アドマイヤマーズ産駒の特徴や評判は?ダートや重馬場適性、注目の初年度産駒について

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この記事では、種牡馬アドマイヤマーズの特徴や評判、成績について記載しております。

ぜひ予想のヒントや、産駒傾向を把握するためにお役立てください。

アドマイヤマーズ産駒の成績

【参考】アドマイヤマーズ産駒の成績(集計期間:2024.6.2~2025.2.2)

着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
21-14-11-95/14114.9%24.8%32.6%76%106%

初年度産駒は既に22勝を上げる活躍ぶりで、勝率から複勝率まで見ても快調な滑り出しを迎えているように思えます。

全体成績では複勝回収率は100%を超えていますが、まだ出走数が少ない中での突発的な穴馬台頭もあってのものなので、今後は単勝も複勝も回収率は80%前後で安定してくるかと思います。

ダート成績について

条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
ダート成績3-4-5-24/368.3%19.4%33.3%39%225%
(集計期間:2024.6.2~2025.2.2)

単勝回収率だけを見ると奮わない感じもありますが、全体の率で見ていくと悪くはありません。

アドマイヤマーズの血統構成は、力感に優れたダイワメジャーの良いところを増幅しているようなところもあります。

繁殖牝馬次第で、今後は中山の1200~1800mや中京のダート戦を得意とするようなタフな産駒も出てくると予想します。

重馬場成績について

条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
芝/良18-7-4-65/9419.1%26.6%30.9%99%58%
芝/稍重0-3-1-3/70.0%42.9%57.1%0%181%
芝/重0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%0%0%
芝/不良0-0-1-1/20.0%0.0%50.0%0%65%
(集計期間:2024.6.2~2025.2.2)
条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
ダ/良3-4-5-20/329.4%21.9%37.5%44%253%
ダ/稍重0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%0%0%
ダ/重0-0-0-0/0
ダ/不良0-0-0-2/20.0%0.0%0.0%0%0%
(集計期間:2024.6.2~2025.2.2)

集計期間内では、水を含んだ馬場での成績はデータが揃っていません。

稍重成績では、芝の連対率や複勝率は上昇していますが、とはいえ安易に重馬場が得意であるという結論には結びつけられません。

ただ先行力を活かして、好成績を残している産駒が初年度は多かったので、差し不発の水を含んだ馬場傾向の際には恵まれることもありそうです。

アドマイヤマーズ産駒の好走条件

左回りの直線長いコース

競馬場着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
札幌0-0-0-4/40.0%0.0%0.0%0%0%
函館0-0-0-0/0
福島2-0-2-7/1118.2%18.2%36.4%150%121%
新潟4-1-1-8/1428.6%35.7%42.9%72%61%
東京5-3-1-12/2123.8%38.1%42.9%157%61%
中山1-1-0-20/224.5%9.1%9.1%8%18%
中京6-4-3-19/3218.8%31.3%40.6%99%108%
京都2-4-3-23/326.3%18.8%28.1%40%225%
阪神0-0-0-0/0
小倉1-1-1-2/520.0%40.0%60.0%26%84%
(集計期間:2024.6.2~2025.2.2)

アドマイヤマーズ産駒の初年度は、左回り戦での好成績が顕著でした。

東京競馬場、中京競馬場では回収率的にも悪くなく、新潟競馬場でも好成績です。

マイル前後で、日本競馬に求められる直線での瞬発力から持久力までバランス良く有している産駒が多いということが推測できます。

また福島競馬場でも良い結果を残しており、先行力があるタイプでは今後人気薄でも穴を開けるシーンが多く見られるかもしれません。

前走3角5番手以内

条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
5番手以内10-5-6-27/4820.8%31.3%43.8%107%109%

先行力を売りにするタイプが初年度では多く、いいポジションを獲ながらも、タメが効く産駒も多いようです。

前走5番手以内で進められた馬は安定感のある成績を残しています。

牝馬/芝1400m戦

条件着別度数勝率連対率複勝率単勝回収率複勝回収率
牝馬/芝1400m6-2-0-8/1637.5%50.0%50.0%238%93%

牡馬を含めた1400m戦の成績も大変優秀ではありますが、牝馬に絞ると芝1400m戦でかなりの安定感を残しています。

今後出走機会も増えることで全体的な率は落ちると思いますが、血統的に考えた際に適性自体が高いことには疑う余地がありません。

人気サイドよりも、人気薄の台頭が目立つアドマイヤマーズ産駒ですので、特に情報の少ない下級戦や新馬戦といった条件で注目です。

アドマイヤマーズのプロフィール

アドマイヤマーズは、2016年3月16日に北海道安平町のノーザンファームで生産の栗毛馬。
栗東の友道康夫厩舎に所属。

2歳(2018年)

2018年6月30日に中京競馬場でデビュー、新馬戦を勝利で飾りました。

続く中京2歳ステークス(オープン)でも勝利し、無傷の2連勝。
続くデイリー杯2歳ステークス(G2)、さらには朝日杯フューチュリティステークス(G1)でも優勝。

この年は負けることなく4戦4勝で終え、JRA賞最優秀2歳牡馬に選出されました。

3歳(2019年)

クラシック戦線を睨みつつ共同通信杯(G3)から始動も2着。
続く皐月賞(G1)では4着となりました。

その後、NHKマイルカップ(G1)で見事に優勝し、2つ目のG1タイトルを獲得。
ここから再度マイル戦線に舵を切ります。

休みを挟んで、秋には富士ステークス(G3)で9着と振るわなかったものの、年末の香港マイル(G1)では一変し、海外G1初制覇を達成しました。

4歳(2020年)

安田記念(G1)で6着となった後、スワンステークス(G2)とマイルチャンピオンシップ(G1)でともに3着と健闘。

しかし2歳、3歳の頃との比較となると若干勢いに陰りが見え始め、連覇を狙った香港マイル(G1)では3着。

このレースを最後に現役を引退し、種牡馬入りとなりました。

アドマイヤマーズは、通算13戦6勝(国内11戦5勝、海外2戦1勝)という成績を残し、総獲得賞金は約3億2,219万円、さらに1,675万香港ドルを獲得しています。

アドマイヤマーズの血統構成

父はダイワメジャー、母はヴィアメディチ。

ダイワメジャーは現役時代、皐月賞やマイルチャンピオンシップを制すだけでなく、有馬記念でも好走。距離幅広くそして長く活躍をつづけました。

種牡馬としての活躍も目立ち、腹構えがしっかりとした体形は産駒にも受け継がれ、優れたスピードとそして終いの持久力をよく伝えている印象です。

アドマイヤマーズ自身は、ダイワメジャーとの比較では馬体をスッキリ映すタイプであり、距離の融通も利くタイプが今後出てきてもと思います。

母のヴィアメディチは、フランスG3優勝馬。
マキャヴェリアンやシングスピールの血も受け継ぐ良血馬。

この母の良さがアドマイヤマーズやその産駒に伝わり、クラシックを戦える適性を持つ馬がでてきてもと思いますし、繁殖次第ではダートでも能力高い産駒が出る可能性が考えられます。

注目の初年度産駒について

ナムラクララ

母はサンクイーン2で、姉はナムラクレア。

新馬戦を制したあとは、4着、2着と勝ちきれずも、いずれも好内容。

そして4戦目となった紅梅S(L)では流れに乗りつつ、直線外から一気の伸びで完勝。

ナムラクレア(父:ミッキーアイル)もかなりの能力を持つ馬ですが、父がアドマイヤマーズに代わったこのナムラクララも個人的にはかなり期待しています。

ルージュラナキラ

この記事を作成した時点では2戦2勝。
新馬戦はスローペースの中、主導権を握っての逃げ切り勝ち。

一方で、2戦目となったつわぶき賞では、脚をタメる競馬での差し切り勝ちと競馬上手。
自在性を武器に今後も期待しています。

血統的には母父カジノドライヴにグッとくるものがあります。
世界的良血であるカジノドライヴも早世してしまったため、世代数に限りがあります。

カジノドライヴ産駒は、カジノフォンテンを代表とするような形で成長力も伺わせるので、ルージュラナキラ自身も今後さらに力をつけてくることに期待しています。

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