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函館芝1200mは牝馬が活躍の舞台?|傾向・血統・枠順データ




結論:函館芝1200mは牝馬が牡馬を上回る舞台

  • 牝馬が勝率8.9%・複勝率25.6%で、牡馬の6.6%・21.2%をどちらも上回る
  • 牡馬相手の混合戦だけで見ても牝馬は勝率9.2%で、牝馬限定戦の8.0%より高い
  • 4角4番手以内に付けた牝馬は勝率18.8%・単勝回収率170%
  • 4角先頭の勝率30.8%は芝1200mの主要8コースで2番目に高い部類
  • 4角10番手以下は441走で4勝・複勝率4.5%

函館芝1200mのコースの特徴|洋芝100%・直線262.1mはJRA最短

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・JRA平地
項目 数値
1周(芝・Aコース) 1,626.6m
直線 262.1m(JRA最短)
コース全体の高低差 3.5m(ローカル場で最大)
ゴール前の坂 なし(緩い下りから平坦)
スタート 向正面・2コーナー奥のポケット/3コーナーまで約490m・上り
平均頭数 13.5頭
平均勝ちタイム 1:09.0
勝ち馬の平均上り3F 34.7秒
4角先頭の勝率 30.8%

函館芝1200mは、向正面にある2コーナー奥のポケットから発走する右回りのワンターンコースです。

最初の3コーナーまでは約490mあり、その区間はゆるやかな上りになっています。

坂の頂上が3コーナー付近にあり、そこから直線の半ばにかけて緩く下ってゴールを迎える造りです。

函館の芝は札幌と並んでJRAで2場だけの洋芝100%で、野芝より時計がかかり力が要ります。

直線は262.1mとJRAで最も短く、コース全体の高低差3.5mはローカル場で最大です。

3〜4コーナーは外へ膨らみにくいスパイラルカーブなので、位置を下げずに直線へ向けられます。

上りの490mで位置を決め、短い直線でそのまま押し切るというのがこのコースの骨格になります。

同じ北海道でも、ほぼ平坦な札幌とは起伏という点で性格が違うところです。

開催は夏(6〜7月)だけで、滞在競馬になる点も本州の競馬場にはない特徴になります。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・JRA平地
条件 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
全体 130-131-129-1243/1633 8.0% 16.0% 23.9% 67% 81%

全体では勝率8.0%・複勝率23.9%です。

平均13.5頭とフルゲートに近い組み合わせが多く、率はやや低めに出ます。

芝1200mの8コースで比べると前が残りやすい部類

集計期間:2023.7〜2026.7/JRAの芝1200m主要8コース(50レース以上)
コース 4角先頭の勝率 1番人気の勝率
阪神芝1200m 34.6% 29.4%
函館芝1200m 30.8% 31.8%
小倉芝1200m 29.9% 29.9%
福島芝1200m 26.5% 30.7%
京都芝1200m 22.7% 32.4%
中京芝1200m 19.6% 29.4%
中山芝1200m 18.8% 29.0%
札幌芝1200m 18.1% 30.6%

4角で先頭に立った馬の勝率30.8%は、芝1200mの主要8コースで2番目に高い数字です。

同じ洋芝の札幌が18.1%で最も低いので、北海道の芝でひとくくりにできないことがここで分かります。

札幌はコーナーが緩く長い平坦コースですが、函館は3コーナーへの上りで隊列が決まってしまいます。

右の列を見ると1番人気の勝率31.8%も8コースで上から2番目で、前が残るわりに人気馬も飛びにくい形です。

函館芝1200mの枠順|内枠のほうが位置を取れる

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・枠帯別
着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1〜2枠 34-31-34-254/353 9.6% 28.0% 54% 74%
3〜4枠 32-35-33-295/395 8.1% 25.3% 69% 91%
5〜6枠 32-36-32-328/428 7.5% 23.4% 65% 85%
7〜8枠 32-29-30-366/457 7.0% 19.9% 78% 74%

勝率も複勝率も1〜2枠から7〜8枠まできれいに下がっていきます。

複勝率で見ると1〜2枠の28.0%と7〜8枠の19.9%には、はっきりした開きがあります。

その正体は、枠ごとにどこまで位置を取れているかを並べると見えてきます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・枠帯別の位置取り
4角で先頭に立てた割合 4角4番手以内に付けられた割合
1〜2枠 8.2% 40.4%
3〜4枠 10.1% 36.0%
5〜6枠 7.9% 35.7%
7〜8枠 5.9% 31.5%

4角4番手以内に付けられた割合は、1〜2枠の40.4%から7〜8枠の31.5%まで下がります。

3コーナーまで490mあっても上りなので、外から押していくとその区間で脚を使ってしまうということかなと。

ただし単勝回収率は7〜8枠の78%が最上位で、勝率の並びとは逆になっています。

内枠有利という見立ては人気にも織り込まれるので、勝率の差ほどには配当の差になりません。

では枠ではなく位置取りで区切ると、どう見えるかを確かめます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・4角4番手以内×枠帯
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角4番手以内×1〜4枠 51-47-38-150/286 17.8% 47.6% 122% 128%
4角4番手以内×5〜8枠 51-47-32-168/298 17.1% 43.6% 182% 136%

同じ4角4番手以内なら、勝率は内枠17.8%・外枠17.1%とほとんど変わりません。

外枠側の単勝回収率182%は最高配当の1走を除いても163%が残り、配当面でも安定しています。

外から位置を取るのは難しいぶん、それができた馬は相応に人気を落としているという構図です。

枠そのものより、そこから前を取れるかどうかが判断の軸になります。

函館芝1200mの脚質|4角先頭の勝率30.8%

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・4コーナー通過順別
4角の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
4角1番手(逃げ) 40-22-16-52/130 30.8% 60.0% 254% 186%
4角2〜4番手 62-72-54-266/454 13.7% 41.4% 124% 117%
4角5〜9番手 24-33-47-504/608 3.9% 17.1% 27% 78%
4角10番手以下 4-4-12-421/441 0.9% 4.5% 10% 17%

130レースのうち40レースを、4角で先頭に立った馬が勝っています。

単勝回収率254%は最高配当の1走を除いても218%が残る数字です。

40勝が37頭に散っているので、特定の1頭が作った数字でもありません。

4角2〜4番手も単複とも回収率100%超で、好位から運べた馬は素直に評価してよさそうです。

一方で4角10番手以下は441走して4勝、複勝率も4.5%にとどまります。

262.1mの直線では、後ろから押し上げる区間が残っていないということかなと。

4角の位置はレース後にしか分かりませんが、前に行ける馬から検討を始めるだけで見通しはかなり良くなります。

函館芝1200mの上がり|前で使えた最速の脚は29走21勝

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・メンバー内の上がり3F順位別
上がり順位 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上がり1位 32-22-11-87/152 21.1% 42.8% 145% 127%
上がり2〜3位 40-46-52-249/387 10.3% 35.7% 53% 109%
上がり4〜5位 39-40-36-283/398 9.8% 28.9% 86% 102%
上がり6位以下 19-23-30-624/696 2.7% 10.3% 47% 43%

勝ち馬の平均上り3Fは34.7秒です。

洋芝で時計がかかるぶん、上がりの速さそのものより脚が上がらなかったかを表す数字になります。

上がり4〜5位でも勝率9.8%と全体を上回っており、末脚の順位だけで序列は付きません。

大事なのは、その脚をどの位置から使えたかのほうです。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・上がり1位の内訳
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
上がり1位×4角4番手以内 21-7-0-1/29 72.4% 96.6% 472% 176%
上がり1位×4角5番手以下 11-15-11-86/123 8.9% 30.1% 68% 116%

メンバー最速の上がりを4角4番手以内から使えた馬は、29走して21勝しています。

同じ最速の脚でも、4角5番手以下から使った場合は勝率8.9%まで落ちます。

ただし複勝率30.1%・複勝回収率116%は残るので、3着候補としてなら拾える形です。

差し馬は勝ち切りより、複勝やワイド、3連系の相手に置く使い方が向いています。

函館芝1200mで買える種牡馬|ロードカナロアが12勝でトップ

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・勝ち鞍上位5頭
種牡馬 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ロードカナロア 12-5-4-57/78 15.4% 26.9% 75% 57%
アドマイヤマーズ 6-1-1-15/23 26.1% 34.8% 94% 104%
キタサンブラック 5-4-2-17/28 17.9% 39.3% 104% 102%
ドレフォン 5-5-3-28/41 12.2% 31.7% 106% 70%
タワーオブロンドン 5-2-5-36/48 10.4% 25.0% 89% 62%

勝ち星のトップはロードカナロアの12勝です。

12勝が11頭に散っており、頭数の多さだけでなく層の厚さがそのまま出ています。

ただし単勝回収率75%・複勝回収率57%と、配当面では割り引きたいところです。

スプリント王の産駒という看板が支持を集めやすいので、妙味は薄くなります。

アドマイヤマーズは23走6勝で勝率26.1%、複勝回収率104%を残しています。

ただし勝ち馬は4頭に集中しており、母数もまだ小さい段階です。

キタサンブラックは単複とも回収率100%超で、複勝率39.3%は上位5頭で最上位になります。

中長距離のイメージが先に立つ父ですが、時計のかかる洋芝で削り合いになる1200mとは噛み合うのかなと。

ドレフォンの単勝回収率106%も、力の要る馬場でこそという持ち味が出た形です。

タワーオブロンドンは48走5勝ですが、その5勝は3頭が挙げたものになります。

いずれも母数は80走以下なので、サンプルが集まり次第この章は更新していきたいと思います。

函館芝1200mの母父|ディープインパクトが11勝でトップ

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・母父の勝ち鞍上位5頭
母父 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
ディープインパクト 11-8-9-60/88 12.5% 31.8% 163% 138%
キングカメハメハ 9-8-6-42/65 13.8% 35.4% 136% 122%
タイキシャトル 6-1-3-9/19 31.6% 52.6% 282% 122%
ハーツクライ 6-5-1-35/47 12.8% 25.5% 140% 69%
ステイゴールド 4-2-2-12/20 20.0% 40.0% 193% 102%

母父のトップは母父ディープインパクトの11勝です。

単勝回収率163%は最高配当の1走を除いても107%が残り、勝ち馬も10頭に散っています。

父系にスピードを求め、母系から瞬発力を足す配合がこの舞台では機能しているようです。

母父キングカメハメハの136%は、最高配当の1走を除くと62%まで下がります。

母父タイキシャトルの282%も母数19走で、高配当1本の比重が大きい数字です。

額面どおりには受け取らず、走数が積み上がるのを待ちたいところになります。

上位5頭のうち4頭が非サンデー系という並びは、洋芝でパワーを補いたいコースらしい姿かなと。

函館芝1200mの前走の舞台|前走4角2〜4番手が勝率13.5%

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・前走4コーナー通過順別
前走の位置 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走4角1番手 14-13-11-86/124 11.3% 30.6% 84% 96%
前走4角2〜4番手 58-43-41-289/431 13.5% 32.9% 77% 90%
前走4角5〜9番手 23-37-40-394/494 4.7% 20.2% 45% 76%
前走4角10番手以下 15-17-17-328/377 4.0% 13.0% 81% 78%

4角の位置はレースが終わるまで分かりませんが、前走の位置なら出馬表の段階で確認できます。

前走4角4番手以内だった馬は勝率11〜13%台で、全体の8.0%をはっきり上回ります。

その差がどこから来るのかは、前走の位置ごとにここでの位置取りを並べると分かります。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・前走の位置別で取れた位置
前走の位置 4角で先頭に立てた割合 4角4番手以内に付けられた割合
前走4角1番手 29.1% 62.2%
前走4角2〜4番手 11.1% 51.0%
前走4角5〜9番手 3.4% 27.3%
前走4角10番手以下 2.1% 15.1%

前走で逃げていた馬は29.1%がここでも先頭に立ち、62.2%が4角4番手以内に付けています。

前走10番手以下だった馬は、4番手以内に付けられた割合が15.1%しかありません。

脚質は前走からそのまま持ち越されるので、前走の4コーナー通過順が取捨の第一関門になるという見方ができます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・前走の競馬場別(30走以上)
前走の場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
函館 44-51-59-473/627 7.0% 24.6% 39% 74%
京都 15-14-7-101/137 10.9% 26.3% 132% 154%
東京 13-8-7-104/132 9.8% 21.2% 117% 79%
新潟 6-12-7-99/124 4.8% 20.2% 42% 68%
福島 7-6-7-90/110 6.4% 18.2% 61% 45%
中山 10-8-9-78/105 9.5% 25.7% 167% 122%
阪神 8-4-4-77/93 8.6% 17.2% 51% 60%
中京 4-5-6-38/53 7.5% 28.3% 41% 71%

前走が函館だった馬が最も多く、複勝率24.6%と手堅くはあります。

ただし単勝回収率39%は8つの場でいちばん低い数字です。

同じ舞台の走りを見せたばかりの馬は支持が集まりやすく、その分だけ配当が削られます。

逆に配当を作っているのは前走京都で、単勝132%・複勝154%と両方で100%超です。

単勝回収率は最高配当の1走を除いても105%が残り、勝った15頭も1頭ずつ別の馬になります。

前走中山の167%も、最高配当を除いて111%が残る数字です。

いずれも勝ち馬の人気は中央値で3〜4番人気なので、本州から遠征してきた馬が人気の盲点になりやすいという整理ができます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・前走の芝ダート別
前走 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
前走芝 95-101-101-907/1204 7.9% 24.7% 63% 84%
前走ダート 15-9-8-193/225 6.7% 14.2% 89% 73%

前走ダートからの芝替わりは複勝率14.2%で、前走芝組の24.7%に見劣ります。

それでも単勝回収率89%と勝ち切る形はあるので、消し切るほどではないという扱いです。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・距離変化別
距離 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
距離短縮 33-29-24-269/355 9.3% 24.2% 87% 86%
同距離 72-75-80-739/966 7.5% 23.5% 62% 82%
距離延長 5-6-5-92/108 4.6% 14.8% 49% 72%

距離短縮組が勝率9.3%・単勝回収率87%で、3区分の中では最上位です。

上りの490mでポジションを取りにいく形なので、1つ長い距離を使ってきた下地が効くのかなと。

逆に距離延長は勝率4.6%・複勝率14.8%と奮いません。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・レース間隔別
間隔 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
連闘〜中2週 44-45-58-458/605 7.3% 24.3% 48% 76%
中3〜5週 20-21-15-192/248 8.1% 22.6% 71% 91%
中6週〜3か月 31-34-20-314/399 7.8% 21.3% 88% 79%
3か月超 15-10-16-136/177 8.5% 23.2% 81% 101%

連闘〜中2週が4割近くを占めるのは、滞在で使える北海道開催らしいところです。

ただしその連戦組は単勝回収率48%と、ここでも支持を集めすぎている形になります。

間隔そのもので勝率が動く傾向は見当たらないので、ローテは判断材料にしなくてよさそうです。

函館芝1200mの性別|牝馬が牡馬を上回る

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・性別
性別 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牡馬(セン馬含む) 42-41-53-504/640 6.6% 21.2% 51% 65%
牝馬 88-90-76-739/993 8.9% 25.6% 78% 91%

タイトルの結論はここにあります。

牝馬は勝率8.9%・複勝率25.6%で、牡馬の6.6%・21.2%をどちらも上回ります。

回収率でも単勝78%対51%、複勝91%対65%と全指標で牝馬が上です。

出走の6割を牝馬が占めたうえで率も高く、130勝のうち88勝を牝馬が挙げています。

その88勝は75頭に散っているので、特定の強い牝馬が作った数字ではありません。

まず牝馬限定戦の影響を切り分けておきます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・性別×レースの種類
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牝馬×牝馬限定戦 22-23-21-210/276 8.0% 23.9% 48% 83%
牝馬×混合戦 66-67-55-529/717 9.2% 26.2% 89% 94%
牡馬(セン馬含む)×混合戦 42-41-53-504/640 6.6% 21.2% 51% 65%

牡馬相手の混合戦だけで見ても、牝馬は勝率9.2%・複勝率26.2%と牡馬を上回ります

牝馬限定戦の8.0%より混合戦の9.2%のほうが高いというのが、このコースの面白いところです。

牝馬が走るから牝馬限定戦の数字が良い、という話ではないことになります。

では優位の中身はどこにあるのかを、位置取りで割って確かめます。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・性別×4角の位置
条件 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
牝馬×4角4番手以内 72-67-44-200/383 18.8% 47.8% 170% 148%
牡馬(セン馬含む)×4角4番手以内 30-27-26-118/201 14.9% 41.3% 119% 101%
牝馬×4角5番手以下 16-23-32-539/610 2.6% 11.6% 20% 55%
牡馬(セン馬含む)×4角5番手以下 12-14-27-386/439 2.7% 12.1% 20% 49%

4角5番手以下では牝馬2.6%・牡馬2.7%と、性別の差はきれいに消えます。

差が出るのは前に付けられたときで、牝馬18.8%に対し牡馬は14.9%です。

実際、4角4番手以内に付けられた割合は牝馬38.4%・牡馬31.3%と開きがあります。

負担重量の平均は牝馬54.9kg・牡馬56.5kgで、上りの490mで位置を取り合う区間ではこの差が効きます。

斤量の軽さがテンの加速に出て、そのまま短い直線を押し切れるという流れかなと。

牝馬×4角4番手以内の単勝回収率170%は最高配当の1走を除いても155%が残ります。

勝ち馬の人気は牝馬が中央値3番人気、牡馬は2番人気です。

同じ前受けでも、牝馬のほうが1つ人気を落としているという評価の遅れがそのまま配当差になっています。

芝1200mの8コースで牝馬がはっきり上回るのは函館だけ

集計期間:2023.7〜2026.7/JRAの芝1200m主要8コース(50レース以上)
コース 牝馬の勝率 牡馬(セン馬含む)の勝率
函館芝1200m 8.9% 6.6%
札幌芝1200m 7.7% 7.3%
阪神芝1200m 7.9% 7.6%
中京芝1200m 6.8% 7.0%
中山芝1200m 6.8% 7.4%
小倉芝1200m 6.0% 7.4%
福島芝1200m 6.1% 8.3%
京都芝1200m 4.8% 9.1%

札幌と阪神も牝馬がわずかに上ですが、はっきりした差が付いているのは函館だけです。

野芝の京都や小倉では逆に牡馬が上回っており、洋芝と上りのスタートという条件が効いていることがうかがえます。

夏は牝馬という言い方をよく聞きますが、同じ北海道でも函館と札幌では意味合いが違うということになります。

※牝馬限定戦は「出走馬が全て牝馬のレース」で集計しています。

函館芝1200mの年齢別成績|2〜3歳が中心

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・年齢別
年齢 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
2歳 35-35-35-238/343 10.2% 30.6% 76% 75%
3歳 65-49-50-531/695 9.4% 23.6% 58% 79%
4歳 13-29-22-202/266 4.9% 24.1% 71% 90%
5歳 11-14-16-171/212 5.2% 19.3% 43% 83%
6歳 6-2-5-81/94 6.4% 13.8% 169% 84%
7歳以上 0-2-1-20/23 0.0% 13.0% 0% 75%

130勝のうち100勝を2〜3歳が挙げています。

複勝率も2歳の30.6%が最上位で、夏の早い時期から動ける若い馬が主力です。

4歳・5歳は勝率5%前後まで落ちますが、複勝率は20%台を保っています。

勝ち切るより馬券圏内で粘るタイプに変わっていく、という読み方ができます。

目を引くのは6歳で、勝率6.4%・複勝率13.8%と低いのに単勝回収率は169%です。

6勝のうち4勝は10番人気以下の馬が挙げたもので、明らかな人気薄が突っ込んできた形です。

ただし最高配当の1走を除くと107%まで下がるので、狙って獲りにいく数字とまでは言えません。

7歳以上は23走して勝ち星がなく、ここは素直に割り引いてよさそうです。

函館芝1200mのクラス別・馬場状態別平均勝ちタイム

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・クラス別の平均勝ちタイム
クラス 平均勝ちタイム レース数
新馬 1:09.5 19
未勝利 1:09.3 45
1勝クラス 1:08.8 33
2勝クラス 1:08.6 18
3勝クラス 1:08.5 6
オープン 1:08.4 9

新馬の1:09.5からオープンの1:08.4まで、クラスなりにきれいに詰まっていきます。

ただし1勝クラスとオープンの差は0.4秒しかありません。

洋芝で全体の時計がかかるぶん、能力差がタイムに開きとして出にくいコースになります。

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・馬場状態別
馬場 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
98-99-97-943/1237 7.9% 23.8% 71% 84%
稍重 20-20-20-184/244 8.2% 24.6% 39% 70%
12-12-12-116/152 7.9% 23.7% 87% 76%
不良 0-0-0-0/0 集計期間中の施行なし

平均勝ちタイムは良の1:08.8に対して、稍重1:09.3、重は1:10.1です。

ただでさえ時計のかかる洋芝が、渋るといっそう力の要る馬場になります。

それでも好走率は良7.9%・稍重8.2%・重7.9%とほとんど動きません。

渋ったからと一律に評価を動かす必要はなく、時計の目安を1秒前後ずらす程度の理解でよいのかなと。

この3年では不良馬場での施行がありませんでした。

函館芝1200mの騎手成績|横山武史騎手が18勝でトップ

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・勝ち鞍上位5名
騎手 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
横山武史 18-10-8-47/83 21.7% 43.4% 108% 80%
武豊 14-6-8-42/70 20.0% 40.0% 79% 76%
佐々木大輔 10-15-10-63/98 10.2% 35.7% 67% 74%
横山和生 9-7-5-41/62 14.5% 33.9% 97% 71%
丹内祐次 9-11-15-74/109 8.3% 32.1% 32% 79%

勝ち星のトップは横山武史騎手の18勝で、勝率21.7%も上位5名で最も高い数字です。

単勝回収率108%は最高配当の1走を除くと86%なので、妙味込みで買える域とまでは言えません。

武豊騎手も70鞍で14勝と高打率で、上位2名だけで32勝を挙げています。

佐々木大輔騎手は98鞍と騎乗数が多く、夏の北海道を主戦場にする騎手らしい存在感があります。

丹内祐次騎手は109鞍で最多の騎乗ながら、単勝回収率32%と配当面では奮いません。

複勝率32.1%は残るので、頭で狙うより3連系の相手という使い分けになりそうです。

函館芝1200mの人気別信頼度|1番人気の勝率31.8%

集計期間:2024.6.8〜2026.7.19/函館芝1200m・人気別
人気 着別度数 勝率 複勝率 単勝回収率 複勝回収率
1番人気 41-21-14-53/129 31.8% 58.9% 76% 77%
2〜3番人気 47-37-37-139/260 18.1% 46.5% 84% 82%
4〜6番人気 24-47-39-276/386 6.2% 28.5% 64% 79%
7〜9番人気 12-14-25-305/356 3.4% 14.3% 95% 89%
10番人気以下 6-12-14-470/502 1.2% 6.4% 40% 78%

1番人気は勝率31.8%・複勝率58.9%で、芝1200mの主要8コースでは上から2番目の信頼度です。

前が残りやすいコースでありながら、人気馬もしっかり結果を出しています。

目を引くのは7〜9番人気で、勝率3.4%と低いのに単勝回収率95%・複勝回収率89%と健闘しています。

単勝回収率は最高配当の1走を除いても81%が残るので、この人気帯の穴は狙いどおりに入ってくる形です。

ただし10番人気以下になると勝率1.2%まで落ちるので、穴を拾う範囲は一桁人気までにとどめたいところになります。

当日の人気は締切まで動くため、この表は人気馬をどこまで信頼するかの目安として使ってください。

函館芝1200mの消し条件

函館芝1200mで評価を下げたい条件

  • 4角10番手以下は441走で4勝・複勝率4.5%
  • 上がり6位以下は勝率2.7%・複勝率10.3%
  • 前走4角5番手以下は勝率4%台で、全体の8.0%を下回る
  • 距離延長は勝率4.6%・複勝率14.8%
  • 7歳以上は23走で勝ち星なし

消し条件は「上りの490mで前に取り付けない馬」に集約されます。

前走で後方にいた馬と、距離を延ばしてここに来る馬は出馬表の段階で割り引いておきたいところです。

逆に言えば、それ以外の割引材料はこのコースにはほとんど見当たりません。

まとめ:函館芝1200mは牝馬が牡馬を上回る舞台

函館芝1200mのポイント

  • 牝馬が勝率8.9%・複勝率25.6%で牡馬の6.6%・21.2%を上回る(混合戦でも9.2%対6.6%)
  • 牝馬の優位は位置取りから来ており、4角4番手以内なら勝率18.8%・単勝回収率170%
  • 4角先頭の勝率30.8%は芝1200mの主要8コースで2番目に高い部類
  • 前走4角1番手だった馬は29.1%がここでも先頭に立つ
  • 4角10番手以下・上がり6位以下・距離延長・7歳以上は割引

函館芝1200mは、3コーナーまでの上り490mと洋芝、そして262.1mの直線がすべての数字の土台になっています。

直線を待ってから動く形にはほとんど出番がなく、位置を取れるかどうかで勝負が分かれます。

予想ではまず、出馬表の前走通過順から前に行ける馬を拾うところから入りたいコースです。

そのうえで牝馬を素直に上位へ取り、本州から遠征してきた組を人気の盲点として加えると、狙いはかなり絞れます。

あとは後方一辺倒の馬と距離延長組、7歳以上を引き算すれば、買い目の形はほぼ出来上がります。

データが積み上がって傾向に変化があれば、更新の際に触れていきたいと思います。

同じ函館でも、芝1800mダート1000mダート1700mとは求められるものが変わります。

同じ洋芝の札幌芝1200mと見比べると、起伏の差がどう出るかが分かって面白いところです。

予想の際にはぜひ、本記事のデータを参考にしてみてください。

出典:TARGET frontier JV(集計期間 2024.6.8〜2026.7.19、函館芝1200m・JRA平地)

Tokuma

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