東京競馬場は芝の直線525.9m・幅員最大41mという、JRAでも屈指の広いコースです。
左回りで、坂はゴール前ではなく直線の半ばにあります。
紛れが少なく力が出やすい舞台ですが、9コースを横に並べて4角の位置取りを見ると、どのコースでも先頭かその直後につけた馬が最上位でした。
長い直線を「差しが届く」と読み替えると外します。
この記事でわかること
- 4角1番手の複勝率は34.1%〜48.0%。9コース中8コースで4区分の最上位
- 4角10番手以下は6.8%〜10.8%。直線が長くても後方待機は届かない
- 芝の中距離は内枠。芝1600mの1枠27.7%・芝2000mの1枠30.9%が各コースの最高
- ダート1600mだけは外枠。8枠25.8%に対して3枠は16.8%
- 回収率100%超は種牡馬・騎手・枠で計11件。だが11件とも最高配当1本を除くと100%割れ
東京競馬場の基本データ
| コース | 1周 | 直線 | 高低差 |
|---|---|---|---|
| 芝(Aコース) | 2,083.1m | 525.9m | 2.7m |
| ダート | 1,899m | 501.6m | 2.5m |
左回り。
芝の直線525.9mは新潟外回りの658.7mに次ぐJRA2位で、「JRA最長」ではありません。
幅員は最大41mあり、直線で外に持ち出しても進路が作りやすいコースです。
注意したいのは坂の位置です。
東京の上り坂は直線の残り約460m〜300m地点にあり、ゴール前ではありません。
中山や阪神のように「最後の坂で捕まる」という読み方は東京では通用しません。
坂を上りきってから、平坦な300mが残っています。
1コーナーから向正面半ばには高低差1.9mの長い下りがあり、3コーナー手前で1.5m上りますが、全体の高低差は2.7mと小さく、コース形態としては素直な部類です。
枠番別の複勝率|芝の中距離は内、ダート1600mは外
| コース | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 芝1400m | 19.0% | 20.9% | 22.2% | 19.8% | 20.7% | 23.1% | 20.2% | 21.9% |
| 芝1600m | 27.7% | 24.3% | 21.8% | 21.3% | 21.3% | 23.1% | 20.0% | 21.3% |
| 芝1800m | 21.8% | 22.0% | 19.8% | 24.3% | 25.6% | 22.7% | 26.5% | 22.3% |
| 芝2000m | 30.9% | 22.3% | 28.3% | 27.2% | 29.9% | 25.1% | 22.6% | 23.6% |
| 芝2400m | 25.5% | 15.0% | 23.1% | 27.9% | 26.9% | 23.9% | 26.9% | 23.4% |
| ダ1300m | 23.3% | 24.2% | 15.4% | 16.3% | 17.4% | 18.0% | 22.6% | 19.4% |
| ダ1400m | 16.7% | 20.4% | 17.1% | 20.5% | 21.1% | 19.6% | 21.5% | 18.9% |
| ダ1600m | 18.9% | 17.7% | 16.8% | 19.0% | 20.3% | 22.9% | 19.5% | 25.8% |
| ダ2100m | 17.4% | 16.2% | 24.7% | 22.6% | 17.3% | 22.1% | 20.7% | 24.1% |
芝を縦に見ると、芝1600mは1枠27.7%が最高で7枠20.0%が最低、芝2000mは1枠30.9%が最高でした。
芝2000mの1枠30.9%は、この表の全72マスで最も高い数字です。
ところが同じ芝でも1400mは逆で、1枠19.0%が最低・6枠23.1%が最高になります。
東京の芝は距離が延びるほど内枠が効いてくるという形で、短距離まで一律に内を買うと合いません。
ダートで最も枠の差が大きいのは1600mです。
8枠25.8%に対して3枠は16.8%と大きく開きます。
芝からのスタートで外のほうが加速しやすいためで、ダート1400mも1枠16.7%・7枠21.5%と同じ方向ですが差は小さめです。
ダート1300mだけは2枠24.2%・1枠23.3%と内2つが上位に来ますが、3年で67レースしかないコースなので断定は避けたいところ。
枠番別の複勝回収率|100%超の5セルはすべて1本の高配当
| コース | 1枠 | 2枠 | 3枠 | 4枠 | 5枠 | 6枠 | 7枠 | 8枠 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 芝1400m | 57% | 81% | 63% | 78% | 69% | 58% | 90% | 78% |
| 芝1600m | 95% | 81% | 53% | 64% | 75% | 60% | 71% | 62% |
| 芝1800m | 64% | 73% | 51% | 55% | 58% | 73% | 68% | 70% |
| 芝2000m | 73% | 54% | 104% | 80% | 61% | 54% | 73% | 44% |
| 芝2400m | 56% | 33% | 65% | 64% | 86% | 72% | 63% | 51% |
| ダ1300m | 107% | 81% | 48% | 94% | 47% | 43% | 101% | 148% |
| ダ1400m | 58% | 65% | 54% | 67% | 69% | 77% | 71% | 61% |
| ダ1600m | 71% | 59% | 67% | 61% | 78% | 74% | 63% | 81% |
| ダ2100m | 83% | 44% | 88% | 62% | 43% | 57% | 58% | 105% |
複勝回収率が100%を超えたのは5セルで、そのうち3セルがダート1300m(1枠107%・7枠101%・8枠148%)に集まりました。
ここまでは表のとおりです。
ところがこの5セルは、最高配当の1走を除いて計算し直すと5つとも100%を割ります。
表のセルの色と見出しの「100%以上=妙味あり」は素の回収率で付いているので、以下の評価は表の色とずれます。
いちばん極端なのがダート1300mの8枠148%です。
2026年5月24日の未勝利戦でテンカラットレター(単勝795.4倍・16番人気)が複勝11690円を付けた1走だけで、この枠の複勝配当の59.1%を占めています。
この1走を除くと61%まで落ちます。
同じダート1300mの7枠101%も、2023年11月18日の未勝利戦でエコロカレン(単勝450.7倍・14番人気/複勝4560円)が来た1走が34.0%を占めていて、除くと67%です。
1枠107%は2024年2月3日の未勝利戦のペッパーミル(単勝247.1倍・12番人気/複勝1780円)が13.9%と、依存度は低いほうです。
それでも除けば93%で、100%には届きません。
3年67レースのコースに大穴が3本たまたま混ざった、というのが実態です。
残る2セルも同じ形でした。
芝2000mの3枠104%は、2025年4月27日のフローラステークスでタイセイプランセス(単勝304.0倍・18番人気/複勝4200円)が突っ込んだ1走が25.5%を占め、除くと78%。
ダート2100mの8枠105%は、2026年5月10日の1勝クラスでスターシップ(単勝188.1倍・16番人気/複勝3820円)が来た1走が16.6%を占め、除くと88%です。
東京は枠の回収率100%超が1つも生き残らない場で、枠から妙味を拾いに行く根拠にはなりません。
枠は前章の複勝率の表で使うもの、と割り切るのが正解かなと。
そのうえで表の中で目を引くのは、芝2000mの3枠104%の裏で8枠が44%と同じ行で最も低いことです。
複勝率では8枠も23.6%あるのに回収率だけが沈んでいます。
外を回った人気馬が評価どおりには来ていないという形で、こちらは1本の配当ではなく積み重ねの結果なので、消しの材料としては使えます。
逆に芝の長い距離は全体的に妙味が薄く、芝2400mは1枠が複勝率25.5%ありながら回収率56%、8枠も23.4%あって51%と、複勝率の高い枠で回収率が伴いません。
東京の芝2400mは、当たっても回収に結びつきにくいコースという見方ができます。
4角の位置取り|直線525.9mでも前が止まらない
| コース | レース数 | 4角1番手 | 4角2〜4番手 | 4角5〜9番手 | 4角10番手以下 |
|---|---|---|---|---|---|
| 芝1400m | 154R | 42.2% | 30.4% | 22.1% | 8.5% |
| 芝1600m | 209R | 38.3% | 31.6% | 24.5% | 7.9% |
| 芝1800m | 180R | 48.0% | 32.8% | 22.7% | 7.5% |
| 芝2000m | 123R | 36.6% | 36.8% | 24.7% | 9.0% |
| 芝2400m | 87R | 34.5% | 32.5% | 25.1% | 10.8% |
| ダ1300m | 67R | 46.3% | 35.1% | 17.8% | 6.8% |
| ダ1400m | 276R | 40.6% | 31.9% | 20.2% | 7.6% |
| ダ1600m | 333R | 34.1% | 32.9% | 19.8% | 9.4% |
| ダ2100m | 110R | 46.4% | 32.8% | 19.9% | 7.6% |
この記事でいちばん強い発見がここです。
4角で先頭に立った馬の複勝率は34.1%〜48.0%で、9コース中8コースで4区分の最上位でした。
唯一の例外は芝2000mで、4角1番手36.6%に対して2〜4番手が36.8%とわずかに上回ります。
一方で4角10番手以下は6.8%〜10.8%に収まります。
直線525.9mは新潟外回りに次ぐ長さですが、それでも後方から届く割合は1割に届きません。
長い直線は「後ろから追い込める」場所であると同時に、前の馬が脚を測って粘れる場所でもあるということかなと。
コース差もはっきり出ています。
芝1800mは4角先頭48.0%が東京で最も高く、ダート2100mの46.4%・ダート1300mの46.3%がこれに続きます。
逆に芝2400mは4角5〜9番手25.1%・10番手以下10.8%がともに東京で最高で、9コースの中では最も後ろから届くコースです。
ダート1600mも4角先頭34.1%が最低・10番手以下9.4%がダートで最高と、芝スタートでペースが速くなるぶん前が苦しくなっています。
東京の1番人気はどこまで信頼できるか
| コース | レース数 | 1番人気 勝率 | 1番人気 複勝率 |
|---|---|---|---|
| 芝1400m | 154R | 36.4% | 71.4% |
| 芝1600m | 209R | 36.4% | 71.3% |
| 芝1800m | 180R | 38.9% | 71.7% |
| 芝2000m | 123R | 41.0% | 76.2% |
| 芝2400m | 87R | 37.9% | 72.4% |
| ダ1300m | 67R | 34.3% | 76.1% |
| ダ1400m | 276R | 34.2% | 66.2% |
| ダ1600m | 333R | 33.7% | 67.5% |
| ダ2100m | 110R | 32.7% | 67.3% |
芝の1番人気は36.4%〜41.0%、ダートは32.7%〜34.3%と、面できれいに分かれました。
最も堅いのは芝2000mで勝率41.0%・複勝率76.2%、最も飛ぶのはダート2100mの32.7%です。
紛れの少ない広いコースという骨格は、芝のほうに素直に出ています。
おもしろいのはダート1300mで、勝率34.3%はダートの並びの中では標準的なのに、複勝率76.1%だけが芝2000mの76.2%に迫ります。
勝ち切らないが崩れないという形なので、単勝より複勝やワイド、3連系の軸として考えたいコースです。
東京競馬場で買える種牡馬|芝
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| エピファネイア | 60-50-53-312/475 | 12.6% | 34.3% | 115% | 75% |
| キズナ | 46-50-36-269/401 | 11.5% | 32.9% | 50% | 73% |
| キタサンブラック | 40-19-22-168/249 | 16.1% | 32.5% | 50% | 58% |
| レイデオロ | 39-27-15-170/251 | 15.5% | 32.3% | 96% | 64% |
| ドゥラメンテ | 33-37-25-215/310 | 10.6% | 30.6% | 74% | 75% |
| モーリス | 32-36-40-252/360 | 8.9% | 30.0% | 165% | 113% |
| ロードカナロア | 32-40-31-216/319 | 10.0% | 32.3% | 48% | 97% |
| リアルスティール | 30-20-20-125/195 | 15.4% | 35.9% | 134% | 103% |
芝でいちばん頭数を送り込んでいるのはエピファネイアの475走で、複勝率34.3%も表内の上位です。
単勝回収率115%に色が付いていますが、これは2024年5月12日のヴィクトリアマイルでテンハッピーローズ(単勝208.6倍・14番人気)を勝たせた1走が、単勝配当の38.3%を占めた結果で、この1走を除くと71%まで落ちます。
モーリスの単勝165%・複勝113%も、2025年10月5日のtvk賞(2勝クラス・芝1400m)でジュドー(単勝244.3倍・16番人気)が勝った1走が41.2%を占めていて、除くと単勝97%・複勝98%と、どちらもぎりぎり100%を割ります。
リアルスティールの単勝134%・複勝103%も、2024年2月17日の未勝利戦(芝2400m)でリアルファインド(単勝69.2倍・11番人気)が勝った1走が26.6%を占め、除くと単勝99%・複勝82%です。
表では3頭に100%超の色が付いていますが、1本抜くと3頭とも100%を割ります。
回収率が当てにならないなら、芝は勝率と複勝率で選ぶことになります。
その基準でいちばん強いのはリアルスティールで、複勝率35.9%は表内で最高、勝率15.4%もキタサンブラック16.1%・レイデオロ15.5%に次ぐ位置につけています。
195走という母数も扱いやすいところです。
逆にキタサンブラックは勝率16.1%が表内で最高なのに、複勝回収率58%は表内で最低という、はっきりした人気先行でした。
単勝回収率も50%まで落ちます。
キズナも複勝率32.9%ありながら単勝回収率50%です。
走るけれど人気になりすぎる、という典型ですね。
ロードカナロアは勝率10.0%と地味な代わりに複勝回収率97%があり、100%超ではないので色は付きませんが、1本を抜いたあとのモーリス98%とほぼ並びます。
芝で複勝側から拾うならこの馬かなと。
東京競馬場で買える種牡馬|ダート
| 種牡馬 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ドレフォン | 45-49-45-313/452 | 10.0% | 30.8% | 64% | 84% |
| ロードカナロア | 37-29-27-185/278 | 13.3% | 33.5% | 85% | 86% |
| ヘニーヒューズ | 24-28-29-237/318 | 7.5% | 25.5% | 43% | 61% |
| ルヴァンスレーヴ | 23-15-22-144/204 | 11.3% | 29.4% | 77% | 83% |
| ナダル | 22-26-16-98/162 | 13.6% | 39.5% | 58% | 71% |
| リアルスティール | 20-16-14-142/192 | 10.4% | 26.0% | 56% | 62% |
| ニューイヤーズデイ | 20-13-15-161/209 | 9.6% | 23.0% | 160% | 71% |
| シニスターミニスター | 18-14-20-165/217 | 8.3% | 24.0% | 110% | 84% |
ダートは顔ぶれがはっきり入れ替わります。
芝の表にいなかったドレフォンが452走で最多、複勝率30.8%・複勝回収率84%と量と質を両立しています。
複勝率だけならナダルの39.5%が表内で突出していて、162走と母数も無理のない範囲です。
両方の表に出てくるのはロードカナロアとリアルスティールの2頭で、面による差が出ました。
ロードカナロアは芝319走・ダート278走とどちらも走らせますが、勝率は芝10.0%に対しダート13.3%、単勝回収率は芝48%に対しダート85%と、勝ち切る側がダートに寄っています。
リアルスティールは逆で、芝195走で勝率15.4%・複勝率35.9%・複勝回収率103%だったのが、ダート192走では勝率10.4%・複勝率26.0%・複勝回収率62%まで落ちます。
ほぼ同じ頭数を走らせていて中身がここまで違うので、東京のリアルスティールは芝で買う血統です。
ダートで100%を超えたのはニューイヤーズデイの単勝160%とシニスターミニスターの単勝110%の2つですが、依存度は芝より露骨でした。
ニューイヤーズデイは2024年6月9日のダート1600m・牝馬限定の未勝利戦でカーリングホリデー(単勝181.5倍・14番人気)が勝った1走が単勝配当の54.1%を占め、除くと74%。
シニスターミニスターは2026年6月6日のダート1600m・牝馬限定1勝クラスでサファイアテソーロ(単勝116.8倍・13番人気)が勝った1走が48.9%を占め、除くと56%です。
どちらも3年ぶんの単勝配当の半分近くを1走が作っている計算で、「東京ダートの穴血統」として買い続ける根拠にはなりません。
ダートで実務的に頼れるのは回収率ではなく複勝率のほうで、ナダル39.5%・ロードカナロア33.5%・ドレフォン30.8%の3頭が現実的な軸候補です。
東京競馬場で買える騎手
| 騎手 | 着別度数 | 勝率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
|---|---|---|---|---|---|
| ルメール | 220-144-96-236/696 | 31.6% | 66.1% | 85% | 89% |
| 戸崎圭太 | 117-130-100-496/843 | 13.9% | 41.2% | 62% | 77% |
| 横山武史 | 96-77-84-501/758 | 12.7% | 33.9% | 68% | 68% |
| 津村明秀 | 61-64-61-576/762 | 8.0% | 24.4% | 118% | 81% |
| 三浦皇成 | 56-77-64-461/658 | 8.5% | 29.9% | 77% | 77% |
| 菅原明良 | 51-85-69-602/807 | 6.3% | 25.4% | 72% | 88% |
| レーン | 50-40-31-107/228 | 21.9% | 53.1% | 61% | 76% |
| 横山和生 | 50-59-38-424/571 | 8.8% | 25.7% | 74% | 65% |
ルメールは勝率31.6%・複勝率66.1%と別格で、しかも単勝回収率85%・複勝回収率89%と回収率も表内の上位です。
勝率21.9%のレーンが単勝回収率61%にとどまるのと比べると、人気になってなお取り返せているのがルメールということになります。
表の中で100%を超えているのは津村明秀の単勝回収率118%だけです。
ただしこの118%は、2024年5月12日のヴィクトリアマイルでテンハッピーローズ(単勝208.6倍・14番人気)を勝たせた1走が、単勝配当の23.2%を占めた結果でした。
この1走を除くと91%まで落ちます。
762走のうちのたった1走、それも集計3年間で津村明秀が東京で記録した最高配当です。
次の東京開催で買うときに再現される種類の数字ではありません。
気づいた方もいるかもしれませんが、この1走は前の章でエピファネイアの単勝回収率115%を作っていたのと同じレース・同じ馬です。
テンハッピーローズはエピファネイア産駒で、鞍上が津村明秀でした。
東京の回収率100%超は種牡馬・騎手・枠を合わせて11件ありますが、最高配当1本を除くと11件すべてが100%を割ります。
しかもその一部は同じ1走を数え直しているだけ、というのが東京というコースの実態です。
津村明秀を「妙味のある騎手」として買い続ける根拠に、この118%は使えません。
その前提で残る数字を拾うなら、複勝回収率の菅原明良88%がルメールの89%に次ぐ位置にいます。
勝率6.3%という表示以上に3着内には食い込んでいるので、ヒモとしての扱いは表の見た目より一段上げていいかなと。
東京競馬場のコース別記事
ここまでは9コースを横に並べた比較です。
各コースの脚質・枠順・血統・前走条件までの掘り下げは、下の個別記事にまとめています。
- 東京ダート1300mは内枠の穴馬に妙味?
内枠の穴馬から。3年で67レースしかない少数開催 - 東京ダート1400mは人気どおりに決まりやすい?
枠の差が最も小さい。人気どおりに決まりやすい - 東京芝1400mは距離短縮組を積極的に狙う
距離短縮組から。東京の芝で内枠が効かない唯一のコース - 東京ダート1600mは芝スタートの外枠がカギ
芝スタート。8枠と3枠の落差が東京で最大 - 東京芝1600mは差し切りより好位のイン?
好位のイン。1枠が最も伸びるコース - 東京芝1800mは直線が長くても前残り?
4角先頭の複勝率が東京で最高。前を残す舞台 - 東京芝2000mは波乱を期待しにくい?
1番人気が東京で最も堅い。天皇賞秋の舞台 - 東京ダート2100mは内枠が割引のコース
内枠が割引。1番人気が東京で最も飛ぶ - 東京芝2400mは一気の距離延長に要警戒
距離延長に警戒。9コースで最も後ろから届く
芝2300m(3年で2レース)・芝2500m(同8レース)・芝3400m(同3レース)は母数が薄すぎるため、この記事の横断比較からは除外しています。
まとめ
- 東京は長い直線でも前が残る。4角1番手が9コース中8コースで最上位
- 後方待機は届かない(4角10番手以下の複勝率6.8%〜10.8%)
- 芝の中距離は内枠。芝1600mの1枠27.7%・芝2000mの1枠30.9%が各コース最高
- ダート1600mだけは外枠。8枠25.8%に対して3枠16.8%
- 1番人気は芝が堅くダートが緩い。芝2000m41.0%とダート2100m32.7%が両端
- 種牡馬は芝ならリアルスティール(勝率15.4%・複勝率35.9%)、ダートならナダル(複勝率39.5%)。回収率ではなく複勝率で選ぶ
- 回収率100%超の11件は全部が最高配当1本に依存。1本除くと11件とも100%割れ(津村明秀118%→91%)




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