このページでは、小倉競馬芝2000mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
小倉競馬芝2000m戦コースの特徴
スタートは4コーナーの奥、1コーナーまでの直線距離は472mと長めの距離が取られています。
そのため、先行型の馬が多いと先行争いが熾烈になりがちで、さらには1、2コーナーは上り坂という条件もあり、差しやまくりが決まりやすい舞台でもあります。
逃げ、先行馬は向こう正面で息を入れようとすると、そこで動いてくる馬がいるパターンも少なくないため、その追い上げを受けきることができる地力が求められます。
枠順別成績では基本的には内枠が有利も、他の距離同様雨で芝が掘れてしまったり、開催終盤で内側が荒れるようなことがあると外差しが顕著に決まる舞台でもあります。
また、開幕直後は逃げ馬や、内をピッタリ回ってこられる馬が有利であり、一方8枠や大外枠は不利になる傾向にあります。
◆枠順別成績
枠番 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 19-11-13-142/185 | 10.3% | 16.2% | 23.2% | 55% | 71% |
2枠 | 18-19-13-151/201 | 9.0% | 18.4% | 24.9% | 79% | 65% |
3枠 | 11-21-23-166/221 | 5.0% | 14.5% | 24.9% | 77% | 84% |
4枠 | 24-17-16-177/234 | 10.3% | 17.5% | 24.4% | 64% | 59% |
5枠 | 19-21-17-197/254 | 7.5% | 15.7% | 22.4% | 125% | 87% |
6枠 | 24-19-23-199/265 | 9.1% | 16.2% | 24.9% | 62% | 68% |
7枠 | 20-19-25-238/302 | 6.6% | 12.9% | 21.2% | 32% | 70% |
8枠 | 20-25-22-252/319 | 6.3% | 14.1% | 21.0% | 38% | 64% |
小倉競馬芝2000m各クラス別・馬場状態別平均勝ちタイム
クラス | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
新馬戦 | 2:02.8 | – | 2:05.6 | – |
未勝利戦 | 2:00.9 | 2:02.8 | 2:02.9 | 2:04.1 |
1勝クラス | 1:59.9 | 2:01.9 | 2:02.9 | – |
2勝クラス | 1:59.6 | 2:02.1 | – | 2:05.1 |
3勝クラス | 1:57.0 | 2:01.5 | – | – |
オープン | 1:59.4 | – | 2:04.1 | – |
◆過去10年重賞平均時計
レース名 | 良 | やや重 | 重 | 不良 |
---|---|---|---|---|
小倉記念 | 1:59.0 | 1:59.9 | – | – |
小倉競馬芝2000m戦の成績上位種牡馬
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ハーツクライ | 8-7-7-23/45 | 17.8% | 33.3% | 48.9% | 112% | 142% |
エピファネイア | 6-6-2-28/42 | 14.3% | 28.6% | 33.3% | 120% | 73% |
ゴールドシップ | 5-2-2-43/52 | 9.6% | 13.5% | 17.3% | 60% | 32% |
キズナ | 4-5-7-27/43 | 9.3% | 20.9% | 37.2% | 29% | 93% |
ディープインパクト | 4-3-1-23/31 | 12.9% | 22.6% | 25.8% | 75% | 96% |
1800m同様、エピファネイア産駒はここでも上位。
レース終盤の耐久戦に強いタイプの種牡馬が上位を占めている印象で、2400m戦でも活躍ができそうな種牡馬産駒を狙うのがミソでしょう。
首位のハーツクライ、さらにはディープインパクトはもう産駒が出てこないので、今後注目の種牡馬は以下の2頭。
★注目種牡馬
種牡馬 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
モーリス | 4-2-2-14/22 | 18.2% | 27.3% | 36.4% | 105% | 118% |
シルバーステート | 4-1-0-6/11 | 36.4% | 45.5% | 45.5% | 180% | 72% |
モーリスもシルバーステートも中距離戦における持久力比べで能力を発揮できる産駒が多い印象ですし、実際に成績を見ても好成績です。
小倉競馬芝2000m戦の成績上位母父馬
母父 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ディープインパクト | 4-8-3-31/46 | 8.7% | 26.1% | 32.6% | 94% | 123% |
アグネスタキオン | 4-0-2-21/27 | 14.8% | 14.8% | 22.2% | 217% | 65% |
シンボリクリスエス | 3-4-4-20/31 | 9.7% | 22.6% | 35.5% | 128% | 152% |
スペシャルウィーク | 2-1-1-9/13 | 15.4% | 23.1% | 30.8% | 85% | 71% |
ハービンジャー | 2-1-0-5/8 | 25.0% | 37.5% | 37.5% | 112% | 70% |
芝中距離戦においては、常連といえる種牡馬たちの名が並びます。
表には載っていませんが、当然ながらキングカメハメハも上位。
種牡馬を見つつ、繁殖牝馬の血統も見て、全体の構成を把握したうえで2000~2400mをこなせる血統か否かを把握したいところです。
小倉競馬芝2000m戦の成績上位騎手
騎手 | 成績 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
横山和生 | 6-1-3-6/16 | 37.5% | 43.8% | 62.5% | 251% | 148% |
鮫島克駿 | 5-6-4-16/31 | 16.1% | 35.5% | 48.4% | 105% | 132% |
丹内祐次 | 5-5-3-31/44 | 11.4% | 22.7% | 29.5% | 94% | 79% |
幸英明 | 5-2-3-17/27 | 18.5% | 25.9% | 37.0% | 108% | 77% |
西村淳也 | 4-6-4-22/36 | 11.1% | 27.8% | 38.9% | 54% | 72% |
横山和生騎手は基本的に冬の小倉にしか乗りに来ず、かつこの時期は東京で騎乗することも多いので、小倉での騎乗機会そのものが多くはありません。
その中で、かなり優秀な成績を残しているということは相性の良い舞台と言えるでしょう。
この事実を知っていると役に立つことがあるかもしれません。
鮫島克駿騎手は九州男児、全体として小倉競馬場での成績は安定していますが、この舞台では3着内率が5割近くと優秀。
西村淳也騎手に関しては、馬券になる率は高いものの、基本的に人気になるので回収率的には伸びづらいと思います。
馬券の軸でこそという印象です。
小倉競馬芝2000m戦の馬券のヒント
・開幕直後はイン前有利が顕著も展開的な厳しさも伴う
・注目はモーリス、シルバーステート産駒
・母父はバラつきがあり。血統構成は2400mこなせそうな馬から
・冬に横山和生騎手の騎乗機会ある際は狙い
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