このページでは、京都芝2200mコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
京都コースに関しては、改修工事後のデータを扱っているため母数がかなり少なく、今後上位種牡馬や騎手は目まぐるしく入れ替わる可能性が高いことをご了承ください。
スタート地点は直線の入り口。
1コーナーまでは約400mを使い、ゆったりとした先行争いになることからハイペースになることはそれほどありません。
向正面の中間から3コーナーの坂の頂上から下りにかけてのロングスパート合戦になりやすく、長くいい脚を繰り出せるか否かが大きなポイントになってくると思います。
上り3Fの瞬発力勝負になりやすい1800m以下のコースとは異なり、上り4F勝負ともいえる舞台。
枠順別成績ではここ1年4枠の勝利は見られませんが、それでも勝ち星は内から外まで満遍なく散っている印象。
1角までの入りも長いことから枠順に関しては、極端に内外のトラックバイアスが発生していなければ気にせずに考えても影響はさほどないでしょう
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 3- 0- 2-15/20 | 15.0% | 15.0% | 25.0% | 123% | 84% |
2枠 | 1- 3- 4-14/22 | 4.5% | 18.2% | 36.4% | 30% | 72% |
3枠 | 3- 3- 1-15/22 | 13.6% | 27.3% | 31.8% | 58% | 75% |
4枠 | 0- 0- 3-20/23 | 0.0% | 0.0% | 13.0% | 0% | 19% |
5枠 | 4- 4- 0-19/27 | 14.8% | 29.6% | 29.6% | 36% | 45% |
6枠 | 2- 2- 3-23/30 | 6.7% | 13.3% | 23.3% | 22% | 52% |
7枠 | 1- 3- 2-27/33 | 3.0% | 12.1% | 18.2% | 23% | 48% |
8枠 | 4- 3- 3-25/35 | 11.4% | 20.0% | 28.6% | 48% | 83% |
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
未勝利戦 | 2:15.2 | – | 2:19.0 | 2:19.0 |
1勝クラス | 2:13.8 | – | 2:15.2 | – |
2勝クラス | 2:14.3 | – | – | – |
3勝クラス | 2:12.7 | – | – | 2:14.9 |
集計期間内では施行数が少なく、今後折を見て更新予定です。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キズナ | 3- 2- 1- 6/12 | 25.0% | 41.7% | 50.0% | 79% | 78% |
ハーツクライ | 3- 1- 3-12/19 | 15.8% | 21.1% | 36.8% | 97% | 60% |
エピファネイア | 2- 1- 0- 9/12 | 16.7% | 25.0% | 25.0% | 45% | 45% |
オルフェーヴル | 2- 1- 0- 8/11 | 18.2% | 27.3% | 27.3% | 265% | 58% |
ディープインパクト | 2- 1- 0- 4/ 7 | 28.6% | 42.9% | 42.9% | 80% | 67% |
トップはキズナ産駒。自身も京都新聞杯を後方から一気の差し切りで勝利したことが思い出されます。
出走数がさほど多くないので、今後成績は下降することも考えられますが、瞬発力勝負というよりかは3コーナー坂の頂上からの持久力勝負になりやすい舞台なので、キズナ産駒牡馬は向きそうな感。
終い勝負になればエピファネア産駒。
オールラウンダーのオルフェーヴル産駒も上位ランクイン。
他、上位以外でも今後はサトノダイヤモンド、ゴールドシップ、リアルスティール産駒に注目の舞台。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ノボジャック | 3- 0- 0- 0/3 | 100.0% | 100.0% | 100.0% | 316% | 126% |
ディープインパクト | 2- 1- 1-15/19 | 10.5% | 15.8% | 21.1% | 23% | 30% |
クロフネ | 2- 0- 1- 5/8 | 25.0% | 25.0% | 37.5% | 75% | 77% |
ハーツクライ | 1- 1- 0- 6/8 | 12.5% | 25.0% | 25.0% | 28% | 31% |
フジキセキ | 1- 1- 0- 3/5 | 20.0% | 40.0% | 40.0% | 412% | 104% |
ノボジャックはジューンアヲニヨシが全3勝をマークしている数値。
母父ディープインパクト、ハーツクライは今後堅実。
クロフネは芝中長距離戦になると敬遠されがちも、持久力に優れたタイプも母父として出すことも多いので、要注意。
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
川田将雅 | 3- 0- 2- 2/7 | 42.9% | 42.9% | 71.4% | 90% | 98% |
池添謙一 | 3- 0- 0- 5/8 | 37.5% | 37.5% | 37.5% | 115% | 47% |
松山弘平 | 2- 2- 1- 6/11 | 18.2% | 36.4% | 45.5% | 70% | 87% |
ルメール | 2- 1- 0- 2/5 | 40.0% | 60.0% | 60.0% | 134% | 102% |
岩田望来 | 1- 3- 1- 5/10 | 10.0% | 40.0% | 50.0% | 23% | 134% |
川田将雅騎手が断然トップ。
このコースの特徴である3コーナーの坂の頂上からの立ち回りが絶好。
池添騎手も先行馬での持久力勝負で結果をコンスタントに出している印象。
ルメール騎手は2000m超える広いコースでは、よほどの“切り”要素がない限りは軽視はできず。
・瞬発力<持久力勝負 の展開になりやすい
・枠番による大きな有利不利はなし
・注目はキズナ、ゴールドシップ、サトノダイヤモンド、リアルスティール産駒
・母父クロフネは侮れない
・川田騎手とルメール騎手の立ち回りが強く、先行馬の池添騎手に注意