結論:東京ダート2100mは「内枠が沈む」コース
- コースを1周する距離ですが、スタートから最初の1コーナーまでは約240m
- 4角10番手以下は勝率1.7%・複勝率7.6%で、直線501.6mでも後ろからは届かない
- 最も割を食うのが内枠で、1〜2枠は勝率3.7%・単勝回収率54%(コース全体は勝率6.9%)
- 前走が東京のダートだった馬は勝率8.2%、3〜6枠と重なると勝率11.5%
- 7番人気以下は勝率1.2%・単勝回収率39%で、人気薄が飛んでこないコース
- 東京ダート2100mのコースの特徴|1周するのに最初のコーナーまで240m
- 東京ダート2100mの枠順は1〜2枠が沈む|勝率3.7%・単勝回収率54%
- 東京ダート2100mの脚質は前で運んでこそ|後方からは届かない
- 東京ダート2100mの上がりの傾向|37秒台の攻防になる
- 東京ダート2100mで買える種牡馬|ドレフォンとリアルスティールが8勝
- 東京ダート2100mの母父はスペシャルウィークが複勝率39.5%
- 東京ダート2100mは前走東京ダート組が中心|前走が芝だと奮わない
- 東京ダート2100mの性別|牝馬は勝率が変わらないのに単勝回収率149%
- 東京ダート2100mの年齢別成績|3歳と4歳が中心で7歳以上は苦しい
- 東京ダート2100mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
- 東京ダート2100mの騎手成績|ルメール騎手の勝率36.1%
- 東京ダート2100mの人気別信頼度|7番人気以下は勝率1.2%
- 東京ダート2100mの消し条件
- まとめ:東京ダート2100mの傾向と着眼点
東京ダート2100mのコースの特徴|1周するのに最初のコーナーまで240m
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 1周(ダートコース) | 1,899m |
| 直線 | 501.6m(JRAのダートで最長) |
| 直線の高低差 | 約2.4m |
| スタート | 正面スタンド前の直線半ば/最初の1コーナーまで約240m |
| 平均頭数 | 14.9頭 |
| 平均勝ちタイム | 2:11.8 |
| 勝ち馬の平均上り3F | 37.1秒 |
| 4角先頭の勝率 | 20.0% |
スタートは正面スタンド前の直線半ばで、坂を上りきったあたりに置かれています。
そこからゴール板の前を一度通過して、コースをまるまる1周します。
距離だけを見れば長丁場ですが、最初の1コーナーまでは約240mしかありません。
2100mを走るのに、位置を決める猶予は最初の十数秒しかない、という形です。
ポジション争いの時間が短いぶん、そこで決まった隊列のまま流れるケースが多くなります。
1〜2コーナーは平坦で、向正面から3〜4コーナーにかけても大きな起伏はありません。
最後の直線は501.6mとJRAのダートでいちばん長く、途中に高低差2.4mほどの上り坂があります。
坂を上りきってからゴールまでがまだ200mほど残るので、そこまで脚が持つかが問われます。
それでも4角先頭の勝率は20.0%あり、直線の長さのわりに前が止まらないコースです。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 全体 | 110-112-109-1263/1594 | 6.9% | 13.9% | 20.8% | 59% | 68% |
コース全体の単勝回収率は59%、複勝回収率は68%です。
この単勝回収率59%という数字が、このコースの性格をいちばんよく表しています。
1番人気が勝率32.7%・複勝率67.3%と順当に走るうえに、7番人気以下は勝率1.2%しかありません。
大穴が飛び込んでくる場面が少ないので、条件を絞らないと妙味は出にくいところです。
本記事の回収率の読み方
単勝回収率は、万馬券が1本混ざるだけで簡単に100%を超えます。
そこで本記事では、100%を超えた数字には最高配当を1走ぶん除いた回収率を注記で添えました。
除外して100%を割る数字は、1本の大穴に支えられているだけということになります。
東京ダート2100mの枠順は1〜2枠が沈む|勝率3.7%・単勝回収率54%
| 枠 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠 | 13-21-25-292/351 | 3.7% | 16.8% | 54% | 63% |
| 3〜4枠 | 32-34-26-297/389 | 8.2% | 23.7% | 76% | 75% |
| 5〜6枠 | 35-26-22-338/421 | 8.3% | 19.7% | 61% | 50% |
| 7〜8枠 | 30-31-36-336/433 | 6.9% | 22.4% | 46% | 82% |
勝率で並べると、1〜2枠だけが明らかに落ちています。
1〜2枠は勝率3.7%で、コース全体の6.9%の半分近くしかありません。
これは頭数の偏りで生まれた数字ではなく、16頭立てだけに限っても1〜2枠は勝率4.0%です。
同じ16頭立てで3〜4枠は7.2%、5〜6枠も7.2%なので、枠の差そのものと見てよさそうです。
内枠はロスなく回れるから有利、というのは競馬の一般的な感覚です。
直線が501.6mもある東京のダートなら、内で脚をタメて最後に伸ばす形も想像しやすいところです。
そのイメージのぶんだけ内枠の馬は買われやすく、実態とのズレがそのまま単勝回収率54%に出ています。
では内枠で何が起きているのかを、通過順と組み合わせて見てみます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠×4角1番手(逃げ) | 6-6-3-21/36 | 16.7% | 41.7% | 105% | 122% |
| 1〜2枠×4角2〜4番手 | 3-7-9-53/72 | 4.2% | 26.4% | 39% | 63% |
| 1〜2枠×4角5〜9番手 | 2-5-10-104/121 | 1.7% | 14.0% | 97% | 82% |
| 1〜2枠×4角10番手以下 | 2-3-3-114/122 | 1.6% | 6.6% | 6% | 27% |
| 3〜6枠×4角1番手(逃げ) | 10-8-3-25/46 | 21.7% | 45.7% | 94% | 120% |
| 3〜6枠×4角2〜4番手 | 31-25-16-128/200 | 15.5% | 36.0% | 148% | 112% |
| 3〜6枠×4角5〜9番手 | 20-23-17-225/285 | 7.0% | 21.1% | 48% | 53% |
| 3〜6枠×4角10番手以下 | 6-4-12-257/279 | 2.2% | 7.9% | 27% | 27% |
| 7〜8枠×4角1番手(逃げ) | 6-6-3-13/28 | 21.4% | 53.6% | 205% | 191% |
| 7〜8枠×4角2〜4番手 | 16-10-14-88/128 | 12.5% | 31.2% | 82% | 109% |
| 7〜8枠×4角5〜9番手 | 7-11-13-106/137 | 5.1% | 22.6% | 25% | 69% |
| 7〜8枠×4角10番手以下 | 1-4-6-129/140 | 0.7% | 7.9% | 2% | 48% |
この表の通過順はレース後にしか分からないので、そのまま予想の入口には使えません。
ただ、内枠で何が起きているかはこれではっきりします。
1〜2枠でもハナを切れた馬は勝率16.7%あり、他の枠と大きくは変わりません。
ところが1〜2枠で2〜4番手に控えた馬は勝率4.2%まで落ちます。
同じ2〜4番手でも、3〜6枠なら15.5%、7〜8枠でも12.5%です。
前に行けているのに内枠だけ勝てない、という形が数字に出ています。
最初のコーナーまでが約240mしかないので、内枠は行き切るか下げるかの二択になりやすいところがあります。
控えた瞬間に前と外を囲まれ、そこから4つのコーナーを砂を被りながら我慢することになります。
直線で外に出す作業まで含めると、501.6mを使い切っても足りない、ということなのかなと。
※1〜2枠で逃げた36走のうち6勝で、サンプルは薄めです。
※7〜8枠×4角1番手の単勝回収率205%も28走しかなく、参考値として見てください。
※どの枠でも4角10番手以下は勝率2.2%以下で、後方待機はこのコースでは苦しい形です。
東京ダート2100mの脚質は前で運んでこそ|後方からは届かない
| 4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 4角1番手(逃げ) | 22-20-9-59/110 | 20.0% | 46.4% | 126% | 139% |
| 4角2〜4番手 | 50-42-39-269/400 | 12.5% | 32.8% | 107% | 102% |
| 4角5〜9番手 | 29-39-40-435/543 | 5.3% | 19.9% | 53% | 63% |
| 4角10番手以下 | 9-11-21-500/541 | 1.7% | 7.6% | 16% | 32% |
4角先頭の勝率20.0%は、直線501.6mのコースとしてはかなり高い部類です。
4角で2〜4番手だった馬まで含めると、単複ともに回収率が100%を超えます。
一方で4角10番手以下から3着以内に入るのは7.6%で、後ろからではまず届きません。
1周まわって直線が長いので差しが決まりそうに見えますが、実際の数字はかなり離れています。
| 前走4角 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走逃げ(1番手) | 11-5-6-64/86 | 12.8% | 25.6% | 56% | 50% |
| 前走先行(2〜4番手) | 29-34-29-229/321 | 9.0% | 28.7% | 49% | 69% |
| 前走中団(5〜9番手) | 45-50-50-438/583 | 7.7% | 24.9% | 81% | 79% |
| 前走後方(10番手以下) | 22-20-23-478/543 | 4.1% | 12.0% | 44% | 62% |
こちらは前走の4コーナー通過順なので、出馬表と競馬新聞の段階で確認できます。
前で運べていた馬ほど勝率が高く、後ろからの馬は複勝率も1割少々です。
ただし前走逃げ・前走先行は回収率が伸びません。
前に行けるという看板は分かりやすいぶん、そのまま人気に反映されてしまうところがあります。
回収率という意味でいちばん形が良いのは前走中団だった馬で、これを枠と掛け合わせるとさらにはっきりします。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走逃げ(1番手)×1〜2枠 | 3-2-0-17/22 | 13.6% | 22.7% | 88% | 45% |
| 前走逃げ(1番手)×3〜6枠 | 6-2-5-29/42 | 14.3% | 31.0% | 53% | 50% |
| 前走逃げ(1番手)×7〜8枠 | 2-1-1-18/22 | 9.1% | 18.2% | 29% | 53% |
| 前走先行(2〜4番手)×1〜2枠 | 5-7-2-62/76 | 6.6% | 18.4% | 56% | 38% |
| 前走先行(2〜4番手)×3〜6枠 | 14-22-10-105/151 | 9.3% | 30.5% | 39% | 68% |
| 前走先行(2〜4番手)×7〜8枠 | 10-5-17-62/94 | 10.6% | 34.0% | 60% | 96% |
| 前走中団(5〜9番手)×1〜2枠 | 5-7-15-97/124 | 4.0% | 21.8% | 103% | 85% |
| 前走中団(5〜9番手)×3〜6枠 | 30-26-23-229/308 | 9.7% | 25.6% | 97% | 82% |
| 前走中団(5〜9番手)×7〜8枠 | 10-17-12-112/151 | 6.6% | 25.8% | 31% | 69% |
| 前走後方(10番手以下)×1〜2枠 | 0-4-8-105/117 | 0.0% | 10.3% | 0% | 63% |
| 前走後方(10番手以下)×3〜6枠 | 15-10-9-241/275 | 5.5% | 12.4% | 59% | 43% |
| 前走後方(10番手以下)×7〜8枠 | 7-6-6-132/151 | 4.6% | 12.6% | 51% | 94% |
いちばん目を引くのは前走後方×1〜2枠の0勝です。
1着が一度もなく、3着以内も1割にとどまります。
前走で後ろから行っていた馬は、この距離でも同じように下げる形になりやすいところがあります。
そこに内枠が重なると、砂を被り続けたまま直線でも出しどころがない、という形が最後まで続きます。
逆に前走中団だった馬が3〜6枠を引くと勝率9.7%・単勝回収率97%で、扱いやすい形になります。
※前走で逃げていた馬はどの枠も22〜42走とサンプルが薄いので、参考値として見てください。
※前走中団×1〜2枠の単勝回収率103%は、最高配当を1本除くと32%まで落ちます。
※内枠で拾えるのは、前走で前めを走れていた馬に限られます。
東京ダート2100mの上がりの傾向|37秒台の攻防になる
| 上り3F | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 36.4秒以内 | 26-22-18-86/152 | 17.1% | 43.4% | 170% | 164% |
| 36.5〜37.9秒 | 60-58-61-361/540 | 11.1% | 33.1% | 92% | 111% |
| 38.0秒以上 | 24-32-30-816/902 | 2.7% | 9.5% | 21% | 26% |
勝ち馬の平均上り3Fは37.1秒で、勝負どころは37秒台の前半です。
38.0秒以上かかった時点で勝率2.7%まで落ちるので、坂で脚が上がった馬はそこで終わりです。
ただし36.4秒以内という速い上がりを使えた馬が多いわけではありません。
1周してくるぶん道中で息を入れられるかどうかが先にあり、上がりはその結果として出てくる数字なのかなと。
上り3Fはレースが終わるまで確定しないので、出馬表の段階では前走の内容で代用することになります。
東京ダート2100mで買える種牡馬|ドレフォンとリアルスティールが8勝
勝ち星の多い順に並べると、ドレフォン産駒とリアルスティール産駒が8勝で並びます。
ドレフォン産駒は出走数もいちばん多く、複勝率37.9%・複勝回収率102%と崩れにくさのほうに持ち味が出ています。
勝ち切るより3着以内を確保するタイプなので、複勝やワイド、3連系の軸に向きます。
リアルスティール産駒は勝率17.8%、キズナ産駒は17.9%で、こちらは勝ち切る側です。
どちらも道中で息を入れながら運べる産駒が多く、1周まわるこの距離で持ち味が出やすいのかなと。
ホッコータルマエ産駒は出走が多いわりに勝率8.8%で、コース全体並みにとどまります。
オルフェーヴル産駒は勝率11.4%に対して複勝率18.2%と、勝つか負けるかがはっきり分かれます。
ただしどの種牡馬も50走前後しかなく、これだけで軸を決められる水準ではありません。
血統は最後の一押しの材料として使い、軸は枠と前走の舞台で決めるのが現実的なところです。
※リアルスティール産駒の単勝回収率158%は、最高配当を1本除くと90%まで下がります。
※ドレフォン産駒の複勝回収率102%も、同じく除外すると79%です。
※同じ5勝でトップ5に一歩届かなかったキングカメハメハ産駒は、勝率17.2%・複勝率41.4%です。
※こちらは29走とサンプルが薄いので、更新のたびに追いかけていきたいところです。
東京ダート2100mの母父はスペシャルウィークが複勝率39.5%
| 母父 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 母父:キングカメハメハ | 10-9-9-89/117 | 8.5% | 23.9% | 43% | 49% |
| 母父:ハーツクライ | 6-4-2-26/38 | 15.8% | 31.6% | 49% | 88% |
| 母父:クロフネ | 5-3-5-38/51 | 9.8% | 25.5% | 93% | 64% |
| 母父:スペシャルウィーク | 4-5-6-23/38 | 10.5% | 39.5% | 27% | 146% |
| 母父:ステイゴールド | 4-0-1-27/32 | 12.5% | 15.6% | 64% | 33% |
母父はキングカメハメハがいちばん多く、成績は勝率8.5%とコース全体を少し上回る程度です。
勝率でいえば母父ハーツクライの15.8%が上位で、勝ち星6勝もこのコースで2番目に多い数字です。
複勝圏内の数でいちばん形が良いのは母父スペシャルウィークで複勝率39.5%・複勝回収率146%です。
道中でスタミナを補える母系が、1周まわるこの距離では効いてくるのかなと。
母父クロフネも複勝率25.5%・単勝回収率93%で、砂をこなす母系という点では同じ読み方ができます。
逆に母父ステイゴールドは勝率12.5%に対して複勝率15.6%で、2〜3着がほとんどありません。
勝ち切るか大きく負けるかの振れ幅が大きいので、複勝やワイド、3連系の軸には向かないタイプです。
※母父スペシャルウィークの複勝回収率146%は、最高配当を1本除いても104%を保ちます。
※トップ5に一歩届かなかった母父マンハッタンカフェは、複勝率44.8%・複勝回収率163%です。
※こちらは29走しかないので、参考値として見てください。
東京ダート2100mは前走東京ダート組が中心|前走が芝だと奮わない
| 前走 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走も東京ダート2100m | 36-37-39-277/389 | 9.3% | 28.8% | 80% | 79% |
| 前走東京ダート | 39-40-45-350/474 | 8.2% | 26.2% | 78% | 75% |
| 前走中山ダート | 32-33-27-371/463 | 6.9% | 19.9% | 70% | 65% |
| 前走関西ダート | 15-15-13-152/195 | 7.7% | 22.1% | 41% | 92% |
| 前走ローカルダート | 17-14-18-221/270 | 6.3% | 18.1% | 46% | 58% |
| 前走芝 | 4-7-5-119/135 | 3.0% | 11.9% | 17% | 50% |
同じコースを使ってきた馬が勝率9.3%・複勝率28.8%でいちばん信頼できます。
そこまで絞らなくても、東京のダート1600mなど、東京のダートを経験していれば勝率8.2%と水準を上回ります。
中山のダート1800mからの臨戦は最も多いルートですが、勝率6.9%とコース全体並みにとどまります。
小回りで一気に流れ込む中山と、1周してから501.6mを走る東京とでは、要求される内容がかなり違うのかなと。
前走が芝だった馬は勝率3.0%・単勝回収率17%で、ダートに矛先を替えた初戦は手が出しづらいところです。
この「前走東京ダート」という材料は、枠と組み合わせるとさらに輪郭がはっきりします。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠×前走東京ダート | 5-11-10-92/118 | 4.2% | 22.0% | 35% | 72% |
| 3〜6枠×前走東京ダート | 27-22-20-166/235 | 11.5% | 29.4% | 125% | 80% |
| 7〜8枠×前走東京ダート | 7-7-15-92/121 | 5.8% | 24.0% | 28% | 70% |
| 3〜6枠×前走も東京ダート2100m | 25-19-15-131/190 | 13.2% | 31.1% | 127% | 76% |
同じ前走東京ダート組でも、枠でここまで景色が変わります。
3〜6枠なら勝率11.5%・単勝回収率125%で、1〜2枠だと勝率4.2%・単勝回収率35%です。
7〜8枠も勝率5.8%・単勝回収率28%なので、経験があるだけでは足りないことが分かります。
東京のダートは砂が深く、直線も長いので、他場とは要求されるものが違います。
一度経験している馬は道中で無理をしなくてよくなり、中枠ならその判断がそのまま位置取りに変わります。
経験と枠のどちらか片方だけでは足りない、という形なのかなと。
※3〜6枠×前走東京ダートの単勝回収率125%は、最高配当を1本除くと104%です。
※上位2本を除くと82%まで下がるので、単勝で押し切るより軸を絞るための数字として見てください。
※勝ち星は25頭に分かれており、特定の馬に支えられた数字ではありません。
| 距離変更 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 距離短縮 | 7-10-13-153/183 | 3.8% | 16.4% | 45% | 54% |
| 同距離 | 36-37-39-277/389 | 9.3% | 28.8% | 80% | 79% |
| 距離延長 | 64-62-56-786/968 | 6.6% | 18.8% | 54% | 68% |
JRAで2100mのダートは東京だけなので、同距離はそのまま前走も東京ダート2100mだったことを意味します。
出走の大半は距離延長組で、中山のダート1800mや各地の1700m戦から乗り込んでくる形になります。
延長は勝率6.6%とコース全体並みですが、複勝率18.8%と3着以内まで届かない馬が目立ちます。
距離短縮は勝率3.8%とさらに落ちます。
2400m級から短くなる馬は、序盤240mの位置取り争いに乗り遅れやすいところがあるのかなと。
前走からの間隔も、出馬表の段階で確認できる材料になります。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 前走1〜3着×中5週以内 | 41-33-25-127/226 | 18.1% | 43.8% | 94% | 83% |
| 前走1〜3着×中6週以上 | 18-24-14-100/156 | 11.5% | 35.9% | 42% | 69% |
| 前走1〜3着×中5週以内×前走東京ダート | 26-18-13-47/104 | 25.0% | 54.8% | 122% | 92% |
前走3着以内で、そこから中5週以内に使ってきた馬は勝率18.1%・複勝率43.8%です。
コース全体(勝率6.9%・複勝率20.8%)と比べると、別のレースを見ているような数字になります。
同じ前走3着以内でも、間隔が中6週以上あくと勝率11.5%・単勝回収率42%まで落ちます。
長い距離を最後まで持たせるには、間隔を詰めて使われている状態のほうが向くのかなと。
ここに前走東京ダートまで重なると勝率25.0%・複勝率54.8%で、このコースでいちばん確かな形になります。
※前走3着以内・中5週以内の単勝回収率94%は、最高配当を1本除くと83%です。
※前走東京ダートまで絞った122%は、1本除外後も110%を保ちます。
※単勝で妙味が出る形というより、複勝やワイド、3連系の軸として使い勝手のよい形です。
東京ダート2100mの性別|牝馬は勝率が変わらないのに単勝回収率149%
| 性別 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 牡馬(セン馬含む) | 98-103-96-1113/1410 | 7.0% | 21.1% | 47% | 66% |
| 牝馬 | 12-9-13-150/184 | 6.5% | 18.5% | 149% | 79% |
| 牝馬×前走ダート | 12-9-13-128/162 | 7.4% | 21.0% | 169% | 90% |
牝馬の勝率6.5%は牡馬(セン馬含む)の7.0%とほとんど変わりません。
ところが単勝回収率だけが牝馬149%、牡馬47%とはっきり分かれます。
これは当てにいく形ではなく、人気薄の牝馬が突っ込んでくる形と読むほうが正確です。
勝ち馬の人気を並べると、牝馬は中央値が3番人気で、牡馬の2番人気より下になります。
12勝のうち5勝が1番人気ですが、9番人気が3回、10番人気と11番人気も1回ずつ入っています。
ダートの長い距離は牡馬中心という見方が根強く、牝馬というだけで一段軽く扱われやすいのかなと。
走ってみると牡馬と勝率が変わらないので、そのぶんが配当に残っているという読み方になります。
前走もダートを使っていた牝馬なら勝率7.4%・複勝率21.0%で、牡馬とほぼ同じ水準です。
牝馬というだけで消す必要はない、というのがこのコースの実態になります。
※牝馬の単勝回収率149%は最高配当を1本除くと101%、上位2本を除くと74%です。
※前走もダートを使っていた牝馬の169%も、1本除外後は115%を保ちます。
※牝馬の勝ち星は11頭に分かれており、特定の1頭が押し上げた数字ではありません。
※少数の大穴に支えられている面はあるので、単勝1点よりヒモや3連系の相手として拾う形が向いています。
東京ダート2100mの年齢別成績|3歳と4歳が中心で7歳以上は苦しい
| 年齢 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 3歳 | 61-56-52-565/734 | 8.3% | 23.0% | 66% | 67% |
| 4歳 | 30-27-30-307/394 | 7.6% | 22.1% | 63% | 63% |
| 5歳 | 12-19-20-226/277 | 4.3% | 18.4% | 50% | 84% |
| 6歳 | 6-7-4-104/121 | 5.0% | 14.0% | 52% | 51% |
| 7歳以上 | 1-3-3-61/68 | 1.5% | 10.3% | 17% | 67% |
出走の半分近くを3歳が占めていて、勝率8.3%と最も高い水準です。
4歳までは同じような数字を保ちますが、5歳から一段落ちます。
1周まわって最後に坂を上る形なので、加齢による息の持続の衰えがそのまま出やすいのかなと。
7歳以上は68走で1勝と、現時点では手を出しづらい水準です。
※東京ダート2100mに2歳戦の施行はありません。
東京ダート2100mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
| クラス | 良 | 稍重 | 重 | 不良 |
|---|---|---|---|---|
| 未勝利 | 2:14.4 | 2:13.2 | 2:11.5 | 2:11.2 |
| 1勝クラス | 2:12.5 | 2:11.5 | 2:09.7 | - |
| 2勝クラス | 2:11.8 | 2:10.6 | 2:09.8 | 2:09.2 |
| 3勝クラス | 2:11.1 | 2:10.0 | 2:08.9 | - |
| オープン・リステッド | 2:09.9 | 2:09.2 | - | 2:08.2 |
未勝利からオープンまでで、良馬場ならおよそ4秒半縮まります。
それ以上に大きいのが馬場状態による差で、同じクラスでも良と重では2〜3秒ほど変わります。
ダートは水を含むと砂が締まって脚抜きがよくなり、時計が速くなります。
渋ったときほど前で運んだ馬が止まらなくなるので、隊列がそのまま結果になりやすい傾向が強まります。
※東京ダート2100mに新馬戦の施行はありません。
※不良馬場と重馬場は施行数が少ないので、参考値として見てください。
| 馬場 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 良 | 66-67-66-760/959 | 6.9% | 20.8% | 58% | 61% |
| 稍重 | 23-24-22-262/331 | 6.9% | 20.8% | 34% | 71% |
| 重 | 16-16-16-180/228 | 7.0% | 21.1% | 59% | 77% |
| 不良 | 5-5-5-61/76 | 6.6% | 19.7% | 188% | 112% |
勝率と複勝率は4段階ともほぼ同じで、成績の水準そのものは動きません。
動くのは時計と配当のほうです。
不良馬場の単勝回収率188%は目を引きますが、76走で5勝しかないので数字としては軽いところです。
※不良馬場の188%は、最高配当を1本除くと122%です。
※施行数が少ないので、傾向として固まるにはもう少し様子を見たいところです。
東京ダート2100mの騎手成績|ルメール騎手の勝率36.1%
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ルメール | 13-7-4-12/36 | 36.1% | 66.7% | 89% | 97% |
| 木幡巧也 | 10-7-7-60/84 | 11.9% | 28.6% | 86% | 90% |
| 戸崎圭太 | 7-7-6-37/57 | 12.3% | 35.1% | 38% | 79% |
| 横山武史 | 6-5-5-31/47 | 12.8% | 34.0% | 47% | 55% |
| 原優介 | 5-2-5-61/73 | 6.8% | 16.4% | 60% | 58% |
ルメール騎手が勝率36.1%・複勝率66.7%と別格です。
ただし単勝回収率89%・複勝回収率97%で、信頼度は高くても妙味はありません。
目を引くのは木幡巧也騎手で、勝ち星10勝はこのコースで2番目に多い数字です。
単勝回収率86%・複勝回収率90%と回収率も水準以上を保っており、東京のダート長距離を任される場面が続いています。
※木幡巧也騎手の86%は、最高配当を1本除くと71%です。
※どの騎手も鞍数が20〜84鞍と少なめなので、傾向として見てください。
東京ダート2100mの人気別信頼度|7番人気以下は勝率1.2%
| 人気 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1番人気 | 36-25-13-36/110 | 32.7% | 67.3% | 73% | 88% |
| 2〜3番人気 | 36-37-28-119/220 | 16.4% | 45.9% | 84% | 84% |
| 4〜6番人気 | 27-28-28-246/329 | 8.2% | 25.2% | 93% | 73% |
| 7番人気以下 | 11-22-40-862/935 | 1.2% | 7.8% | 39% | 59% |
この表は予想の入口ではなく、人気馬をどこまで信頼できるかを確認するための参考情報です。
1番人気の複勝率67.3%は堅い部類で、素直に信頼できる水準です。
面白いのは、単勝回収率がいちばん高いのが4〜6番人気の93%だという点です。
そして7番人気以下は勝率1.2%・単勝回収率39%まで落ちます。
中穴までは普通に届くのに、そこから下はほとんど飛んでこない、という形です。
隊列が決まったら動かないコースなので、力量どおりに決まりやすいケースが多いのかなと。
穴を狙うなら、人気薄を広く流すより4〜6番人気の一頭を厚く買うほうが噛み合います。
東京ダート2100mの消し条件
出馬表の段階で判定できる「消し」をまとめます。
大穴が飛んでくる場面が少ないコースなので、危ない形を先に外していく作業がそのまま効いてきます。
| 条件 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| 1〜2枠×前走後方(10番手以下) | 0-4-8-105/117 | 0.0% | 10.3% | 0% | 63% |
| 1〜2枠×前走7着以下 | 1-3-9-159/172 | 0.6% | 7.6% | 17% | 58% |
| 前走芝 | 4-7-5-119/135 | 3.0% | 11.9% | 17% | 50% |
| 前走上がり7位以下 | 15-19-23-446/503 | 3.0% | 11.3% | 49% | 71% |
| 距離短縮 | 7-10-13-153/183 | 3.8% | 16.4% | 45% | 54% |
| 7歳以上 | 1-3-3-61/68 | 1.5% | 10.3% | 17% | 67% |
| 1〜2枠 | 13-21-25-292/351 | 3.7% | 16.8% | 54% | 63% |
最も強い消しは内枠を引いた前走後方待機の馬で、1着が一度もありません。
前走で下げていた馬は、この距離でも同じ形になりやすいところがあります。
そこに内枠が重なると、砂を被り続けたまま出しどころがない、という形が最後まで続きます。
前走7着以下で内枠も勝率0.6%で、負けた直後に内枠という組み合わせは巻き返しの目がほとんどありません。
前走の上がり3Fがメンバー7位以下だった馬は勝率3.0%です。
坂を上ってからまだ200mある形なので、終いの甘さがそのまま出ます。
※7歳以上は68走とサンプルが少なめなので、現時点での傾向として見てください。
※1〜2枠でもハナを切れた馬は勝率16.7%あり、内枠ならすべて駄目というわけではありません。
※内枠でも前に行ける形かどうかだけは、確認しておきたいところです。
まとめ:東京ダート2100mの傾向と着眼点
東京ダート2100mはこういうコース
- コースを1周する距離ですが、最初の1コーナーまでは約240mしかありません
- 隊列が決まると動かないので、4角10番手以下の勝率は1.7%にとどまります
- 直線は501.6mありますが、4角先頭の勝率は20.0%と前が止まりません
- いちばん割を食っているのが内枠で、1〜2枠は勝率3.7%・単勝回収率54%です
- 内枠でもハナを切れば勝率16.7%あり、控えた瞬間に4.2%まで落ちます
- 出馬表で先に見るのは枠と前走の舞台の2つになります
- 前走が東京のダートなら勝率8.2%で、3〜6枠と重なると11.5%まで上がります
- 前走3着以内から中5週以内で使ってきた馬は勝率18.1%・複勝率43.8%です
- 種牡馬はドレフォンとリアルスティールが8勝で並びます
- 牝馬は勝率が牡馬と変わらないのに単勝回収率149%が残ります
- コース全体の単勝回収率は59%で、7番人気以下は勝率1.2%と大穴が飛んできません
- 内枠の前走大敗馬・前走が芝・距離短縮・7歳以上は割引です
直線が長いから差しが届く、というイメージのままだと後方待機の馬を買ってしまいがちなコースです。
実際には最初の240mでほぼ形が決まり、そこから2100mを走り切るという流れになります。
確認するのは中枠を引けたことと、前走で東京のダートを走っていることの2つです。
ここを先に見るようにするだけで、検討する馬はかなり絞れます。
データは開催のたびに動くので、傾向に変化があればそのつど更新していきます。
予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。
出典:TARGET frontier JV(集計期間 2023.10.7〜2026.6.21、東京ダート2100m・JRA平地)




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