このページでは、新潟芝2000m(外)のコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
なお、内回りの芝2000m戦に関しましては、下記のブログカードからご覧ください!
新潟芝2000m戦(外)コースの特徴
スタート地点は芝1400m戦と同じ。3コーナーは外回りを使用し、向正面は948m、約1kmを疾走するというのがこのコース最大の特徴一つ。
直線も648mあり、最後の瞬発力勝負にかける馬がほとんどであるため、意外にもハイペースになることは少なめの傾向に。
また、序盤の隊列というのもスンナリ決まりやすく、皆終いに賭ける印象は強くあります。
脚質的に他の外回り使用コース同様に、やはり外の差し馬が台頭しやすい舞台でもあり、逃げ馬は苦戦しやすいと言えます。
枠順別成績でも8枠の成績が目立ちますが、2枠の成績も優秀。
ただこれに関しては明確にコレ!という説明ができず…。
偶然なのか否か…夏と秋の開催で何か要因の一端を掴みたいところです。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 5-4-4-42/55 | 9.1% | 16.4% | 23.6% | 66% | 57% |
2枠 | 9-5-7-38/59 | 15.3% | 23.7% | 35.6% | 324% | 137% |
3枠 | 6-8-5-45/64 | 9.4% | 21.9% | 29.7% | 77% | 68% |
4枠 | 7-6-1-58/72 | 9.7% | 18.1% | 19.4% | 100% | 44% |
5枠 | 4-6-4-61/75 | 5.3% | 13.3% | 18.7% | 28% | 47% |
6枠 | 3-6-8-61/78 | 3.8% | 11.5% | 21.8% | 36% | 61% |
7枠 | 3-3-12-67/85 | 3.5% | 7.1% | 21.2% | 9% | 52% |
8枠 | 9-8-5-67/89 | 10.1% | 19.1% | 24.7% | 126% | 82% |
新潟芝2000m戦(外)の成績上位種牡馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 6-10-8-56/80 | 7.5% | 20.0% | 30.0% | 57% | 64% |
ハービンジャー | 5-1-2-28/36 | 13.9% | 16.7% | 22.2% | 247% | 74% |
ハーツクライ | 3-4-1-27/35 | 8.6% | 20.0% | 22.9% | 54% | 58% |
スクリーンヒーロー | 3-0-3-9/15 | 20.0% | 20.0% | 40.0% | 633% | 170% |
モーリス | 3-0-0-12/15 | 20.0% | 20.0% | 20.0% | 365% | 90% |
ディープインパクト産駒は以降出てこないので、次世代のこのコースのエース探しをしなければなりません。
個人的に、以降新潟芝外回り戦は、瞬発力勝負に秀でたエピファネイア産駒を筆頭に、リアルスティール産駒とレイデオロ産駒に期待したいと考えています。
リアルスティール産駒もレイデオロ産駒もどちらかと言えば瞬発力より持久力に出やすいタイプかなとも思いますが、ただ瞬発力一本で乗り切れるだけの距離設定とも思えません。
現状ではまだまだ数字として奮いませんが、瞬発力&持久力を兼ね備えた産駒が今後出てくることを期待したいと思います。
◆参考情報
新潟芝2000m戦(外)の成績上位母父馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 7-3-1-17/28 | 25.0% | 35.7% | 39.3% | 201% | 88% |
シンボリクリスエス | 4-1-3-16/24 | 16.7% | 20.8% | 33.3% | 105% | 99% |
ホワイトマズル | 2-1-3-7/13 | 15.4% | 23.1% | 46.2% | 720% | 223% |
ロージズインメイ | 2-1-1-5/9 | 22.2% | 33.3% | 44.4% | 606% | 186% |
ハーツクライ | 2-0-1-6/9 | 22.2% | 22.2% | 33.3% | 48% | 40% |
王道サンデーサイレンス系の良さ(瞬発力勝負)を良く引き出すという点において、キングカメハメハがトップというのは納得の成績。
以降となると、2000mをこなせる体力面に優れている種牡馬が好成績を残しており、この傾向今後も大きく変わるようなこともなさそうと予想します。
新潟芝2000m戦(外)の成績上位騎手
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
亀田温心 | 5-2-2-5/14 | 35.7% | 50.0% | 64.3% | 351% | 128% |
西村淳也 | 5-2-0-12/19 | 26.3% | 36.8% | 36.8% | 85% | 54% |
丹内祐次 | 3-3-3-12/21 | 14.3% | 28.6% | 42.9% | 138% | 103% |
斎藤新 | 3-1-1-11/16 | 18.8% | 25.0% | 31.3% | 140% | 85% |
川田将雅 | 3-0-1-2/6 | 50.0% | 50.0% | 66.7% | 266% | 103% |
集計期間内では亀田温心騎手の成績がトップ。
他では、別の距離で多数登場の西村淳也騎手や丹内祐次騎手がここでも上位で、さらに川田騎手も外回り戦では鬼のような成績をキープしています。
新潟芝2000m戦(外)の馬券のヒント
・基本は外差しが有利
・次世代を担う種牡馬は瞬発力に優れた存在(詳細はリンク先で)
・母父成績では体力に優れているタイプの成績が良好
・亀田騎手がトップの騎手成績も、他距離で活躍の騎手の好成績も目立つ
コメント