このページでは、新潟芝1400mのコースの特徴、各クラス別の勝ち時計の平均や活躍血統、成績上位騎手について解説しています。
芝1200m戦からそのまま1F延長したコース形態で、変わらず平坦、そしてコーナーのキツさから基本的には逃げ・先行馬有利のコース形態。
特に前半3Fが33秒台で入ったとしても、差し、追い込み勢が上位を占めることは少なく、前々に行った馬が活躍できる消耗戦の様相になりやすい舞台です。
また新潟の芝短距離戦は、他場との比較で上位人気の信頼度が低めで、荒れることもしばしば。
それは枠順別成績にもよく表れており、単勝回収率では100%を超える枠が4つ存在しその3つが外枠。
外からスンナリ前に行けて粘りこむ競馬で穴一考といったところでしょうか。
◆枠順別成績
枠番 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
1枠 | 6-9-9-105/129 | 4.7% | 11.6% | 18.6% | 39% | 52% |
2枠 | 6-9-13-106/134 | 4.5% | 11.2% | 20.9% | 36% | 60% |
3枠 | 8-6-6-118/138 | 5.8% | 10.1% | 14.5% | 95% | 39% |
4枠 | 11-9-6-114/140 | 7.9% | 14.3% | 18.6% | 122% | 87% |
5枠 | 9-6-6-120/141 | 6.4% | 10.6% | 14.9% | 74% | 60% |
6枠 | 12-6-9-114/141 | 8.5% | 12.8% | 19.1% | 106% | 77% |
7枠 | 12-10-10-148/180 | 6.7% | 12.2% | 17.8% | 111% | 61% |
8枠 | 10-17-15-142/184 | 5.4% | 14.7% | 22.8% | 124% | 130% |
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロードカナロア | 8-6-4-43/61 | 13.1% | 23.0% | 29.5% | 164% | 90% |
モーリス | 6-3-0-27/36 | 16.7% | 25.0% | 25.0% | 443% | 157% |
ダイワメジャー | 5-2-5-27/39 | 12.8% | 17.9% | 30.8% | 94% | 69% |
エピファネイア | 4-5-3-36/48 | 8.3% | 18.8% | 25.0% | 152% | 89% |
ヴィクトワールピサ | 4-0-0-10/14 | 28.6% | 28.6% | 28.6% | 355% | 105% |
芝の1200m戦同様に、ロードカナロア、モーリス、そしてダイワメジャーの適性面が強調されやすい舞台。
3頭の産駒であり、なおかつ序盤からある程度出して行けるような存在は注目。
エピファネイア産駒に関しては集計期間中の4勝中2勝がヴィクトリアマイル優勝馬のテンハッピーローズが残した成績。
ヴィクトワールピサ産駒も穴を空けたものの、日本では供用されていないため、今後の産駒活躍の期待度は現実的に低いものと考えられます。
種牡馬名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
タニノギムレット | 4-2-0-9/15 | 26.7% | 40.0% | 40.0% | 320% | 158% |
キングカメハメハ | 3-2-0-29/34 | 8.8% | 14.7% | 14.7% | 52% | 75% |
フレンチデピュティ | 3-1-5-17/26 | 11.5% | 15.4% | 34.6% | 203% | 98% |
サンデーサイレンス | 3-1-4-23/31 | 9.7% | 12.9% | 25.8% | 130% | 80% |
アグネスタキオン | 3-0-0-19/22 | 13.6% | 13.6% | 13.6% | 372% | 74% |
母父成績はタニノギムレットがトップ。
いずれも牝馬が残している成績、そしてそのうちの2勝がテンハッピーローズが残している成績。
適性面で強調できるとするならばフレンチデピュティ。
クロフネもそうですが、序盤から出して行けて、持久力に長けているタイプはこのコースとの相性は良いと思います。
騎手名 | 着別度数 | 勝率 | 連対率 | 複勝率 | 単勝回収率 | 複勝回収率 |
---|---|---|---|---|---|---|
戸崎圭太 | 5-3-2-16/26 | 19.2% | 30.8% | 38.5% | 78% | 78% |
石橋脩 | 4-1-1-23/29 | 13.8% | 17.2% | 20.7% | 133% | 65% |
岩田望来 | 4-1-0-5/10 | 40.0% | 50.0% | 50.0% | 433% | 131% |
永島まなみ | 4-0-1-9/14 | 28.6% | 28.6% | 35.7% | 470% | 135% |
津村明秀 | 3-4-5-19/31 | 9.7% | 22.6% | 38.7% | 57% | 121% |
勝利数トップ且つ安定度が高いのは戸崎圭太騎手。
ポジジョンを取りつつ、終いまで馬のリズムを大切にできる戸崎騎手は新潟の内回り戦との相性がとても良いと思います。
先行歴のある馬騎乗の津村明秀騎手も同様のイメージ。
馬の気分に任せて先行し、最後までリズムを大事にしながら粘りこむ競馬で、騎乗数は多いながらも複勝回収率はプラスをマークしています。
・芝1200m戦同様に基本的に先行有利
・荒れることも多く、外枠での単勝回収率プラスが目立つ
・ロードカナロア、モーリス、ダイワメジャー産駒注目
・先行馬騎乗の戸崎圭太騎手、津村明秀騎手は安定感あり