このページでは、東京芝2000mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
東京芝2000m戦コースの特徴
極端に馬場が悪くならない以上は、1枠が断然有利です。
スタートは2コーナーから1コーナー方向に引き込んだ場所に設置されており、緩やかにカーブをしながらの先行争いとなるので、コーナーロスの少ない内枠の馬は有利に働きます。
脚質については差しも十分に決まる舞台ではありますが、序盤のロス度合いがどれくらになるかを考えるべき舞台ではあります。
スッと逃げられる馬が一番有利に働く舞台でもありますし、とにかくロスがどれくらいになるのかを念頭に。
外2、3頭分くらいのところであれば、許容範囲かなというのは個人的な感覚です。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 27-19-18-170/234 | 11.5% | 19.7% | 27.4% | 75% | 55% |
2枠 | 18-19-22-190/249 | 7.2% | 14.9% | 23.7% | 49% | 56% |
3枠 | 26-20-24-197/267 | 9.7% | 17.2% | 26.2% | 107% | 87% |
4枠 | 19-32-12-219/282 | 6.7% | 18.1% | 22.3% | 48% | 56% |
5枠 | 26-38-37-197/298 | 8.7% | 21.5% | 33.9% | 43% | 98% |
6枠 | 27-25-29-246/327 | 8.3% | 15.9% | 24.8% | 76% | 93% |
7枠 | 31-27-29-272/359 | 8.6% | 16.2% | 24.2% | 57% | 52% |
8枠 | 35-29-38-282/384 | 9.1% | 16.7% | 26.6% | 87% | 76% |
東京芝2000m各クラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
新馬戦 | 2:02.9 | 2:04.1 | 2:01.7 | – |
未勝利戦 | 2:01.1 | 2:01.4 | 2:02.6 | 2:04.5 |
1勝クラス | 2:00.0 | 2:00.1 | – | 2:04.4 |
2勝クラス | 1:59.8 | 2:00.2 | – | 2:06.0 |
3勝クラス | 1:59.1 | 2:00.1 | – | 2:05.0 |
リステッド | 1:58.8 | 1:59.7 | 1:58.0 | – |
良馬場での比較ですが、2勝クラスと3勝クラスの勝ち時計平均の差は0.7秒もあります。
2勝クラスと3勝クラスの間に大きな壁があることが伺えるデータです。
◆過去10年の重賞平均勝ち時計
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
フローラS | 1:59.9 | – | – | – |
天皇賞(秋) | 1:57.6 | – | – | 2:08.3 |
天皇賞がいかにハイレベル戦であるかが伺える良馬場の時計感。
2017年キタサンブラックが制した年のみ不良馬場施行でした。
東京芝2000m戦の成績上位種牡馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 24- 32- 27-157/240 | 10.0% | 23.3% | 34.6% | 38% | 64% |
ハーツクライ | 16- 21- 21-126/184 | 8.7% | 20.1% | 31.5% | 43% | 59% |
エピファネイア | 15- 7- 12- 57/ 91 | 16.5% | 24.2% | 37.4% | 113% | 64% |
キズナ | 11- 11- 4- 46/ 72 | 15.3% | 30.6% | 36.1% | 184% | 132% |
モーリス | 11- 8- 4- 36/ 59 | 18.6% | 32.2% | 39.0% | 68% | 84% |
エピファネイア産駒、キズナ産駒の成績が大変優秀です。
モーリス産駒に関してもこの舞台で1番人気の支持を集めた際にはかなり安定的な成績を残しています。
詳しくはこちらの記事もご覧ください。
東京芝2000m戦の成績上位母父馬
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
キングカメハメハ | 12- 15- 8- 89/124 | 9.7% | 21.8% | 28.2% | 86% | 64% |
サンデーサイレンス | 10- 5- 7- 63/ 85 | 11.8% | 17.6% | 25.9% | 40% | 54% |
ディープインパクト | 9- 15- 11- 82/117 | 7.7% | 20.5% | 29.9% | 46% | 81% |
シンボリクリスエス | 8- 10- 10- 54/ 82 | 9.8% | 22.0% | 34.1% | 83% | 103% |
クロフネ | 6- 9- 1- 50/ 66 | 9.1% | 22.7% | 24.2% | 84% | 46% |
5年間の集計でもかなり勝ち星がばらついているので、母父馬に関しては特別な意識を持たなくても良いかもしれません。
この点に固執するよりかは、母父含めどういった血統構成であるのか、そしてこれまでの戦績や今回の枠順などに目を向けて予想した方が効率的です。
東京芝2000m戦の成績上位騎手
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ルメール | 45- 19- 22- 47/133 | 33.8% | 48.1% | 64.7% | 86% | 80% |
戸崎圭太 | 15- 11- 16- 75/117 | 12.8% | 22.2% | 35.9% | 54% | 66% |
田辺裕信 | 14- 10- 9- 78/111 | 12.6% | 21.6% | 29.7% | 96% | 66% |
横山武史 | 14- 8- 9- 58/ 89 | 15.7% | 24.7% | 34.8% | 117% | 92% |
石橋脩 | 11- 7- 7- 39/ 64 | 17.2% | 28.1% | 39.1% | 99% | 82% |
馬券回収率的には横山武史騎手と石橋脩騎手の奮闘がかなり目立ちます。
特に石橋騎手に関しては、騎乗数こそ多くないものの複勝率が40%近くあるので、相性の良い舞台と言えるでしょう。
東京芝2000m戦の馬券のヒント
・基本的に内枠断然有利
・序盤に外何頭分回るのかという展開吟味が大切
・エピファネイア、キズナ産駒がねらい目
・母父成績にはバラつきがあるので拘りすぎる必要なし
・横山武史騎手と石橋脩騎手の手綱捌きに注目
コメント