このページでは、京都芝1600m外回りコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
京都コースに関しては、改修工事後のデータを扱っているため母数がかなり少なく、今後上位種牡馬や騎手は目まぐるしく入れ替わる可能性が高いことをご了承ください。
また、外回りコースの成績については、こちらをご覧ください。
直線コースの短さからも、基本的には先行勢が有利に働くコースレイアウトです。
主要場の中では、中山の次に直線の短いコースとなり、前で運んで馬の粘りこみは侮れず。
一方で後方一気が決まることが稀と言っていいほどで、基本的には前で運べる馬から狙いを立てるほうがベターです。
枠傾向では内枠がここ1年は冴えておらず、基本的には外有利となっています。
6枠、7枠の勝率は10%を超えており、ここには大きな偏りが発生しています。
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 1- 3- 2-39/45 | 2.2% | 8.9% | 13.3% | 4% | 32% |
2枠 | 3- 2- 0-41/46 | 6.5% | 10.9% | 10.9% | 27% | 16% |
3枠 | 4- 4- 3-39/50 | 8.0% | 16.0% | 22.0% | 44% | 40% |
4枠 | 4- 7- 3-42/56 | 7.1% | 19.6% | 25.0% | 81% | 101% |
5枠 | 3- 3- 3-50/59 | 5.1% | 10.2% | 15.3% | 53% | 40% |
6枠 | 8- 4- 4-45/61 | 13.1% | 19.7% | 26.2% | 114% | 49% |
7枠 | 8- 4- 9-51/72 | 11.1% | 16.7% | 29.2% | 126% | 235% |
8枠 | 3- 7-10-54/74 | 4.1% | 13.5% | 27.0% | 55% | 58% |
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
新馬戦 | 1:35.5 | 1:38.0 | 1:35.6 | 1:38.0 |
未勝利戦 | 1:34.5 | 1:36.3 | 1:37.3 | 1:36.7 |
1勝クラス | 1:34.6 | 1:33.9 | – | – |
基本的には新馬、未勝利、1勝クラス専用のコースであるのは昔から。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 4- 3- 1-23/31 | 12.9% | 22.6% | 25.8% | 70% | 38% |
エピファネイア | 3- 5- 2-12/22 | 13.6% | 36.4% | 45.5% | 102% | 98% |
モーリス | 2- 2- 3-11/18 | 11.1% | 22.2% | 38.9% | 115% | 90% |
キズナ | 2- 1- 1-16/20 | 10.0% | 15.0% | 20.0% | 35% | 28% |
ダイワメジャー | 2- 1- 1-14/18 | 11.1% | 16.7% | 22.2% | 81% | 43% |
トップはロードカナロア産駒。
複勝回収率が大分低い点が気になる点ではありますが、勝利度数では一番です。
芝マイルのエピファネイア産駒は旨味があります。
タメてキレる脚をつかえる産駒であれば、なおのことプラスと見ていいでしょう。
他、モーリス、キズナ、ダイワメジャーと1400m外回りとの比較してもそう変わりない顔ぶれ。
ただし、キズナ産駒については現状回収率に乏しく。
それでも狙いを立てていくなら牝馬のほうがベターかなと。
この並びは、今後も入れ替わりはそう激しくないのかなと予想しています。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 4- 2- 2-29/37 | 10.8% | 16.2% | 21.6% | 77% | 33% |
フジキセキ | 3- 1- 1- 3/8 | 37.5% | 50.0% | 62.5% | 365% | 141% |
Kingmambo | 2- 3- 0- 1/6 | 33.3% | 83.3% | 83.3% | 163% | 126% |
ブライアンズタイム | 2- 1- 1- 1/5 | 40.0% | 60.0% | 80.0% | 114% | 192% |
ゼンノロブロイ | 2- 0- 1- 3/6 | 33.3% | 33.3% | 50.0% | 100% | 103% |
ディープインパクトがトップも、どちらかと言えば適性的には外回り向きなのは明らか。
基本的に母父はどのコースも偏りというものが少なく、割れる傾向にありますが、このコースおいてはサンデーサイレンス系が強く、次点でブライアンズタイム。
さらに表の外になってしまいますが、アドマイヤムーンといったダートもこなせるタイプの血統馬を内包していても結果は充分に出ています。
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
西村淳也 | 6- 2- 5- 5/18 | 33.3% | 44.4% | 72.2% | 173% | 171% |
永島まなみ | 3- 2- 0- 2/7 | 42.9% | 71.4% | 71.4% | 615% | 331% |
松山弘平 | 3- 1- 1-14/19 | 15.8% | 21.1% | 26.3% | 136% | 55% |
ルメートル | 3- 0- 0- 6/9 | 33.3% | 33.3% | 33.3% | 723% | 150% |
和田竜二 | 2- 3- 0-17/22 | 9.1% | 22.7% | 22.7% | 198% | 66% |
トップは西村淳也騎手。
永島まなみ騎手もそうですが、2名は複勝率が驚異的な数字。
今後低下していくことは明らかではありますが、西村騎手に関しては芝マイル戦はここ3年で見ると京都だけではなく、阪神でもプラス。
松山弘平騎手も安定的、現在はルメートル騎手が上位ランクインも、坂井瑠星騎手が上位に食い込んでくるのは時間の問題だと思います。
・基本的には逃げ先行有利のレイアウト
・内枠不利、外枠有利
・血統的にイチオシはエピファネイア産駒
・西村淳也の芝マイル戦はアツく、京都も内回りも優秀