ディープインパクト17-17-20-157/2118.1%25.6%52%76%
母父:キングカメハメハ12-12-12-98/1349.0%26.9%39%60%
母父:マンハッタンカフェ6-6-8-44/649.4%31.2%92%107%
母父:ロードカナロア6-1-2-28/3716.2%24.3%97%83%
母父:ハーツクライ5-9-4-58/766.6%23.7%51%63%

母父はディープインパクトとキングカメハメハが数の上位です。

どちらも複勝率は25%を超えますが、単勝回収率は50%前後にとどまります。

母系のブランドがそのまま人気に乗るぶん、妙味という面では厳しくなります。

目を引くのは母父マンハッタンカフェの複勝率31.2%・複勝回収率107%のほうです。

母父ロードカナロアは勝率16.2%と高いものの、37走とサンプルが薄いところです。

※母父マンハッタンカフェの複勝回収率107%は、最高配当を1本除くと74%まで下がります。

※母父ロードカナロアの単勝回収率97%も除外後29%なので、こちらは1本依存です。

※表には入りませんが、母父ブライアンズタイムが24走で複勝率41.7%と好成績です。

※母父タイキシャトルも51走で複勝率27.5%・複勝回収率93%と、水準以上の数字を残しています。

※サンプルがさらに集まり次第、更新のたびに追いかけていきたいところです。

中山芝1600mは前走も中山芝組が中心|前走ダートは奮わない

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・前走の舞台別
前走着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走も中山芝1600m48-38-53-318/45710.5%30.4%59%77%
前走中山芝52-47-64-429/5928.8%27.5%49%73%
前走東京芝50-46-38-419/5539.0%24.2%54%55%
前走関西芝13-14-11-146/1847.1%20.7%108%103%
前走ローカル芝42-41-39-452/5747.3%21.3%93%83%
前走ダート1-10-5-166/1820.5%8.8%3%57%

同じコースを使ってきた馬が勝率10.5%・複勝率30.4%で、いちばん信頼できます。

2コーナーまでが短く、下ってから坂を上るという独特の流れなので、経験がそのまま加点になるのかなと。

関西の芝やローカルの芝から来た馬は勝率こそ7%台ですが、単勝回収率は90%を超えます。

関東圏の実績が見えにくいぶん、人気を落として走るケースがあるという感じです。

前走ダートからの芝替わりは勝率0.5%・複勝率8.8%で、ここは手が出しづらいところです。

※前走関西芝の単勝回収率108%は、最高配当を1本除くと79%まで下がります。

※前走ローカル芝を前走3着以内に絞ると単勝回収率131%・除外後109%で、勝ち星は27頭に分かれています。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・距離変更別
距離変更着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
距離短縮32-40-41-384/4976.4%22.7%57%88%
同距離107-85-94-793/10799.9%26.5%75%68%
距離延長19-33-22-437/5113.7%14.5%45%65%
前走1400m以下14-28-20-410/4723.0%13.1%38%63%

前走と同じ距離で使ってきた馬がいちばん安定します。

距離を延ばしてきた馬は勝率3.7%・複勝率14.5%まで落ちます。

その中身は前走1400m以下からの馬で、勝率3.0%・複勝率13.1%です。

下りながらペースが上がる形なので、短い距離から来ると追走で脚を使い切ってしまうのかなと。

短縮組は勝率6.4%と平凡ですが、複勝回収率88%とそこまで悪くありません。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・レース間隔別
間隔着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
連闘〜中2週33-24-31-377/4657.1%18.9%45%45%
中3〜5週52-64-43-412/5719.1%27.8%123%97%
中6週〜3か月48-46-60-526/6807.1%22.6%39%81%
3か月超25-24-23-299/3716.7%19.4%41%52%
中3〜5週×同距離38-32-24-212/30612.4%30.7%143%92%

間隔では中3〜5週が勝率9.1%・単勝回収率123%と頭ひとつ抜けます。

ここに前走から距離を変えていないという条件を重ねると、単勝回収率143%まで伸びます。

坂を2度上る形でスタミナを使うコースなので、間隔が詰まりすぎると応えるのかなと。

一方で3か月超の休み明けは勝率6.7%・複勝率19.4%で、こちらは仕上がりが要ります。

※中3〜5週の123%は、最高配当を1本除いても108%を保ちます。

※同距離に絞った143%も除外後126%で、勝ち星は38頭に分かれています。

中山芝1600mの性別|牝馬は内枠なら割引が要らない

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・性別
性別着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
牡馬(セン馬含む)103-104-99-979/12858.0%23.8%60%68%
牝馬90-90-93-1162/14356.3%19.0%53%69%
牡馬(セン馬含む)×1〜4枠59-42-45-428/57410.3%25.4%72%63%
牝馬×1〜4枠57-48-57-533/6958.2%23.3%68%88%
牡馬(セン馬含む)×5〜8枠44-62-54-551/7116.2%22.5%50%72%
牝馬×5〜8枠33-42-36-629/7404.5%15.0%39%50%

全体では牡馬が勝率8.0%、牝馬が6.3%で、牡馬のほうが優勢です。

ゴール前で高低差2.2mの坂を上るぶん、最後にもう一度押し上げる力が要ります。

そこが牡馬に振れる理由なのかなと。

ただし、この差は枠で見え方が変わります。

1〜4枠に入った牝馬は複勝率23.3%・複勝回収率88%で、同じ枠の牡馬(複勝回収率63%)を上回ります。

ところが5〜8枠の牝馬は複勝率15.0%・複勝回収率50%まで落ちます。

牡馬の外枠が複勝率22.5%を保っているので、外を回されたときのダメージは牝馬のほうが大きいという形です。

力で押し切る競馬になりにくいぶん、ロスの少ない立ち回りが効くという理解でよさそうです。

牝馬は性別で割り引くのではなく、枠を見て決めるほうが噛み合います。

※牝馬限定戦だけを取り出すと勝率6.4%・複勝率19.2%で、相手が牝馬同士でも景色は大きく変わりません。

※牝馬×1〜4枠の複勝回収率88%は、最高配当を1本除いても80%を保ちます。

中山芝1600mの年齢別成績|4歳が複勝率27.5%で最上位

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・年齢別
年齢着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
2歳54-54-54-590/7527.2%21.5%45%64%
3歳80-75-78-862/10957.3%21.3%48%73%
4歳32-38-37-282/3898.2%27.5%86%75%
5歳19-16-14-229/2786.8%17.6%46%53%
6歳以上8-11-9-178/2063.9%13.6%102%72%
4歳×前走先行(2〜4番手)16-18-16-79/12912.4%38.8%72%83%

4歳が勝率8.2%・複勝率27.5%で頭ひとつ抜けます。

ここに前走先行という条件を重ねると、複勝率38.8%まで上がります。

坂を越える力がついたうえで、まだ前に付けられる時期という重なりなのかなと。

2歳と3歳は複勝率21%台で、こちらは全体並みです。

この距離の2歳戦は新馬と未勝利が中心なので、力量差がそのまま出やすいところがあります。

5歳は複勝率17.6%、6歳以上は13.6%と、ピークを過ぎた馬にはそのまま厳しく出ます。

※6歳以上の単勝回収率102%は、最高配当を1本除くと59%まで下がります。

※勝ち星も8頭にとどまるので、狙って拾える条件ではありません。

中山芝1600mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・1着馬の平均タイム
クラス稍重
新馬1:35.71:36.31:36.6
未勝利1:34.31:34.91:35.5
1勝クラス1:33.71:34.4
2勝クラス1:33.21:34.01:34.5
3勝クラス1:33.11:33.7
リステッド1:33.31:37.2
G31:32.51:33.2
G21:32.81:34.4

新馬から1勝クラスまでで、ざっと2秒縮まります。

上級条件は1分32〜33秒台で決着すると覚えておけば十分です。

良馬場と稍重の差は、条件クラスならおよそ0.6〜0.8秒におさまります。

※不良馬場の施行は2勝クラスの1鞍のみで、勝ちタイムは1:36.3でした。

※リステッドの重は1鞍だけなので、参考値として見てください。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・馬場状態別
馬場着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
163-164-162-1800/22897.1%21.4%59%70%
稍重20-20-20-224/2847.0%21.1%34%56%
9-9-9-108/1356.7%20.0%61%71%
不良1-1-1-9/128.3%25.0%18%60%

良・稍重・重で勝率がほとんど動きません。

芝が渋ると時計が掛かって力が要る馬場になりますが、もともと坂で力を問われるコースです。

そのぶん道悪になっても序列が入れ替わりにくいのかなと。

不良は12走しかないので、傾向はまだ語れません。

※不良馬場のデータがたまり次第、更新の際に触れていきたいと思います。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・クラス別
クラス着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
新馬29-29-29-352/4396.6%19.8%34%56%
未勝利55-55-55-678/8436.5%19.6%43%71%
1勝クラス42-42-42-404/5307.9%23.8%53%68%
2勝クラス26-26-26-243/3218.1%24.3%73%72%
3勝クラス14-15-13-158/2007.0%21.0%110%74%

新馬と未勝利は複勝率19%台で、力量差がそのまま出ます。

1勝クラスと2勝クラスは24%前後まで上がり、頭数が締まるぶん上位が固まりやすくなります。

3勝クラスだけ単勝回収率110%と数字が跳ねますが、これは1本の高配当に寄った数字です。

※3勝クラスの110%は、最高配当を1本除くと84%まで下がります。

中山芝1600mの騎手成績|ルメール騎手の勝率27.1%

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・勝ち星上位
騎手着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
ルメール23-9-14-39/8527.1%54.1%89%76%
戸崎圭太16-19-13-63/11114.4%43.2%85%94%
横山武史15-12-15-59/10114.9%41.6%62%82%
佐々木大輔13-10-8-63/9413.8%33.0%70%97%
菅原明良10-8-10-73/1019.9%27.7%76%77%

ルメール騎手が勝率27.1%・複勝率54.1%と抜けています。

ただし単勝回収率89%・複勝回収率76%で、信頼度は高くても妙味はありません。

買い目の中心に据えるというより、切りにくい1頭として扱うのが実際の使い方になります。

戸崎圭太騎手と佐々木大輔騎手は複勝回収率94〜97%で、軸としての安定感があります。

上位の顔ぶれは関東を主戦場にする騎手が中心で、内を立ち回る形に慣れているぶんが出ているのかなと。

※横山和生騎手は81鞍で複勝率32.1%・複勝回収率87%と、表の5名に迫る数字です。

※内で我慢させる形が上手い騎手が並ぶのも、このコースらしいところかなと。

中山芝1600mの人気別信頼度|1番人気の複勝率65.8%

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・当日人気別
人気着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
1番人気63-31-33-66/19332.6%65.8%72%84%
2〜3番人気72-66-43-204/38518.7%47.0%86%84%
4〜6番人気40-58-60-421/5796.9%27.3%82%82%
7番人気以下18-39-56-1450/15631.2%7.2%38%58%

この表の人気は当日のオッズで決まるので、出馬表の段階では確定しません。

1番人気をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報として見てください。

1番人気の勝率32.6%は、東京の芝1600m(36.4%)や芝1800m(38.9%)より低い水準です。

枠と位置取りで結果が動くぶん、実力どおりに決まりきらないコースだということかなと。

2〜3番人気の単勝回収率86%、4〜6番人気の82%と、中位人気まで大きくは沈みません。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m・前走人気×枠
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走1番人気41-21-20-100/18222.5%45.1%97%81%
前走2〜3番人気39-45-34-201/31912.2%37.0%72%96%
前走4〜6番人気42-51-52-388/5337.9%27.2%68%77%
前走7番人気以下35-41-49-918/10433.4%12.0%53%61%
前走4〜6番人気×1〜4枠26-19-31-159/23511.1%32.3%100%95%
前走4〜6番人気×5〜8枠16-32-21-229/2985.4%23.2%43%63%

出馬表の段階で使えるのは、当日の人気ではなく前走の人気のほうです。

前走で4〜6番人気だった馬は、勝ち切るところまでは期待されていなかった層になります。

ベースの単勝回収率68%は平凡ですが、1〜4枠に入ると勝率11.1%・単勝回収率100%まで上がります。

5〜8枠だと勝率5.4%・単勝回収率43%ですから、ここでも枠で真っ二つに分かれます。

枠の項で見たとおり、人気の裏づけが薄い馬ほど枠の影響がそのまま出るという感じです。

※前走4〜6番人気×1〜4枠の100%は、最高配当を1本除くと62%まで下がります。

※単勝で押していく形ではなく、複勝やワイド、3連系の軸として使うほうが噛み合います。

中山芝1600mの消し条件

出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。

集計期間:2023.9.9〜2026.4.19/中山芝1600m
条件着別度数勝率複勝率単勝回収率複勝回収率
前走ダート1-10-5-166/1820.5%8.8%3%57%
前走後方(10番手以下)×前走上がり7位以下1-3-4-150/1580.6%5.1%9%60%
7〜8枠×前走7着以下4-14-13-247/2781.4%11.2%42%71%
距離延長×7〜8枠4-10-5-107/1263.2%15.1%20%82%
前走7番人気以下35-41-49-918/10433.4%12.0%53%61%
5歳以上27-27-23-407/4845.6%15.9%70%61%

最も強い消しは前走ダートからの芝替わりで、勝率0.5%です。

下りで流れる形についていけず、坂でもう一度苦しくなる、という二重の負荷が効くのかなと。

次が前走で後方のまま上がりも7位以下だった馬で、複勝率5.1%です。

位置も取れず脚も使えなかったという前走の内容は、このコースでは巻き返しにつながりません。

7〜8枠で前走7着以下だった馬は勝率1.4%です。

外枠から巻き返しを期待する形が、いちばん割に合わないという整理になります。

距離延長×7〜8枠も勝率3.2%・単勝回収率20%です。

追走に無理がある形で外を回されると、直線310mでは戻す場所がありません。

5歳以上は複勝率15.9%で、全体の21.3%を下回ります。

ただし単勝回収率70%はそこまで沈んでいないので、一律に切るというより一段割引くらいの扱いかなと。

※前走後方×前走上がり7位以下の複勝回収率60%は、最高配当を1本除くと22%まで落ちます。

※距離延長×7〜8枠の複勝回収率82%も、除外後57%です。

まとめ:中山芝1600mは枠を見てから馬を見る

中山芝1600mはこういうコース

  • 直線310mは中央4場で最短で、ゴール前に高低差約2.2mの急坂があります
  • コース全体は単勝回収率56%・複勝回収率68%です
  • 4角10番手以下からの巻き返しは複勝率4.0%にとどまります
  • 4角で先頭に立った馬は勝率18.1%・単勝回収率172%です
  • その位置取りを左右するのがになります
  • 1〜4枠は勝率9.1%、5〜8枠は5.3%で、7枠は単勝回収率22%です
  • 同じ1番人気でも1〜4枠なら勝率38.4%、5〜8枠なら26.6%です
  • 前走3着以内でも1〜4枠なら単勝回収率120%、5〜8枠なら74%です
  • 出馬表で見るのは前走先行(2〜4番手)×1〜2枠の勝率15.6%です
  • もうひとつの着眼点は前走から距離を延ばしていないことになります
  • 距離延長は勝率3.7%・複勝率14.5%まで落ちます
  • 中3〜5週の一戦は単勝回収率123%で、同距離に絞ると143%です
  • 牝馬は1〜4枠なら複勝回収率88%、5〜8枠なら50%と枠で分かれます
  • 種牡馬はロードカナロア(勝率13.0%)とシルバーステート(複勝回収率103%)が目印です
  • 前走ダート・外枠での前走大敗・距離延長×外枠は割引です

中山の芝1600mは、馬の力を比べる前に枠を見るコースです。

直線310mで坂を1つ越える形なので、外を回った時点で取り返す距離が足りません。

確認するのは前走で前に付けられていたことと、内寄りの枠を引けたことの2つです。

ここを先に見るようにするだけで、検討する馬はかなり絞れます。

データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.9.9〜2026.4.19、中山芝1600m・JRA平地)

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