このページでは種牡馬サンダースノーの産駒の特徴と傾向、馬券に役立つヒントを記載しています。
サンダースノー産駒のこれまでの成績と傾向
【参考】サンダースノー産駒のこれまでの成績
(集計期間:2023.6.11~2024.3.1)
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
5.1% | 8.9% | 12.7% | 147% | 75% |
※単勝回収率100%超えは、2024年2月10日のカフェニクスの単勝10560円が大きく影響しています。
勝ち星は全てダートで挙げられたもの
これまで全8勝を挙げていますが、その全てがダート挙げられたもの。
サンプル数が少ないのでなんとも言えない部分もありますが、馬場状態の変化による大きな影響は、現状数字としては出ていません。
芝の成績は奮わず
◆サンダースノー産駒の芝成績
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
0% | 3.3% | 8.2% | 0% | 45% |
繁殖牝馬の組み合わせ次第では、芝もこなせる血統構成をしているとおもいますが、現段階ではダート向き種牡馬としての指向が強いと思います。
距離のレンジは1400~1800mに集中
勝ち星のすべては1400m~1800mの間に挙げられたもの。
サンダースノーの血統構成を思うに今後もこの範囲での活躍が続くと予想します。
【3選】サンダースノー産駒の馬券のヒント
芝からダート替わり
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
11.1% | 18.5% | 18.5% | 204% | 97% |
サンダースノー自身はダートだけではなく、芝でも優秀な成績を収めていた、という裏付けから芝で卸される産駒がこれまで半数以上。
ダート替わりの産駒は穴候補として要マークでしょう。
距離短縮を狙ってみる
前走からの距離短縮馬の成績は以下の通り
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
7.1% | 11.9% | 14.3% | 124% | 105% |
馬券率があまり高くはないので、穴条件となりますが、見つけた際には一考です。
使われてからの成績上昇傾向
現状としてはキャリア4戦目以降の馬の成績上昇が顕著です。
勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|
9.1% | 12.1% | 15.2% | 165% | 133% |
しかし、新馬勝ちの産駒も出ているので、今後も吟味が必要です。
サンダースノーの現役時代
通算成績は24戦8勝。
英国、仏国、北米、愛国、UAEと渡り歩き、芝でもダートでも活躍を続けた現役時代でした。
主な勝ち鞍は、
ドバイワールドC(GⅠダ2000m2連覇)
クリテリウムアンテル国際(GⅠ芝1400m)
シャンプラ賞(GⅠ芝1600m)
UAEダービー(GⅡダ1900m)
アルマクトゥームチャレンジ(GⅡダ1900m)
2歳秋にサンクルーのクリテリウムアンテル国際を制して重賞初制覇。
3歳からはUAEに遠征し、そこではダート適性の高さも発揮。
UAEダービーではルメール騎手騎乗のエピカリスとの一騎打ちを制しました。
順風満帆に思えましたが、続くケンタッキーダービーでは、ゲートが開いてから尻っぱねを見せレースに参加できず競走中止。
しかし、ここで全く終わらないのがこの馬の強さで、中3週で挑んだ愛国2000ギニーでは2着。
夏にはシャンプラ賞を制覇。
翌年も前半はUAEで過ごすことになり、ドバイワールドCでは大外からハナを取ると、4角で後続を振り切り、圧勝。レコードのおまけつきでした。
この年の秋にはBCクラシックに挑むものの、3着。
5歳になり、再びドバイワールドCに挑戦。
昨年とは異なり好位で進めたサンダースノーは、ゴール寸前でグロンコウスキーを捕えて同レース連覇という快挙を成し遂げました。
この後のメトロポリタンHでは3着で、引退となりました。
サンダースノーの血統背景
父のヘルメットはオーストラリアの芝1400~1600mGⅠを4勝。
デインヒル、Exceed And Excelを経由していることからも、高いスピード能力を誇りますが、牝系は少し重ためで幾分距離適性は引き延ばされた格好。
それが1200mではなく、1400~1600mという実績にも表れていると思います。
母のイースイタンジョイは、Nureyevの2×4という強烈なクロスを持つ馬で、このサンダースノーの他、重賞勝ち馬を芝ダート問わずに4頭送り出した大変優秀な繁殖牝馬です。
配合の構成としては、母のNureyevのクロスにSadler’s Wellsの近似血統が入ることで、力感がかなり強調されている印象。
全体としては、今までには無い、ダートでも持久力が活かせるデインヒル系と結論付けます。
今後注目のサンダースノー産駒
アンジェリュス
祖母のイサミサクラは函館2歳S3着の実績。
デビューからダートで卸され、2戦目で勝ち上がり。
父譲りの競馬センスで、前々での競馬で今後も結果を残すことに期待しています。
今後クラスが上がって地力的な問題はありますが、テンに行ける速さがあるので、距離は短縮してきた際には狙ってみたい存在です。
テーオールビー
祖母のルンバロッカは伊1000ギニーの優勝馬。
牝系の構成は大分重ためなので、キャリアを重ねつつさらに今後の成長に期待できるサンダースノー産駒かなと見ています。
母父マンハッタンカフェは近年ダート競馬でのトレンドで、同じ馬主のテーオーケインズも同じ母父を持ちます。
多少時間はかかること覚悟で、少し追いかけてみたい存在です。
フクノフードゥル
母のフクノドリームはエーデルワイス賞勝ち馬であり、アイビスサマーダッシュでも2着の実績馬。
母父がヨハネスブルグであることから、母からの影響もあって短距離志向の強い存在。
ホッカイドウ競馬デビューも多い移籍後も堅実に駆け、昨年は準重賞のジェムストーン賞を制覇。
タメて終いに使える脚を使う競馬を早い段階で会得しているので、展開が向いた際には一気に突き抜けまであると思います。
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