このページでは、新潟芝2000m(内回り)のコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
なお、外回りコースについては以下のブログカードからご覧ください!
スタート地点は内回りとの合流地点、内回りの直線入り口にスタート地点が設けられています。
基本的には下級条件、主に未勝利戦で組まれることの多い内回りの2000m戦。
新潟競馬場の芝コースの中では一番ローカル感が強く、小回りの2000m戦と言えます。
400mあまりの直線を用いてのポジション取りが行われるため、下級条件戦ながらも前傾ラップになることもありますが、コーナー角度がキツいため基本的には逃げ・先行勢に分があるコース形態。
枠差では外枠勢の方が優勢。開催が進んでくると芝が荒れ、直線では外の方が走りやすく減速要素が少ないがためかと思われます。
また、芝中距離戦にしては1番人気の信頼度が若干低めでもあり、比較的波乱決着となりやすい舞台とも言えます。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 6-5-4-48/63 | 9.5% | 17.5% | 23.8% | 107% | 63% |
2枠 | 1-1-4-63/69 | 1.4% | 2.9% | 8.7% | 2% | 57% |
3枠 | 2-8-6-58/74 | 2.7% | 13.5% | 21.6% | 12% | 41% |
4枠 | 5-6-4-63/78 | 6.4% | 14.1% | 19.2% | 21% | 68% |
5枠 | 8-6-8-59/81 | 9.9% | 17.3% | 27.2% | 143% | 237% |
6枠 | 6-6-5-67/84 | 7.1% | 14.3% | 20.2% | 115% | 76% |
7枠 | 8-9-7-74/98 | 8.2% | 17.3% | 24.5% | 91% | 73% |
8枠 | 9-4-8-78/99 | 9.1% | 13.1% | 21.2% | 121% | 102% |
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ルーラーシップ | 4-1-2-22/29 | 13.8% | 17.2% | 24.1% | 384% | 111% |
ハービンジャー | 3-2-6-30/41 | 7.3% | 12.2% | 26.8% | 52% | 77% |
ディープインパクト | 3-1-0-8/12 | 25.0% | 33.3% | 33.3% | 65% | 46% |
ゴールドシップ | 2-4-5-30/41 | 4.9% | 14.6% | 26.8% | 99% | 188% |
シルバーステート | 2-3-1-7/13 | 15.4% | 38.5% | 46.2% | 162% | 103% |
人気薄でも台頭しやすい舞台ということが関連しているのか、種牡馬成績は混戦模様。
その中でも、ルーラーシップやゴールドシップ産駒、シルバーステート産駒のような体力面に優れている馬たちの成績が比較的優勢。
2000mという舞台設定ではありますが、瞬発力よりかは持久力が求められる舞台なので、2200mや2400m戦でも活躍できそうな血統馬から狙う方がベターかもしれません。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 7-1-4-24/36 | 19.4% | 22.2% | 33.3% | 115% | 83% |
ダンスインザダーク | 3-0-0-9/12 | 25.0% | 25.0% | 25.0% | 105% | 39% |
スペシャルウィーク | 2-0-0-14/16 | 12.5% | 12.5% | 12.5% | 48% | 21% |
アグネスデジタル | 2-0-0-5/7 | 28.6% | 28.6% | 28.6% | 634% | 135% |
ダイワメジャー | 2-0-0-8/10 | 20.0% | 20.0% | 20.0% | 47% | 24% |
種牡馬成績にも名がありますが、ディープインパクトの成績は多くの出走数がありながらも優秀。
芝マイル戦からディープインパクトの血を引く馬の成績は大変素晴らしいものがありますが、この舞台でもそれは揺るぎません。
他、アグネスデジタルを除く4頭が父系サンデーサイレンス系で、同系統の適性の高さが伺えます。
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
川田将雅 | 5-0-0-1/6 | 83.3% | 83.3% | 83.3% | 198% | 108% |
丹内祐次 | 3-3-3-8/17 | 17.6% | 35.3% | 52.9% | 44% | 98% |
西村淳也 | 3-1-2-5/11 | 27.3% | 36.4% | 54.5% | 274% | 130% |
菅原明良 | 2-2-4-14/22 | 9.1% | 18.2% | 36.4% | 387% | 158% |
M.デムーロ | 2-2-2-6/12 | 16.7% | 33.3% | 50.0% | 80% | 90% |
鬼のような好成績を残しているのは、川田将雅騎手。
集計期間内の勝率はなんと8割越えととてつもない数値を残しています。
昨年夏の新潟に騎乗した際に、大変な好成績を残していますが、今年も同様の結果を残せるか一つ注目です。
続くのが西村淳也騎手、この追える若手騎手も成績はかなり安定感ありで、将来的にも楽しみな騎手の一人です。
他では菅原明騎手も新潟競馬場での成績はかなり良く。
グランプリジョッキーとなり、更なる飛躍にも期待がされます。
・基本的には下級条件での使用コース
・多少タフな展開になっても脚質的には逃げ先行に分が有り。
・2200mや2400m~でもこなせそうな体力のある血統構成から
・母父はディープインパクトが強し
・川田将雅騎手の成績が鬼、西村淳也にも注目