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小倉ダート1700mは内でロスなく運べるかどうか|傾向・血統・枠順データ




結論:小倉ダート1700mは「内でロスなく運べるか」で決まるコース

  • 4角2〜4番手で運べた馬の単勝回収率は1〜4枠が133%、5〜8枠は79%
  • 4角先頭の勝率36.9%はJRAのダート27コースで5番目に高い
  • 前に行けなければ内も外も同じで、4角5番手以下は勝率3%台以下
  • 1番人気の勝率31.1%はJRAのダートで下から5番目
  • 3か月超の休み明けは勝率2.6%・単勝回収率19%で割引

小倉ダート1700mのコースの特徴|1コーナーまで約343m・直線291.3mは平坦

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・JRA平地
項目 数値
1周(ダート) 1,445.4m
直線 291.3m
コース全体の高低差(ダート) 2.9m
ゴール前の坂 なし(直線は平坦)
スタート 正面スタンド前/1コーナーまで約343m
平均頭数 15.1頭
平均勝ちタイム 1:45.5
勝ち馬の平均上り3F 37.8秒
4角先頭の勝率 36.9%

小倉のダートは右回りで、1周1,445.4m、直線は291.3mです。

1周はJRAでも小さい部類に入り、コーナーの占める割合が大きいコースになります。

スタートは正面スタンド前で、1コーナーまでは約343mです。

高低差はダートコース全体で2.9mありますが、その起伏はゴール前ではなく道中に配置されています。

1〜2コーナーにかけてゆるく上り、2コーナー付近が頂上です。

そこから3〜4コーナーにかけて下り、最後の直線は平坦のまま終わります。

しかも3〜4コーナーはスパイラルカーブで、外へ膨れずに加速しやすい設計になっています。

つまり下りで勢いをつけた馬が、平坦な直線をそのまま押し切れる造りで、前を捕まえる仕掛けがどこにも用意されていません。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 196-197-195-2293/2881 6.8% 13.6% 20.4% 75% 74%

全体では勝率6.8%・複勝率20.4%です。

平均頭数は15.1頭で、フルゲートに近い多頭数で組まれるレースが中心になります。

小倉のダート1700mは夏(7〜9月)と冬(1〜3月)の両方に開催があり、季節をまたいで数字が積み上がっている点は頭に入れておきたいところです。

小倉ダート1700mの枠順は内が上位|1〜2枠の勝率7.6%

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・枠帯別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 49-36-48-516/649 7.6% 20.5% 111% 80%
3〜4枠 43-46-49-567/705 6.1% 19.6% 65% 72%
5〜6枠 51-54-54-590/749 6.8% 21.2% 65% 72%
7〜8枠 53-61-44-620/778 6.8% 20.3% 66% 74%

勝率の最上位は1〜2枠の7.6%で、単勝回収率も111%とこの帯だけが100%を超えます。

ただしこの111%は最高配当の1本を除くと84%まで下がるので、内枠をそのまま買えばよいという読み方はできません。

複勝率でみると4つの帯は19.6〜21.2%に収まっており、枠だけを取り出しても差はわずかです。

枠の意味は、位置取りと組み合わせたときにはっきりします。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・枠帯別の位置取り
4角で先頭に立てた割合 4角4番手以内に付けられた割合
1〜2枠 8.0% 29.6%
3〜4枠 7.4% 27.1%
5〜6枠 6.7% 31.6%
7〜8枠 5.3% 35.2%

4角4番手以内という好位を取れた割合は、7〜8枠の35.2%が最も高くなります。

1コーナーまで約343mあるので、外枠でも押していけば無理なく前へ行けるという事情です。

逆に1〜2枠は29.6%と最も低く、内で包まれて位置を落とすケースがそれなりに起きています。

ところが、その位置取りを4つに割って内外で比べると、話はそれほど単純ではなくなります。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・枠と4コーナー通過順の組み合わせ
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜4枠×4角先頭 37-19-12-36/104 35.6% 65.4% 411% 213%
1〜4枠×4角2〜4番手 36-47-41-155/279 12.9% 44.4% 133% 158%
1〜4枠×4角5〜9番手 18-12-38-421/489 3.7% 13.9% 76% 63%
1〜4枠×4角10番手以下 1-4-6-471/482 0.2% 2.3% 1% 12%
5〜8枠×4角先頭 35-16-10-30/91 38.5% 67.0% 353% 206%
5〜8枠×4角2〜4番手 50-71-48-251/420 11.9% 40.2% 79% 112%
5〜8枠×4角5〜9番手 15-23-33-428/499 3.0% 14.2% 62% 73%
5〜8枠×4角10番手以下 4-5-7-501/517 0.8% 3.1% 7% 18%

ハナを切れた馬に限れば、内と外で勝率はほとんど変わりません。

先頭に立ってしまえば、どの枠から出ていっても見える景色は同じということです。

差がつくのはその1つ後ろ、4角を2〜4番手で回った先行勢になります。

同じ先行でも内は単複とも回収率が100%を超え、外は単勝回収率が8割に届きません。

内の先行馬の133%は最高配当の1本を除いても99%が残るので、一発が作った数字ではありません。

興味深いのは、好位につけた馬の平均人気が内で5.1番人気、外で5.4番人気とほとんど変わらないことです。

市場は内でも外でも「前へ行けた馬」を同じように評価しているのに、実際に残るのは内という構図になります。

3〜4コーナーの下りは加速しやすい代わりに、外を回れば下りながら振られるぶんの距離を余計に使わされます。

直線が平坦の291.3mでは、そのロスを取り返す時間が残っていないという理屈が立ちます。

一方、4角5番手以下まで下がってしまうと、内も外も勝率3%台以下で横並びです。

つまり枠そのものより、その枠でロスなく前へ運べたかどうかが問われるコースということになります。

この内優位が小倉に固有のものかどうかを、同じ形のコースと並べて確かめます。

集計期間:2023.9〜2026.6/JRAのダート1700mと中央場の1800m・1〜2枠の単勝回収率(50レース以上)
コース 1〜2枠の単勝回収率
小倉ダート1700m 111%
福島ダート1700m 89%
中山ダート1800m 84%
札幌ダート1700m 78%
京都ダート1800m 59%
函館ダート1700m 32%

この6コースの中で、内枠の単勝回収率が100%を超えているのは小倉だけです。

とはいえ先に見たとおり1本の高配当を除けば84%なので、内枠というだけで買える話にはなりません。

内を引いた馬が、そこから前へ運べる馬かどうかまで確かめたいところです。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・1〜2枠の前走着順別
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠×前走1〜3着 16-12-13-66/107 15.0% 38.3% 92% 77%
1〜2枠×前走4〜6着 19-12-16-91/138 13.8% 34.1% 180% 118%
1〜2枠×前走7着以下 7-8-14-284/313 2.2% 9.3% 52% 51%

内枠の中身を前走の着順で割ると、狙いどころは前走4〜6着の組になります。

勝率13.8%は前走1〜3着の15.0%とほぼ変わらないのに、単勝回収率は180%と大きく上回ります。

勝ち馬の人気の中央値も、前走1〜3着が2番人気なのに対して前走4〜6着は3番人気です。

この180%は最高配当の1本を除いても112%が残ります。

前走で掲示板を外した程度の馬は評価が緩みやすく、その馬が内でロスなく運べたときに配当がついている形です。

ただし前走7着以下まで手を広げると勝率2.2%まで落ちるので、大敗からの一変を内枠に期待するのは無理があります。

小倉ダート1700mの脚質|4角先頭の勝率36.9%はJRAのダートで5番目

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・4コーナー通過順別
4角の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 72-35-22-66/195 36.9% 66.2% 384% 210%
4角2〜4番手 86-118-89-406/699 12.3% 41.9% 101% 130%
4角5〜9番手 33-35-71-849/988 3.3% 14.1% 69% 68%
4角10番手以下 5-9-13-972/999 0.5% 2.7% 4% 15%

196勝のうち158勝を、4角を4番手以内で回った馬が挙げています。

4角で先頭に立った馬は勝率36.9%・単勝回収率384%で、勝ち馬は67頭に散っています。

この384%は最高配当の1本を除いても295%が残るので、一発の高配当が作った数字ではありません。

4角先頭で勝った72頭のうち6頭は7番人気以下でした。

一方で4角5〜9番手は勝率3.3%と、他場なら差しが届く中団ですら奮いません。

4角10番手以下は999走して5勝、複勝率2.7%です。

この36.9%が高いのかどうかを、同じ形のコースと並べて確かめます。

集計期間:2023.9〜2026.6/JRAのダート1700mと中央場の1800m・4角先頭の勝率(50レース以上)
コース 4角先頭の勝率
小倉ダート1000m 52.9%
札幌ダート1700m 38.0%
小倉ダート1700m 36.9%
函館ダート1700m 35.2%
京都ダート1800m 31.0%
福島ダート1700m 30.6%
中山ダート1800m 28.3%

36.9%はJRAのダート27コースで5番目の高さです。

1000mのようなスプリント戦を除けば、札幌に次ぐ2番目という位置づけになります。

同じ小回りでも福島の1700mは30.6%、中央場で最も前が残る京都ダート1800mでも31.0%です。

1周の長さも直線の長さもほとんど変わらない福島との差は、高低差の使い方にあると見ています。

ダートの高低差は小倉が2.9m、福島が2.1mで、小倉はその起伏を2コーナー付近の頂上と3〜4コーナーの下りにまとめて使っています。

福島は細かいアップダウンが道中に散る形なので、4コーナーで得られる勢いが同じにはならないという整理ができます。

下りからの加速に平坦の直線が続くという小倉の造りが、そのまま数字に出ている形です。

小倉ダート1700mの上がりは前で使えてこそ|好位で最速なら複勝率100%

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・メンバー内の上がり3F順位別
上がり順位 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上がり1位 80-37-33-80/230 34.8% 65.2% 379% 233%
上がり2〜3位 83-92-69-251/495 16.8% 49.3% 149% 162%
上がり4〜5位 23-48-60-401/532 4.3% 24.6% 37% 87%
上がり6位以下 10-20-33-1561/1624 0.6% 3.9% 23% 21%

勝ち馬の平均上り3Fは37.8秒です。

上がり1位の勝率34.8%は目を引きますが、これは結果として速い上がりになったという側面もあります。

予想で見るべきは、その脚がどの位置から使われたかのほうです。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・上がり1位の内訳
条件 着別度数 勝率 複勝率
上がり1位×4角4番手以内 57-15-2-0/74 77.0% 100.0%
上がり1位×4角10番手以下 4-6-8-55/73 5.5% 24.7%

4番手以内でメンバー最速の上がりを使えた馬は、74走して着外なしの複勝率100.0%です。

同じ最速の脚でも、4角10番手以下からでは勝率5.5%どまりになります。

末脚の絶対値ではなく、それを前で使えているかどうかを見るコースということになります。

小倉ダート1700mで買える種牡馬|シニスターミニスターが勝率14.7%

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・勝ち鞍上位5頭
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
シニスターミニスター 15-15-6-66/102 14.7% 35.3% 103% 80%
ドレフォン 9-6-10-84/109 8.3% 22.9% 79% 100%
ニューイヤーズデイ 7-2-5-41/55 12.7% 25.5% 51% 45%
ナダル 6-2-0-22/30 20.0% 26.7% 103% 52%
パイロ 6-4-5-45/60 10.0% 25.0% 197% 78%

勝ち星のトップはシニスターミニスターの15勝です。

102走しての15勝で、勝率14.7%・複勝率35.3%・単勝回収率103%と数字がそろっています。

この103%は最高配当の1本を除いても87%が残り、勝ち馬も11頭に散っています。

ダッシュ力と先行力が持ち味の血統なので、前を取った者勝ちのこのコースとは噛み合っているのだと考察できます。

ドレフォンは109走しての9勝で、勝率8.3%は全体の6.8%をやや上回る程度です。

複勝回収率100%まで残っているので、複勝やワイド、3連系の軸としては計算が立ちます。

ナダルは30走で6勝、勝率20.0%が5頭の中で最上位です。

ただし母数が30走と薄く、単勝回収率103%も1本の配当への寄りが大きいので、現時点では傾向が見え始めた段階かなと。

パイロの単勝回収率197%は最高配当の1本を除くと41%まで落ちるので、そのまま受け取らないほうがよさそうです。

ニューイヤーズデイは勝率12.7%と勝ち切る力はありますが、単勝回収率51%で妙味は乏しめです。

サンプルがさらに集まり次第、この章は更新したいと思います。

小倉ダート1700mの母父はクロフネとエンパイアメーカーが最多の9勝

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・母父の勝ち鞍上位5頭
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
クロフネ 9-11-9-98/127 7.1% 22.8% 25% 42%
エンパイアメーカー 9-5-2-56/72 12.5% 22.2% 72% 55%
フジキセキ 7-4-3-39/53 13.2% 26.4% 176% 78%
ゴールドアリュール 7-2-4-67/80 8.8% 16.2% 125% 61%
ファスリエフ 6-3-1-6/16 37.5% 62.5% 214% 123%

母父の最多勝はクロフネとエンパイアメーカーの9勝です。

ただしクロフネは127走を要しており、単勝回収率25%・複勝回収率42%と妙味はありません。

勝率ではエンパイアメーカーの12.5%、フジキセキの13.2%が上位に来ます。

フジキセキの単勝回収率176%は最高配当の1本を除いても120%が残る数字です。

ゴールドアリュールの125%のほうは1本を除くと56%まで下がるので、そのまま受け取れません。

ファスリエフは16走で勝率37.5%と派手ですが、母数が16走では傾向とは呼べない段階です。

母父は全体に母数が53〜127走の範囲なので、「エンパイアメーカーとフジキセキが水準以上」くらいの温度感で見ておきたいところです。

小倉ダート1700mの前走の舞台|距離短縮が最上位・同距離は妙味薄

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・前走4コーナー通過順別
前走の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4角1番手 42-23-13-127/205 20.5% 38.0% 104% 88%
前走4角2〜4番手 67-72-73-495/707 9.5% 30.0% 73% 81%
前走4角5〜9番手 51-57-63-707/878 5.8% 19.5% 77% 77%
前走4角10番手以下 16-28-27-655/726 2.2% 9.8% 58% 51%

4角の位置はレースが終わるまで分かりませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。

前走4角1番手だった馬は勝率20.5%・複勝率38.0%で、全体の6.8%・20.4%をはっきり上回ります。

単勝回収率104%は最高配当の1本を除いても93%が残り、勝ち馬も39頭に散っています。

逆に前走4角10番手以下は勝率2.2%・複勝率9.8%で、前で運べる裏づけのない馬は買いにくいところです。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・距離変化別
距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 92-86-83-917/1178 7.8% 22.2% 86% 78%
同距離 46-55-62-526/689 6.7% 23.7% 48% 62%
距離延長 38-39-34-550/661 5.7% 16.8% 72% 68%

勝率が最も高いのは距離短縮の7.8%です。

短縮組の大半は前走ダート1800mからの転戦で、この組だけで894走・77勝を占めます。

1ハロン短くなったぶん道中で置かれにくく、1コーナーまで約343mの序盤で位置を取りにいけるのが効いているのかなと。

逆に注意したいのが同距離組で、複勝率23.7%と好走はしているのに単勝回収率は48%まで落ちます。

同距離の中身を見ると、前走も小倉ダート1700mだった馬が531走と大半を占めています。

その531走は勝率6.6%・単勝回収率44%で、コース経験という分かりやすい材料がオッズに織り込まれ切っている形です。

距離延長は勝率5.7%・複勝率16.8%と3つの中では最も奮いません。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・前走の芝ダート別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走芝 12-8-11-234/265 4.5% 11.7% 128% 66%
前走ダート 164-171-167-1747/2249 7.3% 22.3% 66% 71%

前走芝からの転戦は複勝率11.7%と、前走ダートの22.3%の半分程度にとどまります。

単勝回収率128%は最高配当の1本を除くと82%まで下がるので、ダート替わりの一変に賭ける根拠にはなりません。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・前走の競馬場別(30走以上)
前走の場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
京都 47-48-51-590/736 6.4% 19.8% 65% 71%
小倉 38-49-48-483/618 6.1% 21.8% 58% 60%
阪神 34-29-19-285/367 9.3% 22.3% 81% 67%
中京 18-16-14-183/231 7.8% 20.8% 54% 76%
中山 14-9-11-117/151 9.3% 22.5% 126% 85%
福島 10-7-13-119/149 6.7% 20.1% 57% 57%
東京 8-13-7-94/122 6.6% 23.0% 185% 91%
新潟 6-6-13-89/114 5.3% 21.9% 49% 121%

出走の中心は前走が京都・小倉・阪神だった馬で、この3場で全体の6割近くを占めます。

その中では前走阪神の勝率9.3%が目立ちます。

関東からの遠征組も悪くなく、前走中山は勝率9.3%・単勝回収率126%です。

ただし126%は最高配当の1本を除くと89%になるので、勝率のほうを手がかりにしたいところです。

前走東京の単勝回収率185%に至っては、1本を除くと85%まで落ちます。

母数も122走と薄く、遠征そのものを買い材料にする話にはなりません。

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・レース間隔別
間隔 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
連闘〜中2週 52-64-68-581/765 6.8% 24.1% 71% 70%
中3〜5週 50-47-36-369/502 10.0% 26.5% 67% 83%
中6週〜3か月 63-50-54-671/838 7.5% 19.9% 102% 77%
3か月超 11-19-21-372/423 2.6% 12.1% 19% 48%

間隔でいちばんはっきりしているのは、3か月超の休み明けが勝率2.6%・単勝回収率19%と奮わない点です。

序盤から位置を取り合う流れになるコースなので、実戦から離れていた馬が置かれやすいのだと考察できます。

勝率が最も高いのは中3〜5週の10.0%で、使い詰めでも間隔が空きすぎでもない状態が理想という形です。

小倉ダート1700mの性別|牡馬が勝率・複勝率とも上回る

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 126-129-125-1339/1719 7.3% 22.1% 76% 75%
牝馬 70-68-70-954/1162 6.0% 17.9% 75% 73%

勝率は牡馬7.3%・牝馬6.0%、複勝率は22.1%と17.9%で牡馬が上回ります。

ただし単勝回収率は76%と75%でほぼ同じなので、その差はオッズに織り込まれていると見てよさそうです。

牝馬だから消すという扱いではなく、他の材料が並んだときの最後の一押しに使う程度でよいのかなと。

小倉ダート1700mの年齢別成績|6歳以上は勝率2%を割る

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 3-3-3-34/43 7.0% 20.9% 98% 49%
3歳 105-102-99-1087/1393 7.5% 22.0% 66% 75%
4歳 54-53-40-534/681 7.9% 21.6% 86% 65%
5歳 29-29-40-372/470 6.2% 20.9% 108% 90%
6歳 4-9-8-174/195 2.1% 10.8% 12% 57%
7歳以上 1-1-5-92/99 1.0% 7.1% 95% 98%

3歳から5歳まではほぼ横並びで、勝率6.2〜7.9%の範囲に収まります。

線が引けるのは6歳で、6歳以上をまとめると294走して5勝、勝率1.7%・複勝率9.5%まで落ちます。

5歳の単勝回収率108%も最高配当の1本を除くと82%なので、決め手にするほどの差ではありません。

序盤から追走の速さが要るコースなので、そこに応えられなくなった高齢馬が数字を落としているという整理ができます。

小倉ダート1700mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・クラス別の平均勝ちタイム
クラス 平均勝ちタイム レース数
新馬 1:46.7 2
未勝利 1:46.4 76
1勝クラス 1:45.4 65
2勝クラス 1:44.8 32
3勝クラス 1:44.0 14
オープン 1:43.6 7
集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・馬場状態別
馬場 平均勝ちタイム 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率
1:46.1 116-116-116-1346/1694 6.8% 20.5% 76%
稍重 1:45.4 43-44-42-501/630 6.8% 20.5% 79%
1:44.2 27-27-27-324/405 6.7% 20.0% 80%
不良 1:43.7 10-10-10-122/152 6.6% 19.7% 44%

未勝利とオープンでは平均勝ちタイムに2.8秒の差があります。

馬場が渋ると時計は速くなり、良の1:46.1に対して不良は1:43.7です。

水を含んだダートは砂が締まって脚抜きがよくなるためで、好走率そのものは馬場状態でほとんど動いていません。

もともと前が止まらないコースなので、渋った日はその傾向がさらに強まるという程度の理解でよいのかなと。

小倉ダート1700mの騎手成績|鮫島克駿騎手と丹内祐次騎手が11勝

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・勝ち鞍上位5名
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
鮫島克駿 11-7-2-34/54 20.4% 37.0% 85% 87%
丹内祐次 11-9-6-59/85 12.9% 30.6% 54% 64%
松山弘平 9-8-7-43/67 13.4% 35.8% 53% 79%
田山旺佑 9-2-3-33/47 19.1% 29.8% 167% 81%
幸英明 9-4-8-66/87 10.3% 24.1% 87% 70%

勝ち星のトップは鮫島克駿騎手と丹内祐次騎手の11勝です。

効率でみると鮫島克駿騎手が抜けており、54鞍で勝率20.4%・複勝率37.0%を残しています。

田山旺佑騎手の単勝回収率167%は最高配当の1本を除いても128%が残る数字です。

騎乗数が47鞍と少ないので断定はできませんが、人気以上に走らせている現状は覚えておきたいところです。

小倉ダート1700mの人気別信頼度|1番人気の勝率31.1%は低い部類

集計期間:2023.8.12〜2026.7.19/小倉ダート1700m・人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 61-35-20-80/196 31.1% 59.2% 79% 82%
2〜3番人気 62-54-47-226/389 15.9% 41.9% 82% 79%
4〜6番人気 46-65-58-415/584 7.9% 28.9% 84% 85%
7〜9番人気 14-26-40-503/583 2.4% 13.7% 49% 66%
10番人気以下 13-17-30-1069/1129 1.2% 5.3% 82% 70%
集計期間:2023.9〜2026.6/JRAのダート1700mと中央場の1800m・1番人気の勝率(50レース以上)
コース 1番人気の勝率
函館ダート1700m 39.8%
京都ダート1800m 36.5%
中山ダート1800m 36.5%
札幌ダート1700m 36.0%
小倉ダート1700m 31.1%
福島ダート1700m 29.5%

1番人気の勝率31.1%は、JRAのダート27コースで下から5番目の低さです。

同じ距離の函館1700mが39.8%、札幌1700mが36.0%であることを思えば、人気馬への信頼度は一段落ちるコースになります。

その代わり、4〜6番人気の複勝率28.9%・複勝回収率85%は人気帯の中で最も水準に近い数字です。

10番人気以下は1,129走して13勝、複勝率5.3%です。

単勝回収率82%はまとまって見えますが、13勝が13頭の単発で積み上がったもので、狙って取りにいける形ではありません。

本命の信頼が一段低いぶんを、中穴で埋めにいくのがこのコースとの付き合い方になります。

小倉ダート1700mの消し条件

小倉ダート1700mで評価を下げたい条件

  • 4角10番手以下は999走で5勝・複勝率2.7%
  • 上がり6位以下は1,624走で10勝・複勝率3.9%
  • 前走4角10番手以下は勝率2.2%・複勝率9.8%
  • 3か月超の休み明けは勝率2.6%・単勝回収率19%
  • 6歳以上は294走で5勝・複勝率9.5%
  • 内枠でも前走7着以下は勝率2.2%・単勝回収率52%

消し条件は突き詰めると「4コーナーまでに前へ取り付けない馬」に集約されます。

前走で後方に置かれていた馬、間隔が空きすぎた馬、追走の速さが鈍ってきた高齢馬は、いずれもこのコースの序盤に対応しにくいということです。

まとめ:小倉ダート1700mは内でロスなく運べた馬から入る

小倉ダート1700mのポイント

  • 下りから平坦の直線291.3mへ入る造りで、196勝のうち158勝が4角4番手以内から
  • 1〜4枠×4角2〜4番手は単勝回収率133%で、外枠の同じ位置取り(79%)を上回る
  • 4角先頭の勝率36.9%はJRAのダート27コースで5番目
  • 前走4角1番手は勝率20.5%、内枠×前走4〜6着は単勝回収率180%
  • 種牡馬はシニスターミニスターが勝率14.7%・単勝回収率103%
  • 4角10番手以下・前走4角10番手以下・3か月超・6歳以上は割引

小倉ダート1700mは、3〜4コーナーの下りと平坦な直線という造りが、あらゆる数字の土台になっています。

前へ行けること自体が強い条件であり、そのうえで内をロスなく回れたかどうかで上積みが決まります。

予想ではまず、前走4角1番手や2〜4番手だった馬を拾い上げたいところです。

そこに内めの枠と、1800mからの距離短縮という条件を重ねると、検討する馬はかなり絞れます。

逆に、コース経験だけを理由にした同距離の連続使用や、休み明けの実績馬は評価を上げすぎないほうがよさそうです。

同じ小倉のダートでも、小倉ダート1000mは求められる適性がまったく変わります。

同じ1700mの札幌ダート1700m福島ダート1700mと合わせて、ローカルのダート戦の予想にぜひ本記事のデータを役立ててみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.8.12〜2026.7.19、小倉ダート1700m・JRA平地)

コース諸元の出典:JRA コース紹介(小倉競馬場)

Tokuma

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